マニュアルセットアップでWindows 2000 Professional日本語版(以下、「Windows
2000」と呼ぶ)をインストールする手順を次に示します。
シームレスセットアップでインストールをする場合は、こちらを参照してください。
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セットアップを始める前に必ず下記の「注意事項」を参照してください。パーティションの作成やダイナミックディスクへのインストールに関する説明があります。 |
■注意事項
マニュアルセットアップを始める前にここで説明する注意事項をよく読んでください。
[EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード]
添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMでサポートしているオプションボードは、以下になります。
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EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているボード
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SATA HostRAID(マザーボード上のコントローラを利用) |
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その他のオプション
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[システムのアップデートについて]
本体のシステム構成を変更したときは、必ず本体に添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを使って、システムをアップデートしてください。
[サービスパックの適用について]
装置に添付されているサービスパック以降のサービスパックを使用する場合は、下記サイトより詳細情報を確かめた上で使用してください。
[8番街]http://nec8.com/
[ディスク構成について]
ディスク領域に、「MAINTE_P」と表示された領域が存在する場合があります。構成情報やユーティリティを保存するための保守用パーティションです。削除しないでください。
[ダイナミックディスクへの再インストールについて]
ダイナミックディスクにアップグレードしたハードディスクに再インストールする際に、既存のパーティションを残したい場合は、次の点について注意してください。 |
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データ領域
(このパーティションを残したい場合) |
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OSをインストールするパーティションには、前にOSをインストールしていたパーティションを選択してください。
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OSパーティションのフォーマットについては、「現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし)」を選択してください。 |
[MO装置について]
インストール時にMO装置を接続したままファイルシステムをNTFSに設定すると、ファイルシステムが正しく変換されない場合があります。ファイルシステムが正しく変換されなかった場合は、MO装置を外してインストールを最初からやり直してください。
セットアップでは、DAT等のインストールに不要なメディアはセットしないでください。
[作成するパーティションサイズについて]
システムをインストールするパーティションの必要最小限のサイズは、次の計算式から求めることができます。
インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ |
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インストールに必要なサイズ |
= |
1000MB |
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ページングファイルサイズ(推奨) |
= |
搭載メモリサイズ × 1.5 |
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ダンプファイルサイズ |
= |
搭載メモリサイズ + 12MB |
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上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(メモリダンプ)を採取するために必要となるサイズです。ページングファイルサイズの初期サイズを「推奨」値未満に設定すると正確なメモリダンプを採取できない場合があります。
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搭載メモリサイズが2GB以上の場合のダンプファイルサイズは、最大で「2048MB+12MB」です。
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1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で4095MBです。搭載メモリサイズの1.5倍のサイズが4095MBを超える場合は、4095MBに設定してください。
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その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプリケーションが必要とするディスク容量を追加してください。 |
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例えば、搭載メモリサイズが512MBの場合、必要最小限のパーティションサイズは、上記の計算方法から
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1000MB + (512MB × 1.5) + (512MB + 12MB) = 2292MB |
となります。
システムをインストールするパーティションサイズが「インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ」より小さい場合は、パーティションサイズを大きくするか、ディスクを増設してください。
ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスクに割り振ることで解決できます。
(1) |
インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズを設定する。
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(2) |
「障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。
(ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合はインストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズでインストール後、新しいディスクを増設してください。) |
■マニュアルセットアップに必要なもの
作業を始める前に次のディスクや説明書を用意します。
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EXPRESSBUILDER(CD-ROM) |
□ |
Microsoft Windows 2000 Professional日本語版(CD-ROM) |
□ |
Windows 2000 サービスパック(CD-ROM) |
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Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER(または1.44MBフォーマットの3.5インチフロッピーディスク1枚) |
□ |
クイックスタートガイド |
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ユーザーズガイド |
■インストールの準備
[「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」の作成]
インストールを始める前に「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」を作成してください。
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この装置用の「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」を作成済みの場合は、再度作成する必要はありません。 |
Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERは、次の2通りの方法で作成することができます。
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EXPRESSBUILDERから起動して表示されるメニューから作成する
Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERを作成するために使用できるコンピュータがExpress5800シリーズしかない場合は、この方法で作成します。ただし、Express5800シリーズがWindows
2000で動作できる場合は、この後の「マスターコントロールメニューから作成する」でも作成することができます。
次の手順で作成します。
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1 |
3.5インチフロッピーディスクを1枚用意する。
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2 |
システムの電源をONにする。
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3 |
システムのCD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットする。
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4 |
CD-ROMをセットしたら、リセットする(<Ctrl>+<Alt>+<Del>キーを押す)か、電源をOFF/ONしてシステムを再起動する。
CD-ROMからシステムが立ち上がり、EXPRESSBUILDERが起動します。
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5 |
「ツールメニュー」から「サポートディスクの作成」を選択する。
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6 |
「サポートディスク作成メニュー」から「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」を選択する。
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7 |
画面の指示に従ってフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブにセットする。
「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」が作成されます。作成した「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」はライトプロテクトをし、ラベルを貼って大切に保管してください。 |
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マスターコントロールメニューから作成する
マスターコントロールメニューは、次のオペレーティングシステム上で起動します。
− Windows Me/98/95
− Windows XP/2000
− Windows Server 2003
− Windows NT 4.0
上記のオペレーティングシステムで動作しているコンピュータを使用できる場合は、マスターコントロールメニューからWindows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDERを作成することができます(Express5800シリーズも含まれます)。
次の手順で作成します。
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1 |
3.5インチフロッピーディスクを1枚用意する。
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2 |
オペレーティングシステムを起動する。
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3 |
「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをCD-ROMドライブにセットする。
マスターコントロールメニューが起動します。
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4 |
[ソフトウェアのセットアップ]を左クリックし、[OEMディスクの作成]−[for Windows 2000]の順にメニューを選択する。

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右クリックで現れるメニューでも同様の操作ができます。 |
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5 |
画面の指示に従ってフロッピーディスクをフロッピーディスクドライブにセットする。
「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」が作成されます。
作成した「Windows 2000 OEM-DISK for EXPRESSBUILDER」はライトプロテクトをし、ラベルを貼って大切に保管してください。 |
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[RAIDドライブの作成]
SATA HostRAIDを使用する場合は、インストール前にBIOSセットアップユーティリティにてHostRAIDをEnableとし、RAIDドライブを作成してください。RAIDドライブの作成方法については、ユーザーズガイドのRAIDコンフィグレーションの項を参照してください。
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