■設定手順
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以下のudevパッケージがインストールされていることを確認する。
インストールされていない場合は「Red Hat Enterprise Linux 4 リリースノート」にしたがってインストールする。
・udev-vvv-xx.xx.EL4 (vvvは039以上、xxはリリース番号で任意)
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後述する「udevルールサンプル設定ファイルのダウンロード」にしたがい、ファイルをダウンロードしてください。
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ダウンロードしたディレクトリに移動する。
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パッケージをインストールする。
# rpm -Uvh udev-fcname-1-0.noarch.rpm
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システムをリブートする。
# reboot
※システムリブートができない場合は、/sbin/udevstartコマンドを実行。
# /sbin/udevstart
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/dev/scsi 配下に、udevにより次のようなデバイスファイルが作成されることを確認する。
/dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun0/disc
/dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun0/part1
/dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun0/part2
/dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun0/part3
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システム全体について関係するデバイスファイル名を設定している箇所を、
udevによって作成されたデバイスファイル名に変更する(注3)。
注3:変更箇所はシステムにより異なりますが、通常は一部に限られます。
■使用例
udevで作成したデバイスファイル名を、カーネルが作成したデバイスファイル名(/dev/sdxx)
の代わりに使用します(注4)。使用例は以下のとおりです。
- fdiskの実行例
# fdisk /dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun2/disc
- mkfsの実行例
# mkfs -t ext3 /dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun2/part1
- /etc/fstabの記述例
/dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun2/part1 /mnt/test ext3 defaults 0 0
- rawキャラクタデバイスのバインド実行例
# raw /dev/raw/raw1 /dev/scsi/0000b02s01f0/bus0/20010000138402a0/lun2/part1
注4:udevで作成したデバイスファイルの使用についての注意事項は、
こちらを参照してください。
■udevルール サンプル設定ファイルのダウンロード
この「udevルール サンプル設定ファイル」のご使用にあたっては、
以下のご使用条件をお読みください。本ご使用条件に同意いただけない場合には、
本サンプル設定ファイル(以下、「本プログラム」と記述します)
のダウンロードはご遠慮ください。本プログラムをダウンロードされた場合には、
本ご使用条件に同意いただいたものとします。
- 【udevルール サンプル設定ファイルのご使用条件】
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日本電気株式会社(以下「弊社」といいます) は、本プログラムに関していかなる保証も行いません。
本プログラムに関し発生する問題はお客様の責任および費用負担をもって処理されるものとします。
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前項の規定にかかわらず、弊社が本プログラムの誤り(バグ)を修正したときは、弊社は、
自己の裁量により、かかる誤りを修正したプログラムもしくは修正のためのプログラム
(以下、これらのプログラムを「修正プログラム」といいます) または、
かかる修正に関する情報を弊社が定める方法により提供することがあります。
- 【ダウンロード】
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以下のリンクをクリックしてください。
■詳細情報について
「udevルール サンプル設定解除手順」や上記説明についての更なる詳細な説明についてはこちらをご覧ください。
なお、Linux基本サポートサービスをご契約のお客様については、本サンプル設定ファイルに関するお問い合わせが可能です。
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