Japan

8番街
2010年01月15日現在
SCSIコントローラ(N8190-126)
Linuxサービスセット Red Hat Enterprise Linux AS 3 (UL型番製品)
SCSI用ドライバ
LSI Logic Driver for Linux - Version 2.05.23n
LSI Logic Driver for Linux - Version 2.06.16.01
LSI Logic Driver for Linux - Version 2.06.16.02

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

動作確認マシン: Linux BTO対応機種でSCSIコントローラ(N8190-126) をサポートしているExpress5800/100シリーズ

No. 機器名称 型番
1 SCSIコントローラ(SATAディスクアレイ装置接続用) N8190-126 1
2 SATAディスクアレイ装置 N8190-121/N8190-128 1
3 増設120GB HDD (N8190-121用) N8190-123
4 増設250GB HDD (N8190-121/N8190-128用) N8190-124
5 増設400GB HDD (N8190-128用) N8190-129
6 SCSIケーブル K410-93(01/03) 1


■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 SCSIコントローラ配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価(高負荷I/O) Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認
6 ランニング評価(連続再起動) 再起動を繰り返すTPにて12時間以上問題ないことを確認
7 ケーブルの抜差し(障害時の擬似確認) アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

ドライバの適用方法

本システムで動作検証したドライバ

BTO/PPサポート、NECサポートポータルで提供しているカーネルで、現在対応してるドライバは、以下の一覧です。

Kernel Version Driver Version
 2.4.21-15.EL(smp/hugemem) - Update2 2.05.23n [ Download ]
 2.4.21-27.EL(smp/hugemem) - Update4 2.05.23n [ Download ]
 2.4.21-32.EL(smp/hugemem) - Update5 2.05.23n [ Download ]
 2.4.21-32.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 2.05.23n [ Download ]
 2.4.21-37.EL(smp/hugemem) - Update6 2.06.16.01 *1
 2.4.21-37.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.01 *1
 2.4.21-40.EL(smp/hugemem) - Update7 2.06.16.02 *1
 2.4.21-47.EL(smp/hugemem) - Update8 2.06.16.02 *1
 2.4.21-47.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-50.EL(smp/hugemem) - Update9 2.06.16.02 *1
 2.4.21-52.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-53.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-57.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-58.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-60.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-63.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 *1 : カーネルに組み込まれているドライバ

[ カーネルに組み込まれているドライバを使用する場合 ]

ドライバは、SCSIコントローラを接続した状態で起動すると、自動的にロードされますが、以下の操作を実施してください。
  1. /etc/modules.confに以下内容を追加
    options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値[LUN認識最大数])
    alias scsi_hostadapterY mptbase (Yは任意の数値)
    alias scsi_hostadapterZ mptscsih (Zは任意の数値)
    注意1: optionsのXは、LUNの最大数、 aliasのY及びZは、 ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。 なお、mptbaseは、mptscsihより先にLoadするように設定してください。
  2. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  3. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-63.ELsmp.img 2.4.21-63.ELsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  4. システムリブート
    # sync
    # reboot

[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]

  1. ダウンロードしたパッケージのインストール
    # rpm -ivh (パッケージ名)
    (例:# rpm -ivh mpt_nec-2.05.23n-3N4_2.4.21.i386.rpm)
  2. /etc/modules.confに以下内容を追加
    options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値[LUN認識最大数])
    alias scsi_hostadapterY mptbase (Yは任意の数値)
    alias scsi_hostadapterZ mptscsih (Zは任意の数値)
    注意1: optionsのXは、LUNの最大数、 aliasのY及びZは、 ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。 なお、mptbaseは、mptscsihより先にLoadするように設定してください。
  3. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  4. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-32.0.1.ELsmp.img 2.4.21-32.0.1.ELsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  5. システムリブート
    # sync
    # reboot
[ Downloadしたドライバを入れ替える場合 ]
  1. インストールされているパッケージをアンインストール
    # rpm -e mpt_nec
  2. 上記[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]を参照して再度インストール
■注意事項 ↑UP

  1. システムBIOSのブートディスクの順序が変更され、ブートローダの起動ができなくなる場合があります。 問題が発生する場合、ブートローダがインストールされているディスクをブートディスクとするようにシステムBIOSの設定を変更してください。
  2. SASコントローラを接続した場合、パーティション情報が乱れてしまい、 正常にディスクへアクセスができなくなる場合があります。 問題が発生する場合、Express5800/Linuxインストール代行サービス説明書の 「6.ディスク増設時の注意事項」を参照してください。
  3. システム起動時、SATAディスクアレイ装置の構成によって、 "Processor Device"が表示されます。 本デバイスは、ディスクアレイ装置に全くLUNが存在しない場合、 OSから認識されないため、自動的にディスクアレイ装置が生成します。
  4. SATAディスクアレイ装置をご使用の際、LUNは0から連続する番号で作成してください。 0,1,5と作成した場合、LUN:5をシステム起動時に認識できません。 なお、動的追加により認識は可能です。
    <LUNの動的追加方法>
    # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
    ※ a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN
  5. 本ドライバの設定は、SCSIコントローラを接続し、 ディスクアレイ装置を接続する前に実施してください。 なお、増設した場合のみでなく、出荷時にSCSIコントローラが接続されている場合 でも上記設定が必要ですので、必ず実施願います。
  6. カーネルをVersion Upする際は、modules.confの"alias scsi_hostadapterY mptbase"と"alias scsi_hostadapterZ mptscsih" の先頭に"#"をつけてVersion Upしてください。
  7. 上記で提供しているカーネルバージョン以外のカーネルにてご利用の際は、 "市販ディストリビューション動作確認情報"にあるソースからドライバを作成し、 組み込むことが可能です。 ただし、動作検証は上記で記載されたカーネルバージョンでのみ行っております。
  8. SATAディスクアレイ装置(N8190-128)の動作検証は、 上記で記載された2.4.21-37.EL(Update6)以降のカーネルバージョンで動作検証してます。
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