Express5800/iR110a-1H | |
ディストリビューション | Debian GNU/Linux 4.0r4 ( KERNEL 2.6.18-6-686 ) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。 |
記号の意味 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート 空欄…未確認 |
製品情報 / インストール確認 / 共通動作確認 / ハードウェア増設 / バックアップ動作 |
■製品情報 | UP |
型番 | 装置名称 |
---|---|
N8100-1572Y N8100-1485Y |
Express5800/iR110a-1H 2.5インチディスクモデル(ディスクレス) Intel®Core™2 Duo プロセッサー T8400 2.26 GHz Intel®Core™2 Duo プロセッサー T9400 2.53 GHz |
N8100-1573Y N8100-1491Y |
Express5800/iR110a-1H 3.5インチディスクモデル(ディスクレス) Intel®Core™2 Duo プロセッサー T8400 2.26 GHz Intel®Core™2 Duo プロセッサー T9400 2.53 GHz |
■インストール確認 | UP |
■ハードウェア構成
構成 | ドライブ | 構成概要 | 数 |
---|---|---|---|
1 | SATA | 増設用 HDD | 2 |
N8160-64 外付DVD-ROM(USB) | 1 | ||
2 | SAS-HBA | N8103-104A SAS-HBA | 1 |
増設用 HDD (SAS-HBA に接続) | 6 | ||
N8160-64 外付DVD-ROM(USB) | 1 | ||
3 | SATA/SAS DAC(LSI) RAID1 |
N8103-116 RAIDコントローラ (内蔵SATA/SAS HDD用) | 1 |
増設用 HDD (RAID1) | 2 | ||
N8160-64 外付DVD-ROM(USB) | 1 | ||
4 | SAS DAC(LSI) RAID5 |
N8103-117 RAIDコントローラ (内蔵SATA/SAS HDD用) | 1 |
増設用 HDD (RAID5) | 3 | ||
N8160-64 外付DVD-ROM(USB) | 1 | ||
5 | SATA/SAS/SSD DAC(PROMISE) RAID1 |
N8103-109 RAIDコントローラ (内蔵SATA/SAS/SSD HDD用) | 1 |
増設用 HDD (RAID1) | 2 | ||
N8160-81 外付FDD(USB) | 1 | ||
N8160-64 外付DVD-ROM(USB) | 1 | ||
6 | SAS/SSD DAC(PROMISE) RAID5 |
N8103-109 RAIDコントローラ (内蔵SATA/SAS/SSD HDD用) | 1 |
増設用 HDD (RAID5) | 3 | ||
N8160-81 外付FDD(USB) | 1 | ||
N8160-64 外付DVD-ROM(USB) | 1 |
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント | |||
---|---|---|---|---|---|
構成1 | 構成2 | 構成3,4 | 構成5,6 | ||
OSのインストール | ◎ (注1) |
◎ | ◎ | ○ (注2) |
ディストリビューションの CD/DVDメディア から起動してインストール。 |
作成パーティション数 | 14 (注3) |
14 (注3) |
14 (注3) |
14 (注3) |
ドライブ全領域を使用。 |
ハードドライブ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
RAIDドライブの縮退動作 | - | - | ◎ | ◎ | Hotplug対応の場合は、運用中にRAID構成のHDDを1つ取外す。 |
RAIDドライブの再構築 | - | - | ◎ | ◎ | Hotplug対応の場合は、運用中にHDDを交換し自動で再構築すること。 |
負荷ランニング | 12h | 12h | 12h | 12h | 各ドライブ、ネットワークへの連続負荷時間。 |
再起動 | 10 | 10 | 10 | 10 | 繰り返し回数。 |
(注1)
この構成では、下記の手順でBIOS設定を変更して動作確認を行いました。インストール後に行うとOSがドライブを認識できず起動できなくなりますので、インストールの前に行ってください。
[変更手順]
POST画面でF2キーを押してBIOSセットアップ画面を表示させ、Advanced メニューにて Peripheral Configuration を選択します。この画面にて下記の設定を行い、保存してください。
SATA Controller Mode Option: Compatible
SATA AHCI: Disabled
(注2)
この構成では、ドライバディスクを利用してインストールを行います。(注3)
- PROMISE社のサイト(こちら)からDebian GNU/Linux 4.0 R3 対応ドライバ DEB4R3-306100003.tar.gz を入手し、ドライバディスクを作成します。
- 言語選択([!!]Choose language)の画面でALT+F2で画面切り替えて以下を実施
fdを挿入しマウント
# mount -t vfat /dev/sda /floppy
# cd /floppy
# sh ./install.pre
# cd /
# umount /floppy
fdを取り出す
ALT+F1でインストール画面に戻り継続実施
- 「[!!]インストールの完了」の画面が表示されたら、ALT+F2で画面切り替えて以下を実施
fdを挿入しマウント
# mount -t vfat /dev/sda /floppy
# cd /floppy
# sh ./install.post
# cd /
# umount /floppy
fdを取り出す
# chroot /target
# vi /etc/fstab
→/dev/sdbxとなっている箇所を/dev/sdaxに変更
# vi /boot/grub/menu.lst
→起動パラメータのroot=/dev/sdbxを/dev/sdaxに変更
# exit
ALT+F1でインストール画面に戻り継続
インストール時に10個程度以上パーティションを作成するとドライブのフォーマット途中で先に進まなくなる場合があります。インストール時は最小限を設定し、インストール後に残りを作成するようにしてください。
■共通動作確認 | UP |
評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|
X Window System の動作 | ◎ | 解像度 1024x768、色数 16bit が表示される。 インストール直後の設定が適切でない場合は、設定しなおしてください。 |
PS/2 マウス・キーボード | ◎ | X Window System における動作を確認。 |
標準LANポート | ○ (注1) |
sshでログインできる、ftpで100MBのファイルが転送できる。 |
CPUの認識 | ◎ | cat /proc/cpuinfo にて、動作周波数、論理CPU数を確認。 |
メモリの認識 | ◎ | cat /proc/meminfo にて総容量を確認。 |
最大CPU実装 | 1 | (個) 物理CPU個数 |
最大メモリ実装 | 16 (注2) |
(GB) 物理メモリ総容量 |
光ディスクドライブ | ◎ | ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
フロッピードライブ | ◎ | |
シリアル・ポート | ◎ (注3) |
設定を行うことで、コンソール出力が表示され、ログインできる。 |
(注1)
標準ドライバでは標準LANポートが認識されないため、LANドライバのアップデートが必要です。intel社サイト または こちら からLANドライバを入手し以下の手順でアップデートしてください。使用したドライバパッケージは e1000e-0.4.1.7.tar.gz です。(注2)
- linux-headers のインストール
インストールCDメディアをマウントし、次を行う。
# apt-get install linux-headers-2.6.18-6-686- gcc の設定
# ln -s /usr/bin/gcc-4.1 /usr/bin/gcc- e1000eドライバソースの展開
# tar zxvf e1000e-0.4.1.7.tar.gz- 以下を実施し、ドライバをmakeする。
# cd e1000e-0.4.1.7/src
# make clean
# make install- ドライバの組込み確認
# modprobe -r e1000e
# modprobe e1000e- "lsmod"で組み込みを確認する。
- ネットワークの設定を行なう。("/etc/network/interface"の編集)
例)
auto lo
iface lo inet loopback
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.0.10
network 192.168.0.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.0.1- ネットワークの再起動
# /etc/init.d/networking restart- 以上に問題なければinitrd に組み込む
例)
# mkinitramfs -o /boot/initrd.img -2.6.18-6-686- システムメモリが4GB以上で bigmem カーネルを使用の場合、次を順に実施してください。
- ネットワークで apt-get ができるように設定します。atp-get については Debian GNU/Linux のドキュメントを参照してください。
- カーネルと headers をインストールする。
# apt-get install linux-image-2.6.18-6-686-bigmem
# apt-get install linux-headers-2.6.18-6-686-bigmem- bigmemカーネルでシステムを再起動する。
- 手順 4. から 9. を再度行う。
4GB以上のメモリを使用する場合は、bigmemカーネルを使用します。インターネットに接続する設定を行ってから、次のコマンドでネットワークからインストールしてください。apt-get については Debian GNU/Linux のドキュメントを参照してください。
apt-get install linux-image-2.6.18-6-686-bigmem
(注3)
シリアルコンソール出力を行うカーネルパラメータを設定すると、グラフィカルなログイン画面で、キーボードが使用できなくなる場合があります。この問題が発生した場合は、シリアルコンソールからログインし、X Window System のプロセスを再起動してください。
■ハードウェア増設 | UP |
機器名称 | 結果 | |
---|---|---|
ハードディスクドライブ | 3.5インチSATA | ◎ |
2.5インチSAS | ◎ | |
2.5インチSSD | ◎ | |
バックアップ装置 | (注1) | |
増設LANボード | (注1) |
(注1)
バックアップ装置/増設LANボードについては、オプションの動作確認ページ (こちら) を参照してください。
■バックアップ動作 | UP |
■ハードウェア構成
接続 | 型番 | 機器名称 | ドライバ | Version |
---|---|---|---|---|
接続1 | N8103-107 | 増設ボード SCSIコントローラ (U320) | aic79xx | 3.0 |
接続2 | - | オンボード USBコントローラ (USB2.0) | - | - |
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント | |
---|---|---|---|
接続1 | 接続2 | ||
バックアップ、リストア | ◎ | ◎ | tar コマンドの簡易動作。 |
再起動 | 5 | 5 | 繰り返し回数。 |
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