Express5800/i110Ra-1h | |
ディストリビューション | Red Hat Linux 9 ( KERNEL 2.4.20-8 ) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。 |
記号の意味 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート |
製品情報 / インストール確認 / HDD増設 / LAN増設 / USB機器 |
■製品情報 | UP |
■インストール確認 | UP |
■ハードウェア構成
構成 | 型番 | 機器名称 | 数 |
---|---|---|---|
構成1 (SATA2) |
N8100-1366Y | Express5800/i110Ra-1h ディスクレスモデル Pentium M 1.73GHz | 1 |
N8102-242 | 512MB増設メモリボード | 1 | |
N8150-204A | 増設用80GB HDD (SATA2/300/7200rpm) | 1 | |
N8150-205A | 増設用160GB HDD (SATA2/3007200rpm) | 1 | |
N8160-64 | 外付け DVD-ROM | 1 | |
構成2 (AACRAID) |
N8100-1368Y | Express5800/i110Ra-1h ディスクレスモデル Pentium M 2GHz | 1 |
N8102-242 | 512MB増設メモリボード | 1 | |
N8116-06 | ライザカード | 1 | |
- | Adaptec 2410SA (SATA RAID) | 1 | |
N8150-206A | 増設用250GB HDD (SATA2/300/7200rpm) [RAID1] | 2 | |
N8160-64 | 外付け DVD-ROM | 1 | |
N8460-002 | 外付け FDD | 1 |
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント | |
---|---|---|---|
構成1 | 構成2 | ||
OSのインストール | ◎ (注1,2) |
○ (注3) |
CD-ROM からの Boot にてインストール。 |
X Window Systemの動作 | ◎ | ◎ | 1024x768 LCD (注4) |
PS/2 マウス・キーボード | ◎ | ◎ | (注5) |
標準LANポート | ○ | ○ | telnet,ftpの動作を確認。(注6) |
CPUの認識 | ◎ | ◎ | cat /proc/cpuinfo を確認。 |
メモリの認識 | ◎ | ◎ | cat /proc/meminfo を確認。 |
作成パーティション数 | ◎ | ◎ | ドライブ全領域を使用。 |
ハードドライブ | ◎ | ◎ | ファイルのコピー/比較を確認。 |
フロッピードライブ | ◎ | ◎ | OS起動後に接続して自動認識に問題なし。 ファイルのコピー/比較を確認。 |
外付けDVD-ROMドライブ | ◎ | ◎ | OS起動後に接続して自動認識に問題なし。 ファイルのコピー/比較を確認。 |
RAIDドライブの縮退動作 | - | ◎ | 電源断後にRAID構成のHDDを1つ取外しても、起動・動作。 |
RAIDドライブの再構築 | - | ◎ | 電源断後にDEADのDISKを交換し、POSTユーティリティにて再構築後、起動・動作。 |
RAIDユーティリティ(ASM) の動作 | - | ○ | Dead/Rebuild/OK状態の表示(注7) |
負荷ランニング | 48h | 48h | 各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。 |
再起動 | 10 | 10 | 10回以上 |
シリアル・コンソール | ◎ | ◎ | 設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。 |
(注1)
インストールに際して、BIOS設定の変更を行ってください。これによりHDDが認識されます。
BIOS設定変更手順(注2)
- 起動時にF1キーで、BIOSセットアップメニューに入る。
- Advancedメニューを開く。
- Integrated Peripherals を選択。
- On Chip IDE Device を選択し、次の設定を行う。
On-Chip Serial ATA : Combined Mode
PATA IDE Mode : Secondary
HDDがPIOモードのため、インストールに時間がかかります。
インストール終了後にカーネルパッチ「RH9_ICH6_DMA_2.4.20-8.patch」を適用してカーネルを再構築することで、HDDをDMAモードで利用できるようになります。その際、コンフィグは、「configs/kernel-2.4.20-i686.config」を利用します。
パッチ適用とカーネル再構築の手順は以下。DMAモードを確認するには次のコマンドを実施してください。
- パッチファイル を /tmp 配下にコピーします。
- パッチを適用します。次を順に実施してください。
# cd /usr/src/linux-2.4.20-8
# patch -p1 < /tmp/RH9_ICH6_DMA_2.4.20-8.patch- カーネル名を変更する場合は、以下に示す Makefile の EXTRAVERSION を変更してください。
VERSION = 2
PATCHLEVEL = 4
SUBLEVEL = 20
EXTRAVERSION = -8custom- カーネルとモジュールを再構築します。次を順に実施してください。
# make mrproper
# make menuconfig
(画面下位にある「Load an Alternate Configuration File」を選択してください。configs/kernel-2.4.20-i686.config と入力し、<OK> を押下してください。<Exit> にて画面を抜け、<Yes> を押下し、config をセーブしてください。)
# make dep
# make clean
# make bzImage (エラーにならないことを確認してください。)
# make modules (エラーにならないことを確認してください。)
# make modules_install
# make install
以上で、カーネルの再構築は終了です。再起動時のGRUBメニューでパッチ適用カーネルを選択してください。
# hdparm -v /dev/hda
(注3)
Adaptec社のWebサイトよりドライバFDイメージ 「aacraid-drv-1.1.5-2371-i686-rh9.img」 をダウンロードし、ドライバFDを作成します。USB DVD-ROM、USB フロッピードライブを接続し、インストール時に「linux dd」でドライバFDを導入します。
(注4) モニタあるいはVGA折り返しコネクタを接続した状態でOSを起動してください 未接続の場合、起動後にモニタを接続しても表示ができないことがあります。
(注5)
この構成では、PS/2 マウス・キーボードを未接続の場合に起動できないことがあります。この問題は、BIOS ver 1.70 にアップデートすることで解決します。 こちら ( U3B10170.EXE 管理No.2217001151 )から入手してください。
(注6)
インストール後にLANドライバをアップデートします。
→intel社WEBから e1000-6.0.60.tar.gz, e100-3.4.10.tar.gz を入手(2006年3月現在)、ビルド、適用。
(注7)
RAIDボードに添付の CD-ROM から説明書に従いインストールし使用します。
※[参考]ソフトウェアの構成
名称 RH9 追加・変更 備考 Kernel kernel 2.4.20-8 - SATA-HDD利用時はカーネルpatchを適用。 Raidドライバ aacraid - 1.1-5[2371] Adaptecサイトより入手。 LANドライバ e100 認識せず 3.4.10 intelサイト最新ver。 LANドライバ e1000 認識せず 6.0.60 intelサイト最新ver。 RAIDユーティリティ ASM - 2.12 説明書に従う。
■HDD増設 | UP |
型番 | 機器名称 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|
N8150-204A | 増設用80GB HDD(SATA2/300/7200rpm) | ◎ | ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
N8150-205A | 増設用160GB HDD(SATA2/300/7200rpm) | ◎ | |
N8150-206A | 増設用250GB HDD(SATA2/300/7200rpm) | ◎ |
■LAN増設 | UP |
型番 | 機器名称 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|
N8104-88 | 100BASE-TX接続ボード(LowPro) | 1 | ○ | telnet,ftpの動作を確認。(注1) |
N8104-115 | 1000BASE-T接続ボード(LowPro) | 1 | ○ |
(注1)
インストール後にLANドライバをアップデートします。
→intel社WEBから e1000-6.0.60.tar.gz, e100-3.4.10.tar.gz を入手(2006年3月現在)、ビルド、適用。
■USB機器 | UP |
型番 | 機器名称 | 数 | 結果 | 評価概要 |
---|---|---|---|---|
N8460-002 | 外付け FDD | 1 | ◎ | OS起動後に接続して自動認識に問題なし。 ファイルのコピー/比較を確認。 |
N8160-64 | 外付け DVD-ROM | 1 | ◎ |
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