Last Update:16 Jan. 2004
■スワップ領域の追加

1.はじめに

■はじめに

スワップ領域の追加方法には スワップパーティションの追加とスワップファイルの追加という
2通りの方法があります。
ここでは parted を使用してスワップパーティションを追加する方法を説明します。


2.設定方法

■設定方法

注 ・ ハードディスクドライブが使用中であってはいけないので、レスキューモードで起動をします。
     (パーティションはマウントされていない状態で、スワップスペースがなければならない)

   ・ ここでは例として /dev/hdb3 は空き領域を持つハードドライブのデバイス名です。

   ・ 以下の作業は全て root で行ないます。


 1.シェルプロンプトで、コマンド parted /dev/hdbを入力します。
# parted /dev/hdb

 2.(parted)プロンプトで、 printとタイプして、現在のパーティションと空き領域のサイズを表示します。
  開始と終了の値はメガバイトで表示しています。ハードドライブ上の空き領域を判定し、新しい
  スワップパーティションに割り当てる容量を決定します。
(parted) print
Disk geometry for /dev/hdb: 0.000-3992.717 megabytes
Disk label type: msdos
Minor    Start    End   Type   Filesystem Flag
1     31.377   62.753 primary  linux-swap
2     62.754   86.286 primary  linux-swap
(parted)

 3.(parted)プロンプトで、mkpartfs part-type linux-swap startend を入力します。
  ここで、part-type はprimary、logical、extendedの3つの内どれか1つであり、startとは、
  パーティションの開始点で、endとはパーティションの終了点を示します。
  ここでは以下のようなパーティションに設定しました。
(parted) mkpartfs primary linux-swap 87 100

 4.quit と入力して parted を終了します。

(parted) quit

 5.mkswapを使用してスワップパーティションを設定します。シェルプロンプトで次を入力します。
# mkswap /dev/hdb3

 6.スワップパーティションを有効にするために、次のコマンドを入力します。
# swapon /dev/hdb3

 7.ブート時に有効になるように、/etc/fstabを編集し、以下の行を追加します。
/dev/hdb3               swap              swap     defaults  0 0
 ※次にシステムがブートする際には新しいスワップパーティションが有効になります。


 8.再起動します。
# reboot

 9.新しいスワップパーティションが有効になっているかどうか次のようにを確認します。
# cat /proc/swaps
   【結果表示】
Filename             Type      Size  Used  Priority
/dev/sda5             partition    265032 0    -1
/dev/hdb3             partition    2097136 0    -2

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