Last Update:29 Oct. 2004 |
■ログファイルをリアルタイムで表示する方法 |
1.はじめに |
■はじめに イベント情報やアクセス情報、エラー情報などのログ情報は、ログファイルの 最後に追加していく形で保存されていきます。環境によってはファイルサイズが 数MBになることもあるので、ログファイルの最新の情報を確認するためには 一般的にtailコマンドを使用します。 しかし、単純にtailコマンドを実行した場合、コマンド実行時の最新の情報を 確認することは出来ますが、コマンド実行後のログ情報を表示することが 出来ません。ログファイルの更新情報もリアルタイムに表示するためには、 tailコマンドに-fオプションをつけて実行するか、tailfコマンドを使用することで 可能になります。 |
2.使用方法 |
■使用方法 tail コマンドの場合と tailf コマンドの場合を比較してみます。 tail コマンドではオプションを指定しなければログをリアルタイムに表示されないのに対し、 tailf コマンドではオプションの指定をしなくてもリアルタイムにログを表示する事ができます。 == tail コマンドの場合 == # tail /var/log/message : Nov 2 07:30:10 localhost 11月 2 07:30:10 network: インターフェースloを活性 化中: succeeded Nov 2 07:30:10 localhost 11月 2 07:30:10 ifup: ./ifup: GATEWAY-172.16.1.3: command not found Nov 2 07:30:10 localhost 11月 2 07:30:10 ifup: eth0のIP情報を検出中... # ←表示終了== tailf コマンドの場合 == # tailf /var/log/message : Nov 2 07:30:10 localhost 11月 2 07:30:10 network: インターフェースloを活性 化中: succeeded Nov 2 07:30:10 localhost 11月 2 07:30:10 ifup: ./ifup: GATEWAY-172.16.1.3: command not found Nov 2 07:30:10 localhost 11月 2 07:30:10 ifup: eth0のIP情報を検出中... ←表示を継続 tail コマンドで tailf コマンドのようにリアルタイムでログを表示させるためには以下のように -f オプションを追加します。なお、tailf コマンドではログファイルの末尾10行分しか表示されませんので、 10行以上のログを表示させたい場合は tail コマンドに -n オプションをつけてログを表示させます。 # tail -f -n N /var/log/message※ N には表示させたいログの行数を入れる |
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