■ESMPRO/ServerManager本体編

[JIS2004対応について]

本バージョンのESMPRO/ServerManagerは、Windows Vistaでサポートされた新しい文字コードの規格であるJIS2004には対応しておりません。そのため、JIS2004で追加された文字(おもに第三、第四水準の漢字)を各種設定画面で入力したり、表示したりすることはできません。

またインストーラが誤動作する恐れがありますので、それらの文字をインストール時のインストールパスに使用しないでください。



[ESMPRO/ServerManager, ESMPRO/ServerAgentのバージョンについて]

ESMPRO/ServerManagerの製品バージョンがESMPRO/ServerAgentの製品バージョンよりも古い場合の監視は、サポートしていません。
ESMPRO/ServerManagerの製品バージョン ≧ ESMPRO/ServerAgentの製品バージョンとなるように、ESMPRO/ServerManagerのアップデートを行ってください。

ESMPRO/ServerManager, ESMPRO/ServerAgentの製品バージョンは、バージョン情報確認ツールで確認できます。



[他社製SNMP管理アプリケーションとの共存について]

SNMPトラップの受信を行う他社製SNMP管理アプリケーションとESMPRO/ServerManagerとが共存している場合は、トラップ受信ポートの競合が発生し、どちらか一方の製品でSNMPトラップを受信できなくなることがあります。そのような場合は下記に示す方法で回避することができます。

【回避策1】

他社製SNMP管理アプリケーションがOS標準のSNMP Trap Serviceを使用したトラップ受信をサポートしている場合は、ESMPRO/ServerManagerの設定を次に説明する方法で変更することで回避することができます。

ESMPRO/ServerManagerのオペレーションウィンドウから[オプション]→[カスタマイズ]→[自マネージャ]で[SNMPトラップ受信方法]を[SNMPトラップサービスを使用する]に変更する。


ヒント
SNMPトラップサービスはSNMPサービスを組み込むことで同時に組み込まれますが、初期状態ではサービスは開始していません。コントロールパネルのサービスを起動し、SNMP Trap Serviceを開始させてください(スタートアップの種類を[自動]に設定しておくと便利です)。

ただし、SNMPトラップサービスを使用する場合は以下の制限があります。

  NetWareサーバからのIPXプロトコルによるトラップを受信した場合、発信元のホスト名(サーバ名)を特定できません。

  オペレーションウィンドウの[オプション]→[カスタマイズ]→[動作環境]で設定する、SNMPコミュニティ名によるトラップパケットの受信制限機能が使用できなくなります。


【回避策2】

次に説明するESMPRO/ServerAgentの「高信頼性通報機能」を使うと、ESMPRO/ServerManagerのアラート受信機能を正常に動作させることができます。

  高信頼性通報機能: サーバからESMPRO/ServerManagerへのアラート転送を独自プロトコルで送信することにより、アラートを確実に転送する機能。

ただし、他社製SNMP管理アプリケーションのSNMPトラップ受信機能の動作は保証できません。



[マネージャ間通信でのDMIイベントの転送について]

マネージャ間通信ではDMIイベントは転送しません。



[他のDMI管理アプリケーションとの共存について]

他のDMI管理アプリケーションが同一マシンにインストールされている場合、アラートビューアでのDMIイベントの受信が正常に動作しないことがあります。
ESMPRO/ServerManagerと他のDMI管理アプリケーションは共存させないようにしてください。




[Ver. 3.2未満のESMPRO/ServerAgent、および、
DMIエージェントの監視について]

ESMPRO/ServerManager Ver. 4.3では、Ver. 3.2未満のESMPRO/ServerAgent、および、DMIエージェ ントの監視機能が削除されました。その結果、それらに対しては以下のような動 作となります。

自動発見処理では発見され、オペレーションウィンドウにアイコンが登録されます。

SNMPトラップおよびDMIイベントは受信され、アラートビューアに表示されます。

Ver. 3.0未満のESMPRO/ServerAgentに対応するアイコンの「サーバ状態監視」プロパティがOnの場合、状態色が灰色(不明)となります。「サーバ状態監視」プロパティをOffにするか、アイコンを削除してください。

DMIエージェントのアイコンの「サーバ状態監視」プロパティがOnであっても、DMIによる状態監視は行われません。

データビューア、グラフビューアによる情報の参照、統計情報自動収集機能による情報の収集を行うことはできません。

ESMPRO/ServerAgent Ver. 3.0〜Ver. 3.1のストレージ関連の監視はサポートしていません。



[複数のネットワークに属するコンピュータからのDMIイベントの受信について]

複数のネットワークに属する(複数のIPアドレスを持つ)コンピュータからのDMIイベントは受信できないことがあります。



[高負荷状態でのESMPRO/ServerManagerの使用について]

ESMPRO/ServerManagerマシン側が高負荷の場合

CPU使用率100%の状態が長く続いた場合など、非常に高負荷な状態で運用した場合、「ESM Base Serviceと通信できなくなりました」というメッセージが表示される場合があります。

ESMPRO/ServerManagerは、アプリケーション<->サービス(ESM Base Service)間で通信を行っていますが、高負荷のため、通信がタイムアウトで切断されてしまった場合にメッセージが表示されます。

このメッセージが表示された場合は、マシンの負荷を下げてから再度アプリケーションを起動してください。

ESMPRO/ServerAgentマシン側が高負荷の場合

ESMPRO/ServerAgentマシン側が高負荷状態の場合、ESMPRO/ServerManagerからESMPRO/ServerAgentへの通信に対する応答が返らないため、以下のような状況が発生することがありますので、注意してください。

オペレーションウィンドウ上の該当サーバのアイコンがグレー(灰色)表示になる。

データビューア起動時に以下のエラーが表示される。

対象機器に対する情報取得処理がタイムアウトしました。

対象機器が停止、あるいは非常に高負荷な状態にある可能性があります。
ネットワークに異常が発生している可能性があります。
SNMPコミュニティ名が正しく設定されていない可能性があります。

データビューアで表示していた該当サーバの情報が、"不明" になる。

死活監視機能を使用していると(サーバダウン時アラート送信がOnの場合)、アラートビューアに以下のメッセージが登録される。

概要:
サーバアクセス不能
詳細:
発生時刻....
サーバがマネージャよりSNMPで認識できなくなりました。サーバがダウ ンあるいは非常に高負荷な状態にあるか、マネージャとサーバ間の回線 が正常に動作していない可能性があります。



[DHCPの使用について]

ESMPRO/ServerManagerはIPアドレスを元に管理を行っています。そのためIPアドレスが動的に変わるDHCPは使用できません。



[ESMPRO/ServerManagerとESMPRO/ServerAgent間の
パケットの送受信について]

ESMPRO/ServerManagerとESMPRO/ServerAgent間では、以下のようなタイミングでパケットの送受信が行われます。
WANでの接続など、課金が問題となるようなシステムでの運用には十分ご注意ください。

また、DMIを使用したサーバの管理(オペレーションウィンドウのサーバアイコンのDMIエージェントがOnのとき)では、大量のデータ が流れますので、ご注意ください。

* DMIによる管理は、DMIを実装した他社サーバ・クライアント管理用です。ESMPRO/ServerAgentをインストールしたマシンの管理に、DMIを使用する必要はありません。


オペレーションウィンドウによるサーバの自動発見時

オペレーションウィンドウによるサーバの定常的な自動発見を設定した後、指定されたインターバルで

オペレーションウィンドウよりDMIエージェントがチェックされているサーバの削除を行ったとき

オペレーションウィンドウよりDMIエージェントの登録を行ったとき

オペレーションウィンドウよりDMIエージェントをOffにしたとき

オペレーションウィンドウよりDMIエージェントをOnにしたとき

オペレーションウィンドウよりRemote Wake Up実行時

オペレーションウィンドウよりマネージャ間通信の設定後、不定期に

SNMPトラップ受信時

DMIイベント受信時

OS起動時、オペレーションウィンドウに登録されているすべてのDMIエージェントに対して

データビューア起動後、約1分おきに

グラフビューア起動後、約1分おきに

統計情報自動収集設定後、指定されたサーバに対して指定されたインターバルで

サーバ状態監視のための約1分おきの定期的なポーリング*

* オペレーションウィンドウのサーバアイコンのプロパティで、"サーバ状態監視"をOffにすることにより回避することができますが、オペレーションウィンドウ上のアイコンの色にサーバの状態が反映されなくなります。



[SNMPトラップ送信先の設定について]

ESMPRO/ServerManager, ESMPRO/ServerAgentを同じコンピュータにインストールして使用する場合、そのコンピュータのSNMPトラップ送信先にはループバックアドレス(127.0.0.1)ではなく、ネットワークカードに割り当てたIPアドレスあるいはホスト名を指定してください。 127.0.0.1 を指定すると、アラートビューアでの表示が「不明なサーバ」となることがあります。

ただし、ネットワークに接続しないコンピュータでは逆に127.0.0.1の指定を必要とすることがあります。下記の「ネットワークに接続しないコンピュータでの監視について」を参照してください。

もし、この指定を行ってもアラートビューアでの表示が
   コンポーネント:不明なサーバ
   アドレス   :127.0.0.1
となる場合は、オペレーションウィンドウのサーバアイコンのプロパティで、IPアドレスを 127.0.0.1に変更してください。




[SNMPトラップの受信について]

ESMPRO/ServerManagerは、デフォルト設定では、ESMPRO/ServerAgentが発行するSNMPトラップのみ受信/表示します。 ESMPRO/ServerAgent以外のSNMPコンポーネントが発行するトラップを受信したい場合は、オペレーションウィンドウのヘルプの"アラートビューアにSNMPトラップを詳しく表示させるには"を参照してください。



[ネットワークに接続しないコンピュータでの監視について]

物理的にネットワークに接続しないコンピュータに、ESMPRO/ServerManager, ServerAgentをインストールし、自コンピュータの監視を行う場合は以下の操作を行ってください。

オペレーションウィンドウでの自動発見時にアドレス指定を行い、開始/終了アドレスに「127.0.0.1」を指定する。

SNMPトラップの送信先に「127.0.0.1」を指定する。

すでにサーバアイコンを登録済みの場合は、いったんアイコンを削除した後、自動発見を行ってください。



[ESMPROユーザーグループ(デフォルトAdministrators)について]

ESMPRO/ServerManagerはESMPROユーザーグループ(デフォルトAdministrators)によりセキュリティの管理を行っているため、この情報にアクセスできないと正常に動作することができません。

以下の点にご注意ください。

ESMPRO/ServerManagerのインストール後、ESMPROユーザーグループの削除/名称変更などは行わないでください。

ESMPROユーザーグループをグローバルグループとして登録している場合、ESMPRO/ServerManagerマシンの起動前にドメインコントローラが起動するような運用をしてください。



[温度センサのしきい値ダイアログ表示について]

監視対象の機器によっては、温度のしきい値設定画面に異常値の設定しか表示されないことがあります。
この場合、スライダの表示が警告色(黄)と異常色(赤)となっていますが、実際の状態表示では異常値より低い温度は正常色(緑)が表示されます。




[マネージャ間通信時のバージョンについて]

異なるカレントバージョンのESMPRO/ServerManager間でマネージャ間通信を行うと、アラートが相手先マネージャに登録されなかったり、データビューアの表示で一部の情報が表示されなかったりするなどの問題が発生することがあります。マネージャ間通信を行う場合は、事前に必要に応じてアップデートインストールを行い、ESMPRO/ServerManagerのカレントバージョンをそろえて使用してください。

ESMPRO/ServerManagerのカレントバージョンは、バージョン情報確認ツールで確認できます。



[Administrators権限を持たないユーザーでの運用について]

ESMPROユーザーグループには所属するが、Administrators権限を持たないユーザーでログオンすると、以下の機能を使用することはできません(ESMPRO/ServerManagerのインストール時に、ESMPROユーザーグループとしてデフォルトのAdministratorsをそのまま指定した場合は該当しません)。

アラートビューアの通報の設定

間違って操作を実行してしまった場合は、下記に示す回避策を実施してください。



<通報の設定>

【現象】


アラートビューアの[ツール]-[通報の設定]メニューより開かれる通報受信手段の設定画面でエージェントからの通報受信(TCP/IP)の開始/停止を変更すると以下の問題が発生します。

開始状態(緑)から停止状態(赤)に変更を行った場合

「エージェントからの通報受信(TCP/IP)」の状態は、表示上「停止状態(赤)」に変更されますが、実際はサービス(Alert Manager Socket(R) Service)停止は行われません。この場合、アラートの受信は行いませんが、必要のないサービスが 動作し続けているため、リソースの無駄使いとなります。また、この状態から開始状態(緑)に変更を行うと、毎回エラーが表示されます。

エラーメッセージ
「サービスの起動に失敗しました。(Alert Manager Socket(R) Service)」

停止状態(赤)から開始状態(緑)に変更を行った場合

下記のようなエラーメッセージが表示されますが、「エージェントからの通報受信(TCP/IP)」の状態は、表示上「開始状態(緑)」に変更されてしまいます。しかし、実際はサービス(Alert Manager Socket(R) Service)開始に失敗しているためアラート受信を開始することができません。

エラーメッセージ
「サービスの起動に失敗しました。(Alert Manager Socket(R) Service)」


【回避策】

Administrators権限を持たないユーザーで「エージェントからの通報受信(TCP/IP)」の変更操作をしてしまった状態の場合は、下記のように設定を行ってください。

Administrators権限を持つユーザでログオンしてください。
開始状態(緑)から停止状態(赤)に変更を行ってしまった場合は、いったん、「エージェントからの通報受信(TCP/IP)」を「開始(緑)」状態に変更してから再度、「停止(赤)」状態に変更してください。
停止状態(赤)から開始状態(緑)に変更を行ってしまった場合は、いったん、「エージェントからの通報受信(TCP/IP)」を「停止(赤)」状態に変更してから再度、「開始(緑)」状態に変更してください。



[OSのアップグレードインストールについて]

ESMPRO/ServerManagerがインストール済みである環境に対するOSのアップグレードについては注意が必要です。
下記のOSは、手順に従ってOSをアップグレードすることによりESMPRO/ServerManagerを続けて使用することができます。

- Windows Server 2003, Windows Server 2003 R2
- Windows Vista

それ以外のOSへのアップデートを実施する場合は、ESMPRO/ServerManagerのアンインストール後、OSのアップグレードを実施してください。

【OSアップグレード手順】

Windows Server 2003, Windows Server 2003 R2にアップグレードする場合

ESMPRO/ServerManagerを本バージョンにアップグレードした後、OSのアップグレードを実施してください。

Windows Vistaにアップグレードする場合

OSのアップグレードを実施後、本バージョンのESMPRO/ServerManagerをインストールしてください。

重要
Windows Vistaでは、必ずOSをアップグレードを実施した後にESMPRO/ServerManagerのアップグレードを行ってください。
順番を間違えると、ESMPRO/ServerManagerは正常に動作しません。

また、ESMPRO/ServerManagerにWebコンポーネントが追加されていた場合は、World Wide Web Publishing Serviceが無効のためWebコンポーネントが使えなくなることがあります。
そのような場合は、Webサーバ上のサービス画面で World Wide Web Publishing Service のプロパティを開き、[スタートアップの種類] を "自動" または "手動" に変更して [適用] ボタンをクリックした後、[開始] ボタンをクリックしてサービスを開始してください。




[自動発見時に指定するマップについて]

オペレーションウィンドウで自動発見を行った後、以下の例のようにマップが無限に登録されているように表示される場合があります。
この現象は、ラックマウントマップ、クラスタマップ、ブレードマップなど、自動発見時に自動的に作成されたマップを指定して自動発見を行った場合に発生します。
このような表示になった場合は、例えば上記例では、上から2つめのmapA(*)を削除すれば正常な状態に戻すことができます。

すでにアイコンが登録されている状態で再度自動発見を行う場合は、ラックマウントマップ、クラスタマップ、ブレードマップなど、自動発見時に自動的に作成されたマップは指定しないでください




[Windows ファイアウォールの設定について]

Windowsファイアウォールが有効になっている場合、ESMPRO/ServerManagerとESMPRO/ServerAgent間の通信が遮断されるため、正常に動作しません。
Windowsファイアウォールを有効にしてESMPRO/ServerManagerを使用する場合は、下記ポートを開いて使用してください。


【対象ポート】

ESMPRO/ServerManagerがインストールされた装置上のWindowsファイアウォールの[ポートの追加]ダイアログボックスで設定するポートは以下の通りです。

名前(変更可能) ポート番号 プロトコル 該当環境
マネージャ間通信 8806 TCP マネージャ間通信機能使用時
SNMP Trap 162 UDP マネージャ通報(SNMP)使用時(デフォルト設定)
高信頼性通報 31134 TCP マネージャ通報
(TCP/IP in Band)使用時
マネージャ経由エクスプレス通報 31136 TCP マネージャ経由でエクスプレス通報サービス使用時
Webコンポーネント 80 TCP Webコンポーネント使用時

チェック
ESMPRO/ServerManagerが使用するポートについては、ESMPRO/ServerManagerのFAQの「ファイアウォールを導入することによってESMPROの運用管理に影響がでる可能性がありますか。」の回答を参照してください。


<1つのネットワークカードに複数のIPアドレスが設定されているサーバの監視>

【現象】

1つのネットワークカードに複数のIPアドレスが設定されているサーバを監視する場合、ESMPRO/ServerManagerからのSNMP RequestパケットのIPヘッダ中の送信先アドレスと、ESMPRO/ServerAgentからのSNMP ResponseパケットのIPアドレスが異なることがあります。
このような環境で、Windowsファイアウォールのサービス起動前にESMPRO/ServerManagerがESMPRO/ServerAgentからのResponseパケットを受信した場合、それ以降、そのサーバを監視できなくなります。


【回避策】

ESMPRO/ServerManagerのオペレーションウィンドウ上でサーバアイコンのプロパティ画面を開き、IPアドレスを監視対象サーバ上で設定されている別のアドレスに変更し、システムを再起動します。



[WebSAM Netvisorとの共存時に、
WebSAM Netvisorをアンインストールした場合について]

ESMPRO/ServerManagerと下記製品の共存環境で、ESMPRO/ServerManager以外の製品をアンインストール後、オペレーションウィンドウを起動すると「定義ファイルに不整合箇所が見つかりました。ファイル内容を修正するかファイルを削除してください。」と表示され起動できなくなります。その場合、メッセージに表示された該当ファイルを削除してください。

WebSAM NetvisorPro

WebSAM NetvisorとESMPRO/Netvisorルータ管理



[ブレードサーバの自動発見について]

ブレードサーバを自動発見して登録した場合、装置によっては、ブレード収納ユニットのスロット数が実際とは異なって表示され、アイコンが枠外に配置されてしまうことがあります。そのような場合には、以下の手順に従ってマップのプロパティを変更してください。

1 対象となるブレードマップアイコン上で右クリックし、ポップアップメニューから[プロパティ]を選択する。

2 [背景]をダブルクリックし、適切な背景イメージを選択して設定する。

3 [ブレード最大スロット数]をダブルクリックし、適切な最大スロット数を設定する。

4 [OK]ボタンを押し、設定を完了する。




[SIGMABLADEの自動発見について]

EMカードより先にCPUブレードの自動発見を行った場合、当該CPUブレードがブレードマップ配下に登録されず、自動発見時に指定したネットワークマップの直下に登録されてしまいます。そのような場合には、登録されたCPUブレードを一旦削除し、以下のとおり再度自動発見を行ってください。

<EMカードとCPUブレードが同一セグメントにある場合>
EMカードを先に登録し、対応するCPUブレードの自動発見を行うか、もしくは、同じブレード収納ユニットに搭載されているEMカードとCPUブレードが含まれるようにアドレスの範囲を指定し、自動発見を行ってください。

<EMカードとCPUブレードが別セグメントにある場合>
EMカードを先に登録し、対応するCPUブレードの自動発見を行ってください。

ESMPRO/ServerAgent for VMware Infrastructure 3がインストールされているCPUブレードを自動発見した場合、サーバアイコンがEMカードと同じマップ配下に登録されず、自動発見時に指定した発見対象マップ直下に登録されることがあります。その場合、以下の手順に従って手動で設定変更を行ってください。

1 オペレーションウィンドウのツリーでブレード収納ユニットを表すマップ(EMカードが登録されているマップ)を選択する。

2 ツリー上の当該サーバアイコンをマウスで掴み、ドラッグ & ドロップで右側のマップ上の正しいスロット位置に移動させる。

3 移動させたアイコンを右クリックし、メニューからプロパティを選択してプロパティ画面を表示させる。

4 基本タブの以下の各プロパティに値を設定する。

ブレード収納ユニット名
スロット番号
ボード幅
ボード高

5 OKを押してプロパティ画面を閉じる。



[データビューアでのネットワーク速度の表示について]

Linuxサーバを監視した場合、データビューアのネットワーク 一般情報画面のスピードが表示されません。
スピードは装置側でご確認ください。



[データビューアでのネットワークステータスの表示について]

Windows Vistaを搭載したコンピュータを監視した場合、ネットワークが稼働中であっても、データビューアのネットワーク 一般情報画面のステータスに「休止中」と表示されることがあります。その場合、ステータスは装置側でご確認ください。



[HP OpenView Network Node Manager(NNM)との共存について]

ESMPRO/ServerManagerをインストールした環境に、NNMをインストールする場合NNMをインストールする前に、以下の作業を実施してください。

1 [オペレーションウィンドウ]-[オプション]-[カスタマイズ]-[自マネージャ]で、SNMPトラップ受信方法に、「SNMPトラップサービスを使用する」を選択する。

2 上記後、「カスタマイズの結果を反映させるため シャットダウン/再起動を行ってください」というダイアログが表示されるが、オペレーションウィンドウを終了させた後、シャットダウン/再起動を行わずに次の操作を行う。

3 アラートビューア、データビューア、グラフビューア等、ESMPRO関連アプリケーションをすべて終了させる。

4 [管理ツール]-[サービス]で、「ESM Base Service」を停止する(依存するサービス
もすべて停止する)。

上記作業後、NNMのインストールを行い、コンピュータの再起動を行ってください。

NNMをインストールした環境に、ESMPRO/ServerManagerをインストールする場合ESMPRO/ServerManagerのインストールが完了したら、コンピュータを再起動し、以下の作業を実施してください。

[オペレーションウィンドウ]-[オプション]-[カスタマイズ]-[自マネージャ]で、SNMPトラップ受信方法に、「SNMPトラップサービスを使用する」を選択する。

上記作業後、コンピュータの再起動を行ってください。



[ラックマウントシステムの監視について]

ラックマウントシステムにおいてCMMアイコンとして登録されている、ハードウェア・筐体統合管理モジュール(CMMモジュール)は二重化されて動作しており、フェールオーバの発生によりそれぞれのモジュールのIPアドレスが入れ替わります。
その場合、オペレーションウィンドウのCMMアイコンの名前とIPアドレスの組み合わせが実際の設定とは食い違ってしまうため、ESMPRO/ServerManagerでCMMモジュールの状態を正しく管理できません。

CMMアイコンの設定情報を自動的に更新するには、オペレーションウィンドウでラックマウントマップよりも1つ上位のマップを選択した状態で、[ツールメニュー] → [自動発見] → [自動起動]画面で、

 
"定常的に自動発見を行う"

をクリックし、インターバルにできるだけ短い時間(1時間)を設定します。
その後、"詳細" ボタンを押し、

 "再度発見したとき属性を更新する"

をチェックします。あとはOKボタンを押してすべての設定画面を閉じてください。



[OSの省電力機能について]

OSが省電力モードに移行すると、ESMPRO/ServerManagerの全ての機能(アラート受信、サーバ状態監視、統計情報自動収集等)が動作を停止します。省電力機能は無効にして運用されることを推奨します。



[Windows Vistaへのインストール時にWindowsログに
登録されるイベントについて]

ESMPRO/ServerManagerをWindows Vistaへインストールすると、以下のようなイベントがWindowsログ(システム)に登録されることがありますが、問題はありません。

ソース: Windows Defender

イベントID: 3004

レベル: 警告

説明: Windows Defender リアルタイム保護エージェントで、変更が検出されました。これらの変更を行ったソフトウェアに潜在的リスクがないか分析することをお勧めします。これらのプログラムの動作方法に関する情報を使用して、これらのプログラムの実行を許可するか、コンピュータから削除するかを選択できます。プログラムまたはソフトウェア発行者を信頼できる場合のみ、変更を許可してください。Windows Defender は許可された変更を元に戻せません。




BACK NEXT