■アレイの作成

アレイは、「Create Array」ウィザードを使って作成します。

このウィザードは、選択したハードディスクを使って作成可能な最大容量のアレイを作成します。なお、アレイを作成するときに後述する詳細オプションを指定することができます。詳細オプションはこのウィザードの[Advanced]をクリックして表示される画面で指定します。

重要
アレイを作成しているときや、初期化(Clear)時は「ディスクの管理」や「ディスクアドミニストレータは動作させないでください。動作させた場合、以下のイベントがイベントログに登録される場合があります。
(ソース:Disk、イベントID:15)

アレイを作成しているときや、初期化(Clear)しているときは、この処理が完了するまではシステムをシャットダウンしないでください。ハードディスクの挿抜も行わないでください。

アレイを作成する場合、以下のハードディスクは使用しないでください。
- OSのパーティションが作成されているハードディスク
- ダイナミックディスクに設定されているハードディスク



[アレイの作成]

1 「Logical Devices」タブにある[Create]をクリックし、「Create Array」ウィザードを開く。

2 ウィザードの「Step 1 of 3」で作成するアレイのタイプを選択し、[Next]をクリックして、「Step 2 of 3」へ進む。


3 アレイを構成するデバイスアイコンをクリックして選択し、[Next]をクリックして、「Step 3 of 3」へ進む。

選択したデバイスはアンバーのチェックマークで表示されます。


ヒント
アレイを作成するために必要な数のデバイスが選択されるまでチェックマークは点滅します。

4 新しいアレイに標準ASCII文字で15文字以内の名前を設定する。

デフォルトの名前を使うこともできます。


5 [Finish]をクリックする。

システムは新しいアレイを作成します。

6 この後、OSのディスクの管理などでOSが使用できるようにパーティションの設定などを行う。



[詳細オプション]

前述のアレイの作成で、ウィザードの[Advanced]をクリックして以下の詳細オプションを設定することができます。

Stripe Size(「Create Array」ウィザードの「Step 2 of 3」で設定)
  RAID0とRAID1のスパン(RAID10)は複数のハードディスクにわたってデータを分散させます。このデータを分散させるときに、それぞれのディスクに書き込むデータのサイズを指定します。

ヒント
ストライプサイズを変更することによって性能に影響する場合があります。

Initialization Method(「Create Array」ウィザードの「Step 3 of 3」で設定)
  「Clear」のみ選択可能で、変更することができません。このオプションはすべてのアレイの中身をクリアします。

Initialization Priority(「Create Array」ウィザードの「Step 3 of 3」で設定)
  ドロップダウンリストでClearタスク(初期化)の優先度を変更できます。初期化の優先順位は「High」、「Medium」、「Low」の順です。「High」を選択した場合、初期化が可能なかぎり早く完了しますが、他のタスクに及ぼす影響も大きくなります。運用業務への影響を小さくするためには、初期化に時間を要しますが、「Low」を選択してください。


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