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ホーム > 製品 > コンピュータプラットフォーム > Express5800シリーズポータル > Linux on Express5800 > Linux動作確認情報 一覧 > Linux動作確認情報 詳細
2007年5月22日
Express5800/i110Rh-1
ディストリビューション Vine 3.2
( KERNEL 2.4.31-0vl1.8smp )

      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
−…未サポート
製品情報 / インストール確認 / HDD増設/ メモリ増設 / LAN増設

■製品情報 UP
ハードウェア製品情報はこちらを参照してください。

■インストール確認 UP

ハードウェア構成

構成 型番 機器名称
構成1
(SATA2)
N8100-1356Y Express5800/i110Rh-1
ディスクレスモデル XD/1.86G(2)
1
N8460-002 外付けFDD (USB接続) 1
N8150-207A 増設用80GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug) 1
N8150-208A 増設用160GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug) 1
N8150-209A 増設用250GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug) 1
構成2
(SATA-DAC)
N8100-1356Y Express5800/i110Rh-1
ディスクレスモデル XD/1.86G(2)
1
N8103-101 ディスクアレイコントローラ(SATA2) 1
N8150-208A 増設用160GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug)(SATA-DAC,RAID5) 3
N8460-002 外付けFDD (USB接続) 1
※オンボードディスクアレイ機能(LSI Logic Embedded MegaRAID)は使用できません。
※N8103-91 ディスクアレイコントローラ(SAS)は、本ディストリビューションで動作しません。

動作確認

評価項目 結果 コメント
構成1 構成2
OSのインストール
(注1)(注2)

(注3)
CD-ROM からのBootにてインストール。
X Window Systemの動作 ×
(注4)
×
(注4)
1024x768 16bit color
PS/2 マウス・キーボード  
標準LANポート
(注5)

(注5)
telnet,ftpの動作を確認
標準LANポート二重化
(Bonding)

(注6)

(注6)
telnet,ftpの動作を確認
CPUの認識 cat /proc/cpuinfo を確認
メモリの認識 cat /proc/meminfo を確認
作成パーティション数 14 14 ドライブ全領域を使用。
ハードドライブ ファイルのコピー/比較を確認。
RAIDドライブの縮退動作
(注7)
運用中にRAID構成のHDDを1つ取外しても、動作。
RAIDドライブの再構築
(HotPlug対応)
運用中にDEADのDISKを交換すると、自動で再構築する。
負荷ランニング 12H 12H 各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
再起動 10 10 繰り返し回数
シリアル・コンソール 設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。
(注1)
インストールに際して、BIOS設定を変更してください。HDDを認識するために必要です。

BIOS設定変更手順
  1. 起動時にF2キーで、BIOSセットアップメニューに入る。
  2. Advancedメニューを開く。
  3. Peripheral Configurationを選択。
  4. 設定を次のように変更する。
    SATA Controller Mode Option: Enhanced
    SATA AHCI: Enabled
(注2)
インストールにおいて次の設定を行ってください。
  • 次のインストール・オプションを使用してください。
    boot: text
  • インストーラの言語選択では"English"を選択してください。"Japanese"を選択した場合、"installexited abnormally"が発生し、インストールできません。
(注3)
Promise社 Webより入手したドライバソースからドライバディスクを作成し、以下の手順でインストールを実施しました。

ドライバの作成
  1. 以下のファイルを事前に用意する。
    6_stex_linux_src_2.24.0.4.tar.gz : ドライバソース
    kernel-2.4.31-0vl1.8.src.rpm : カーネルソース
    kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm : カーネルソース
    drvblock.img : ブロックドライバFDイメージ
  2. カーネルソース(kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm)をインストール
    # rpm -ivh kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm
  3. ドライバソースの展開
    # tar zxvf 6_stex_linux_src_2.24.0.4.tar.gz
  4. 動作環境用ドライバの作成
    # cp /usr/src/linux/config/kernel-2.4.31-i386-BOOT.config/usr/src/linux/.config
    # cd stex24_2.24.0.4
    # make
    → driver(stex.o)が作成される
    → 動作環境用ドライバ(stex-run.o)として保存
  5. インストール用カーネルソースの作成
    # rpm -ivh kernel-2.4.31-0vl1.8.src.rpm
    ~/rpm/SPEC/kernel-2.4-0vl.specを編集
    %define buildsmp 0
    %define buildBOOT 1
    # rpmbuild -bc ~/rpm/SPEC/kernel-2.4-0vl.spec
  6. インストール用ドライバの作成 # rm /usr/src/linux
    # ln -s /root/rpm/BUILD/linux-2.4.31 /usr/src/linux
    # cp /root/rpm/BUILD/linux-2.4.31/config/.config /usr/src/linux/.config
    /usr/src/linux/include/linux/version.hの修正
    2.4.31-0vl1.8 → 2.4.31-0vl1.8BOOT
    # cd stex24_2.24.0.4
    # make
    → driver(stex.o)が作成される
    → インストーラ用ドライバ(stex-inst.o)として保存
ドライバディスクの作成
  1. ブロックドライバイメージをマウント
    # mkdir image
    # mount -o loop drvblock.img image
  2. modules.cgzの取出し
    # cp image/modules.cgz ./
    # gzip -d -S .cgz modules.cgz
    # cpio -id --file=modules
    → "2.4.31-0vl1.8BOOT"というディレクトリができる
  3. インストーラ用EX8350モジュールの組込み
    "インストーラ用ドライバの作成"で作成したドライバをコピー
    # cp stex-inst.o 2.4.31-0vl1.8BOOT/stex.o
  4. modules.cgzの再構築
    # find 2.4.31-0vl1.8BOOT -print | cpio -o --file=modules --format=newc
    # gzip -9 -S .cgz modules
    # cp modules.cgz image/
  5. 動作環境用ドライバをドライバイメージにコピー
    # mkdir image/RunDriver
    # cp stex-run.o image/RunDriver/stex.o
  6. "2.4.31-0vl1.8BOOT"配下の以下のファイルを置換
    • pcitable
      0x105a 0x8350 "stex" "Promise_ST_SX8350_8300_16350_16300 Controller"
      0x105a 0xc350 "stex" "Promise_ST_SX12350_12300 Controller"
      0x105a 0x4302 "stex" "Promise_ST_SX4350_4300 Controller"
    • modules.dep
      stex: scsi_mod sd_mod sr_mod
    • modinfo
      Version 0
      stex
      scsi
      "Promise SuperTrak-EX-Series Controller Series Driver"
  7. ブロックドライバFDへの書込み
    # umount image
    # dd if=drvblock.img of=/dev/fd0
インストール手順
  1. 作成したドライバディスクを用意する。
  2. インストールCDから以下のカーネルオプションでインストーラを起動する。
    boot: text usb-storage dd
  3. 要求されたところでドライバディスクからドライバを読込ませる。
    インストーラの言語選択では"English"を選択してください。"Japanese"を選択した場合、"installexited abnormally"が発生し、インストールできません。
  4. インストール完了まで通常通り進める。
  5. "Complete"画面が表示されたところでコンソール切替え(Ctl+ALT+F2)
  6. 動作環境用ドライバのコピー&initrd の作成
    # chroot /mnt/sysimage
    # mount /dev/sda /mnt/floppy
    # cp /mnt/floppy/RunDriver/stex.o/lib/modules/2.4.31-0vl1.8smp/kernel/drivers/scsi
    # umount /mnt/floppy
    # mkinitrd --preload scsi_mod --preload sd_mod --preload sr_mod --withstex /boot/initrd-2.4.31-0vl1.8smp.img 2.4.31-0vl1.8smp
  7. /etc/lilo.conの編集
    "boot=/dev/sdb" に変更("boot=/dev/sdb"の場合はそのままにしておく)
    "boot=/dev/sdb"以外の箇所で、文字列 "sdb"の箇所を "sda" に変更。
    カーネルオプションに以下を追加する。
    initrd=/boot/initrd-2.4.31-0vl1.8smp.img
  8. liloの更新
    # /sbin/lilo
  9. インストーラに戻り(Ctl+Alt+F1)、終了し再起動
  10. 再起動後、/etc/lilo.confの "boot=/dev/sdb" を "boot=/dev/sda"に変更。
(注4)
X Window Systemは起動時にエラーが発生し動作しません。

(注5)
標準LANポートはディストリビューションに含まれるLANドライバでは動作しないため、Intel社Webより入手したソースからドライバをmakeし適用しました。
  1. kernel-sourceのインストール
    • # rpm -ivh kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm
  2. ドライバソースの展開
    • # tar zxvf e1000-x.x.x.tar.gz
  3. ドライバのMake/インストール
    • # cd e1000-x.x.x/src
    • # make ; make install
※telnetはtelnet-server-0.17.6x-23vl1.i386.rpmをインストールします。

(注6)
Linuxに標準で搭載されている、Bondingドライバを使用します。評価における設定の概要はこちらのページを参照してください。負荷分散(LB)機能は性能の検証が必要です。

(注7)
RAIDの状態は、ディスクトレイのLED等で確認できます。

■HDD増設 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8150-207A 増設用80GB HDD(SATA2 7200krpm hotplug) ファイルのコピー/比較動作を確認。
N8150-208A 増設用160GB HDD(SATA2 7200krpm hotplug)
N8150-209A 増設用250GB HDD(SATA2 7200krpm hotplug)

■メモリ増設 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8102-285 512MB増設メモリボード(ECC付きDDR2-667,SDRAM-DIMM) 4 cat /proc/meminfo にて計2GBを確認。
N8102-286 1GB増設メモリボード(ECC付きDDR2-667,SDRAM-DIMM) 4 cat /proc/meminfo にて計4GBを確認。
※標準のカーネルでは4GBまでしか使用できません。

■LAN増設 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8104-122 1000BASE-T接続ボード(2ch,LowPro) 1 telnet,ftpの動作を確認。
LANポート二重化機能(注)の動作を確認。

(注)
Linuxに標準で搭載されている、Bondingドライバを使用します。評価における設定の概要はこちらのページを参照してください。

■バックアップ装置 UP
バックアップ装置を接続した場合の本体装置の動作確認です。
N8151-40(内蔵LTO)、N8151-75(内蔵AIT)を接続して確認しました。

ハードウェア構成

接続 型番 機器名称 使用ドライバ Version
接続1 N8103-75 増設ボード SCSIコントローラ (PCI-X,U320) aic79xx 1.3.10
接続2 N8103-95 増設ボード SCSIコントローラ (PCI-X,U160) aic7xxx 6.2.36

動作確認

評価項目 結果 コメント
接続1 接続2
バックアップ、リストア tarコマンドの簡易動作。
再起動 5 5 繰り返し回数。
※mtコマンドを利用するには、mt-st-0.7-3vl1.i386.rpmをインストールします。

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