ディストリビューション
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Red Hat Linux 7.3
[Kernel: 2.4.18-10(smp/bigmem),2.4.18-18.7.x(smp/bigmem),
2.4.20-28.7(smp/bigmem),2.4.20-32.73(smp/bigmem)]
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Fibre Channel用ドライバ
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Emulex Driver for Linux - Version 4.21g
Emulex Driver for Linux - Version 4.30l
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記号の意味は以下の通りです。 |
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
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■動作確認環境
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No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
1 |
Express5800/120Rd-2 (PentiumIII 1.4GHz / メモリ 256MB) |
N8100-784 |
1 |
2 |
増設CPUボード(P-V 1.4GHz/512K) |
N8101-234 |
1 |
3 |
増設用18.1GB HDD |
N8150-161 |
1 |
4 |
Fibre Channelコントローラ (2Gbps/Optical) |
N8190-105 |
1 |
5 |
iStorage WB3240 |
NF9320-SS01 |
1 |
6 |
SFPモジュール |
N8190-42 |
2 |
7 |
FCケーブル |
NF9310-SJ01,SJ02 |
3 |
8 |
iStorage S2300 ディスクアレイ装置 (ディスク3台/RAID-5) |
NF2300-SR412 |
1 |
■動作確認内容
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No. |
動作確認内容 |
結果 |
コメント |
1 |
ドライバ適用後のシステム立ち上げ |
◎ |
問題なくシステムが起動することを確認 |
2 |
パーティションの作成/削除 |
◎ |
正常に動作することを確認 |
3 |
ファイルシステムの作成、mount/umount |
◎ |
正常に動作することを確認 |
4 |
Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス |
◎ |
Read/Write/データ比較で問題ないことを確認 |
5 |
ランニング評価 |
◎ |
Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認 |
6 |
ケーブルの抜差し(障害時の擬似確認) |
◎ |
アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認 |
■ドライバの適用方法
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■ドライバの適用方法
■確認ドライバソース
Version 4.21g: |
Download |
Kernel: 2.4.18-10(smp/bigmem),2.4.18-18.7.x(smp/bigmem),
2.4.20-28.7(smp/bigmem) |
Version 4.30l: |
Download |
Kernel: 2.4.20-32.73(smp/bigmem) |
- 使用Kernel Version用の以下パッケージがインストールされていることを確認
- ・kernel-source-(Kernel Version).i386.rpm
- ・Kernel-headers-(Kernel Version).i386.rpm
- ダウンロードしたドライバを任意のディレクトリに格納
- ダウンロードしたファイルを解凍
- # tar xvf lpfc-(Driver Version)-1_gcc2x.i386.tar
- lpfc-(Driver Version)配下に移動し、Makefileの以下行をエディタにて修正
<修正前>
- cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -k 2.2.5 > lpfc.ver
- install -c $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
- install -c $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
- install -c $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
- install -c $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
<修正後(smp/bigmem環境の場合)>
- cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -p smp -k 2.4.20(*1) > lpfc.ver
- install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
- install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
<修正後(up環境の場合)>
- CFLAGSの"-D__SMP__=1 \"を削除(Version 4.21gの場合)
- cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -k 2.4.20(*1) > lpfc.ver
- install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
- install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
*1:Kernel Versionの上位3桁(2.4.x)
- lpfc.conf.cの以下行をエディタにて修正してドライバをカスタマイズ
- ・lpfc_use_removable=1; → 0に設定
- ・lpfc_topology=0; → 0x06に設定
- 認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合
(必要な場合のみ)
「Fibre Channelスイッチ」をご使用のお客様で、
認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定する場合、
lpfc.conf.c(*2)のパラメータをそれぞれ変更願います。
なお、本手順は例ですので、詳しくはEmulex社URLを参照願います。
本設定が必要な環境は、「Fibre Channelスイッチ」に複数の
ディスクアレイ装置が接続されている環境をご使用のお客様です。
*2:Version 4.30lの場合は、lpfc.conf
- (例)
- ・lpfc_scandown = 0;
- ・lpfc_bind_entrie = 2; → lpfc_fcp_bind_DIDの定義している数
- ・lpfc_automap = 0;
- ・*lpfc_fcp_bind_DID[]={"0111e8:lpfc0t0","0110ef:lpfc0t1"}; →
DIDの設定の仕方
- lpfc.confを/etc/にコピー
(Version 4.30lの場合)
- # cp lpfc.conf /etc/
- ドライバのMake方法及びインストール
- # make clean
- # make build
- # make install
- /etc/modules.confに以下内容を追加
- options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値)
- alias scsi_hostadapterY lpfcdd(Yは任意の数値)
注意:Yは、ドライバのロード順番に影響がありますので、
起動時に上記内容が書かれた場合も含め、システム起動で使用する
ドライバよりも後で起動するように設定願います。
- ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
- # depmod -a
- インストールされたモジュールイメージの作成
<GRUBをブートローダとして使用する場合>
- # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (Kernel Version)
- (例:# /sbin/mkinitrd /boot/initrd-2.4.20-32.73smp.img 2.4.20-32.73smp)
<LILOをブートローダとして使用する場合>
- # /sbin/mkinitrd /boot/(lilo.confのinitrd内容) (Kernel Version)
- (例:# /sbin/mkinitrd /boot/initrd-2.4.20-32.73smp.img 2.4.20-32.73smp)
注意:mkinitrdで作成するイメージファイルが既に存在する場合、
エラーとなります。
ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
"/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."が出力された場合は、
正しくイメージファイルが作成されておりません。
- liloの再インストール (GRUB使用時、不必要)
- # lilo -v
- ※ /etc/lilo.confの修正が必要な場合は、修正後実行。
- システムリブート
- # sync
- # reboot
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■DIDの設定の仕方(例)
- 最初はDIDの設定を行わず、「ドライバの適用方法」を参照の上、
ドライバを組み込みシステムを再起動。
- システム再起動後、以下のコマンドを実行。
- # cat /proc/scsi/lpfc/*
- 上記コマンドラインを実行すると以下のように表示(例)されます
ので、DIDの値をメモしてください。
- Emulex LightPulse LPFC Driver Version: 4.21g (4.30l)
- HBA: Emulex LightPulse LP950 1 Gigabit PCI Fibre Channel Adapter
- SerialNum: 0000c92b6a60
- Firmware Version: 3.93A0
- Hdw: 2002606d
- VendorId: 0xf09510df
- Portname: 10:00:00:00:c9:2b:6a:60 Nodename:
20:00:00:00:c9:2b:6a:60
- Link Up - Ready:
-
- PortID 0x11200
-
- Fabric
-
- Current speed 2G
- lpfc0t00 DID 0111e8 WWPN 23:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN
20:00:00:00:4c:51:7f:65
- lpfc0t01 DID 0110ef WWPN 21:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN
20:00:00:00:4c:51:7f:65
- 上記データを参照して、lpfc.conf.c(*3)の"lpfc_fcp_bind_DID"を
修正願います。なお、上記の場合は、以下のようになります。
*3:Version 4.30lの場合は、lpfc.conf
- 例:char *lpfc_fcp_bind_DID[]={"0111e8:lpfc0t0","0110ef:lpfc0t1"};
− 注意事項 −
- 1システム上に複数のアレイディスク装置が接続されている場合、同じAL-PAにならないようにAL-PAスイッチの設定を行ってから作業願います。
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■ドライバ適用に関しての注意事項
- ドライバの最新情報は、以下Emulex社URLを参照してください。
- http://www.emulex.com/index.html
- ※「drivers, downloads and documentation」 ->
- 「Emulex software and documentation」からLP952Lを参照してください。
- Logical Drive作成後、システムを再起動せずに以下コマンドを実行しても動的追加はできません。システムの再起動を行い新たに作成したLogical
Driveを認識させるか、ドライバのUnload/Loadにより、新たに作成したLogical
Driveを認識させてください。
- # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
- ( a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN )
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■注意事項
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- ディスクアレイ装置を御使用の際、LD Numberは、0から連続するLD
Numberで作成願います。
0,1,4と作成した場合、LD Number:4がシステム起動時、認識できません。
動的追加により認識は可能です。
- KernelをVersion Upする際は、modules.confの
"alias scsi_hostadapterX lpfcdd"の先頭に"#"をつけてVersion Up
してください。
ドライバを組み込む際は、再度ソースから上記手順でドライバを
組み込むことが可能です。
ただし、動作検証は上記で記載されたKernel Versionでのみ
行っております。
- Kernel:2.4.18-3上で、本Make方法で作成された"IP support"用
ドライバ(lpfndd.o)をLoadするとPANICが発生します。
必ず、動作確認しておりますKenrel:2.4.18-10以降で、御使用してください。
- システムをインストールする場合は、
本Fibre Channelコントローラにディスクアレイ装置を接続しない状態
でインストールし、上記設定後、ディスクアレイ装置の接続をしてください。
- 一部ディスクアレイ装置を除く、SCSI-3規格に対応していないディスクアレイ装置のLUNは、最大で8台までしか認識できません。OSの仕様です。
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