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2007年12月19日現在
Fibre Channelコントローラ(N8190-120)
ディストリビューション MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside(EM64T)
Fibre Channel用ドライバ
Emulex Driver for Linux - Version 8.0.16.17
Emulex Driver for Linux - Version 8.0.16.18
Emulex Driver for Linux - Version 8.0.16.27

      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

No. 接続機器名称 型番
1 Express5800/140Rd-4(XMP/3.16G(1)) N8100-1034 1
2 増設用36.3GB HDD N8150-165 1
3 Fibre Channelコントローラ N8190-120 1
4 iStorage WB210E NF9330-SS07 1
5 SFPモジュール NF9330-SF02 2
6 iStorage WB3250 NF9320-SS05 1
7 SFPモジュール NF9320-SF01 2
8 Fibre Channelスイッチ N8190-119 1
9 SFPモジュール N8190-103 2
10 FCケーブル NF9310-SJ01,SJ02,SJ03,SJ04 4
11 iStorage S1500ディスクアレイ装置 (ディスク9台/RAID-6) NF1500-SR40 1
12 iStorage S2300ディスクアレイ装置 (ディスク3台/RAID-5) NF2300-SR412 1

■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価 Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認
6 ケーブルの抜差し(障害時の疑似確認) アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

ドライバの適用方法

本システムで動作確認したドライバ

現在、動作確認しているカーネルとドライバの組み合わせは、以下の一覧です。

Kernel Version Driver Version
 2.6.9-11.25AX(smp) - アップデート 8.0.16.17 [ Download ]
 2.6.9-34.21AX(smp/largesmp) - SP1 8.0.16.18 *1
 2.6.9-42.7AX(smp/largesmp) - SP2 8.0.16.27 *1
 2.6.9-42.10AX(smp/largesmp) - アップデート 8.0.16.27 *1
 2.6.9-42.15AX(smp/largesmp) - アップデート 8.0.16.27 *1
 2.6.9-42.16AX(smp/largesmp) - アップデート 8.0.16.27 *1
 2.6.9-42.17AX(smp/largesmp) - アップデート 8.0.16.27 *1
 2.6.9-42.18AX(smp/largesmp) - アップデート 8.0.16.27 *1
 *1 : カーネルに組み込まれているドライバ

[ カーネルに組み込まれているドライバを使用する場合 ]

ドライバは、Fibre Channelコントローラを接続した状態で起動すると、自動的にロードされますが、以下の操作を実施してください。
  1. /etc/modprobe.confに以下内容を追加
    <N8190-119ご使用の場合>
    options lpfc lpfc_topology=0
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    <上記以外の環境の場合>
    options lpfc lpfc_topology=6
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    注意1: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。 改行(\)は使用できません。
    注意2: Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
  2. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  3. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.6.9-42.18AXsmp.img 2.6.9-42.18AXsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  4. システムリブート
    # sync
    # reboot

[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]

  1. 使用カーネルバージョン用の以下パッケージがインストールされていることを確認
    ・kernel-source-(カーネルバージョン).x86_64.rpm
    ・kernel-devel-(カーネルバージョン).x86_64.rpm
  2. ダウンロードしたドライバを任意のディレクトリに格納
  3. ダウンロードしたファイルを解凍
    # tar xzvf lpfc_2.6_driver_kit-8.0.16.17-2.tar.gz
  4. 解凍されたディレクトリに移動
    # cd lpfc_2.6_driver_kit-8.0.16.17-2
  5. パッケージのインストール
    # rpm -ivh lpfcdriver_2.6-8.0.16.17-2.noarch.rpm
    注意: ドライバは自動的にmakeされますが、 以下のように再makeを行なってください。
  6. ソースが展開されたディレクトリへ移動
    # cd /usr/src/lpfc
  7. ドライバのMake方法及びインストール
    # make clean
    # make OS=RHEL
    # make install
  8. /etc/modprobe.confに以下内容を追加
    <N8190-119ご使用の場合>
    options lpfc lpfc_topology=0
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    <上記以外の環境の場合>
    options lpfc lpfc_topology=6
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    注意1: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。 改行(\)は使用できません。
    注意2: Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
  9. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  10. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.6.9-11.25AXsmp.img 2.6.9-11.25AXsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  11. システムリブート
    # sync
    # reboot
ドライバ適用に関しての注意事項

  1. ドライバの最新情報は、以下Emulex社URLを参照してください。

    http://www.emulex.com/

    「DOWNLOADS」からLP1050を参照してください。
■注意事項 ↑UP

  1. Fibre Channelスイッチに複数のディスクアレイ装置を接続する場合は、 OSの機能であるudevを使用して、デバイスに対するスペシャルファイル名を固定に設定してください。 udevの設定を実施しなかった場合は、システムの再起動毎にスペシャルファイル名が異なる場合があり、 スペシャルファイル名を意識しているソフトウェアは、正常に動作しないことがあります。 udevの使用方法については、「udevルール設定について」を参照してください。
  2. 本ドライバの設定は、Fibre Channelコントローラを接続し、 ディスクアレイ装置を接続する前に実施してください。 なお、増設した場合のみでなく、出荷時にFibre Channelコントローラが接続されている場合でも 上記設定が必要ですので、必ず実施願います。
  3. Fibre Channelスイッチやディスクアレイ装置は、各々の取扱説明書を参照の上、 環境に合った設定を行なってください。 正しい設定になっていない場合は、ディスクアレイ装置を接続しても正しく認識できないことがあります。
  4. 複数のLUNを認識させたい場合、上記「ドライバの適用方法」の/etc/modprobe.confに "options scsi_mod max_luns=Y"の記述を追加することで、設定したY分のLUNを認識させることが可能です。 なお、 ディスクアレイ装置にiStorage Sシリーズをご使用の場合、本設定の必要はありません。
  5. 2.6.9-34.21AX(SP1)以前のカーネルをご使用する場合は、以下を参照願います。
    • LVM(論理ボリュームマネージャ)環境で、 FCケーブルが抜かれた(断線含む)直後にシステムをシャットダウンした場合、 シャットダウンが正常に終了しないことがあります。 そのため、Fibre Channelコントローラ接続環境では、LVMを使用しないでください。
    • Fibre Channelスイッチ接続環境でFCケーブルが抜けた場合、LUNがOfflineになることがあります。 FCケーブルを接続し、システムを再起動するか、OfflineになったLUNに対し動的削除後に動的追加を実施してLUNを認識させてください。
      <LUNの動的削除方法>
      # echo "scsi remove-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
      <LUNの動的追加方法>
      # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
      ※ a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN

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