注意事項

マニュアルセットアップを始める前にここで説明する注意事項をよく読んでください。

[EXPRESSBUILDERがサポートしているオプションボード]

添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMでサポートしているオプションボードは、以下になります。

● EXPRESSBUILDERにてOSのインストールをサポートしているボード

  N8103-101 ディスクアレイコントローラ(SATA II)
  N8103-103 ディスクアレイコントローラ(SATA II)

● その他のオプション

  N8103-75 SCSIコントローラ
  N8103-95 SCSIコントローラ


[システムのアップデートについて]

本体のシステム構成を変更したときは、必ず本体に添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMを使って、システムをアップデートしてください。


[サービスパックの適用について]


本装置でWindows 2000をご使用になる場合は、必ずService Pack 4が含まれたWindows 2000 CD-ROMを使用しインストールしてください。
再度Service Pack 4を適用する必要はありません。

サービスパックを適用する場合は、下記サイトより詳細情報を確かめた上で使用してください。

http://nec8.com/ 【NEC 8番街】

装置に「Windows 2000 RUR4対応(Service Pack 4)差分FD」および「Windows 2000 RUR4対応(Service Pack 4)インストール手順書」が添付されている場合がありますが、差分FDおよび手順書は使用せず、破棄するか、装置に添付されている他の媒体と異なった場所に保管してください。

万一、使用しても、次のようなメッセージが表示されセットアップは続行できません。

〈セットアップメッセージ〉

このWindows 2000 RURは、この装置には対応していません。
ご使用の装置を確認してください。


[ディスク構成について]

ディスク領域に、「MAINTE_P」と表示された領域が存在する場合があります。構成情報やユーティリティを保存するための保守用パーティションです。削除しないでください。



[ダイナミックディスクへの再インストールについて]

ダイナミックディスクにアップグレードしたハードディスクドライブに再インストールする際、OSをインストールするパーティション以外にパーティションが存在し、そのパーティションを残したい場合は、次の点について注意してください。
データ領域
(このパーティションを残したい場合)

OSをインストールするパーティションには、前にOSをインストールしていたパーティションを選択してください。

OSパーティションのフォーマットについては、「現在のファイルシステムをそのまま使用(変更なし)」を選択してください。


[MO装置について]

インストール時にMO装置を接続したままファイルシステムをNTFSに設定するとファイルシステムが正しく変換されない場合があります。ファイルシステムが正しく変換されなかった場合は、MO装置を外してインストールを最初からやり直してください。


[DAT等のメディアについて]

セットアップでは、DAT等のインストールに不要なメディアはセットしないでください。


[作成するパーティションサイズについて]

システムをインストールするパーティションのサイズは、次の計算式から求めることができます。

インストールに必要なサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ
+ アプリケーションサイズ

  インストールに必要なサイズ = 1000MB
  ページングファイルサイズ(推奨) = 搭載メモリサイズ × 1.5
  ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 12MB
アプリケーションサイズ = 任意

重要
上記ページングファイルサイズはデバッグ情報(ダンプファイル)採取のための推奨サイズです。
ブートボリュームには、ダンプファイルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要です。
また、ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデバッグ情報を採取できない場合があるため、システム全体で十分なページングファイルサイズを設定してください。

1つのパーティションに設定できるページングファイルサイズは最大で4095MBです。搭載メモリサイズ×1.5倍のサイズが4095MBを超える場合は、4095MBで設定してください。

搭載メモリサイズが 2GB 以上の場合のダンプファイルサイズの最大は「2048MB+12MB」です。

その他アプリケーションなどをインストールする場合は、別途そのアプリケーションが必要とするディスク容量を追加してください。

例えば、搭載メモリサイズが512MBの場合、パーティションサイズは、前述の計算方法から

  1000MB + (512MB × 1.5) + 512MB + 12MB + アプリケーションサイズ
= 2292MB + アプリケーションサイズ

となります。
システムをインストールするパーティションサイズが「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」より小さい場合はパーティションサイズを大きくするか、ディスクを増設してください。ダンプファイルサイズを確保できない場合は、次のように複数のディスクに割り当てることで解決できます。

(1) 「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」を設定する。

(2) 障害処理のためのセットアップ」を参照して、デバッグ情報(ダンプファイルサイズ分)を別のディスクに書き込むように設定する。

ダンプファイルサイズを書き込めるスペースがディスクにない場合は「インストールに必要なサイズ+ ページングファイルサイズ」でインストール後、新しいディスクを増設してください。


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