■付録C 通報監視について

HostRAIDのイベント通報をESMPRO/AlertManagerやESMPRO/ServerManagerを使って監視をすることができます。

[ESMPRO/ServerManager 監視を行う場合]

ESMPRO/ServerManager監視を行う場合、以下の設定を行ってください。

監視対象のHostRAIDが接続された装置で動作するESMPRO/ServerManagerで監視を行う場合、 設定は不要です。
監視対象のHostRAIDが接続された装置と別のマシンで動作するESMPRO/ServerManagerで監視を行う場合、そのマシンで以下の手順を行ってください。

1 CD-ROMドライブに「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをセットする。

セットした後、画面に「マスターコントロールメニュー」が表示された場合は、マスターコントロールメニューを閉じてください。

2 「EXPRESSBUILDER」の「¥ASMBE¥ASMALERT」にある「IROCALERT.EXE」を起動する。

3 [はい]をクリックする。



ヒント
[いいえ]をクリックすると設定を行わずに終了します。

4 [OK]をクリックする。



5 システムを再起動する。



[アラート通報メッセージと処置]

ASMBEをインストールした直後はアプリケーションのイベントログにソース名が「ASMBENotify」で登録された下記のメッセージを通報対象として設定します。この設定を変更する場合は、ESMPRO/ServerAgentの通報設定で定義し直してください。

下表のEventIDは10進数です。マネージャの列の「○」印はESMPRO/ServerManagerへの通知を示しています。
「Alive」の列の「○」印はエクスプレス通報サービスへの通知を示しています。なお、通報はすべて情報として通知します。
メッセージの%1などは埋め込み文字です。


Event ID
メッセージ
処置
マネージャ
ALIVE
8204
Member is down on array "%1" [bus=%2, ch=%3, id=%4] ハードディスクに障害がないか確認して下さい。適切な対処後、再度、リビルドを実施してください。
8205
Member is missing on array "%1" ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。
8206
Array "%1" is off-line; member failed [bus=%2, ch=%3, id=%4] ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。
8207
Array "%1" is off-line ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。
8210
Reconstruct started on array "%1" なし
×
8211
Reconstruct completed on array "%1" なし
×
8212
Reconstruct aborted on array "%1" due to I/O error ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。適切な対処後、再度、リビルドを実施してください。
8215
Verify aborted on array "%1" due to I/O error, no miscompares ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。適切な対処後、再度、リビルドを実施してください。
8217
Initialize aborted on array "%1" due to I/O error ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。
8225
Scheduled Verify deleted on array "%1" 対象のアレイがRAID 1または10か確認してください。ハードディスクがフェイル状態かを確認してください。SCSIエラーが報告されていないか確認してください。アレイの状態を確認してください。
8227
Array "%1" is critical ハードディスクに障害がないか確認して下さい。適切な対処後、再度、リビルドを実施してください。
8237
Reconstruct failed to start on array "%1" due to I/O error ハードディスクの接続状況やハードディスク、ケーブルに障害がないか確認してください。障害を取り除いてからリビルドを実施してください。
8240
Array "%1" is now fault-tolerant なし
×
8245
Update of array drives failed after Initialize ハードディスクに障害がないか確認して下さい。適切な対処後、再度、initializeを実施してください。
8248
Scheduled Reconstruct failed to start on array "%1" ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。障害を取り除いてからリビルドを実施してください。他のリビルドが動作している場合はその完了を待ってください。
8249
Scheduled Verify failed to start on array "%1" ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。障害を取り除いてからリビルドを実施してください。
8259
Reconstruct is scheduled for array "%1" なし
×
8270
Verify utility failed to start on array "%1" ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。障害を取り除いてからリビルドを実施してください。
8281
Dedicated spare [bus=%2, ch=%3, id=%4] not functional on array "%1" ハードディスクを交換し、ホットスペアを作成してください。
8284
Array "%1" is still critical ログをチェックし、問題が発生しているハードディスクの有無を確認してください。
8325
Verify aborted on array "%1" due to I/O error with %2 fixed miscompares ハードディスクやケーブルに障害がないか確認してください。障害を取り除いてからリビルドを実施してください。
8336
Recovered error: SMART event received for array "%1" [bus=%2, ch=%3, id=%4 lun=%5] ハードディスクが故障しています、該当ハードディスクを交換してください。
8337
Recovered error: SMART event received for device [bus=%1, ch=%2, id=%3 lun=%4] ハードディスクが故障しています、該当ハードディスクを交換してください。
8340
I/O error aborted Verify array "%1", unfixed miscompares=%2 ハードディスクに障害がないか確認して下さい。適切な対処後、再度、リビルドを実施してください。
8363
Running Auto Reconstruct なし
×
8365
Device [bus=%1, ch=%2, id=%3, lun=%4] is down. Reason: A Hard Drive is down or no longer responding to the driver's request. ハードディスクやディスク筐体をチェックし、故障の場合は交換してください。

付録に戻る


BACK NEXT