Japan

8番街
2011年03月22日現在
Fibre Channelコントローラ(N8403-015)
Linuxサービスセット MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside (UL型番製品)
Fibre Channel用ドライバ
Emulex Driver for Linux - Version 7.1.14
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.2
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.6

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

動作確認マシン: Linux BTO対応機種でFibre Channelコントローラ(N8403-015)をサポートしているSIGMABLADE

No. 接続機器名称 型番
1 Fibre Channelコントローラ (2Gbps/Optical) N8403-015 1
2 iStorage WB3240 NF9320-SS01 1
3 iStorage WB210E NF9330-SS07 1
4 SFPモジュール NF9330-SF02 2
5 iStorage WB3240 NF9320-SS01 1
6 SFPモジュール NF9320-SF01 2
7 Fibre Channelスイッチ N8190-119 1
8 SFPモジュール N8190-103 2
9 FCケーブル NF9310-SJ01,SJ02,SJ03,SJ04 4
10 iStorage Sシリーズ

■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価 Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認
6 ケーブルの抜差し(障害時の疑似確認) アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

ドライバの適用方法

本システムで動作検証したドライバ

BTO/PP・サポートサービスで提供しているカーネルで、現在対応してるドライバは、以下の一覧です。

Kernel Version Driver Version
N8190-119ご使用の場合 左記以外の環境の場合
 2.4.21-9.38AX(smp/hugemem) - アップデート 7.1.14 [Download] 7.1.14 [Download]
 2.4.21-20.29AX(smp/hugemem) - SP1 7.3.14 *1
 2.4.21-37.18AX(smp/hugemem) - SP2 7.3.2 *1
 2.4.21-47.22AX(smp/hugemem) - SP3 7.3.6 *1
 2.4.21-47.24AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.26AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.28AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.29AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.30AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.31AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.32AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.33AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 2.4.21-47.34AX(smp/hugemem) - アップデート 7.3.6 *1
 *1 : カーネルに組み込まれているドライバ

コンソールを接続するか、Telnetにてログインして以下の操作を実施してください。

[ カーネルに組み込まれているドライバを使用する場合 ]

ドライバは、Fibre Channelコントローラを接続した状態で起動すると、自動的にロードされますが、以下の操作を実施してください。
  1. /etc/modules.confに以下内容を追加
    <N8190-119ご使用の場合>
    options lpfc lpfc_inq_pqb_filter=1 lpfc_topology=0
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    <上記以外の環境の場合>
    options lpfc lpfc_inq_pqb_filter=1 lpfc_topology=6
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    注意1: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。改行(\)は使用できません。
    注意2: Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
    注意3: "alias scsi_hostadapterY lpfcdd"の 記述が既に存在する場合、削除して下さい。
  2. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  3. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-47.34AXsmp.img 2.4.21-47.34AXsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  4. システムリブート
    # sync
    # reboot

[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]

  1. ダウンロードしたパッケージのインストール
    # rpm -ivh (パッケージ名)
    (例:# rpm -ivh emulex_nec-7.1.14-3_2.4.21.i386.rpm)
  2. /etc/modules.confに以下内容を追加
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    注意1: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。改行(\)は使用できません。
    注意2: Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
    注意3: "alias scsi_hostadapterY lpfcdd"の 記述が既に存在する場合、削除して下さい。
  3. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  4. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-9.38AXsmp.img 2.4.21-9.38AXsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  5. システムリブート
    # sync
    # reboot

[ Downloadしたドライバを入れ替える場合 ]

  1. インストールされているパッケージをアンインストール
    # rpm -e emulex_nec
  2. 上記を参照して再度インストール
ドライバ適用に関しての注意事項

  1. Fibre Channelスイッチに複数のディスクアレイ装置を接続している場合、 システムを再起動する毎にディスクアレイ装置のスペシャルファイル名が異なり、 スペシャルファイル名を意識しているソフトウェアが、正常に動作しないことがあります。
    本問題に対応するには、お客様の環境にあったドライバのパラメータ設定をしてください。 作成方法については、「市販ディストリビューション動作確認情報」 の「Fibre Channelコントローラ N8190-120」から「ML 3.0」を選び、 「ドライバの適用方法」の 「認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合」を参考にし、 ドライバの組み込みを行ってください。
■注意事項 ↑UP

  1. カーネルをバージョンアップする際、modules.confの"alias scsi_hostadapterX lpfc" の先頭に"#"、"options lpfc ..."がある場合、先頭に"#"をつけてバージョンアップしてください。
  2. 本ドライバの設定は、Fibre Channelコントローラを接続し、 ディスクアレイ装置を接続する前に実施してください。 なお、増設した場合のみでなく、出荷時にFibre Channelコントローラが接続されている場合でも 上記設定が必要ですので、必ず実施願います。
  3. 複数のLUNを認識させたい場合、上記「ドライバの適用方法」の1.に "options scsi_mod max_scsi_luns=Y"の記述を追加することで、設定したY分のLUNを認識させることが可能です。 なお、 ディスクアレイ装置にiStorage Sシリーズをご使用の場合、本設定の必要はありません。
  4. iStorage S1500 ディスクアレイ装置、iStorage WB210Eの動作検証は、 上記で記載された2.4.21-37.18AX(SP2)以降のカーネルバージョンでのみ確認しております。

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