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2008年01月17日現在
SCSIコントローラ(N8190-126)
ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux AS 3
SCSI用ドライバ
LSI Logic Driver for Linux - Version 2.05.23n
LSI Logic Driver for Linux - Version 2.06.16.01
LSI Logic Driver for Linux - Version 2.06.16.02


      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味は以下の通りです。
◎…ドライバを適用し動作可能
○…ドライバを適用し一部問題があるが動作可能
×…動作不可
動作確認環境 / 動作確認内容 / ドライバの適用方法 / 注意事項

■動作確認環境 ↑UP

No. 機器名称 型番
1 Express5800/120Re-1 SCSIモデル(Xeon 3GHz/メモリ 512MB) N8100-949 1
2 増設用18.1GB HDD N8150-164 1
3 SCSIコントローラ(SATAディスクアレイ装置接続用) N8190-126 1
4 SATAディスクアレイ装置 N8190-121/N8190-128 1
5 増設用250GB HDD (N8190-121/N8190-128用) N8190-124
6 SCSIケーブル K410-93(01/03) 1

■動作確認内容 ↑UP

No. 動作確認内容 結果 コメント
1 ドライバ適用後のシステム立ち上げ 問題なくシステムが起動することを確認
2 パーティションの作成/削除 正常に動作することを確認
3 ファイルシステムの作成、mount/umount 正常に動作することを確認
4 SCSIコントローラ配下のディスクにアクセス Read/Write/データ比較で問題ないことを確認
5 ランニング評価(高負荷I/O) Read/Write/データ比較を繰り返すTPにて48時間以上問題ないことを確認
6 ランニング評価(連続再起動) 再起動を繰り返すTPにて12時間以上問題ないことを確認
7 ケーブルの抜差し(障害時の擬似確認) アクセスしていたコマンドが異常終了することを確認

■ドライバの適用方法 ↑UP

ドライバの適用方法

本システムで動作確認したドライバ

現在、動作確認しているカーネルとドライバの組み合わせは、以下の一覧です。

Kernel Version Driver Version
 2.4.21-15.EL(smp/hugemem) - Update2 2.05.23n [ Download ]
 2.4.21-27.EL(smp/hugemem) - Update4
 2.4.21-32.EL(smp/hugemem) - Update5
 2.4.21-32.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata
 2.4.21-37.EL(smp/hugemem) - Update6 2.06.16.01 *1
 2.4.21-37.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.01 *1
 2.4.21-40.EL(smp/hugemem) - Update7 2.06.16.02 *1
 2.4.21-47.EL(smp/hugemem) - Update8 2.06.16.02 *1
 2.4.21-47.0.1.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-50.EL(smp/hugemem) - Update9 2.06.16.02 *1
 2.4.21-52.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 2.4.21-53.EL(smp/hugemem) - Errata 2.06.16.02 *1
 *1 : カーネルに組み込まれているドライバ

[ カーネルに組み込まれているドライバを使用する場合 ]

ドライバは、SCSIコントローラを接続した状態で起動すると、自動的にロードされますが、以下の操作を実施してください。
  1. /etc/modules.confに以下の記載を追加
    options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値[LUN認識最大数])
    alias scsi_hostadapterY mptbase (Yは任意の数値)
    alias scsi_hostadapterZ mptscsih (Zは任意の数値)
    注意1: optionsのXは、LUNの最大数、 aliasのY及びZは、 ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。 なお、mptbaseは、mptscsihより先にLoadするように設定してください。
  2. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  3. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-53.ELsmp.img 2.4.21-53.ELsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  4. システムリブート
    # sync
    # reboot

[ ドライバをDownloadして使用する場合 ]

  1. 以下パッケージがインストールされていることを確認
    ・kernel-source-(カーネルバージョン).i386.rpm
  2. インストール済みドライバソース及びモジュールファイルのバックアップ
    <ドライバソース>
    # cd /usr/src/linux-(カーネルバージョン)/drivers/message
    # tar czvf fusion-src.org.tar.gz fusion
    <モジュールファイル>
    # cd /lib/modules/(カーネルバージョン)/kernel/drivers/message
    # tar czvf fusion-bin-(カーネルバージョン).org.tar.gz fusion
    # mv fusion-bin-(カーネルバージョン).org.tar.gz (任意のディレクトリ)
    注意1: バックアップファイルは、"/lib/modules〜"配下格納しておくと依存関係ファイルの作成で、 エラーが発生します。任意のディレクトリへ移動してください。
  3. ダウンロードしたファイルを解凍
    # cd /usr/src/linux-(カーネルバージョン)/drivers
    # tar xzvf mptlinux-2.05.23n-src.tar.gz
  4. ドライバのMake方法及びインストール
    # cd /usr/src/linux-(カーネルバージョン)/drivers/message/fusion
    # ./makempt
  5. /etc/modules.confに以下の記載を追加
    options scsi_mod max_scsi_luns=X (Xは任意の数値[LUN認識最大数])
    alias scsi_hostadapterY mptbase (Yは任意の数値)
    alias scsi_hostadapterZ mptscsih (Zは任意の数値)
    注意1: optionsのXは、LUNの最大数、 aliasのY及びZは、 ドライバのロード順番に影響がありますので、 起動時に上記内容が書かれた場合も含め、 システム起動で使用するドライバよりも後で起動するように設定願います。 なお、mptbaseは、mptscsihより先にLoadするように設定してください。
  6. ローダブルモジュールを自動起動するため依存関係ファイルの作成
    # depmod -a
  7. インストールされたモジュールイメージの作成
    # /sbin/mkinitrd /boot/(grub.confのinitrd内容) (カーネルバージョン)
    (例:# /sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.21-32.0.1.ELsmp.img 2.4.21-32.0.1.ELsmp)
    注意1: mkinitrdで作成するイメージファイルが 既に存在する場合、エラーとなります。 ファイルを削除して実行するか、-fオプションを使用してください。
    注意2: "/boot/initrd-xxxxxx.img already exists." が出力された場合は、正しくイメージファイルが作成されておりません。
  8. システムリブート
    # sync
    # reboot
ドライバ適用に関しての注意事項

  1. ドライバの最新情報は、以下LSI社URLを参照してください。

    http://www.lsi.com/

    「DOWNLOADS」からLSI20320-Rを参照してください。
■注意事項 ↑UP

  1. システムBIOSのブートディスクの順序が変更され、ブートローダの起動ができなくなる場合があります。 問題が発生する場合、ブートローダがインストールされているディスクをブートディスクとするようにシステムBIOSの設定を変更してください。
  2. SASコントローラを接続した場合、パーティション情報が乱れてしまい、 正しいマウントポイントにマウントされず、正常にディスクへアクセスができなくなる場合があります。 問題が発生する場合、正しいマウントポイントにマウントされるよう変更してください。
  3. システム起動時、SATAディスクアレイ装置の構成によって、 "Processor Device"が表示されます。 本デバイスは、ディスクアレイ装置に全くLUNが存在しない場合、 OSから認識されないため、自動的にディスクアレイ装置が生成します。
  4. SATAディスクアレイ装置をご使用の際、LUNは0から連続する番号で作成してください。 0,1,5と作成した場合、LUN:5をシステム起動時に認識できません。 なお、動的追加により認識は可能です。
    <LUNの動的追加方法>
    # echo "scsi add-single-device a b c d" > /proc/scsi/scsi
    ※ a:ホストアダプタ番号 / b:ホストアダプタ上のSCSIチャネル番号 / c:SCSI-ID / d:LUN
  5. システムをインストールする場合は、 本SCSIコントローラにディスクアレイ装置を接続しない状態でインストールし、 上記設定後、ディスクアレイ装置の接続をしてください。
  6. KernelをVersion Upする際は、 modules.confの"alias scsi_hostadapterY mptbase"と"alias scsi_hostadapterZ mptscsih"の先頭に"#"をつけてVersion Upしてください。
  7. 上記カーネルバージョン以外のカーネルにてご利用の際は、 再度ソースから上記手順でドライバを組み込むことが可能です。 ただし、動作検証は上記で記載されたカーネルバージョンでのみ行っております。
  8. SATAディスクアレイ装置(N8190-128)の動作検証は、 上記で記載された2.4.21-37.EL(Update6)以降のカーネルバージョンで動作検証してます。

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