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Red Hat Enterprise Linux 8.2 x86_64 ドライバ情報

表中の記号の意味については、新しいウィンドウを開きます。ドライバ情報一覧 補足」を参照してください。
本ページには、各OSで利用可能な最新のドライババージョンを掲載しています。旧版のStarter Packに収録されているドライバのバージョンについては、「Starter Pack / ドライババージョン対応表」を参照してください。

RHEL8.2 Errataカーネル利用時のbnxt_enドライバについて
[2022年10月7日現在]

環境により、bnxt_enドライバの手動インストールや設定が必要になる場合があります。以下の [手動インストール手順] および [設定手順] を参照して必要な手順を実施してください。

Starter Pack Version S8.10-009.01

ドライバ名 RHEL8.2
カーネルバージョン
4.18.0-193.el8 〜
4.18.0-193.1.2.el8_2
4.18.0-193.6.3.el8_2 〜
4.18.0-193.28.1.el8_2
bnxt_en


Ver1.10.2-218.0.67.0


Ver1.10.2-218.0.67.0

手動インストール手順

以下のいずれかのカーネルがインストールされていない状態でStarter Packを適用すると、デプロイエラーが発生し、Starter Packの適用が失敗します。

該当する場合は、Starter Packを適用する前に以下のコマンドでbnxt_enドライバをインストールしてください。本RPMパッケージは、Starter Pack Version S8.10-009.01 のpackagesディレクトリに格納されています。

# rpm -Uvh --nodeps kmod-bnxt_en-1.10.2-218.0.67.0.rhel8u2.x86_64.rpm

設定手順

bnxt_enドライバの手動インストールを実施した場合は、本設定手順も実施してください。また、手動インストールを実施していない場合も環境により正しいバージョンのドライバがロードされないことがあります。上記のドライババージョンになっていない場合は、本設定手順を実施してください。

本設定手順は、RHEL8.2 Errataカーネル (4.18.0-193.6.3.el8_2) を例に説明します。他のカーネルを使用する場合は読み替えてください。
  1. カーネルパッケージのインストール確認
    本設定は、RHEL8.2 Errataカーネルのパッケージがシステムにインストールされた状態で実施する必要があります。以下のコマンドでRHEL8.2 Errataカーネルのパッケージがインストールされていることを確認してください。

    # rpm -q kernel
    [表示例]
    kernel-4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64

  2. ドライバパッケージのインストール確認
    以下のコマンドでbnxt_enドライバがインストールされていることを確認してください。

    # rpm -q kmod-bnxt_en
    kmod-bnxt_en-1.10.2-218.0.67.0.rhel8u2.x86_64

    何も表示されない場合や異なるバージョンが表示された場合は、bnxt_enドライバのインストールが必要です。以下のコマンドでbnxt_enドライバをインストールしてください。本RPMパッケージは、Starter Pack Version S8.10-009.01 のpackagesディレクトリに格納されています。

    # rpm -Uvh --nodeps kmod-bnxt_en-1.10.2-218.0.67.0.rhel8u2.x86_64.rpm

  3. シンボリックリンクの作成
    以下のコマンドでbnxt_enドライバのシンボリックリンクを作成してください。

    # mkdir /lib/modules/4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64/weak-updates/bnxt_en*1
    # ln -sf /lib/modules/4.18.0-193.el8.x86_64/extra/bnxt_en/* /lib/modules/4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64/weak-updates/bnxt_en/

    *1:すでにディレクトリが存在する場合は本コマンドは不要です。

  4. モジュール依存関係の更新
    以下のコマンドでモジュールの依存関係を更新し、initramfsイメージファイルを再作成してください。

    # depmod -aF /boot/System.map-4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64 4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64
    # dracut -f /boot/initramfs-4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64.img 4.18.0-193.6.3.el8_2.x86_64

    ※ 実際の環境のカーネルバージョンに読み替えてください。
    ※ 既存のinitramfsイメージファイルはバックアップすることを推奨します。

  5. システムの再起動

    # reboot

  6. ドライバモジュールの適用確認
    再起動後に以下のコマンドでドライババージョンを確認してください。

    # cat /sys/module/bnxt_en/version
    [表示例]
    1.10.2-218.0.67.0

注意事項

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