Linuxサービスセット
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Red Hat Linux 7.3
(UL型番製品)
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Fibre Channel用ドライバ
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Emulex Driver for Linux - Version 4.21g
Emulex Driver for Linux - Version 4.30l
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記号の意味は以下の通りです。 |
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
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■動作確認環境
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動作確認マシン: |
Linux BTO対応機種でFibre Channelコントローラ(N8190-105)
をサポートしているExpress5800/100シリーズ |
No. |
接続機器名称 |
型番 |
数 |
1 |
Fibre Channelコントローラ (2Gbps/Optical) |
N8190-105 |
1 |
2 |
iStorage WB3240 |
NF9320-SS01 |
1 |
3 |
SFPモジュール |
NF9320-SF01 |
2 |
4 |
FCケーブル |
NF9310-SJ01,SJ02 |
2 |
5 |
iStorage Sシリーズ |
− |
− |
■動作確認内容
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No. |
動作確認内容 |
結果 |
コメント |
1 |
ドライバ適用後のシステム立ち上げ |
◎ |
問題なくシステムが起動することを確認 |
2 |
パーティションの作成/削除 |
◎ |
正常に動作することを確認 |
3 |
ファイルシステムの作成、mount/umount |
◎ |
正常に動作することを確認 |
4 |
Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス |
◎ |
Read/Write/データ比較で問題ないことを確認 |
5 |
ランニング評価 |
◎ |
Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認 |
6 |
ケーブルの抜差し(障害時の疑似確認) |
◎ |
アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認 |
■ドライバの適用方法
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■ドライバの適用方法
■本システムで動作検証したドライバ
BTOで提供しているカーネルで、現在対応してるドライバは、以下の一覧です。
kernel version |
Driver version |
2.4.18-18.7.x(smp/bigmem) |
Download |
2.4.20-28.7(smp/bigmem) |
Download |
2.4.20-32.73(smp/bigmem) |
Download |
※本パッケージは、SPS(StoragePathSavior)を使用する場合にもご利用できます。
■旧カーネル用に作成したドライバ
※本パッケージは、SPS(StoragePathSavior)環境では使用できません。
[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]
- ダウンロードしたパッケージのインストール
<Kernel:2.4.18-10(smp/bigmem)御使用の場合>
- # rpm -ivh emulex_nec-4.21g-73_2.4.18.i386.rpm
<Kernel:2.4.18-18.7.x(smp/bigmem)御使用の場合>
- # rpm -ivh emulex_nec-4.21g-73N_2.4.18.i386.rpm
<Kernel:2.4.20-28.7(smp/bigmem)御使用の場合>
- # rpm -ivh emulex_nec-4.21g-73N2_2.4.20.i386.rpm
<Kernel:2.4.20-32.73(smp/bigmem)御使用の場合>
- # rpm -ivh emulex_nec-4.30l-73N3_2.4.20.i386.rpm
- /etc/modules.confに以下内容を追加
- options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値[LUN認識最大数])
- alias scsi_hostadapterY lpfcdd(Yは任意の数値)
注意: |
Yは、ドライバのロード順番に影響が
ありますので、起動時に上記内容が書かれた場合も含め、
システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
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- ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
- # depmod -a
- インストールされたモジュールイメージの作成
- # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (Kernel Version)
- (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.20-32.73smp.img 2.4.20-32.73smp)
注意1: |
mkinitrdで作成するイメージファイルが
既に存在する場合、エラーとなります。
ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。 |
注意2: |
"/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."
が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
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- システムリブート
- # sync
- # reboot
[ ドライバを入れ替える場合 ]
- インストールされているパッケージをアンインストール
- # rpm -e emulex_nec
- 上記[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]を参照して再度インストール
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■ドライバ適用に関しての注意事項
- Fibre Channelスイッチに複数のディスクアレイ装置を接続している場合、システムを再起動する毎にディスクアレイ装置のスペシャルファイル名が異なり、スペシャルファイル名を意識しているソフトウェアが、正常に動作しないことがあります。
本問題に対応するには、お客様の環境にあったドライバを作成してください。作成方法については、「市販ディストリビューション動作確認情報」から環境にあったディストリビューションを選び、「ドライバの適用方法」の「認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合」を参考にし、ドライバの組み込みを行ってください。 - Logical Drive作成後、システムを再起動せずに以下コマンドを実行しても動的追加はできません。システムの再起動を行い新たに作成したLogical
Driveを認識させるか、ドライバのUnload/Loadにより、新たに作成したLogical
Driveを認識させてください。
- # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
- ※ a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN
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■注意事項
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- ディスクアレイ装置を御使用の際、LD Numberは、0から連続するLD
Numberで作成願います。0,1,4と作成した場合、LD Number:4がシステム起動時、認識できません。
動的追加により認識は可能です。
- KernelをVersion Upする際は、
modules.confの"alias scsi_hostadapterX lpfcdd"の先頭に"#"をつけて
Version Upしてください。
ドライバを組み込む際は、御提供していないKernel Versionであれば、
"市販ディストリビューション動作確認情報"にあるソースから
ドライバを作成し組み込んでいただくか、
上記提供しているKernel Versionであれば、上記手順でドライバを
組み込むことが可能です。ただし、動作検証は上記で記載された
Kernel Versionでのみ行っております。
- 本ドライバの設定は、Fibre Channelコントローラを接続し、
ディスクアレイ装置を接続する前に実施してください。
なお、増設した場合のみでなく、出荷時にFibre Channelコントローラが
接続されている場合でも上記設定が必要ですので、必ず実施願います。
- 一部ディスクアレイ装置を除く、SCSI-3規格に対応していないディスクアレイ装置のLUNは、最大で8台までしか認識できません。OSの仕様です。
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