インストールを始める前に

インストールの前に必ずお読みください。


[セキュリティの設定 〜ESMPROユーザーグループの設定〜]

セキュリティ上の理由から、ESMPRO/ServerManagerを使用するユーザーは、「ESMPROユーザーグループ」と呼ばれるグループに属していなければいけません。

「ESMPROユーザーグループ」はESMPRO/ServerManagerのインストール時に決定され、デフォルトではAdministratorsグループが指定されますが、任意のグループを指定することもできます。

任意のグループを指定する場合は、ESMPRO/ServerManagerをインストールする前に、Windowsのユーザー/グループ管理機能を使用してグループを作成しておき、インストール時にそのグループを指定してください。

なお、このセキュリティ機能を有効に機能させるために、ESMPRO/ServerManagerはNTFSのドライブにインストールすることを推奨します。


重要
ESMPROユーザーグループをグローバルグループとして登録する場合は、同じ名前のローカルグループが存在しないようにしてください。また、バックアップドメインコントローラの場合は必ずグローバルグループ指定するようにしてください。


[インストール時に必要なディスク容量の確認]

ESMPRO/ServerManagerをインストールするハードディスクには、約100〜140MBの容量が必要です。 ただし、インストールを行うドライブのクラスタサイズによって実際に必要なディスク容量は変化しますので注意が必要です。

またインストール時には、上記のディスク容量に加えてOSが管理する一時フォルダに作業用ファイル(約30MB)が作成されます。



[運用中に必要なディスク容量の確認]

インストール時に指定したディレクトリに十分な空き容量を用意して使用してください。インストール先ディレクトリのデフォルトは、システムドライブの「\Program Files\ESMPRO」です。

運用時に追加されるファイルには以下のものがあります。必要となるディスク容量を計算するときの目安にしてください。


統計情報自動収集
1回の情報収集につき約40KBのディスク容量が必要です。

アラート情報
アラート1件につき、約1KBのディスクの容量が必要です。

その他
オペレーションウインドウ上に登録されたサーバの管理のために上記以外に約10MBのディスク容量が必要です。


[アクセス権の設定について]

すでに存在するディレクトリにインストールする場合、そのディレクトリにESMPRO/ServerManagerが動作するのに必要なアクセス権が設定されていないと正常に動作できなくなります。
存在しないディレクトリにESMPRO/ServerManagerをインストールする場合は次のアクセス権がインストーラによって設定されます。

  Administrators Full Control(All)(All)
  Everyone Read(RX)(RX)
  SYSTEM Full Control(All)(All)

また、インストール時にデフォルト(Administrators)以外のESMPROユーザーグループを指定した場合は、ESMPROユーザーグループにフルコントロールのアクセス権が設定されます。


[リモートでのESMPRO/ServerManagerのインストールについて]

ESMPRO/ServerManagerのインストールが完了すると、リブートが必要です。Windows XP Professionalのリモートデスクトップ上など、リブートが行えない環境でのインストールにはご注意ください。


[ターミナルサーバを使用してインストールをする場合]

ターミナルサーバを使用してインストールをする場合は、いずれかの操作でインストールを行ってください。

コントロールパネルの [プログラムの追加と削除] を使用する(推奨)。

プログラムをインストールする前後に、コマンド プロンプトでchange user コマンドを使用する。

インストール前: コマンドラインより、"change user /install"と入力して、システムをインストールモードにしてください。

ESMPRO/ServerManagerのインストールを実施してください。

インストール後 : コマンドラインより、"change user /execute"と入力して、システムを実行モードに戻してください。


[旧バージョンのESMPRO/ServerManagerが
すでにインストールされている場合]

ESMPRO/ServerManager Ver. 4.0以降がインストールされている場合は、本バージョンに アップデートインストールすることができます。
上記以外のバージョンのESMPRO/ServerManagerがインストールされている場合は、対応するバージョンのセットアッププログラムを使用してアンインストールした後にインストールをしてください。



[インストール可能な機能がない場合の表示について]

機能追加ができない環境でのインストール、または、インストール可能なすべての機能がインストールされている環境でのアップデートインストールでは、「機能の選択」画面は表示されません。


[アップデートインストール時の表示について]

アップデートインストールでは、「ユーザ情報」、「インストール先の選択」画面は表示されません。


[他のESMPRO製品を同じマシンにインストールする場合]

他のESMPRO製品の中には、インストール時に、ESMPRO/ServerManagerに含まれるコンポーネント(統合ビューアなど)との連携情報を登録するものがあります。ESMPRO/ServerManagerを後にインストールするとこの連携情報が登録されないことになるため、ESMPRO/ServerManagerのインストールを先に行ってください。
連携情報を登録する製品には、例えばCLUSTERPROマネージャなどがあります。



[Webコンポーネントをインストールする場合]

Webコンポーネントをインストールするには、事前にIISをインストールしておく必要があります。

また、Windows VistaにWebコンポーネントをインストールする場合、以下の手順でCGI機能のインストールとIISマネージャ機能の委任の設定が必要です。

●CGI機能のインストール

  1 [スタート] ボタン、[コントロール パネル]、[プログラム]、[プログラムと機能]、[Windows 機能の有効化または無効化] の順にクリックする。

  2 Windowsの機能の一覧で [Internet Information Services] の隣のチェックボックスをオンにする。

  3 Windowsの機能の一覧で、[Internet Information Services]、[World Wide Web サービス]、[アプリケーション開発機能] の順に展開し、[CGI]の隣のチェックボックスをオンにして、[OK] をクリックする。

●IISマネージャ機能の委任の設定

  1 [スタート]ボタン、[コントロールパネル]、[システムとメンテナンス]、[管理ツール] の順にクリックする。

  2 管理ツールの一覧で [インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャ](または [IIS Manager])をダブルクリックする。

  3 ホームの機能一覧で [機能の委任] をダブルクリックする。

  4 [機能の委任]の機能一覧で [ハンドラマッピング]をポイントし、[操作] ウィンドウまたは右クリック メニューの [読み取り/書き込み] をクリックする。



[Webコンポーネントが作成する仮想ディレクトリについて]

Webコンポーネントをインストールすると、Webサーバ上の第1番目のWebサイト(通常は「既定のWebサイト」)に仮想ディレクトリ「esmpro」を作成します。すでに仮想ディレクトリ「esmpro」が存在する場合でも設定を上書きしますので、いったん別の名前に変更するなどした後、Webコンポーネントのインストールを行ってください。


[HP OpenView連携を使用する場合]

ESMPRO/ServerManagerのインストールを行う前に、HP OpenView Network Node Managerのインストールを行ってください。
ただし、HP OpenView連携はWindows Vistaに対応していません。


[スクリプトコンポーネントのサンプルについて]

スクリプトコンポーネントのサンプルを修正し、元のファイル名のままで保存されている場合は、ファイル名をいったん別の名前に変更するなどした後、アップデートインストールを行ってください。そのままアップデートインストールを行うとサンプルが上書きされ、修正した内容が初期化されてしまうことがあります。


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