ディストリビューション
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Miracle Linux Standard Edition Version2.1
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Fibre Channel用ドライバ
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Emulex Driver for Linux - Version 4.21g
Emulex Driver for Linux - Version 4.30l
Emulex Driver for Linux - Version 7.1.14
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本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。
なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。
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記号の意味は以下の通りです。 |
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
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■動作確認環境
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No. |
接続機器名称 |
型番 |
数 |
1 |
Express5800/120Rd-2 (PentiumIII 1.4GHz / メモリ 256MB) |
N8100-784 |
1 |
2 |
増設CPUボード(P-V 1.4GHz/512K) |
N8101-234 |
1 |
3 |
増設用18.1GB HDD |
N8150-161 |
1 |
4 |
Fibre Channelコントローラ (2Gbps/Optical) |
N8190-105 |
1 |
5 |
iStorage WB3240 |
NF9320-SS01 |
1 |
6 |
SFPモジュール |
N8190-42 |
2 |
7 |
FCケーブル |
NF9310-SJ01,SJ02 |
3 |
8 |
iStorage S2300 ディスクアレイ装置 (ディスク3台/RAID-5) |
NF2300-SR412 |
1 |
■動作確認内容
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No. |
動作確認内容 |
結果 |
コメント |
1 |
ドライバ適用後のシステム立ち上げ |
◎ |
問題なくシステムが起動することを確認 |
2 |
パーティションの作成/削除 |
◎ |
正常に動作することを確認 |
3 |
ファイルシステムの作成、mount/umount |
◎ |
正常に動作することを確認 |
4 |
Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス |
◎ |
Read/Write/データ比較で問題ないことを確認 |
5 |
ランニング評価 |
◎ |
Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認 |
6 |
ケーブルの抜差し(障害時の擬似確認) |
◎ |
アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認 |
■ドライバの適用方法
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■ドライバの適用方法
■本システムで動作確認したドライバ
現在、動作確認しているカーネルとドライバの組み合わせは、以下の一覧です。
kernel version |
Driver version |
2.4.9-31.22ml(smp) |
4.21g [ Download ] |
2.4.9-31.28ml(smp) |
2.4.9-e.9.18ml(smp) |
2.4.9-e.25.36ml(smp) |
2.4.9-e.25.72ml(smp) |
4.30l [ Download ] |
2.4.9-e.25.78ml(smp) |
2.4.9-e.25.90ml(smp) |
7.1.14 [ Download ] |
2.4.9-e.25.98ml(smp) |
2.4.9-e.25.100ml(smp) |
[ Version 7.1.14を使用する場合 ]
- 使用カーネルバージョン用の以下パッケージがインストールされていることを確認
- ・kernel-source-(カーネルバージョン).i386.rpm
- ・Kernel-headers-(カーネルバージョン).i386.rpm
- ダウンロードしたドライバを任意のディレクトリに格納
- ダウンロードしたファイルを解凍
- # tar xzvf lpfc_2.4_driver_kit-7.1.14-1.tar.gz
- 解凍されたディレクトリに移動
- # cd lpfc_2.4_driver_kit-7.1.14-1
- パッケージのインストール
- # rpm -ivh lpfcdriver-7.1.14-1.noarch.rpm
-
注意: |
ドライバは自動的にmakeされますが、
以下のように再makeを行なってください。 |
- ソースが展開されたディレクトリへ移動
- # cd /usr/src/lpfc
- lpfc.confの以下行をエディタにて修正してドライバをカスタマイズ
- ・lpfc_topology=0; → 0x06に設定 (N8190-119接続の場合は、0に設定)
-
認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合(必要な場合のみ)
「Fibre Channelスイッチ」をご使用のお客様で、
認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定する場合、
lpfc.confのパラメータを変更願います。
なお、本手順は例ですので、詳しくはEmulex社URLを参照願います。
本設定が必要な環境は、「Fibre Channelスイッチ」に複数の
ディスクアレイ装置が接続されている環境をご使用のお客様です。
- (例)
- ・lpfc_scan_down = 0;
- ・lpfc_fcp_bind_method = 3; (DIDを使用してBind)
- ・lpfc_automap = 0;
- ・*lpfc_fcp_bind_DID[MAX_FC_BINDINGS]={"0111e8:lpfc0t00","0110ef:lpfc0t01",0};
- → DIDの設定の仕方
- ドライバのMake方法及びインストール
- # make clean
- # make build
- # make install
- /etc/modules.confに以下内容を追加
- options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値)
- alias scsi_hostadapterY lpfc (Yは任意の数値)
-
注意1: |
options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。改行(\)は使用できません。 |
注意2: |
Yは、ドライバのロード順番に影響が
ありますので、起動時に上記内容が書かれた場合も含め、
システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
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- ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
- # depmod -a
- インストールされたモジュールイメージの作成
- # /sbin/mkinitrd /boot/(lilo.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
- (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.9-e.25.100mlsmp.img 2.4.9-e.25.100mlsmp)
-
注意1: |
mkinitrdで作成するイメージファイルが既に存在する場合、エラーとなります。
ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。 |
注意2: |
"/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."
が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
|
- liloの再インストール
- # lilo -v
- ※ /etc/lilo.confの修正が必要な場合は、修正後実行。
- システムリブート
- # sync
- # reboot
[ Version 4.21g/4.30lを使用する場合 ]
- 使用カーネルバージョン用の以下パッケージがインストールされていることを確認
- ・kernel-source-(カーネルバージョン).i386.rpm
- ・Kernel-headers-(カーネルバージョン).i386.rpm
- 既存ドライバの退避
- # cd /lib/modules/(カーネルバージョン)/kernel/drivers/addon/lpfc/
- # mv lpfcdd.o lpfcdd.o.org
- ダウンロードしたドライバを任意のディレクトリに格納
- ダウンロードしたファイルを解凍
- # tar xvf lpfc-(ドライババージョン)-1_gcc2x.i386.tar
- lpfc-(ドライババージョン)配下に移動し、Makefileの以下行をエディタにて修正
<修正前>
- cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -k 2.2.5 > lpfc.ver
- install -c $(LPFC)
/lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
- install -c $(LPFN)
/lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
- install -c $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
- install -c $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
<修正後(smp環境の場合)>
- cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -p smp -k 2.4.9
> lpfc.ver
- install -c -m 644 $(LPFC)
/lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN)
/lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
- install -c -m 644 $(LPFC)
/lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN)
/lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
<修正後(up環境の場合)>
- CFLAGSの"-D__SMP__=1 \"を削除
(Version 4.21gの場合)
- cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -k 2.4.9 > lpfc.ver
- install -c -m 644 $(LPFC)
/lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN)
/lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
- install -c -m 644 $(LPFC)
/lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
- install -c -m 644 $(LPFN)
/lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
- lpfc.conf.cの以下行をエディタにて修正してドライバをカスタマイズ
- ・lpfc_use_removable=1; → 0に設定
- ・lpfc_topology=0; → 0x06に設定 (N8190-119接続の場合は、0に設定)
- 認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合(必要な場合のみ)
「Fibre Channelスイッチ」をご使用のお客様で、
認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定する場合、
lpfc.conf.c(*1)のパラメータを変更願います。
なお、本手順は例ですので、詳しくはEmulex社URLを参照願います。
本設定が必要な環境は、「Fibre Channelスイッチ」に複数の
ディスクアレイ装置が接続されている環境をご使用のお客様です。
*1:Version 4.30lの場合は、lpfc.confのパラメータを変更願います。
- (例)
- ・lpfc_scandown = 0;
- ・lpfc_bind_entrie = 2; → lpfc_fcp_bind_DIDの定義している数
- ・lpfc_automap = 0;
- ・*lpfc_fcp_bind_DID[]={"0111e8:lpfc0t00","0110ef:lpfc0t01"}; →
DIDの設定の仕方
- lpfc.confを/etc/にコピー
(Version 4.30lの場合)
- # cp lpfc.conf /etc/
- ドライバのMake方法及びインストール
- # make clean
- # make build
- # make install
- /etc/modules.confに以下内容を追加
- options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値)
- alias scsi_hostadapterY lpfcdd (Yは任意の数値)
-
注意1: |
options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。改行(\)は使用できません。 |
注意2: |
Yは、ドライバのロード順番に影響が
ありますので、起動時に上記内容が書かれた場合も含め、
システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
|
- ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
- # depmod -a
- インストールされたモジュールイメージの作成
- # /sbin/mkinitrd /boot/(lilo.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
- (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.9-e.25.78mlsmp.img 2.4.9-e.25.78mlsmp)
-
注意1: |
mkinitrdで作成するイメージファイルが既に存在する場合、エラーとなります。
ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。 |
注意2: |
"/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
|
- liloの再インストール
- # lilo -v
- ※ /etc/lilo.confの修正が必要な場合は、修正後実行。
- システムリブート
- # sync
- # reboot
|
■DIDの設定の仕方(例)
- 最初はDIDの設定を行わず、「ドライバの適用方法」を参照の上、
ドライバを組み込みシステムを再起動。
- システム再起動後、以下のコマンドを実行。
- # cat /proc/scsi/lpfc/*
- 上記コマンドラインを実行すると以下のように表示(例)されますので、DIDの値をメモしてください。
<Version 7.1.14の場合>
- Emulex LightPulse FC SCSI 7.1.14
- Emulex LightPulse LP952 2 Gigabit PCI Fibre Channel Adapter on PIC bus 03 device 18 irq 25
- SerialNum: 0000c92b6a60
- Firmware Version: 3.93A0 (R2F3.93A0)
- Hdw: 2002606d
- VendorId: 0xf09510df
- Portname: 10:00:00:00:c9:2b:6a:60 Nodename: 20:00:00:00:c9:2b:6a:60
- Link Up - Ready:
- PortID 0x11200
- Fabric
- Current speed 2G
- lpfc0t00 DID 0111e8 WWPN 23:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN 20:00:00:00:4c:51:7f:65
- lpfc0t01 DID 0110ef WWPN 21:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN 20:00:00:00:4c:51:7f:65
<Version 4.21g/4.30lの場合>
- Emulex LightPulse LPFC Driver Version: 4.21g (4.30l)
- Emulex LightPulse LP950 1 Gigabit PCI Fibre Channel Adapter
- SerialNum: 0000c92b6a60
- Firmware Version: 3.93A0
- Hdw: 2002606d
- VendorId: 0xf09510df
- Portname: 10:00:00:00:c9:2b:6a:60 Nodename: 20:00:00:00:c9:2b:6a:60
- Link Up - Ready:
- PortID 0x11200
- Fabric
- Current speed 2G
- lpfc0t00 DID 0111e8 WWPN 23:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN 20:00:00:00:4c:51:7f:65
- lpfc0t01 DID 0110ef WWPN 21:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN 20:00:00:00:4c:51:7f:65
- 上記データを参照して、 以下の設定を行ってください。
<Version 7.1.14の場合>
- lpfc.confの"lpfc_fcp_bind_DID"を修正願います。なお、上記の場合は、以下のようになります。
- 例:char *lpfc_fcp_bind_DID[MAX_FC_BINDINGS]={"0111e8:lpfc0t00","0110ef:lpfc0t01",0};
<Version 4.21g/4.30lの場合>
- lpfc.conf.c(*2)の"lpfc_fcp_bind_DID"を修正願います。なお、上記の場合は、以下のようになります。
*2:Version 4.30lの場合は、lpfc.confを修正願います。
- 例:char *lpfc_fcp_bind_DID[]={"0111e8:lpfc0t00","0110ef:lpfc0t01"};
− 注意事項 −
- 1システム上に複数のアレイディスク装置が接続されている場合、同じAL-PAにならないようにAL-PAスイッチの設定を行ってから作業願います。
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■ドライバ適用に関しての注意事項
- ドライバの最新情報は、以下Emulex社URLを参照してください。
- http://www.emulex.com/
-
※ |
「DOWNLOADS」からLP952Lを参照してください。 |
- Logical Drive作成後、システムを再起動せずに以下コマンドを実行しても動的追加はできません。
システムの再起動を行い新たに作成したLogical Driveを認識させるか、
ドライバのUnload/Loadにより、新たに作成したLogical Driveを認識させてください。
- # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
- ※ a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN
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■注意事項
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- ディスクアレイ装置をご使用の際、LD Numberは、0から連続するLD Numberで作成願います。
0,1,4と作成した場合、LD Number:4がシステム起動時、認識できません。動的追加により認識は可能です。
- カーネルをバージョンアップする際、modules.confの
"alias scsi_hostadapterY lpfcdd(*3)"の先頭に"#"をつけてバージョンアップしてください。
また、ドライバを組み込む際、再度ソースから上記手順でドライバを組み込むことが可能です。
*3:Version 7.1.14ご使用の場合は、lpfcと記載されています。
- システムをインストールする場合は、
本Fibre Channelコントローラにディスクアレイ装置を接続しない状態
でインストールし、上記設定後、ディスクアレイ装置の接続をしてください。
- Fibre Channelスイッチ(N8190-119)接続の場合、
システム起動時に"!lpfcx:0222:DIe:Initial FLOGI timeout"という
エラーメッセージが表示されますが、特に問題はございません。
- Version 7.1.14のドライバを使用する際、
2004/09/03以前にFibre Channelコントローラを購入されたお客様は、
Fibre ChannelコントローラのFWをアップデートする必要があります。
ドライバを適用する前に事前にFWのアップデートを実施してください。
アップデートで使用した媒体は、念のため大切に保管してください。
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