Express5800/110Ba-m3 | |
ディストリビューション |
Red Hat Enterprise Linux ES 3 Update 4 (KERNEL 2.4.21-27EL) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。 |
記号の意味は以下の通りです。 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート |
インストール確認 / HDD増設 / メモリ増設 / LANポート二重化 / |
■インストール確認 | ↑TOP |
■ハードウェア構成
構成 | 型番 | 機器名称 | 数 |
---|---|---|---|
構成1 (S-ATA) |
N8400-024 | Express5800/110Ba-m3 (Intel Pentium-M 1.8GHz/ディスクレス/メモリレス) | 1 |
N8450-010 | 40GB HDD(2.5inch S-ATA, 5.4krpm) | 1 | |
N8402-014 | 512MB増設メモリボード | 1 | |
N8405-015 | ブレード収納ユニット | 1 | |
N8460-005 | USB-HUB | 1 | |
N8460-003 | USB-CDROM | 1 | |
N8460-002 | USB-FDD | 1 |
■ 動作確認表
評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|
構成1 | ||
OSのインストール(CD-ROM Boot) | ◎ | UPDATE 4 CD-ROM からのBootにてインストール。(注1) |
OSのインストール(DPM利用) | ◎ | DeploymentManager Lite を利用してインストール。(注1)(注2) |
X Window Systemの動作 | ◎ | |
ハードドライブ(HDD) | ◎ | ファイルのコピー/比較を確認。 |
USB-CDROM | ◎ | 読み込み/CD-ROM Bootを確認。 |
USB-FDD | ◎ | ファイルの読み込み/書き込みを確認。 |
標準LANポート | ◎ | telnet,ftp(100MBファイルのput/get)にて動作を確認。 |
PS/2 マウス・キーボード | ◎ | |
CPUの認識 | ◎ | /proc/cpuinfo にて、動作周波数、論理CPU個数を確認。 |
メモリの認識 | ◎ | /proc/meminfo にて総容量を確認。 |
作成パーティション数 | 14 | ドライブ全領域を使用。 |
負荷ランニング | ◎ | 各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。1h以上。 |
再起動繰り返し | ◎ | 再起動を5回以上。 |
(注1)
OSをインストールする前に、BIOS設定を確認してくだい。
装置起動時に、F2キーを押してSETUPを起動し、以下の設定を行ってください。(注2)
- Advanced - Peripheral Configuration を表示します。
- 以下の設定を行ってください。
SATA RAID:Disabled
Native Mode Operation:Serial ATA
「DeploymentManager Lite」を使用したインストールの手順概要※「DeploymentManager Lite」( 以下 DPM )についての詳細は、付属のマニュアルを参照してください。
DPM を利用したインストール方法を下記に示します。
DPM が運用されるコンピュータを「DPMサーバ」とします。
●必要ファイルの入手と展開
必要なファイルのアーカイブ( DPM_110Ba-m3_RHES3up4.zip) をこちらからダウンロードし、展開してください。次のファイルが含まれています。これらを下記の手順で使用します。
ks.cfg kickstart ファイル syslinux.cfg pxelinux の設定ファイル ●ネットワーク・サーバの設定
- DHCPサーバを、インストール対象機が使用できるようセットアップします。
- NFSサーバで、"/exports/CD" というフォルダを公開します。
そこに、Red Hat Enterprise Linux ES 3 Update4 (以降、Red Hat Linuxと記述) インストールCD-ROM(複数あります)の中身をまるごとコピーします。 (ファイルを上書きするか聞かれたら、"すべて上書き" としてください)
Update4 CD-ROM は、Red Hat Networkより入手します。
※Red Hat Linux のインストールCD のコピーの場所は、下記のkickstartファイルにて指定されます。
- NFSサーバで、"/exports/KS" というフォルダを公開します。
そこに、上記の kickstart ファイル( ks.cfg )を置きます。※kickstartファイルは、下記の pxelinux の設定ファイル( syslinux.cfg )で指定されます。
- 上記kickstartfile を編集し、 次の記述を、NFSサーバのIPアドレスと Red Hat Linux インストールCDの公開場所 (インストール中 /mnt/source にマウントされる) にあわせて変更してください。
nfs --server 192.168.0.1 --dir /exports/CDその他にも、次の設定は必須です。
- パスワード(rootpw)
- パーティション(part) ※当該マシンの場合、「sda」を指定する。
- パッケージ(%packages)
※kickstartファイルのカスタマイズの詳細については、 Red Hat Linux ドキュメントCD 内の「Red Hat Linuxカスタマイズガイド」等のマニュアルを参照してください。
※kickstartファイルは、改行コードが"LF"(UNIX標準)でなければなりません。 エディタによっては、"CR+LF"(DOS標準)に勝手に変更してしまうものもあるので、編集には注意が必要です。
●DPMサーバの準備概要
- DPMサーバ、NFSサーバ、DHCPサーバと、インストール対象機を、 到達可能なネットワーク・セグメント上に接続 してください。
- 本体装置に付属のEXPRESSBUILDERから、DPMをWindowsマシンにインストールします。
- C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\PXE\Images\pxelinuxにフォルダを作成します。 ここではフォルダ名を "RHES3" とします。 そこに、次の2つのファイルをコピーします。
- Red Hat Linux インストールCD1 内の images/pxebootフォルダにある vmlinuz 及び initrd.img ファイル
※これらのファイルの場所は、下記のpxelinuxの設定ファイル( syslinux.cfg )で指定されます。
- C:\Deploy\AnsFile\Linux に、上記のpxelinuxの設定ファイル( syslinux.cfg )を置きます。
※C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\ の配下にも、似たようなフォルダがあるので注意。
※syslinux.cfg では次が記述されています。
- ブートするカーネルの場所
- カーネルパラメータ ( initrdイメージの場所、kickstartファイルのアクセス方法(NFS)と場所 )
- DPMサーバ、NFSサーバ、DHCPサーバとネットワーク接続しているLANデバイスの指定
※append行に”ksdevice=eth0”等と記載します。
※LANボード増設時にeth0, eth1 などの順序が変わる場合のみ指定が必要です。- DPMを起動し、シナリオファイルを作成します。
- シナリオ→シナリオファイルの作成
- シナリオファイル名の設定。
- オペレーションシステム「Linux」を選択。
- パラメータファイル (プルダウンメニューから)「syslinux.cfg」を選択。
- DPMに、インストール対象機を登録します。
- 「グループの作成 」→(右クリック)「収納ユニットの追加」を実施します。
- 対象機をブートすると「新規コンピュータ」としてアイコンが現れますので、 そのアイコンを右クリックし、「コンピュータの追加」を行い、 グループ/収納ユニット/スロットを指定/シナリオファイル(上記で作成)の指定を行います。
●シナリオの実行
DPMにて、インストール対象機のアイコンを右クリックし、「シナリオ」→「シナリオの実行」を選択してください。 インストールを開始します。うまく行かないときは次を確認してみてください。
- アプリケーションログ
- C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\PXE\Images\pxelinux\pxelinux.cfg\ 配下のファイルを削除してからシナリオを実施してください。
- kickstartファイルの改行コードが全て"LF"(UNIX標準)になっているか。
以上でインストールは完了です。
■HDD増設 | ↑TOP |
型番 | 機器名称 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|
N8450-010 | 40GB HDD(2.5inch S-ATA, 5.4krpm) | ◎ | オンボードのS-ATAコネクタに接続、 ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
■メモリ増設 | ↑TOP |
型番 | 機器名称 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|
N8402-014 | 512MB増設メモリボード | 2 | ◎ | /proc/meminfoにて計1GBを確認。 |
N8402-015 | 1GB増設メモリボード | 2 | ◎ | /proc/meminfoにて計2GBを確認。 |
■LANポート二重化 (Bonding) | ↑TOP |
型番 | 機器名称 | 数 | 結果 | 評価概要 | |
---|---|---|---|---|---|
FT | LB | ||||
標準実装 | オンボード(1000BASE-T) | 2 | ◎ | - | (注3) 耐障害性(FT)機能を確認。 負荷分散(LB)機能は未対応。 |
(注3)
カーネルソースパッケージに含まれる、次のテキストを参考に評価を実施しました。
/usr/src/linux/Documentation/networking/bonding.txt
評価における設定の概要は こちらを参照願います。
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