Physical Driveメニュー


- Rebuild

フェイルドライブのRebuildを実行します。いつでもRebuildを停止するためにAbort Rebuildが選択できます。この場合、ドライブはRebuild開始前の状態に戻ります。

RAID1と5は冗長性があります。RAIDグループの物理ドライブがフェイルした場合、RAIDサブシステムの動作は継続しますが、冗長性を保持できません。さらに他の物理ドライブがフェイルするとサブシステムはダウンします。しかし、この前にフェイルした物理ドライブを交換し、RAIDシステムをRebuildすることができます。ただし、システム動作中のRebuild処理は、システムパフォーマンスに影響する可能性があります。


- Update Drv Firmware

このオプションは使用できません。


- Change Status

操作対象の物理ドライブを選択してからこのオプションを使用してください。

オプション
説明
Make Online 物理ドライブをオンラインにします
Fail Drive 物理ドライブをオフラインにします
Spin Up 物理ドライブを操作可能な速度に回転させます。
Spin Down 物理ドライブをオフラインにする前に物理ドライブの回転を停止させます。
Make Hot Spare 選択した物理ドライブをホットスペアに設定します。ホットスペアは自動的にフェイルになった物理ドライブと変わり、ロジカルドライブをオンライン状態にします。ホットスペアはRAIDドライブをパワーアップさせる通常はスタンバイ状態にある物理ドライブです。ホットスペアはRAIDレベルが1または5に対して使われます。ホットスペアを作成するためには物理ドライブアイコンをクリックしてください。ホットスペアにする物理ドライブはRAIDアレイのほかの物理ドライブと同じかより大きい容量の物理ドライブでなければなりません。


- Property

選択した物理ドライブのプロパティを表示します。

なお、Processorを選択してプロパティを表示した場合、Insertionの表示が正しく表示されない場合があります。

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Logical Drvメニュー


- Initialize

選択したロジカルドライブのInitializeを行います。Initialize実施中はその進捗を表示することができます。Initializeは物理ドライブの種別や容量によって実施時間が異なります。

重要
Power Console PlusはいつでもInitializeを行うことができます。しかし、Initializeを実施すると、既存のデータが影響を受け、すべてのデータが失われますので細心の注意を払って実施してください。


- Check Consistency

RAID Levelが1または5のロジカルドライブの冗長データをチェックします。
チェックするロジカルドライブを選択し、Logical DrvメニューのCheck Consistencyを選択します。
実施を確認する次のメッセージが表示されます。[Ok]をクリックするとチェックを開始します。

  Parity Checking Selected Device(s)?

不一致を検出すると、自動的に修正します。しかし、データドライブで読み込みエラーが発生すると、バッドデータブロックを作成したデータを使ってリアサインします。



- Properties

選択したロジカルドライブのプロパティを表示します。ロジカルドライブは先に選択しておいたロジカルドライブか、[Next Drive]をクリックすることで表示できます。なお、表示位置がずれる場合がありますが、表示上の問題であり、他の動作には影響ありません。


- Change Config

このサブメニューでCache Policyの変更、Read Policyの変更、Write Policyの変更、RAIDレベルの変更を行うことができます。

Change Cache Policy
Cache Memory PolicyをDirectまたはCachedに変更できます。
Change Read Policy
Cache Read PolicyをNormal、Read Ahead、Adaptive Read Aheadに変更できます。

Read Policy
説明
Normal 選択したロジカルドライブに対して先読みは行いません。これがデフォルトです。
Read Ahead 選択したロジカルドライブに対して先読みを行います。
Adaptive Read Ahead 2回連続して継続したセクタに対してアクセスを行った場合は先読みを行います。すべてのRead要求がランダムな場合は、先読みは行いません。ただし、その後シーケンシャル読み込みが可能かどうかの評価は継続して行われます。

Change Write Policy
Cache Write PolicyをWrite Back、Write Thruに変更できます。

Write Policy
説明
Write Back コントローラキャッシュがすべてのデータを受信した時点でコントローラはホストに対してデータ転送完了を通知します。
Write Thru ディスクアレイがすべてのデータを受信した時点でコントローラはホストに対してデータ転送完了を通知します。これがデフォルトの設定です。Write ThruはWrite Backに比べてデータの安全性の面では有利です。Write BackはWrite Thruに比べてパフォーマンスの面で有利です。

・ Virtual Sizing

この機能は使用できません。

・ Add Capacity

ロジカルドライブに物理ドライブを追加するためのオプションです。最初に物理ドライブのドライブアイコンをクリックします。追加先のロジカルドライブアイコンをクリックします。Logical DrvメニューのAdd Capacityを選択します。確認メッセージが表示され、[Ok]をクリックします。RAIDレベルを選択します。このときグレイアウトしていないRAIDレベルを選択してください。RAIDレベル選択後、[APPLY]をクリックします。


ヒント
ロジカルドライブに追加する物理ドライブはReady状態でなければなりません。
Add Capacityの操作中に行われるReconstruction中は操作ができなくなります。
ベーシックディスクに対してのみ容量の追加が可能です。
ダイナミックディスクに対しては容量の追加はできません。

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Progress Menu

Rebuild、Initialize、Check Consistency、Reconstructionが行われているときだけこのメニューが選択できます。

オプション
説明
Rebuild Progress Rebuildの進捗を表示します。
Diagnostics Progress 診断テストの進捗を表示します。
Initialize Progress Initializeの進捗を表示します。
Check Consistency Progress Check Consistencyの進捗を表示します。
Reconstruction Progress Reconstructionの進捗を表示します。
Performance Monitor Performance Monitor画面を表示します。

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