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ホーム > 製品 > コンピュータプラットフォーム > Express5800シリーズポータル > Linux on Express5800 > Linux動作確認情報 一覧 > Linux動作確認情報 詳細
2003年10月7日現在
Express5800/120Rd-1
ディストリビューション Red Hat Linux 9
(KERNEL 2.4.20-8smp)

記号の意味は以下の通りです。
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
−…未サポート
インストール評価 / CPU増設 / LANボード増設 / HDD増設 / バックアップ装置
/ ディスクアレイの動作確認 / AFT/ALB動作確認

■インストール評価 ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 Express5800/120Rd-1
(ディスクレスモデル/
Xeon Processor 3.20GHz/
メモリ 512MB)
N8100-931 1 CD-ROM Bootにてインストール(注1)(注2)
キーボード認識、動作を確認
マウス認識、動作を確認
内蔵LAN認識、動作を確認
Hyper Threading ON での動作を確認(注3)
2 増設用 36.3GB HDD N8150-162 1
3 ラックマウント用キーボード(W) N8170-13 1
4 マウス (2ボタン) N8170-05 1
(注1)
内蔵SCSIに接続されている HDD にインストールする場合、ドライバディスクが必要となります。

「aic79xx」ドライバディスク作成、インストール手順は以下のとおりです。

・ドライバディスク作成方法

  1. aic79xx(Version:1.3.5)のドライバディスクを入手します。
    Red Hat Linux 9 用の aic79xx(Version:1.3.5)のドライバディスクは、
    ここよりダウンロードできます。
      (ファイル名:aic79xx_1.3.5_rh90.img.gz バージョン:1.3.5)

  2. ダウンロードした "aic79xx_1.3.5_rh90.img.gz" ファイルを展開します。
    下記ファイルが作成されます。

    aic79xx_1.3.5_rh90.img

  3. 2. で展開したファイルを下記ファイル名にリネームします。

    dd.img

  4. DOSフォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。

    D:\>rawrite (注1)

    以下のメッセージに従い、ファイル名を入力します。
    Enter disk image source file name: dd.img [ENTER]

    以下のメッセージに従い、フロッピーディスクドライブ名を入力します。
    Enter terget diskette drive: a [ENTER]

    以下のメッセージに従い、 [ENTER]キーを押すとドライバディスクが作成されます。
    Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-:

    (注1)
    rawrite.exe ファイルは Red Hat Linux 9 のインストール CD1
    /dosutils に入っています。

以上でドライバディスクの作成は完了です。

・ドライバインストール方法

  1. インストールCDを入れ、起動させます。

  2. インストーラの初期画面で boot: と出力されているところで linux dd と入力し、ドライバアップデートモードでインストールを行います。

    boot: linux dd (enter)

  3. 以下のメッセージが表示されますので[Yes]を選択します。

    Do you have a driver disk ?

         [Yes]    [No]

  4. 以下のメッセージが表示されますので、"fd0"を選択し、その後[OK]を選択します。

    You have multiple devices which could serve as sources for a driver disk.
    Which would you like to use?

         fd0
         hdc

         [OK]    [Cancel]

  5. 以下の画面のとき、上記で作成したドライバディスクを入れ、[OK]を選択します。

    Insert your driver disk into /dev/fd0 and press "OK" to continue.

         [OK]    [Cancel]

  6. 以下メッセージが表示されますので、[NO]を選択します。

    Do you wish to load any more driver disks?

         [Yes]    [No]

    この表示から後は通常のインストール画面になります。

  7. インストール終了後、マシンを再起動します。

  8. 起動後、ドライバの確認を行います。

    "dmesg"コマンドを実行します。

    #dmesg | less

    以下の表示でドライババージョンが Rev 1.3.5 であることを確認します。

    Adapte AIC79XX PCI-X SCSI HBA DRIVER, Rev 1.3.5

以上でドライバのインストールは完了です。

(注2)
CD-ROMについては、DMAモードをOFFにして使用します。
インストール後に、/etc/rc.sysinitに以下の記述を追加し、再起動を行ってください。
       
            # disable ide-cd DMA
            for i in /proc/ide/hd[a-z]
            do
               MEDIA=`cat ${i}/media`
               if [ ${MEDIA} = "cdrom" ]
               then
                   /sbin/hdparm -d0 /dev/`basename ${i}`
               fi
            done
            
本設定はシステム起動時に実行され、再起動後に有効となります。
また、本設定はCD-ROMのみを対象とするため、HDDには影響ありません。
(注3)
インストール後、システムを再起動し、プロセッサ数を確認しました。

■CPU ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 増設CPUボード
(Xeon Processor 3.20GHz)
N8101-275 1 smp動作を確認

■LANボード ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 100BASE-TX接続ボード(2ch) N8104-86 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認
2 100BASE-TX接続ボード N8104-88 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認
3 100BASE-TX接続ボード N8104-111 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認
4 1000BASE-SX接続ボード N8104-84 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認
5 1000BASE-T接続ボード N8104-103 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認
6 1000BASE-T接続ボード N8104-104 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認
7 1000BASE-T接続ボード(2ch) N8104-113 1 telnet,FTPにて正常に動作することを確認

■HDD ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 増設用 36.3GB HDD N8150-162 1 AIC7902配下に接続(注1)
約30MBのファイルのコピー,DIFFを
30回繰り返すTPで確認
2 増設用 73.2GB HDD N8150-163 1 AIC7902配下に接続(注1)
約30MBのファイルのコピー,DIFFを
30回繰り返すTPで確認
3 増設用 18.1GB HDD N8150-164 3 ディスクアレイコントローラ[N8103-80]
配下に接続(注2)
ディスクアレイの動作確認を参照
4 増設用 36.3GB HDD N8150-165 3 ディスクアレイコントローラ[N8103-81]
配下に接続(注2)
ディスクアレイの動作確認を参照
(注1)
「インストール評価」(注1)を参照願います。
(注2)
「OS基本インストール」(注1)を参照願います。

■バックアップ装置 ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 SCSIコントローラ N8103-65 1 デバイス増設ユニットを接続し、
正常に動作することを確認(注1)
2 デバイス増設ユニット N8141-28A 1 SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続
正常に動作することを確認
3 内蔵DAT N8151-12BC 1 デバイス増設ユニット[N8141-28A]配下に接続
約30MBのファイルのBackup/Restore,
DIFFを30回繰り返すTPで確認
(注1)
OSをインストール後にSCSIコントローラ[N8103-65]を接続し、 再起動を行った場合は、
自動でドライバをロードしない場合があります。
その場合は、以下の手順でドライバをロードします。

・ドライバのロード方法
  1. システム起動後以下のコマンドを実行します。
  2. # modprobe a100u2w
  3. # lsmod
    上記lsmod コマンドで a100u2w ドライバがロードされているかを 確認します。

・再起動後、自動でドライバをロードする方法
  1. /etc/rc.d/rc.sysinit ファイルの最後に『modprobe a100u2w』 を追加します。

■ディスクアレイの動作確認 ↑UP

ハードウェア構成

構成1 (RAID5)
RAID5構成の環境にOSをインストール

Express5800
/120Rd-1
━ ディスクアレイ
コントローラ
(N8103-80)
┳ 18.1GB HDD
(N8150-164)
RAID5構成

┣ 18.1GB HDD
(N8150-164)

┗ 18.1GB HDD
(N8150-164)

構成2 (RAID5)
RAID5構成の環境にOSをインストール

Express5800
/120Rd-1
━ ディスクアレイ
コントローラ
(N8103-81)
┳ 36.3GB HDD
(N8150-165)
RAID5構成

┣ 36.3GB HDD
(N8150-165)

┗ 36.3GB HDD
(N8150-165)

※  構成1,2の差異は、RAIDボードの違いです。
 
※  評価時、DACボード FW Rev. は出荷時設定で行っています。
MegaRAID U320 CH1(N8103-80) :1L23
MegaRAID U320 CH2(N8103-81) :1L23

OS基本インストール

No. 評価項目 結果 コメント
構成1 構成2
1 OSのインストール CD-ROM Boot インストール完了(注1)
(注1)
N8103-80、N8103-81 ディスクアレイコントローラに接続されている HDD にインストールする場合、
ドライバディスクが必要となります。

構成1「N8103-80」、構成2「N8103-81」ドライバディスク作成、インストール手順

・ドライバディスク作成方法

  1. 下記、LSI LOGIC社のWebよりファイルをダウンロードします。
    LSI LOGIC社のWeb(2003.10.6現在)
      URL:   http://support.megaraid.com/support/dlresult.cfm
      (ファイル名:118JRH9.tgz バージョン:1.18j)
     
    1. Select a file productの項目で下記を選択します。
        MegaRaid320-1 - [520-1Ch]

    2. Select a file typeの項目で下記を選択します。
      Drivers

    3. Nextをクリックします。

    4. Drivers & Utilities のOS[Redhat 9.0] をクリックします。

    5. 注意事項をよく読み、同意した上で、I Agreeをクリックしてファイルをダウンロードしてください。

  2. ダウンロードした"118JRH9.tgz"ファイルを展開します。

  3. 展開されたMega118j/RH90ディレクトリにある"dud-rh90-118j.gz"ファイルを展開します。
    下記ファイルが作成されます
    dud-rh90-118j
  4. 展開したファイルを下記ファイル名にリネームします。
    dd.img
  5. DOSフォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。

    D:\>rawrite (注1)

    以下のメッセージに従い、ファイル名を入力します。
    Enter disk image source file name: dd.img [ENTER]

    以下のメッセージに従い、フロッピーディスクドライブ名を入力します。
    Enter terget diskette drive: a [ENTER]

    以下のメッセージに従い、 [ENTER]キーを押すとドライバディスクが作成されます。
    Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-:

    (注1) rawrite.exe ファイルは Red Hat Linux 9 のインストール CD1
    /dosutils に入っています。

以上でドライバディスク作成は完了です。

・ドライバインストール方法

  1. インストールCDを入れ、起動させます。

  2. インストーラの初期画面で boot: と出力されているところで linux dd と入力し、
    ドライバアップデートモードでインストールを行います。

    boot: linux dd (enter)

  3. 以下のメッセージが表示されますので[Yes]を選択します。

    Do you have a driver disk ?

         [Yes]    [No]

  4. 以下のメッセージが表示されますので、"fd0"を選択し、その後[OK]を選択します。

    You have multiple devices which could serve as sources for a driver disk.
    Which would you like to use?

         fd0
         hdc

         [OK]    [Cancel]

  5. 以下の画面のとき、上記で作成したドライバディスクを入れ、[OK]を選択します。

    Insert your driver disk into /dev/fd0 and press "OK" to continue.

         [OK]    [Cancel]

  6. 以下メッセージが表示されますので、[NO]を選択します。

    Do you wish to load any more driver disks?

         [Yes]    [No]

    この表示から後は通常のインストール画面になります。

  7. インストール終了後、マシンを再起動します。

  8. 起動後、ドライバの確認を行います。

    #dmesg | less

    以下の表示でドライババージョンが v1.18j であることを確認します。

    megaraid 1.18j (Release Date: Mon Jul 7 14:39:55 EDT 2003)

以上でドライバのインストールは完了です。


DACボード配下のDISKの使用

No. 評価項目 結果 コメント
構成1 構成2
1 パーティション作成 容量:4GBのパーティションを確保し、正常に動作することを
確認
2 ファイルシステム作成, mount, umount 正常に動作することを確認
3 RAIDボード配下のDISKの使用可否 データのコピー/Verifyを行い、正常に動作することを確認
4 DACボード配下のDISKがシステムドライブ時、2GB以上の領域への データのセーブ及び内容の確認
データのコピー/Verifyを行い、正常に動作することを確認

DISK障害時の動作

No. 評価項目 結果 コメント
構成1 構成2
1 DISK障害時(DEAD時)、AutoRebuild機能の動作を確認 DISKがDEAD状態になった時、Rebuild機能の動作
 - DEADになったDISKシステムが動作している状態で交換し
 AutoRebuild機能が正常に動作することを確認

最大パーティション数

No. 評価項目 結果 コメント
構成1 構成2
1 最大利用可能パーティション数 14 14 同時にmount可能なパーティション数

■AFT(Adapter Fault Tolerance)/ALB(Adaptive Load Balancing) 動作確認 ↑UP
 
No. 機器名称 型番 結果 評価概要
AFT ALB
1 オンボード(1000BASE-T) N8100-931 2 AFT機能が正常に動作することを確認
(注1)
2 100BASE-TX接続ボード(2ch) N8104-86 1 AFT/ALB機能が正常に動作することを確認
(注2)
3 1000BASE-T接続ボード(2ch) N8104-113 1 AFT機能が正常に動作することを確認
(注1)
AFT設定方法 ALB設定方法についてはこちらを参照して下さい。
(注1)
AFT/ALB機能を有効にするために、OS をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバを適用して、評価を実施しました。

Intel(R)社の Web (2003.10.2現在)

(注2)
AFT機能を有効にするために、OS をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバを適用して、評価を実施しました。

Intel(R)社の Web (2003.10.2現在)

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