Linuxサービスセット
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Red Hat Enterprise Linux AS 3 (EM64T)
(UL型番製品)
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Fibre Channel用ドライバ
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Emulex Driver for Linux - Version 7.1.14
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.2
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.3
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.6
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記号の意味は以下の通りです。 |
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
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■動作確認環境
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動作確認マシン: |
Linux BTO対応機種でFibre Channelコントローラ(N8190-120)をサポートしているExpress5800/100シリーズ |
No. |
接続機器名称 |
型番 |
数 |
1 |
Fibre Channelコントローラ |
N8190-120 |
1 |
2 |
iStorage WB210E |
NF9330-SS07 |
1 |
3 |
SFPモジュール |
NF9330-SF02 |
2 |
4 |
iStorage WB3240 |
NF9320-SS01 |
1 |
5 |
SFPモジュール |
NF9320-SF01 |
2 |
6 |
Fibre Channelスイッチ |
N8190-119 |
1 |
7 |
SFPモジュール |
N8190-103 |
2 |
8 |
FCケーブル |
NF9310-SJ01,SJ02,SJ03,SJ04 |
4 |
9 |
iStorage Sシリーズ |
− |
− |
■動作確認内容
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No. |
動作確認内容 |
結果 |
コメント |
1 |
ドライバ適用後のシステム立ち上げ |
◎ |
問題なくシステムが起動することを確認 |
2 |
パーティションの作成/削除 |
◎ |
正常に動作することを確認 |
3 |
ファイルシステムの作成、mount/umount |
◎ |
正常に動作することを確認 |
4 |
Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス |
◎ |
Read/Write/データ比較で問題ないことを確認 |
5 |
ランニング評価 |
◎ |
Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認 |
6 |
ケーブルの抜差し(障害時の疑似確認) |
◎ |
アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認 |
■ドライバの適用方法
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■ドライバの適用方法
■本システムで動作検証したドライバ
BTO/PPサポート、NECサポートポータルで提供しているカーネルで、現在対応してるドライバは、以下の一覧です。
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Kernel Version |
Driver Version |
N8190-119ご使用の場合 |
左記以外の環境の場合 |
2.4.21-20.EL - Update3 |
7.1.14 [
Download ]
|
7.1.14 [
Download ]
|
2.4.21-27.EL - Update4 |
7.1.14 *1 |
2.4.21-32.EL - Update5 |
7.1.14 *1 |
2.4.21-37.EL - Update6 |
7.3.2 *1 |
2.4.21-40.EL - Update7 |
7.3.3 *1 |
2.4.21-47.EL - Update8 |
7.3.6 *1 |
2.4.21-47.0.1.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
2.4.21-50.EL - Update9 |
7.3.6 *1 |
2.4.21-52.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
2.4.21-53.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
2.4.21-57.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
2.4.21-58.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
2.4.21-60.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
2.4.21-63.EL - Errata |
7.3.6 *1 |
[ カーネルに組み込まれているドライバを使用する場合 ]
ドライバは、Fibre Channelコントローラを接続した状態で起動すると、自動的にロードされますが、以下の操作を実施してください。 |
- /etc/modules.confに以下内容を追加
<N8190-119ご使用の場合>
- options lpfc lpfc_inq_pqb_filter=1 lpfc_topology=0
- alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
<上記以外の環境の場合>
- options lpfc lpfc_inq_pqb_filter=1 lpfc_topology=6
- alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
-
注意1: |
options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。
改行(\)は使用できません。 |
注意2: |
Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、
起動時に上記内容が書かれた場合も含め、
システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
|
- ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
- # depmod -a
- インストールされたモジュールイメージの作成
- # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
- (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-63.EL.img 2.4.21-63.EL)
-
注意1: |
mkinitrdで作成するイメージファイルが
既に存在する場合、エラーとなります。
ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。 |
注意2: |
"/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."
が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
|
- システムリブート
- # sync
- # reboot
[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]
- ダウンロードしたパッケージのインストール
- # rpm -ivh (パッケージ名)
- (例:# rpm -ivh emulex_nec-7.1.14-3N2_2.4.21.x86_64.rpm)
- /etc/modules.confに以下内容を追加
- alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
-
注意1: |
options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。
改行(\)は使用できません。 |
注意2: |
Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、
起動時に上記内容が書かれた場合も含め、
システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
|
- ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
- # depmod -a
- インストールされたモジュールイメージの作成
- # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
- (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-20.EL.img 2.4.21-20.EL)
-
注意1: |
mkinitrdで作成するイメージファイルが
既に存在する場合、エラーとなります。
ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。 |
注意2: |
"/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."
が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
|
- システムリブート
- # sync
- # reboot
[ Downloadしたドライバを入れ替える場合 ]
- インストールされているパッケージをアンインストール
- # rpm -e emulex_nec
- 上記[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]を参照して再度インストール
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■ドライバ適用に関しての注意事項
- Fibre Channelスイッチに複数のディスクアレイ装置を接続している場合、
システムを再起動する毎にディスクアレイ装置のスペシャルファイル名が異なり、
スペシャルファイル名を意識しているソフトウェアが、正常に動作しないことがあります。
本問題に対応するには、お客様の環境にあったドライバのパラメータ設定をしてください。
作成方法については、「市販ディストリビューション動作確認情報」
から環境にあったディストリビューションを選び、「
ドライバの適用方法」の
「認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合」を参考にし、
ドライバの組み込みを行ってください。
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■注意事項
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- カーネルをバージョンアップする際、modules.confの"alias scsi_hostadapterX lpfc"
の先頭に"#"、"options lpfc ..."がある場合、先頭に"#"をつけてバージョンアップしてください。
また、ドライバを組み込む際、ご提供していないカーネルバージョンであれば、
"市販ディストリビューション動作確認情報"にあるソースからドライバを作成し組み込んでいただくか、
上記提供しているカーネルバージョンであれば、上記手順でドライバを組み込むことが可能です。
- 本ドライバの設定は、Fibre Channelコントローラを接続し、
ディスクアレイ装置を接続する前に実施してください。
なお、増設した場合のみでなく、出荷時にFibre Channelコントローラが接続されている場合でも上記設定が必要ですので、必ず実施願います。
- 複数のLUNを認識させたい場合、上記「ドライバの適用方法」の1.に
"options scsi_mod max_scsi_luns=Y"の記述を追加することで、設定したY分のLUNを認識させることが可能です。
なお、 ディスクアレイ装置にiStorage Sシリーズをご使用の場合、本設定の必要はありません。
- iStorage S1500ディスクアレイ装置、iStorage WB210E(NF9330-SS07)の動作検証は、
上記で記載された2.4.21-37.EL(Update6)以降のカーネルバージョンで動作検証してます。
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