2006年09月15日現在
Red Hat提供のudevルールを利用する設定手順

設定手順

  1. Red Hat Enterprise Linux v.4 Update 3 以前のリリースを使用している場合は、 udevに関する以下のErrataを適用し、udevパッケージをアップデートする。

    ※Red Hat Enterprise Linux v.4 Update 4 以降のリリースを使用している場合、 udevパッケージのアップデートは必要ありません。

  2. /dev/disk配下に、udevにより次のようなデバイスファイルが生成されていることを確認する。
        /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000
        /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000-part1
        /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000-part2
        /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000-part3
                   
  3. システム全体について関係するデバイスファイル名を設定している箇所を、 udevによって作成されたデバイスファイル名に変更する(注5)。
    注5:変更箇所はシステムにより異なりますが、通常は一部に限られます。

使用例

udevが作成したデバイスファイルを、カーネルが作成したデバイスファイル(/dev/sdxx) の代わりに使用します(注6)。使用例は以下のとおりです。

  • /etc/fstabの記述例
    /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000-part1 /mnt/test ext3 defaults 0 0

  • fdiskの実行例
    # fdisk /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000

  • mkfsの実行例
    # mkfs -t ext3 /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000-part1

  • rawキャラクタデバイスのバインド実行例
    # raw /dev/raw/raw1 /dev/disk/by-path/pci-0000:02:01.0-fc-0x20010000138402a0:0x0001000000000000-part1

注6:udevで作成したデバイスファイルの使用についての注意事項は、 こちらを参照してください。

詳細情報について

上記説明についての更なる詳細な説明についてはこちらをご覧ください。

なお、Linux基本サポートサービスをご契約のお客様については、本udev設定手順に関するお問い合わせが可能です。


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