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2004年02月02日現在
Fibre Channelコントローラ(N8190-105)
ディストリビューション Miracle Linux Standard Edition Version2.1
(KERNEL 2.4.9-31.22mlsmp)

Fibre Channel用ドライバ Emulex Driver for Linux - Version 4.21g


      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

No. 機器名称 型番
1 Express5800/120Rd-2 (PentiumIII 1.4GHz / メモリ 256MB) N8100-784 1
2 増設CPUボード(P-V 1.4GHz/512K) N8101-234 1
3 増設用18.1GB HDD N8150-161 1
4 Fibre Channelコントローラ (2Gbps/Optical) N8190-105 1
5 iStorage WB3240 NF9320-SS01 1
6 SFPモジュール N8190-42 2
7 FCケーブル NF9310-SJ01,SJ02 3
8 iStorage S2300 ディスクアレイ装置 (ディスク3台/RAID-5) NF2300-SR412 1

■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価 Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認
6 ケーブルの抜差し(障害時の擬似確認) アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

ドライバの適用方法

・ドライバ [ Download ]
  1. 以下パッケージがインストールされていることを確認
    ・kernel-source-2.4.9-31.22ml.i686.rpm
    ・Kernel-headers-2.4.9-31.22ml.i686.rpm
  2. ダウンロードしたドライバを任意のディレクトリに格納
  3. ダウンロードしたファイルを解凍
    # tar xvf lpfc-4.21g-1_gcc2x.i386.tar
  4. lpfc-4.21e配下に移動し、Makefileの以下行をエディタにて修正
    <修正前>
    cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -k 2.2.5 > lpfc.ver
    install -c $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
    install -c $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
    install -c $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
    install -c $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
    <修正後(smp環境の場合)>
    cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -p smp -k 2.4.9 > lpfc.ver
    install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
    install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
    install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
    install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
    <修正後(up環境の場合)>
    CFLAGSの"-D__SMP__=1 \"を削除
    cat lpfc.ver1 | /sbin/genksyms -k 2.4.9 > lpfc.ver
    install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/scsi/$(LPFCO).o
    install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/kernel/drivers/net/$(LPFNO).o
    install -c -m 644 $(LPFC) /lib/modules/$(VER)/scsi/$(LPFCO).o
    install -c -m 644 $(LPFN) /lib/modules/$(VER)/net/$(LPFNO).o
  5. lpfc.conf.cの以下行をエディタにて修正してドライバをカスタマイズ
    ・lpfc_use_removable=1; → 0に設定
    ・lpfc_topology=0; → 0x06に設定 (N8190-119接続の場合は、0に設定。)
  6. 認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合(必要な場合のみ)
      「Fibre Channelスイッチ」を御使用のお客様で、認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定する場合、lpfc.conf.cのパラメータを変更願います。 なお、本手順は例ですので、詳しくはEmulex社URLを参照願います。 本設定が必要な環境は、「Fibre Channelスイッチ」に複数のディスクアレイ装置が接続されている環境を御使用のお客様です。
    (例)
    ・lpfc_scandown = 0;
    ・lpfc_bind_entrie = 2; → lpfc_fcp_bind_DIDの定義している数
    ・lpfc_automap = 0;
    ・*lpfc_fcp_bind_DID[]={"0111e8:lpfc0t0","0110ef:lpfc0t1"}; → DIDの設定の仕方
  7. ドライバのMake方法及びインストール
    # make clean
    # make build
    # make install
  8. /etc/modules.confに以下内容を追加
    options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値)
    alias scsi_hostadapterX lpfcdd(Xは任意の数値)
  9. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  10. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(lilo.confのinitrd内容) (Kernel Version)
    (例:# /sbin/mkinitrd /boot/initrd-2.4.9-31.22mlsmp.img 2.4.9-31.22mlsmp)
    注意:mkinitrdで作成するイメージファイルが既に存在する場合、エラーとなります。ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。 "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists."が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  11. liloの再インストール
    # lilo -v
    ※ /etc/lilo.confの修正が必要な場合は、修正後実行。
  12. システムリブート
    # sync
    # reboot
DIDの設定の仕方(例)

  1. 最初はDIDの設定を行わず、「ドライバの適用方法」を参照の上、ドライバを組み込みシステムを再起動。
  2. システム再起動後、以下のコマンドを実行。
    # cat /proc/scsi/lpfc/*
  3. 上記コマンドラインを実行すると以下のように表示(例)されますので、DIDの値をメモしてください。

    Emulex LightPulse LPFC Driver Version: 4.21g
    HBA: Emulex LightPulse LP950 1 Gigabit PCI Fibre Channel Adapter
    SerialNum: 0000c92b6a60
    Firmware Version: 3.90A7
    Hdw: 2002606d
    VendorId: 0xf09510df
    Portname: 10:00:00:00:c9:2b:6a:60 Nodename: 20:00:00:00:c9:2b:6a:60
    Link Up - Ready:
    PortID 0x11200
    Fabric
    Current speed 2G
    lpfc0t00 DID 0111e8 WWPN 23:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN 20:00:00:00:4c:51:7f:65
    lpfc0t01 DID 0110ef WWPN 21:00:00:00:4c:51:7f:65 WWNN 20:00:00:00:4c:51:7f:65

  4. 上記データを参照して、lpfc.conf.cの"lpfc_fcp_bind_DID"を修正願います。なお、上記の場合は、以下のようになります。
    例:char *lpfc_fcp_bind_DID[]={"0111e8:lpfc0t0","0110ef:lpfc0t1"};

    − 注意事項 −
  5. 1システム上に複数のアレイディスク装置が接続されている場合、同じAL-PAにならないようにAL-PAスイッチの設定を行ってから作業願います。
ドライバ適用に関しての注意事項

  1. ドライバの最新情報は、以下Emulex社URLを参照してください。

    http://www.emulex.com/

    ※「drivers,software and manuals」からLP952Lを参照してください。

  2. Logical Drive作成後、システムを再起動せずに以下コマンドを実行しても動的追加はできません。システムの再起動を行い新たに作成したLogical Driveを認識させるか、ドライバのUnload/Loadにより、新たに作成したLogical Driveを認識させてください。

    # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
    ( a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN )

Version 4.21eからVersion 4.21gへの変更情報

  1. Emulex社のWebサイトに公開しているVersionです。
  2. Fibre Channelスイッチ接続時のクラスタ構成で、システムを2台以上同時に立ち上げると極希にディスクアレイ装置が認識出来ないことがありましたが、本Versionにて対応されております。
■注意事項 ↑UP

  1. ディスクアレイ装置を御使用の際、LD Numberは、0から連続するLD Numberで作成願います。
    0,1,4と作成した場合、LD Number:4がシステム起動時、認識できません。動的追加により認識は可能です。
  2. KernelをVersion Upする際は、modules.confの"alias scsi_hostadapterX lpfcdd"の先頭に"#"をつけてVersion Upしてください。ドライバを組み込む際は、再度ソースから上記手順でドライバを組み込むことが可能です。ただし、動作検証は上記で記載されたKernel Versionでのみ行っております。
  3. Fibre Channelスイッチ(N8190-119)接続の場合、システム起動時に"!lpfcx:0222:DIe:Initial FLOGI timeout"というエラーメッセージが表示されますが、特に問題はございません。
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