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2008年02月21日現在
ディスクアレイコントローラ(0ch) N8103-99
ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux ES 4

ディスクアレイコントローラ
(0ch)用ドライバ
LSI MegaRAID SAS 8300XLP Driver for Linux
- Version 00.00.02.03-RH1
- Version 00.00.03.05
- Version 00.00.03.13n


      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

No. 接続機器名称 型番
1 Express5800/120Ri-2(XD2/1.60G(4)) SASモデル N8100-1247 1
2 ディスクアレイコントローラ(0ch) N8103-99 1
3 増設バッテリ N8103-100 1
4 増設用36.3GB HDD N8150-199 3
5 増設用73.2GB HDD N8150-200 3
6 増設用146.5GB HDD N8150-201 3

■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 ディスクアレイコントローラ(0ch)配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価 Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

本ドライバのインストール概要

本ドライバは、インストールするOSバージョンによって、インストール方法が異なります。 以下の方法を参照し、インストールしてください。

<Update5の場合>
Red Hat Enterprise Linux 4 Update5 (x86)の媒体を使用して インストールします。 カーネルに組み込まれているドライバを使用 するため、「インストール方法について」および 「ドライバの適用方法について」の作業は不要です。 なお、詳細なOSのインストール方法については、Red Hat Enterprise Linux 4 の インストールガイドを参照してください。

<Update3/Update4/Update6の場合>
ドライバディスクおよび、Red Hat Enterprise Linux 4 (x86)の各Update媒体を 使用してインストールします。
インストール方法について」 →「ドライバの適用方法について」の 順番に手順を参照して、インストールしてください。

動作確認に使用したドライバディスク

 OS version    ドライバディスク  
 RHEL4 Update3 [2.6.9-34.EL]   00.00.02.03-RH1[Download]
 RHEL4 Update4 [2.6.9-42.EL]   00.00.02.03-RH1[Download]
 RHEL4 Update6 [2.6.9-67.EL]   00.00.03.13n[Download]


本システムで動作確認したドライバ

現在、動作確認しているカーネルとドライバの組み合わせは、以下の一覧です。

 kernel version    Driver version  
 2.6.9-34.EL(smp/hugemem) - Update3   00.00.02.03-RH1[Download]
 2.6.9-42.EL(smp/hugemem) - Update4   00.00.02.03-RH1[Download]
 2.6.9-42.0.2.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.02.03-RH1[Download]
 2.6.9-42.0.3.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.02.03-RH1[Download]
 2.6.9-42.0.8.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.02.03-RH1[Download]
 2.6.9-42.0.10.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.02.03-RH1[Download]
 2.6.9-55.EL(smp/hugemem) - Update5   00.00.03.05 *1
 2.6.9-55.0.2.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.03.05 *1
 2.6.9-55.0.6.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.03.05 *1
 2.6.9-55.0.9.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.03.05 *1
 2.6.9-55.0.12.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.03.05 *1
 2.6.9-67.EL(smp/hugemem) - Update6   00.00.03.13n[Download]
 2.6.9-67.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.03.13n[Download]
 2.6.9-67.0.4.EL(smp/hugemem) - Errata   00.00.03.13n[Download]
 *1 : カーネルに組み込まれているドライバ

インストール方法について

  1. ダウンロードしたドライバディスク用のファイルからドライバディスクを作成します。
    # dd if=megasas-(ドライババージョン)_(カーネルバージョン)-dd.img of=/dev/XXX
    (例: # dd if=megasas-03.13n_2.6.9-67.EL-dd.img of=/dev/XXX)
    注意1:/dev/XXXには、フロッピーディスクドライブを指定します。
  2. OSのインストール媒体 1枚目をサーバにセットし、起動します。
  3. bootプロンプトに"linux dd"オプションを入力します。
    (例: boot: linux dd)
  4. "Do you have a driver disk?"と表示されますので、画面の指示にしたがって該当するドライバディスクを適用してください。
  5. ドライバ適用後、画面の指示にしたがって、OSのインストールを完了してください。
なお、詳細なOSのインストール方法については、「Red Hat Enterprise Linux 4インストールガイド」を参照してください。

ドライバの適用方法について

カーネルにはドライバが含まれていますが、 必ず以下の手順で実施して、本ドライバに入れ替えてください。
  1. カーネルを適用
    # rpm -ivh kernel-(smp/hugemem)-(カーネルバージョン).i686.rpm
    (例: # rpm -ivh kernel-smp-2.6.9-67.0.4.EL.i686.rpm)
    注意1:既にカーネルが適用されている場合は、再度実施する必要はありません。
  2. 既存ドライバの退避
    # cd /lib/modules/(カーネルバージョン)/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # mv megaraid_sas.ko megaraid_sas.ko_org
  3. ダウンロードしたファイルを任意のディレクトリに格納
  4. ダウンロードしたファイルを展開
    # tar zxvf megasas-(ドライババージョン)_(カーネルバージョン).i686.tar.gz
    (例:# tar zxvf megasas-03.13n_2.6.9-67.0.4.EL.i686.tar.gz)
  5. 展開したドライバを適用
    # tar zxvf megasas_(カーネルバージョン).i686.tar.gz -C /
    (例:# tar zxvf megasas_2.6.9-67.0.4.ELsmp.i686.tar.gz -C /)
  6. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # /sbin/depmod -aF /boot/System.map-(カーネルバージョン) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/depmod -aF /boot/System.map-2.6.9-67.0.4.ELsmp 2.6.9-67.0.4.ELsmp)
  7. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/initrd-(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.6.9-67.0.4.ELsmp.img 2.6.9-67.0.4.ELsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されていません。
  8. システムリブート
    # sync
    # reboot
ドライバ適用に関しての注意事項

  1. カーネルへドライバ適用後、必ず以下のコマンドにてドライバ versionを確認し、ドライバが置き換わっていることを確認してください。

    # dmesg | grep megasas
    megasas: x.x.x.x y.y.y.y
    (例: megasas: 00.00.03.13n Tue Jun 12 12:35:50 PDT 2007)
    注意1:x.x.x.xの箇所にドライバ version、y.y.y.yに年月日と時刻が表示されます。

  2. 動作確認に使用したドライバソース
    動作確認は、下記ドライバソースで行っています。

     kernel version    ドライバソース  
     2.6.9-34.EL(smp/hugemem) - Update3   00.00.02.03-RH1[Download]
     2.6.9-42.EL(smp/hugemem) - Update4  
     2.6.9-42.0.2.EL(smp/hugemem) - Errata  
     2.6.9-42.0.3.EL(smp/hugemem) - Errata  
     2.6.9-42.0.8.EL(smp/hugemem) - Errata  
     2.6.9-42.0.10.EL(smp/hugemem) - Errata  
     2.6.9-67.EL(smp/hugemem) - Update6   00.00.03.13n[Download]
     2.6.9-67.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata  
     2.6.9-67.0.4.EL(smp/hugemem) - Errata  

  3. ドライバの最新情報は、以下LSI社URLを参照してください。

    http://www.lsi.com/
    「Support & Downloads」→ 「Storage」→「Downloads」から「MegaRAID SAS 8300XLP」を参照してください。
RAID管理ユーティリティについて

  1. N8103-99 ディスクアレイコントローラ(0ch)をご使用の際は、 RAID管理ユーティリティ「MegaRAID Storage Manager 」(以下、MSMと記載)を必ずインストールしてください。MSMは、以下ページに登録されている「ドライバ/ユーティリティ集」から、 入手することが可能です。

    NEC 8番街 Linux on Express5800 -ダウンロード-

    MSMがインストールされていない場合、ディスクアレイの監視・管理ができず、縮退の検知の遅れにつながる可能性があります。

■注意事項 ↑UP

本ディスクアレイコントローラをご使用の場合、2007年9月末以前に購入されたお客様は、必ず、ファームウェアをアップデートしてからご使用してください。 ファームウェアは、以下ページに登録されている「N8103-99ファームウェアアップデートFD」から、入手することが可能です。

■ファームウェア - ディスクアレイコントローラ - Supported

なお、注意事項もありますので、「N8103-99 ディスクアレイコントローラ (0ch)の注意事項について」 を参照の上、ご使用願います。以下に記載している"こちら"をクリックすると該当する注意事項が確認出来ます。

  1. upカーネルの注意事項について
    Update3(2.6.9-34.EL)を使用される場合、upカーネルの使用に制限があります。
    詳細は、こちらで確認してください。

  2. リビルド/整合性チェック機能動作中のシステム起動について
    リビルド機能(*2)または整合性チェック機能(*3)が動作中にシステムを起動(再起動も同様)しないでください。
    詳細は、こちらで確認してください。
    (*2) ディスク故障等でディスク交換時に動作する修復機能
    (*3) RAID上のデータの整合性を検査して、修復する機能(Check Consistency機能)

  3. システムBIOSアップデートについて
    ご使用する機種によって、システムBIOSを アップデートする必要があります。
    詳細は、こちらで確認してください。

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