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ホーム > 製品 > コンピュータプラットフォーム > Express5800シリーズポータル > Linux on Express5800 > Linux動作確認情報 一覧 > Linux動作確認情報 詳細
2007年5月22日
Express5800/i110Rb-1h
ディストリビューション Debian3.1r3
( KERNEL 2.6.8-2-386 )

      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
−…未サポート
製品情報 / インストール確認 / HDD増設/ メモリ増設 / LAN増設 / USB機器/ バックアップ装置

■製品情報 UP
ハードウェア製品情報はこちらを参照してください。

■インストール確認 UP

ハードウェア構成

構成 型番 機器名称
構成1
(SATA2)
N8100-1369Y Express5800/i110Rb-1h ディスクレスモデル CoD/2G(2) 1
N8150-204A 増設用80GB HDD (SATA2/7200rpm) 1
N8160-64 外付けDVD-ROM 1
構成2
(SATA-DAC)
N8100-1369Y Express5800/i110Rb-1h ディスクレスモデル CoD/2G(2) 1
N8150-205A 増設用160GB HDD (SATA2/7200rpm) (RAID1) 2
N8116-12 ライザカード(PCIExpress) 1
N8103-101 ディスクアレイコントローラ(SATA2) 1
N8160-64 外付けDVD-ROM 1
N8103-101 ディスクアレイコントローラ(SATA2) のFirmware バージョンが1.1.70.23 の場合、こちらのページから入手して適用してください。バージョンの確認方法は次です。
  1. POST中に Ctrl + S キーで SuperBuild (tm) Configuration Utility を起動
  2. Controller Infomation → Firmware Version

動作確認

評価項目 結果 コメント
構成1 構成2
OSのインストール
(注5)
CD-ROM からのBootにてインストール (注1)
X Window Systemの動作 1024x768 16bit color
PS/2 マウス・キーボード  
標準LANポート
(注2)

(注2)
telnet,ftpの動作を確認。
LANポート二重化機能の動作を確認。
CPUの認識
(注3)

(注6)
cat /proc/cpuinfo を確認
メモリの認識
(注3)

(注6)
cat /proc/meminfo を確認
作成パーティション数 14 14 ドライブ全領域を使用。
ハードドライブ ファイルのコピー/比較を確認。
RAIDドライブの縮退動作
(注7)
電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動、動作。
RAIDドライブの再構築 電源断後にDEADのDISKを交換し、BIOSユーティリティにて再構築。
負荷ランニング 12H 12H 各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
再起動 10 10 繰り返し回数
シリアル・コンソール
(注4)
設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。
(注1)
2.4カーネルではインストールできないため、2.6カーネルでインストール、動作確認を実施しました。
インストール時以下のオプションを指定してください。
    boot: linux26
(注2)
標準LANポートはディストリビューションに含まれるLANドライバでは動作しないため、以下の手順でドライバを適用しました。
  1. Debianサイトより必要なkernel-headersパッケージを入手
    • kernel-headers-2.6.8-2_2.6.8-16sarge1_i386.deb
    • kernel-headers-2.6.8-2-386_2.6.8-16sarge1_i386.deb
  2. Intelサイトよりドライバソースを入手
    • e1000-7.2.9.tar.gz (2006/10現在)
  3. kernel-headersパッケージをインストール
      # dpkg -i kernel-headers-2.6.8-2_2.6.8-16sarge1_i386.deb
      # dpkg -ikernel-headers-2.6.8-2-386_2.6.8-16sarge1_i386.deb
  4. ドライバソースの展開
      # tar zxvf e1000-7.2.9.tar.gz
  5. ドライバのコンパイル
      # cd e1000-7.2.9/src
      # make install
  6. /etc/network/interfacesを編集
  7. ネットワークの再起動
      # /etc/init.d/networking restart
(注3)
SMP、4GBメモリ認識のためにはSMPカーネルの導入が必要です。
SMPカーネル(kernel-image-2.6.8-[2|3]-686-smp)では、動作中にストールする現象が発生したので、以下の手順でカーネルを適用しました。
  1. Debianサイトより必要なパッケージを入手
    • kernel-headers-2.6.8-2_2.6.8-16sarge1_i386.deb
    • kernel-headers-2.6.8-2-386_2.6.8-16sarge1_i386.deb
    • kernel-source-2.6.8_2.6.8-16sarge4_all.deb
    • kernel-kbuild-2.6-3_2.6.8-2_i386.deb

    • その他、以下のパッケージを事前にインストールしておいてください。
    • fakeroot
    • kernel-package
    • libqt3-mt-dev

  2. 入手したパッケージをインストール
      # dpkg -i kernel-kbuild-2.6-3_2.6.8-2_i386.deb
      # dpkg -i kernel-headers-2.6.8-2_2.6.8-16sarge1_i386.deb
      # dpkg -ikernel-headers-2.6.8-2-386_2.6.8-16sarge1_i386.deb
      # dpkg -i kernel-source-2.6.8_2.6.8-16sarge4_all.deb
  3. 作業ユーザ(su以外)でkernel-sourceを作業領域(例:/usr/local/)に展開し、移動する
      # cd /usr/local
      # tar jxvf /usr/src/kernel-source-2.6.8.tar.bz2
      # cd /usr/local/kernel-source-2.6.8/
  4. コンフィグファイルを編集
      # make xconfig (X環境時) / .configサンプル
      • SMP対応
        • Processor Type features/Processor family → Pentium-4
        • Processor Type features/486 emulation → Disable(SMPを有効にするために設定要)
        • Processor Type features/Summetric multi-processinogsupport → Enable
        • Character devices/Enhanced Real Time Clock Support →Enable
        • Power management options(ACPI,APM)/Advanced PowerManagement → Diable
      • High Memory対応
        • Processor Type features/High Memory Support → 4GB
      • BootデバイスをKernel組込みで指定
      • 不要なデバイスをDisableに設定
  5. 作業領域のクリア
      # /usr/bin/make-kpkg clear
  6. カーネル作成
      # fakeroot /usr/bin/make-kpkg --revision=2.6.8smpkernel_image
  7. カーネルのインストール (su)
      # dpkg -i kernel-image-2.6.8_2.6.8smp.deb
  8. 再起動
(注4)
起動時に以下のメッセージ表示でストールする場合があることを確認しました。
    hw_random : RNG not detected
(注5)
Promise社Webより入手したドライバソースからドライバディスクを作成し、以下の手順でインストールを実施しまし
    • ドライバ作成
      1. 別環境を用意(以下をインストール)
          kernel-headers-2.6.8-2
          kernel-headers-2.6.8-2-386
      2. kernel-headersの必要なリンクを張る
          # ln -s /usr/src/kernel-headers-2.6.8-2-386/usr/src/linux
      3. ドライバソースの展開
            # tar zxvf6_stex_linux_src_2.9.0.16_20060914.tar.gz
      4. ドライバ作成
          # cd stex_linux_src_2.9.0.16
          # make
          → Driver(stex.ko)が作成されるのでFDにコピー。
    • インストール手順
      1. インストールCDから起動しHDD認識まで進める
      2. HDD認識が失敗したところで、Ctl+ALT+F2でコンソール変更
      3. ドライバFDをマウントしドライバをコピー
          # mount /dev/scsi/host1/bus0/target0/lin0/disk/floppy
          # cp /floppy/stex.ko/lib/modules/2.6.8-3-386/kernel/drivers/scsi/
          # umount /floppy
      4. ドライバ組込み
          # depmod -a
          # modprobe stex
      5. Ctl+ALT+F1でインストーラ画面に戻る
      6. 「ハードウェアの検出」を実施 → EX8350上のLUNが認識される
      7. 通常通りインストールを継続
      8. 「インストールの完了」が表示されたところでCtl+Alt+F2でコンソール変更
      9. initrd作成
        1. # cp/lib/modules/2.6.8-3-386/kernel/driver/scsi/stex.ko/target/lib/modules/2.6.8-2-386/kernel/driver/scsi/
        2. # chroot /target
        3. /etc/mkinitrd/modulesの編集
          以下の行を追加。
            scsi_mod
            sd_mod
            stex
        4. # depmod -a 2.6.8-2-386
        5. # mount -tproc none /proc
        6. # mkinitrd -o /boot/initrd.img-2.6.8-2-3862.6.8-2-386
        7. # exit (chrootを抜ける)
      10. /target/boot/grub/menu.list、/target/etc/fstabの編集
          各ファイル中の"/dev/sdb"を"/dev/sda"に変更する
      11. Ctl+Alt+F1でインストーラ画面に戻る
      12. "続ける"を選択し再起動
(注6)
SMP、4GBメモリ認識のためにはSMPカーネルの導入が必要です。
SMPカーネルパッケージ(kernel-image-2.6.8-[2|3]-686-smp)+initrd環境では、動作中にストールする現象が発生したので、以下の手順でカーネルを適用しました。
  1. Debianサイトより必要なパッケージを入手
    • kernel-headers-2.6.8-3_2.6.8-16sarge4_i386.deb
    • kernel-headers-2.6.8-3-686-smp_2.6.8-16sarge4_i386.deb
    • kernel-source-2.6.8_2.6.8-16sarge4_all.deb
    • kernel-kbuild-2.6-3_2.6.8-2_i386.deb

    • その他、以下のパッケージを事前にインストールしておいてください。
    • fakeroot
    • kernel-package
    • libqt3-mt-dev

  2. 入手したパッケージをインストール
      # dpkg -i kernel-kbuild-2.6-3_2.6.8-2_i386.deb
      # dpkg -i kernel-headers-2.6.8-3_2.6.8-16sarge4_i386.deb
      # dpkg -ikernel-headers-2.6.8-3-686-smp_2.6.8-16sarge4_i386.deb
      # dpkg -i kernel-source-2.6.8_2.6.8-16sarge4_all.deb
  3. 作業ユーザ(su以外)でカーネルソースを作業領域(例:/usr/local/)に展開し、移動する
      # cd /usr/local
      # tar jxvf /usr/src/kernel-source-2.6.8.tar.bz2
      # cd /usr/local/kernel-source-2.6.8/
  4. コンフィグファイルの準備
      .configサンプルから以下を変更 /
        CONFIG_SCSI = y → m
        CONFIG_BLK_DEV_SD = y → m
        CONFIG_CHR_DEV_SG = y → m
        CONFIG_SCSI_GDTH = y → m
  5. カーネル作成/インストール
      # /usr/bin/make-kpkg clear
      # fakeroot /usr/bin/make-kpkg --revision=2.6.8smpkernel_image
      # su
      # cd /usr/local
      # dpkg -i kernel-image-2.6.8_2.6.8smp_i386.deb
  6. EX8350ドライバの作成
    1. Promise社 Webより入手したドライバソースの展開
        # tar zxvf 6_stex_linux_src_2.9.0.16_20060914.tar.gz
    2. ドライバ作成/適用
        # ln -s /lib/modules/2.6.8smp/source /usr/src/linux
        # cd stex_linux_src_2.9.0.16
        # make
        # cp stex.ko /lib/modules/2.6.8smp/kernel/drivers/scsi/
  7. initrdの作成
    1. /etc/mkinitrd/modulesに以下の行を追加
        scsi_mod
        sd_mod
        sr_mod
        stex
    2. # depmod -a 2.6.8smp
    3. # mkinitrd -o /boot/initrd.img-2.6.8smp
  8. /boot/grub/menu.lstの2.6.8カーネルの設定に以下の行を追加
      initrd /boot/initrd.img-2.6.8smp
  9. 再起動
(注7)
RAIDの状態は確認できません。

■HDD増設 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8150-204A 増設用80GB HDD (SATA2/7200rpm) オンボードのSATAコネクタに接続。
ファイルのコピー/比較動作を確認。
N8150-205A 増設用160GB HDD (SATA2/7200rpm)
N8150-206A 増設用250GB HDD (SATA2/7200rpm)

■メモリ増設 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8102-281 512MB増設メモリボード 2 cat /proc/meminfo にて計1GBを確認。
N8102-282 2GB増設メモリボード (1GB x2) 1 cat /proc/meminfo にて計2GBを確認。(注1)
N8102-283 4GB増設メモリボード (2GB x2) 1 cat /proc/meminfo にて計3.5GBを確認。(注1)
(注1)
動作確認項目 (注3)、(注6)を参照してください。

■LAN増設 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8104-122 1000BASE-T接続ボード(2ch,LowPro) 1 telnet,ftpの動作を確認。(注1)
LANポート二重化機能の動作を確認。
(注1)
NICのドライバ適用について動作確認(注2)を参照してください。

■USB機器 UP

型番 機器名称 結果 評価概要
N8460-002 外付け FDD 1 OS起動後に接続して自動認識に問題なし。(注1)
ファイルのコピー/比較を確認。
N8160-64 外付けDVD-ROM 1
(注1)
USBデバイスをホットプラグで抜くとoopsがログに出力され、次回接続してもデバイスを認識しません。また、ストールが発生する場合があります。

■バックアップ装置 UP
N8160-73 外付け(USB)DAT装置を接続しての動作確認です。

ハードウェア構成

接続 型番 機器名称 使用ドライバ Version
接続1 (Intel 6300ESB) オンボード USBコントローラ (USB2.0) - -

動作確認

評価項目 結果 コメント
接続1
バックアップ、リストア tarコマンドの使用。
再起動 (バックアップ装置接続) 10 繰り返し回数。

戻る UP

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