Express5800/120Ba-4 | |
ディストリビューション |
Red Hat Enterprise Linux ver.4 Update2 (KERNEL 2.6.9-22.ELsmp) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。 |
記号の意味は以下の通りです。 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート |
製品情報 / インストール確認 / HDD増設 / メモリ増設 / LAN増設 |
■製品情報 | UP |
■インストール確認 | ↑UP |
■ハードウェア構成
構成 | 型番 | 機器名称 | 数 |
---|---|---|---|
構成1 (SCSI) | N8400-026 | Express5800/120Ba-4 (Xeon 3.80GHz/メモリセレクタブル/ディスクレス) | 1 |
N8401-013 | 増設CPUボード(Xeon(3.80(2)GHz)) | 1 | |
N8402-010 | 512MB増設メモリボード | 1 | |
N8405-013 | ブレード収納ユニット(4U) | 1 | |
N8450-006 | 増設用36.3GB HDD(Ultra320 SCSI, 15krpm) | 1 | |
N8406-005A | インテリジェントスイッチ(L2) | 2 | |
N8870-001 | キーボード(USB) | 1 | |
N8870-010 | マウス(USB) | 1 |
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|
構成1 | ||
OSのインストール(DPM) | ○ (注1) |
「DeploymentManager Lite」を利用してインストール。 |
OSのインストール(CD-ROM) | ◎ | UPDATE 2 CD-ROM からのBootにてインストール。 ブレード収納ユニットに標準搭載のCD-ROMドライブよりBoot。 |
X Window Systemの動作 | ◎ (注2) |
X Window Systemの設定を行って確認。 |
USB マウス・キーボード | ◎ | |
標準LANポート | ◎ | telnet,ftp(100MBファイルのput/get)にて動作を確認。 |
標準LANポート二重化(Bonding) | ◎ (注3) |
[N8406-005A] インテリジェントスイッチ(L2) を、[N8406-007] スルーカードに載せ換えて確認。 Bondingドライバを使用して耐障害性(FT)/負荷分散(LB)機能を確認。 telnet,ftp(100MBファイルのput/get)にて動作を確認。 |
CPUの認識 | ◎ | cat /proc/cpuinfo コマンドにて、動作周波数、論理CPU個数(HT有効時)を確認。 |
メモリの認識 | ◎ | cat /proc/meminfo コマンドにて総容量を確認。 |
作成パーティション数 | 14 | ドライブ全領域を使用。 |
ハードドライブ(HDD) | ◎ | ファイルのコピー/比較を確認。 |
CD-ROMドライブ | ◎ | |
フロッピードライブ | ◎ | |
負荷ランニング | 12h | 各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの連続負荷時間。 |
再起動繰り返し | 10 | 再起動繰りかえし回数。 |
(注1)
「DeploymentManager Lite」を使用したインストールの手順概要※「DeploymentManager Lite」( 以下 DPM ) についての詳細は、付属のマニュアルを参照してください。
DPM を利用したインストール方法を下記に示します。
DPM が運用されるコンピュータを「DPMサーバ」とします。
●必要ファイルの入手と展開
必要なファイルのアーカイブ( DPM_120Ba-4_RHEL4U2.zip )をこちらからダウンロードし、展開してください。次のファイルが含まれています。これらを下記の手順で使用します。
ks.cfg kickstart ファイル syslinux.cfg pxelinux の設定ファイル ●ネットワーク・サーバの設定
- DHCPサーバを、インストール対象機が使用できるようセットアップします。
- NFSサーバで、"/exports/CD" というフォルダを公開します。
そこに、UPDATE2 CD-ROM (複数あります) の中身を、まるごとコピー(すべて上書き)します。※UPDATE2 CD-ROM のコピーの場所は、下記のkickstartファイルにて指定されます。
- NFSサーバで、"/exports/KS" というフォルダを公開します。
そこに、上記の kickstart ファイル( ks.cfg )を置きます。※kickstartファイルは、下記の pxelinux の設定ファイル( syslinux.cfg )で指定されます。
- 上記kickstartfile を編集し、 次の記述を、NFSサーバのIPアドレスと UPDATE2 CD-ROM の公開場所(インストール中 /mnt/source にマウントされる) にあわせて変更してください。
nfs --server 192.168.0.1 --dir /exports/CDその他にも、次の設定は必須です。
- パスワード(rootpw)
- パーティション(part) ※当該マシンの場合、インストール対象HDDがSCSIなので「sda」を指定する。
- パッケージ(%packages)
※kickstartファイルのカスタマイズの詳細については、 Red Hat Linux のマニュアルを参照してください。
※kickstartファイルは、改行コードが"LF"(UNIX標準)でなければなりません。エディタによっては、"CR+LF" (DOS標準)に勝手に変更してしまうものもあるので、編集には注意が必要です。
●DPMサーバの準備概要
- DPMサーバ、NFSサーバ、DHCPサーバと、インストール対象機を、 到達可能なネットワーク・セグメント上に接続してください。
- DMPを付属のEXPRESSBUILDERからWindowsマシンにインストールします。
- C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\PXE\Images\pxelinux にフォルダを作成します。 ここではフォルダ名を "RHEL4" とします。 そこに、次の2つのファイルをコピーします。
- UPDATE2 CD-ROM CD1 内の images/pxebootフォルダにある vmlinuz 及び initrd.img ファイル
※これらのファイルの場所は、下記のpxelinuxの設定ファイル( syslinux.cfg )で指定されます。
- C:\Deploy\AnsFile\Linux に、上記のpxelinuxの設定ファイル( syslinux.cfg )を置きます。
※C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\ の配下にも、似たようなフォルダがあるので注意。
※syslinux.cfg では次が記述されています。
- ブートするカーネルの場所
- カーネルパラメータ ( initrdイメージの場所、kickstartファイルのアクセス方法(NFS)と場所 )
- DPMサーバ、NFSサーバ、DHCPサーバとネットワーク接続しているLANデバイスの指定
※append行に”ksdevice=eth0”等と記載します。
※LANボード増設時にeth0, eth1 などの順序が変わる場合のみ指定が必要です。- DPMを起動し、シナリオファイルを作成します。
- シナリオ→シナリオファイルの作成
- シナリオファイル名の設定。
- オペレーションシステム「Linux」を選択。
- パラメータファイル (プルダウンメニューから)「syslinux.cfg」を選択。
- DPMに、インストール対象機を登録します。
- 「グループの作成 」→(右クリック)「収納ユニットの追加」を実施します。
- 対象機をブートすると「新規コンピュータ」としてアイコンが現れますので、そのアイコンを右クリックし、「コンピュータの追加」 を行い、グループ/収納ユニット/スロットを指定/シナリオファイル(上記で作成)の指定を行います。
●シナリオの実行
DPMにて、インストール対象機のアイコンを右クリックし、 「シナリオ」→「シナリオの実行」を選択してください。インストールを開始します。うまく行かないときは次を確認してみてください。
- アプリケーションログ
- C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\PXE\Images\pxelinux\pxelinux.cfg\ 配下のファイルを削除してからシナリオを実施してください。
- kickstartファイルの改行コードが全て"LF"(UNIX標準)になっているか。
以上でインストールは完了です。
(注2)
X Window System が起動しない場合は、setup コマンドでディスプレイの設定を行う必要があります。
(注3)
Linuxに標準で搭載されている、Bondingドライバを使用します。
- 評価における設定の概要は こちらを参照願います。
- 負荷分散(LB)機能は性能の検証が必要です。
■HDD増設 | ↑UP |
型番 | 機器名称 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|
N8450-006 | 増設用 36.3GB HDD(Ultra320 SCSI, 15krpm) | ◎ |
ブレード収納ユニットのHDDスロットに搭載、 ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
N8450-004 | 増設用 73.2GB HDD(Ultra320 SCSI, 15krpm) | ||
N8450-012 | 増設用 146.5GB HDD(Ultra320 SCSI, 15krpm) |
■メモリ増設 | ↑UP |
型番 | 機器名称 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|
N8402-010 | 512MB増設メモリボード(256MB x2) | 2 | ◎ | cat /proc/meminfo コマンドにて計1GBを確認。 |
N8402-011 | 1GB増設メモリボード(512MB x2) | 2 | ◎ | cat /proc/meminfo コマンドにて計2GBを確認。 |
N8402-012 | 2GB増設メモリボード(1GB x2) | 2 | ◎ | cat /proc/meminfo コマンドにて計4GBを確認。 |
N8402-013 | 4GB増設メモリボード(2GB x2) | 2 | ◎ | cat /proc/meminfo コマンドにて計8GBを確認。 |
■LAN増設 | ↑UP |
型番 | 機器名称 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|
N8403-013 | 1000BASE-T(2ch)接続ボード | 1 | ◎ | telnet,ftp(100MBのデータのget/put)が行える。 |
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