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ホーム > 製品 > コンピュータプラットフォーム > Express5800シリーズポータル > Linux on Express5800 > ドライバ情報 > Q&A > Fibre Channelコントローラ > Fibre Channelスイッチに複数のディスクアレイ装置を接続する場合
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udev名によるシステム設定について (Red Hat Enterprise Linux 6版)

 お客様のご使用のシステムによりシステム再起動前後で同一デバイスに対する名前が変化することが理由で、次の障害が発生する可能性があります。

RHEL 6

上記以外の障害が発生する可能性もあります。

 この障害を、以下の設定手順でデバイスファイル名を固定する(注1)ことにより、回避することが可能です。

注1: 「デバイスファイル名を固定する」とは、システムの再起動後においても 同一デバイスに対する名前を同じものにすることを意味します。

対象

複数のHBAやRAIDコントローラで構成された環境をご利用のお客様
(例えば、Fibre Channelスイッチに接続した複数のハードディスクをRed Hat Enterprise Linux 6でご使用のお客様(注2))

注2: Fibre Channelスイッチに接続した複数のハードディスクへのアクセス全てを次の機能を介して行う場合、機能自身がデバイスファイル名固定機能を有しているので対象外。
  • Logical Volume Manager (LVM2)

設定手順

以下の手順でudevを利用して任意のデバイス名を物理ディスクに固定的に割り当てることができます。

  1. 物理ディスクのWWIDを取得します。
    例: /dev/sdaのWWIDは以下のコマンドで表示できます。
    # scsi_id --whitelisted --replace-whitespace --device=/dev/sda3500000e012d5ede0
  2. WWIDをキーにして任意のデバイス名を割り当てるルールファイルを作成します。
    例: 任意のデバイス名を"mydevice_a"とした場合、/etc/udev/rules.d/20-names.rules ファイルを作成し、以下の行を追加します。
    KERNEL=="sd*", BUS=="scsi", PROGRAM=="/sbin/scsi_id --whitelisted --replace-whitespace --device=%N", RESULT=="3500000e012d5ede0", SYMLINK+="mydevice_a%n"
    この設定では、WWIDが一致している /dev/sda に対し、/dev/mydevice_a という名前のシンボリックリンクを追加します。
    /dev/sda に作成される各パーティション /dev/sda1 /dev/sda2などは、/dev/mydevice_a1 /dev/mydevice_a2 という名前になります。
  3. 設定したルールファイルをテストします。
    例: 以下のコマンドで、/dev/sdaに対するデバイス名"mydevice_a"の設定の確認ができます。
    # udevadm test /block/sda 2>&1 | grep mydevice_a
    udev_rules_apply_to_event: LINK 'mydevice_a' /etc/udev/rules.d/20-names.rules:1
    link_find_prioritized: found '/sys/devices/pci0000:00/0000:00:1c.0/0000:02:00.0/host0/port-0:0/end_device-0:0/target0:0:0/0:0:0:0/block/sda' claiming '/dev/.udev/links/mydevice_a'
    link_update: creating link '/dev/mydevice_a' to '/dev/sda'
    node_symlink: creating symlink '/dev/mydevice_a' to 'sda'
    udevadm_test: DEVLINKS=/dev/mydevice_a /dev/block/8:0 /dev/disk/by-id/scsi-3500000e012d5ede0 /dev/disk/by-id/wwn-0x500000e012d5ede0
  4. start_udevコマンドでudevのルールファイルを適用します。
    # start_udev
    udev を起動中: [ OK ]
  5. 作成した任意のデバイス名のシンボリックリンクを確認します。
    例: 以下のコマンドでデバイス名"/dev/mydevice_a"のリンク状況を確認できます。
    # ls -l /dev/mydevice_a*
    lrwxrwxrwx. 1 root root 3 2月 4 06:43 2011 /dev/mydevice_a -> sda
    lrwxrwxrwx. 1 root root 4 2月 4 06:43 2011 /dev/mydevice_a1 -> sda1
    lrwxrwxrwx. 1 root root 4 2月 4 06:43 2011 /dev/mydevice_a2 -> sda2
  6. 割り当てを行いたい物理ディスクごとに 1〜5の手順を実施します。
    以上の手順で割り当てられた物理ディスクは、再起動時に /dev/sda /dev/sdb などのデバイス名の付与順序が変化しても、シンボリックリンクが自動的に付け替えられ、ルールファイルで設定した /dev/maydevice_a というデバイス名でアクセスすることができます。

関連URL

本問題に関する詳細は、下記のサイトを参照願います。

本問題に関する対処の詳細は、下記のサイトを参照願います。


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