セットアップの手順

次にシームレスセットアップを使ったセットアップの手順を説明します。
セットアップパラメータFDを準備してください。事前に設定したセットアップパラメータFDがない場合でもインストールはできますが、その場合でもMS-DOS 1.44MBフォーマット済みのフロッピーディスクが1枚必要となります。セットアップパラメータFDはEXPRESSBUILDERパッケージの中のブランクディスクを使用するか、お客様でフロッピーディスクを1枚用意してください。

重要
システムの構成を変更した場合は「システムのアップデート」を行ってください。

セットアップを開始したら、指示があるまでセットアップパラメータFDを取り出さないでください。

Windows 2000の起動後にグラフィックスアクセラレータやネットワークアダプタなどのドライバの変更、または追加する場合は、デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップの項を参照してください。

セットアップを完了するまでフロントドアを閉じないでください。セットアップの途中でCD-ROMドライブからトレーが自動的にイジェクトされるときにフロントドアに当たって正しくセットアップできなくなることがあります。

 
1 周辺装置、本体の順に電源をONにする。

重要
OSをインストールするときにMO装置を接続したまま作業を行うと、インストールに失敗することがあります。失敗した場合は、MO装置を外してインストールを最初からやり直してください。
OSをインストールするハードディスクドライブ以外のハードディスクドライブを接続する場合は、OSをインストールした後から行ってください。
論理ドライブを複数作成している場合は、論理ドライブが複数存在する場合の再セットアップ手順を参照してください。

2 本体のCD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」 CD-ROMをセットする。

3 CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl> + <Alt> + <Delete>キーを押す)か、電源をOFF/ONしてシステムを再起動する。

CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。

4 [シームレスセットアップ]をクリックする。

「セットアップパラメータFDを挿入してください。」というメッセージが表示されます。

5 「セットアップパラメータFD」をフロッピーディスクドライブにセットし、[確認]をクリックする。

チェック
「セットアップパラメータFD」をお持ちでない場合でも、1.44MBのフォーマット済みフロッピーディスク(ブランクディスク)をフロッピーディスクドライブにセットし、[確認]をクリックしてください。

セットしたセットアップパラメータFDは指示があるまで取り出さないでください。

[設定済みのセットアップパラメータFDをセットした場合]

セットした「セットアップパラメータFD」内のセットアップ情報ファイルが表示されます。

(1) インストールに使用するセットアップ情報ファイル名を選択する。

チェック
選択されたセットアップ情報ファイルに修正できないような問題がある場合(たとえばExpressPicnic Ver.3以前で作成される「Picnic-FD」をセットしているときなど)、再度「セットアップパラメータFD」のセットを要求するメッセージが表示されます。セットしたフロッピーディスクを確認してください。


セットアップ情報ファイルを指定すると、「セットアップ情報ファイルのパラメータの確認、修正を行いますか」というメッセージが表示されます。

(2) 確認する場合は [確認]を、確認せずにそのままインストールを行う場合は、[スキップ]をクリックする。

[確認]をクリック→手順6へ進む

[スキップ]をクリック→手順7へ進む

[ブランクディスクをセットした場合]

(1) [ファイル名:(A)]の下にあるボックス部分をクリックするか、<A>キーを押す。

入力ボックスが表示されます。


(2) ファイル名を入力し、確定ボタンをクリックする。

[オペレーティングシステムインストールメニュー]が表示されます。リストには、この装置がサポートしているOSが表示されます。

(3) リストボックスからインストールする[Windows 2000]を選択する。


6 OSのインストール中に設定する内容を確認する。

本体にRAIDコントローラが搭載されている場合は、[アレイディスクの設定]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから[次へ]をクリックしてください。


次に、[基本情報]画面が表示されます。設定内容を確認し、必要なら修正を行ってから [次へ]をクリックしてください(画面中の「対象マシン」は機種によって表示が異なります。)

以降、画面に表示される[次へ]、[戻る]、[ヘルプ]をクリックして設定を確認しながら画面を進めてください。設定内容は必要に応じて修正してください。

<表示例>


重要
OSをインストールするパーティションは、必要最小限以上のサイズで確保してください。

「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を選択すると、最初のパーティション(保守用パーティションを除く)の情報はフォーマットされ、すべてなくなります。それ以外のパーティションの情報は保持されます。下図は、保守用パーティションが用意されている場合に情報が削除されるパーティションを示しています。



ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブの既存のパーティションを残したまま再インストールすることはできません。「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を選択しないでください。

「パーティションの使用方法」で「新規に作成する」を選択したとき、「パーティション」の設定値は実領域以上または120GB以上の値を指定しないでください。

「パーティション」に4095MB以外を指定した場合はNTFSへのコンバートが必要です。

「パーティションの使用方法」で「既存パーティションを使用する」を選択したとき、流用するパーティション以外(保守領域を除く)にパーティションが存在しなかった場合、そのディスクの最大領域を確保してWindows 2000をインストールします。

設定内容に不正がある場合は、次の画面には進めません。

前画面での設定内容との関係でエラーとなり、前画面に戻って修正し直さなければならない場合もあります。

ここでは日本語の入力はできません。使用者名と会社名を日本語で入力したい場合は、ログオン後に入力画面がポップアップされますので、その時に再入力し、設定してください。ここでは、仮の名前を入力してください。

ヒント
[基本情報]画面にある[再読込]をクリックすると、セットアップ情報ファイルの選択画面に戻ります。[再読込]は、[基本情報]画面にのみあります。

[コンピュータの役割]画面にある[終了]をクリックすると、その後の設定はシームレスセットアップの既定値を自動的に選択して、インストールを行います。

設定を完了すると自動的に再起動します。

7 オプションの大容量記憶装置ドライバのモジュールをコピーする。

オプションの大容量記憶装置ドライバをインストールする場合は、大容量記憶装置に添付されているフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブにセットし、メッセージに従って操作してください。


8 追加するアプリケーションをインストールする。

シームレスセットアップに対応しているアプリケーションを追加でインストールする場合は、メッセージが表示されます。


9 メッセージに従って「EXPRESSBUILDER」CD-ROMとセットアップパラメータFDをCD-ROMドライブとフロッピーディスクドライブから取り出し、バックアップCD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。

[ソフトウェア使用許諾契約]画面が表示されます。

10 よく読んでから、同意する場合は、[同意します]をクリックするか、<F8>キーを押す。同意しない場合は、[同意しません]をクリックするか、<F3>キーを押す。


重要
同意しないと、セットアップは終了し、Windows 2000はインストールされません。

11 基本情報で「サービスパックの適用」を[する]にした場合は、次の操作をする。

ヒント
本装置ではServicePack なし/1/2/3 は、サポートしておりません。ServicePack 4以上を使用する必要があります。ServicePack 4が含まれたWindows 2000 CD-ROMを使用しインストールをされた場合は、再度Service Pack4を適用する必要はありません。

(1) メッセージに従ってバックアップCD-ROMをCD-ROMドライブから取り出す。

(2) メッセージに従ってWindows 2000 サービスパックのCD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。

Windows 2000と指定したアプリケーションは自動的にインストールされ、システムにログオンします。システムにログオンすると、[セットアップ情報]ウィンドウが表示されます。必要に応じて、使用者名と会社名を再入力してください。




12 デバイスドライバ(本体標準装備)のセットアップを行う。

13 オプションのデバイスでドライバをインストールしていないものがある場合は、オプションに添付の説明書を参照してドライバをインストールする。

14 障害処理のためのセットアップを参照してセットアップを行う。

15 システム情報のバックアップをとる。

以上でシームレスセットアップを使ったセットアップは完了です。


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