障害処理のためのセットアップ

障害が起きたとき、より早く確実に障害から復旧できるように、あらかじめ次のようなセットアップをしておいてください。

[メモリダンプ(デバッグ情報)の設定]

本装置内のメモリダンプ(デバッグ情報)を採取するための設定です。

重要
メモリダンプの注意
メモリダンプの採取は保守サービス会社の保守員が行います。お客様はメモリダンプの設定のみを行ってください。

ここで示す設定後、障害が発生し、メモリダンプを保存するために再起動すると、起動時に仮想メモリが不足していることを示すメッセージが表示される場合がありますが、そのまま起動してください。起動し直すと、メモリダンプを正しく保存できない場合があります。

 
1 スタートメニューの[設定]をポイントし、[コントロールパネル]をクリックする。

[コントロールパネル]ダイアログボックスが表示されます。

2 [システム]アイコンをダブルクリックする。

[システムのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。

3 [詳細]タブをクリックする。

4

[起動/回復]をクリックする。


5 テキストボックスにデバッグ情報を書き込む場所を入力し、[OK]をクリックする。

<Dドライブに「MEMORY.DMP」というファイル名で書き込む場合>

D:\MEMORY.DMP


重要
デバッグ情報の書き込みは[完全メモリダンプ]を指定することを推奨します。ただし、搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、[完全メモリダンプ]を指定することはできません(メニューに表示されません)。その場合は、[カーネルメモリダンプ]を指定してください。

本装置に搭載しているメモリサイズ+12MB以上(メモリサイズが2GBを超える場合は、2048MB+12MB以上)の空き容量のあるドライブを指定してください。

メモリ増設により搭載メモリサイズが2GBを超える場合は、メモリ増設前にデバッグ情報の書き込みを[カーネルメモリダンプ]に変更してください。また、メモリ増設により採取されるデバッグ情報(メモリダンプ)のサイズが変わります。デバッグ情報(メモリダンプ)の書き込み先ドライブの空き容量を確認してください。

6 [パフォーマンスオプション]をクリックする。


7 [仮想メモリ]ボックスの[変更]をクリックする。


8 [選択したドライブのページングファイルサイズ]ボックスの[初期サイズ]を[推奨]値以上に変更し、[設定]をクリックする。

[初期サイズ]は搭載しているメモリサイズの約1.5倍を目安に設定してください。


重要
必ずOSパーティションに上記のサイズで作成してください。STOPエラーが発生したときにデバッグ情報(メモリダンプ)を採取するために必要です。ページングファイルの[初期サイズ]を[推奨]値未満に設定すると正確なデバッグ情報を採取できない場合があります。

「推奨」値については、作成するパーティションサイズについてを参照してください。

メモリを増設した際は、必ずメモリサイズに合わせてページングファイルの再設定を行ってください。

障害発生時に備えて、事前にDUMPスイッチを押し、正常にダンプが採取できることを確認しておくことをお勧めします。

9 [OK]をクリックする。

設定の変更内容によってはシステムを再起動するようメッセージが表示されます。メッセージに従って再起動してください。



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