ディストリビューション
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Red Hat Linux 9
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本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。
なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。
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ALB機能を有効にするために、Red Hat Linux 9 をインストール後に、 Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバをmakeして、評価を実施しました。
ALB(Adaptive Load Balancing)機能の説明については、
こちら
を参照してください。
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■
SW構成
-
*1 Intel(R)社の Web(2003.9.22現在) より Download
http://downloadfinder.intel.com/scripts-df/Detail_Desc.asp?agr=Y&Inst=Yes&ProductID=61&DwnldID=5600
(iANSパッケージ:iANS-2.3.61.tar.gz)
http://appsr.intel.com/scripts-df/Detail_Desc.asp?ProductID=416&DwnldID=2896
(e100ドライバ:e100-2.3.27.tar.gz)
*2 iANS パッケージに含まれる
*3評価時期によりドライババージョンが異なります。動作確認に使用したドライババージョンについては「Express5800
Linux動作確認情報」のモデルごとの動作確認情報を参照してください。
■設定方法
詳細は上記URLのReadmeを参照してください。
- Intel(R)社のWEB(上記を参照)より最新のパッケージをダウンロードします
100BASE-TXの場合(N8104-86等)
-
iANSパッケージ: ians-2.3.61.tar.gz
- e100ドライバ:
e100-2.3.27.tar.gz
- 使用するNICに必要なドライバを展開します
100BASE-TX(N8104-86)の場合
#tar
xvzf
e100-2.3.27.tar.gz
- すでにインストールされているドライバをrenameします
- 2.で作成されたディレクトリのsrc
ディレクトリに移動しドライバをmakeします
100BASE-TX(N8104-86等)の場合
#cd
e100-2.3.27/src
#make
install
- ダウンロードした iANS パッケージを展開し、インストールします
#tar xvzf
ians-2.3.61.tar.gz
#cd iANS-2.3.61/src
#make install
- 起動しているネットワークデバイスをすべてダウンさせます
#ifconfig eth(0,1,2...) down
- ネットワークモジュールを組み込みます
- e100ドライバを使用する場合、"e100"以外のドライバが組み込まれていれば、
"e100"に変更します
(例)
#lsmod
#rmmod eepro100
#insmod
e100
- ians モジュールを組み込みます
#insmod ians
- チーム設定、設定の保存
以下の手順でansのモジュールの起動を設定します。
#cd iANS-2.3.61/bin/
#./ianstool
指示に従って、設定を行います。
(例)
・Select menu option :1
・Enter team name :TEAM
・Select teaming mode :ALB
・Do you want RLB to be enabled? :y
・Select VLAN mode :none
・Enter member name :eth0
・Select mebmer priority :primary
・Enter member name :eth1
・Select member priority :secondary
・Select menu option :5
・[Enter]で設定を終了します。
・Enter file name to save to :vadat
・Do you want to save the topology across boots? :y
・Select menu option :6
- ネットワークの設定 (ネットワークの設定はVirtual Adapterに対して行います)
上記 "9.チーム設定、設定の保存"を実行後、/etc/sysconfig/network-scripts下
に ifcfg-vadatファイルができます。
#vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-vadat
を実行し、必要な情報を追加してください。
DEVICE=vadat (←Virtual Adapter名)
BOOTPROTO=static
ONBOOT=yes
IPADDR=10.10.100.100 (←実際にVirtual Adapterに設定するIPアドレス)
NETMASK=255.255.255.0 (←実際のサブネットのマスクアドレス)
以上で、再起動後も設定したALB機能が有効になります。
■自動起動の設定
自動起動の設定は上記 "設定方法
9.チーム設定、設定の保存"の手順で行われます。
■確認項目
下記の各構成で32Kバイト単位のデータ送受信を行い、ALB非構成時とALB構成時のデータ転送速度を確認
- 送信
ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定しました
ALBを構成しない場合と比較して、転送速度が向上している事を確認
- 受信
ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定しました
ALBを構成しない場合と比較して、同等以上の転送速度が得られる事を確認
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