Express5800/110Ba-e3 |
ディストリ ビューション | Red Hat Enterprise Linux ES Ver3
Update2 (KERNEL 2.4.21-15.EL) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。 |
記号の意味は以下の通りです。 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート |
インストール評価 / CPU / メモリ/ LAN / HDD
/ USBデバイス / LANポート二重化 |
■ インストール評価 | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|---|
1 | Express5800/110Ba-e3 (Pentium-M 1.1GHz / メモリレス) |
N8400-023 | 1 | ◎ |
「DeploymentManager Lite」を利用してインストール(注1)。 内蔵LANの認識/動作を確認。 |
2 | 40GB HDD(IDE) | 標準搭載 | 1 | ||
3 | 512MB増設メモリボード | N8402-014 | 1 | ||
4 | ブレード収納ユニット | N8405-015 | 1 |
(注1)
「DeploymentManager Lite」を使用したインストールの手順概要※「DeploymentManager Lite」( 以下 DPM ) についての詳細は、付属のマニュアルを参照してください。
DPM を利用したインストール方法を下記に示します。
DPM が運用されるコンピュータを「DPMサーバ」とします。
●必要ファイルの入手と展開
必要なファイルのアーカイブ( DPM_110Ba-e3_RHES3up2.zip )をこちらからダウンロードし、 展開してください。 次のファイルが含まれています。これらを下記の手順で使用します。
ks.cfg kickstart ファイル syslinux.cfg pxelinux の設定ファイル ●ネットワーク・サーバの設定
- DHCPサーバを、インストール対象機が使用できるようセットアップします。
- NFSサーバで、"/exports/CD" というフォルダを公開します。
そこに、Red Hat Enterprise Linux ES Ver3 Update2 (以降、Red Hat Linux と記述)インストールCD-ROM(複数あります) の中身を、まるごとコピーします。Update2 CD-ROM は、Red Hat Networkより入手します。
※Red Hat Linux のインストールCD のコピーの場所は、下記のkickstartファイルにて指定されます。
- NFSサーバで、"/exports/KS" というフォルダを公開します。
そこに、上記の kickstart ファイル( ks.cfg )を置きます。※kickstartファイルは、下記の pxelinux の設定ファイル( syslinux.cfg )で指定されます。
- 上記kickstartfile を編集し、 次の記述を、NFSサーバのIPアドレスと Red Hat Linux インストールCDの公開場所 (インストール中 /mnt/source にマウントされる) にあわせて変更してください。
nfs --server 192.168.0.1 --dir /exports/CDその他にも、次の設定は必須です。
- パスワード(rootpw)
- パーティション(part) ※当該マシンの場合、インストール対象HDDがIDEなので「hda」を指定する。
- パッケージ(%packages)
※kickstartファイルのカスタマイズの詳細については、 Red Hat Linux ドキュメントCD 内の「Red Hat Linuxカスタマイズガイド」等のマニュアルを参照してください。
※kickstartファイルは、改行コードが"LF"(UNIX標準)でなければなりません。 エディタによっては、"CR+LF"(DOS標準)に勝手に変更してしまうものもあるので、編集には注意が必要です。
●DPMサーバの準備概要
- DPMサーバ、NFSサーバ、DHCPサーバと、インストール対象機を、 到達可能なネットワーク・セグメント上に接続してください。
- DMPを付属のExpressBuilderからWindowsマシンにインストールします。
- C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\PXE\Images\pxelinux にフォルダを作成します。 ここではフォルダ名を "RHES3" とします。 そこに、次の2つのファイルをコピーします。
- Red Hat Linux インストールCD1 内の images/pxebootフォルダにある vmlinuz 及び initrd.img ファイル
※これらのファイルの場所は、下記のpxelinuxの設定ファイル( syslinux.cfg )で指定されます。
- C:\Deploy\AnsFile\Linux に、上記のpxelinuxの設定ファイル( syslinux.cfg )を置きます。
※C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\ の配下にも、似たようなフォルダがあるので注意。
※syslinux.cfg では次が記述されています。
- ブートするカーネルの場所
- カーネルパラメータ ( initrdイメージの場所、kickstartファイルのアクセス方法(NFS)と場所 )
- DPMサーバ、NFSサーバ、DHCPサーバとネットワーク接続しているLANデバイスの指定
※append行に”ksdevice=eth0”等と記載します。
※LANボード増設時にeth0, eth1 などの順序が変わる場合のみ指定が必要です。- DPMを起動し、シナリオファイルを作成します。
- シナリオ→シナリオファイルの作成
- シナリオファイル名の設定。
- オペレーションシステム「Linux」を選択。
- パラメータファイル (プルダウンメニューから)「syslinux.cfg」を選択。
- DPMに、インストール対象機を登録します。
- 「グループの作成 」→(右クリック)「収納ユニットの追加」を実施します。
- 対象機をブートすると「新規コンピュータ」としてアイコンが現れますので、 そのアイコンを右クリックし、「コンピュータの追加」を行い、 グループ/収納ユニット/スロットを指定/シナリオファイル(上記で作成)の指定を行います。
●シナリオの実行
DPMにて、インストール対象機のアイコンを右クリックし、 「シナリオ」→「シナリオの実行」を選択してください。インストールを開始します。うまく行かないときは次を確認してみてください。
- アプリケーションログ
- C:\Program Files\NEC\DeploymentManager\PXE\Images\pxelinux\pxelinux.cfg\ 配下のファイルを削除してからシナリオを実施してください。
- kickstartファイルの改行コードが全て"LF"(UNIX標準)になっているか。
以上でインストールは完了です。
■CPU | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|---|
1 | CPU | 標準搭載 | 1 | ◎ | /proc/cpuinfoにて正しく認識されていることを確認。 |
■ メモリ | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 512MB増設メモリボード | N8402-014 | 1 | ◎ | /proc/meminfoにて正しく認識されていることを確認。 |
2 | 1GB増設メモリボード | N8402-015 | 1 | ◎ | /proc/meminfoにて正しく認識されていることを確認。 |
■LAN | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1000BASE-T | 標準搭載 | 2 | ◎ | telnet,ftpにて動作を確認 |
■HDD | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2.5inch IDE UltraATA 40GB HDD | 標準搭載 | 1 |
◎ | 約20MBのファイルのコピー,DIFFで確認 |
■パーティショ ン作成 |
No. | 評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|---|
1 | パーティション数 | 15 | Linuxファイルシステム、 swap領域として同時に利用確認したパーティション数。 |
■USB デバイス | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 外付CD-ROM | N8460-003 | 1 | ◎ | 動作に問題がないこと |
2 | 外付FDD | N8460-002 | 1 | ◎ | 動作に問題がないこと |
■LANポートの二重化機能 | ![]() |
No. | 機器名称 | 型番 | 数 | 結果 | 評価概要 | |
---|---|---|---|---|---|---|
FT | LB | |||||
1 | 1000BASE-T | 標準搭載 | 2 | ○ | - | (注2) 耐障害性(FT)機能を確認。 負荷分散(LB)機能は性能の検証が必要です。 |
(注2)
下のテキストを参考に評価を実施しました。
/usr/src/linux-2.4/Documentation/networking/bonding.txt
評価における設定の概要はこちらを参照願います。
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