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2008年01月17日現在
Fibre Channelコントローラ(N8190-127)
ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux ES 3
Fibre Channel用ドライバ
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.2
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.3
Emulex Driver for Linux - Version 7.3.6


      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

No. 接続機器名称 型番
1 Express5800/120Lh(X/3DG(1)) N8100-941 1
2 増設用18.1GB HDD N8150-161 1
3 Fibre Channelコントローラ N8190-127 1
4 iStorage WB210E NF9330-SS07 1
5 SFPモジュール NF9330-SF02 2
6 iStorage WB3250 NF9320-SS05 1
7 SFPモジュール NF9320-SF01 2
8 Fibre Channelスイッチ N8190-119 1
9 SFPモジュール N8190-103 2
10 FCケーブル NF9310-SJ01,SJ02,SJ03,SJ04 4
11 iStorage S1500ディスクアレイ装置 (ディスク9台/RAID-6) NF1500-SR40 1
12 iStorage S2300ディスクアレイ装置 (ディスク3台/RAID-5) NF2300-SR412 1

■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 Fibre Channelコントローラ配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価 Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認
6 ケーブルの抜差し(障害時の疑似確認) アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

ドライバの適用方法

本システムで動作確認したドライバ

現在、動作確認しているカーネルとドライバの組み合わせは、以下の一覧です。

Kernel Version Driver Version
 2.4.21-37.EL(smp/hugemem) - Update6 7.3.2 *1
 2.4.21-37.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 7.3.2 *1
 2.4.21-40.EL(smp/hugemem) - Update7 7.3.3 *1
 2.4.21-47.EL(smp/hugemem) - Update8 7.3.6 *1
 2.4.21-47.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 7.3.6 *1
 2.4.21-50.EL(smp/hugemem) - Update9 7.3.6 *1
 2.4.21-52.EL(smp/hugemem) - Errata 7.3.6 *1
 2.4.21-53.EL(smp/hugemem) - Errata 7.3.6 *1
 *1 : カーネルに組み込まれているドライバ

ドライバは、Fibre Channelコントローラを接続した状態で起動すると、自動的にロードされますが、以下の操作を実施してください。
  1. /etc/modules.confに以下内容を追加
    <N8190-119ご使用の場合>
    options lpfc lpfc_inq_pqb_filter=1 lpfc_topology=0
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    <上記以外の環境の場合>
    options lpfc lpfc_inq_pqb_filter=1 lpfc_topology=6
    alias scsi_hostadapterX lpfc(Xは任意の数値)
    注意1: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。 改行(\)は使用できません。
    注意2: Xは、ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。
  2. 認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定にする場合(必要な場合のみ)
    「Fibre Channelスイッチ」をご使用のお客様で、認識するディスクアレイ装置及び認識順番を固定する場合、 /etc/modules.confの"options lpfc ..."に以下パラメータを追加願います。 なお、本手順は例ですので、詳しくはEmulex社URLを参照願います。 本設定が必要な環境は、「Fibre Channelスイッチ」に複数の ディスクアレイ装置が接続されている環境をご使用のお客様です。

    例: options lpfc ... lpfc_scan_down=0 lpfc_automap=0 lpfc_fcp_bind_method=3 lpfc_fcp_bind_DID=0111e8:lpfc0t00,0110ef:lpfc0t01 → DIDの設定の仕方
    注意: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。 改行(\)は使用できません。
  3. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  4. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-53.ELsmp.img 2.4.21-53.ELsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  5. システムリブート
    # sync
    # reboot
DIDの設定の仕方(例)

  1. 最初はDIDの設定を行わず、「ドライバの適用方法」を参照の上、ドライバを組み込みシステムを再起動。
  2. システム再起動後、以下のコマンドを実行。
    # cat /proc/scsi/lpfc/*
  3. 上記コマンドラインを実行すると以下のように表示(例)されますので、DIDの値をメモしてください。

    Emulex LightPulse FC SCSI 7.3.6
    Emulex LPe1150-F4 4Gb PCIe Fibre Channel Adapter on PCI bus 04 device 00 irq 16
    SerialNum: VM52678580
    Firmware Version: 2.50A4 (W2F2.50A4)
    Hdw: 2057706d
    VendorId: 0xf0e510df
    Portname: 10:00:00:00:c9:4b:0d:5d Nodename: 20:00:00:00:c9:4b:0d:5d

    Link Up - Ready:
    PortID 0x11000
    Fabric
    Current speed 4G
    lpfc0t00 DID 0111e8 WWPN 20:06:00:30:13:84:04:6b WWNN 20:00:00:30:13:84:04:6b
    lpfc0t01 DID 0110ef WWPN 20:02:00:30:13:84:04:6b WWNN 20:00:00:30:13:84:04:6b

  4. 上記データを参照して、 以下の設定を行ってください。
    /etc/modules.confの"options lpfc ..."に"lpfc_fcp_bind_DID"パラメータを追加願います。
    なお、上記の場合は、以下のようになります。

    例:options lpfc ... lpfc_fcp_bind_DID=0111e8:lpfc0t00,0110ef:lpfc0t01
    注意: options行では、全てのパラメータを1行で記載してください。 改行(\)は使用できません。

    − 注意事項 −

  5. 1システム上に複数のアレイディスク装置が接続されている場合、同じAL-PAにならないようにAL-PAスイッチの設定を行ってから作業願います。
ドライバ適用に関しての注意事項

  1. ドライバの最新情報は、以下Emulex社URLを参照してください。

    http://www.emulex.com/

    「DOWNLOADS」からLPe1150を参照してください。
■注意事項 ↑UP

  1. システムをインストールする場合は、 本Fibre Channelコントローラにディスクアレイ装置を接続しない状態でインストールし、 上記設定後、ディスクアレイ装置の接続をしてください。
  2. Fibre Channelスイッチやディスクアレイ装置は、各々の取扱説明書を参照の上、 環境に合った設定を行なってください。正しい設定になっていない場合は、ディスクアレイ装置を接続しても正しく認識できないことがあります。
  3. 複数のLUNを認識させたい場合、上記「ドライバの適用方法」の1.に "options scsi_mod max_scsi_luns=Y"の記述を追加することで、設定したY分のLUNを認識させることが可能です。 なお、 ディスクアレイ装置にiStorage Sシリーズをご使用の場合、本設定の必要はありません。
  4. iStorage WB210E(NF9330-SS07)/iStorage WB230E(NF9330-SS08)接続環境の場合、 ディスクアレイ装置を接続しても正しく認識できないことがあります。 そのため、上記「ドライバの適用方法」の1.に記載されている"options lpfc lpfc_topology=6"を "options lpfc lpfc_topology=2"に変更し、ドライバの組み込みを行ってください。
  5. マルチコアCPU搭載Express5800/100シリーズで、upカーネルを使用して運用した場合、 システムが正常に起動しないことがあります。そのため、smpまたはhugememカーネルをご使用してください。

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