セットアップを始める前に

インストールならびにセットアップの前に必ずお読みください。

ESMPRO/ServerAgentを動作させるためにはTCP/IPとTCP/IP関連コンポーネントのSNMPの設定が必要です。



■TCP/IPの設定

TCP/IPの設定についてはスタートメニューから起動するヘルプを参照してください。



■SNMPサービスの設定

  ■SNMPサービスのインストール

  1 [コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]([アプリケーションの追加と削除])を開く。

  2 [Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。

  3 Windows コンポーネントウィザードで"管理とモニタツール"を選択し、[詳細]をクリックする

  4 "簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)"のチェックボックスをチェックする。

  5 [次へ]をクリックする。

ファイルのコピーが始まります。

  6 ファイルのコピー終了後、[完了]をクリックする。


  ■SNMPサービスの設定変更

  1 [コントロールパネル]の[管理ツール]をダブルクリックする。

  2 [管理ツール]の[サービス]を起動する。

  3 サービス一覧から[SNMP Service]を選択し、[操作]メニューの[プロパティ]を選択する。

「SNMPのプロパティ」ダイアログボックスが表示されます。

  4 [トラップ]プロパティシートの[コミュニティ名]ボックスに「public」または任意のコミュニティ名を入力し、[追加]をクリックする。

重要
ESMPRO/ServerManager側の設定で受信するトラップのコミュニティをデフォルトの「public」から変更した場合は、ESMPRO/ServerManager側で新しく設定したコミュニティ名と同じものを入力します。

ESMPRO/ServerAgentからのトラップがESMPRO/ServerManagerに正しく受信されるためには、双方のコミュニティ名が一致する必要があります。

  5 [トラップ送信先]の[追加]をクリックし、[IPホストまたはIPXアドレス]ボックスに送信先のESMPRO/ServerManagerマシンのIPアドレスを入力後、[追加]をクリックする。

重要 トラップ送信先に指定されているIPアドレス(またはホスト名)をマネージャ通報(TCP/IP)の設定でも指定した場合、重複していることを警告するメッセージが表示されます。
この設定では、指定されているIPアドレス(またはホスト名)のESMPRO/ServerManagerに、アラートが重複して通報されます。

  6 [セキュリティ]プロパティシートを表示し、以下の設定をする。

「受け付けるコミュニティ名」に手順4で入力したコミュニティを追加
その権利を「読み取り、作成」(「READ CREATE」)または「読み取り、書き込み」(「READ WRITE」)に設定
「すべてのホストからSNMPパケットを受け付ける」を選択

重要
手順4で「public」以外のコミュニティ名を入力した場合は、「受けつけるコミュニティ名」にもその値を追加してください。

「受け付けるコミュニティ名」の権利を「読み取り、作成」(「READ CREATE」)または「読み取り、書き込み」(「READ WRITE」)以外の権利に設定すると、ESMPRO/ServerManagerからの設定や監視ができなくなります。

特定のホストからのSNMPパケットのみ受信するように設定する場合

「これらのホストからSNMPパケットを受け付ける」を選び、パケットを受信するホストのIPアドレスとESMPRO/ServerAgentをインストールするサーバのIPアドレスとループバックアドレス(127.0.0.1)を指定する。

重要 Mylex、AMIディスクアレイコントローラを接続可能な機種の場合、ループバックアドレス(127.0.0.1)を指定しないと、Mylex、AMIディスクアレイコントローラの監視ができなくなります。

特定コミュニティからのSNMPパケットのみ受信するように設定する場合

SNMPパケットを受けつけるコミュニティ名をデフォルトの「public」から変更する。

重要
コミュニティ名を変更した場合は、[コントロールパネル]からESMPRO/ServerAgentのコミュニティ変更登録を行う必要があります。コミュニティの変更登録には[全般]タブの[SNMPコミュニティ]リストボックスを使います。

ESMPRO/ServerManagerからのSNMPパケットをESMPRO/ServerAgent側で正しく受信できるようにするためにはESMPRO/ServerManager側の設定の送信コミュニティ名とESMPRO/ServerAgent側のSNMPサービスが受信するコミュニティ名を同じにしてください。

  7 ネットワークの設定を終了する。

重要
OSのインストールの際にサービスパックを適用後SNMPサービスを追加した場合は、再度サービスパックを適用してください。SNMPサービスが誤動作する可能性があります。

ESMPRO/ServerAgentの動作にはSNMPサービスが必須です。ESMPRO/ServerAgentをインストールした後にSNMPサービスを削除してしまった場合は、SNMPサービスをインストール後、ESMPRO/ServerAgentを再インストールしてください。

他社製ソフトウェアの中には、SNMPサービスの設定を変更してしまうものがあります。このようなソフトウェアがインストールされている状態で、ESMPRO/ServerAgentをインストールすると、ESMPRO/ServerAgentのサービスが正常に動作できない場合があります。

このような場合は、SNMPサービスを削除して、SNMPサービスを再インストールしてください。その後、ESMPRO/ServerAgentと他社製ソフトウェアを再インストールしてください。



■システムのアップデート

ESMPRO/ServerAgentをインストールする場合は、事前にnecras.sysがインストールされている必要があります。necras.sysをインストールするには、装置に添付されているEXPRESSBUILDERのCD-ROMを使用してシステムのアップデートを行ってください。
システムのアップデートについては、ユーザーズガイドを参照してください。
necras.sysがインストールされていない場合は、以下のメッセージを表示してESMPRO/ServerAgentのセットアップを中止します。

「necras.sysがありません。
システムのアップデートを実行してから
再度インストールを行って下さい。」
 

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