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2005年6月13日現在
Express5800/51Lc
ディストリビューション Red Hat Linux 7.3
(KERNEL-2.4.20-24.7)
(KERNEL-smp-2.4.20-24.7)

      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。


記号の意味は以下の通りです。
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
インストール評価 / 光学ドライブ装置 / X Window System表示 / サウンド / 無停電電源装置

■インストール評価 ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 Express5800/51Lc N8000-507 1 CD-ROM Bootにてインストール(注1)(注2)(注3)
キーボード認識、動作を確認。
マウス認識、動作を確認。
内蔵LAN認識(注4)、動作を確認。
2 IDE 80GB HDD N8050-181 1
3 組込CPU (Pentium4 3.40GHz) N8001-FS79 1
4 256MBメモリ N8002-114 1
5 512MBメモリ N8002-115 1
6 109型キーボード(W) N8052-FS01 1
7 マウス (PS2,スクロールマウス) N8052-FS05 1
8 19型LCD N8171-40 1

(注1)
RedHat7.3標準のbootloader GRUB-0.91では以下のメッセージが出て、Linuxが正常に起動しませんので、 インストール時に作成したブートFDでLinuxを起動して、最新のGRUB(grub-0.97)を適用します。

エラーメッセージ : 「 Error 28 : selected item cannot fit into memory 」

・GRUBの入手

  1. このサイトここよりmetakit-2.4.9.3.tar.gzを入手してください。
  2. 入手したファイルを/tmpに展開します。
  3. 以下のコマンドを実施します。
    # cd /tmp
    # tar zxvf metakit-2.4.9.3.tar.gz
    # cd metakit-2.4.9.3/builds
    # ../unix/configure --prefix=/usr
    # make
    # make test
    # make install
    # /sbin/ldconfig
  4. GRUBのサイトここよりgrub-0.97.tar.gzを入手してください。
  5. 以下のコマンドを実施します。
    # cd /tmp
    # rpm -e grub-0.91-4
    # tar zxvf grub-0.97.tar.gz
    # cd grub-0.97
    # ./configure--prefix=/usr
    # make
    # make install
    # grub/grub
    grub> root (hd0,0)
    (Linuxを/dev/hda1にインストールした場合)
    (Windowsとのデュアルブートの場合はそれぞれの環境にあわせてください)
    grub> setup (hd0)
    grub> quit
        
  6. システムを再起動します。
以上でGRUBのインストールは完了です。

(注2)
RH7.3の標準カーネルでは、IDEコントローラのDMAが有効にならないため、 Red Hat社よりダウンロードしたカーネルパッケージ( 2.4.20-24.7 )を使用しました。

・カーネルのアップデート方法

  1. Red Hat社サイトの「Red Hat Linux 7.3 エラータ」(2005.06.11 現在) より下記の kernel アップデート物件を入手し、/tmp ディレクトリにコピーしてください。
    日付 Advisory 名称 必要ファイル名 備考
    2003-05-14 RHSA-2002-206J modutils-2.4.18-3.7x.i386.rpm     
    2003-12-01 RHSA-2003-392J kernel-2.4.20-24.7.i686.rpm     HyperThreading=OFFのとき、必要
    2003-12-01 RHSA-2003-392J kernel-smp-2.4.20-24.7.i686.rpm     HyperThreading=ONのとき、必要
    2003-12-01 RHSA-2003-392J kernel-2.4.20-24.7.src.rpm     
    2003-12-01 RHSA-2003-392J kernel-source-2.4.20-24.7.i386.rpm     
      
  2. /tmp ディレクトリに移動し、次のコマンドにて、アップデートを実施します。
    # rpm -Fvh modutils-2.4.18-3.7x.i386.rpm
    # rpm -Fvh kernel-2.4.20-24.7.i686.rpm
    # rpm -Fvh kernel-smp-2.4.20-24.7.i686.rpm
    # rpm -Fvh kernel-2.4.20-24.7.src.rpm
    # rpm -Fvh kernel-source-2.4.20-24.7.i386.rpm

  3. システムを再起動します。
以上でカーネルのアップデートは完了です。

(注3)
X Window System を使用するには、下記の手順にてドライバのアップデートを行ってください。

・ドライバのインストール方法

  1. システムにrootでログインします。
  2. Intel社のサイト(2005.06.12 現在) より対応ドライバ (ファイル名: i915Graphics.tar.gz) をダウンロードし、 /tmp ディレクトリにコピーしてください。
  3. /tmp ディレクトリに移動し、次を実施します。
    # tar zxvf i915Graphics.tar.gz
    # cd dripkg
    # ./install.sh

  4. 質問に従ってインストールを行います。
以上でドライバのインストールは終了です。

・X serverの設定方法

  1. システムにrootでログインします。
  2. 次を実行します
    # kon
    # Xconfigurator

  3. 質問に従い設定しますが、要点は次です
    ・「カードを選択してください」 vesa を選択
    ・「MonitorProbe」 お使いのモニタに合わせて設定してください。
    ・「画面の設定」 検出を行わない を選んでください。
    →16MB→Clockchipを設定しない→ビデオモードは環境に合わせて設定します。
  4. Xconfiguratorが終了してコンソールに戻ったら、「exit」にてkon を終了します。
  5. startx などにて X Window System を起動します。
以上で、X serverの設定は終了です。

(注4)
オンボードLAN(e1000)のドライバが正常に動作しない場合があるので、 インストール後にLANドライバ( e1000 )を適用します。(up-kernel、smp-kernel双方に適用してください)

・ドライバの入手

  1. intel社のサイト ここより(2005.06.12 現在)e1000-6.0.60.tar.gzを入手してください。
  2. 入手したファイルを/tmpに展開します。
  3. 以下のコマンドを実施します。
    # cd /tmp
    # /etc/init.d/network stop
    # tar zxvf e1000-6.0.60.tar.gz
    # cd e1000-6.0.60/src
    # make install
    # insmod e1000
  4. IPアドレス等の設定が必要な場合は行ってください。
  5. システムを再起動します。
以上でドライバのインストールは完了です。

標準構成の動作

No. 評価項目 結果 コメント
構成
1 OSのインストール CD-ROM Bootにてインストール
2 HDD ファイルのコピー/比較動作を確認
3 FDD
4 CDROM
5 標準LAN telnet,ftpにて動作を確認
6 マウス・キーボード 動作を確認
7 CPU HyperThreading/SMP動作を確認
8 Memory /proc/meminfo を確認
9 ランニング試験 48hランニング(NIC、HDD、FDD、ODD試験)

■光学ドライブ装置 ↑UP

No. 機能 結果 評価概要
1 CD-ROM CD-ROMからの、512MByte程度のデータの読み込み。

■X Window System表示
↑UP

  解像度、色数の表示確認結果
解像度 1677万色(数百万の色) 65536色(数千の色) 256色
640×480
800×600
1024×768
1280×1024

■サウンド ↑UP

No. 機能 結果 評価概要
1 音楽CDの再生 ○(注1) GNOMEデスクトップで grip / gnome-cd 使用。
2 音楽CDからのRIPとエンコード ○(注1) GNOMEデスクトップで grip にて cdparanoia と oggenc 使用。
3 音声ファイルの再生 ○(注1) play にて、wave, ogg 形式を再生。
4 Line入力/音楽CDの録音 ○(注1) GNOMEデスクトップで gnome-sound-record 使用。
5 ミキサー(ボリューム/消音) ○(注1) GNOMEデスクトップで gnome-volume-control 使用。

(注1)
標準ではサウンドが機能しません。intel社のサイトよりRH8.0用のALSAドライバを入手して、インストールすると、サウンドが使用可能になります。

・ドライバの入手


■無停電電源装置 (UPS) ↑UP

No. 機器名称 型番 結果 評価概要
1 無停電電源装置 (Smart-UPS / 1000VA) N8050-12 1 ケーブルは[N8580-39]を使用。
PowerChutePlus v.4.5.3を使用することにより、動作することを確認。 (注1)
- 電源異常時のshutdown (注2)
UPSインタフェースキット (Linux用) N8580-39 1

(注1)

PowerChutePlus Version.4.5.3は(2005.6.16現在)ここよりダウンロードします。
  (ファイル名:PowerChutePlus-4.5.3-1.i386.rpm バージョン:4.5.3)

・インストール方法
#rpm -ivh PowerChutePlus-4.5.3-1.i386.rpm

(注2)
本機では、OS側から通常のシャットダウンを行った場合に、 シャットダウン後自動で電源OFFはしません。
ただし、シャットダウン後に自動的に無停電電源装置(以下 UPSとする)側から、 電源供給を停止することは可能です。
xpowerchuteのメニューからシャットダウンしてください。
  1. xpowerchuteを起動
    # cd /usr/lib/powerchute
    # ./xpowerchute

  2. xpowerchuteからマシンをシャットダウン
    [System] ⇒ [Shutdown Server Now ...]

また停電発生時等、シャットダウン後に自動的にUPSからの電源供給を停止することも可能です。
この場合はあらかじめPowerChutePlusに以下のように設定を行います。

(例) シャットダウン開始遅延時間:30秒、電源OFF遅延時間:300秒とする場合。

  1. xpowerchuteを起動
    # cd /usr/lib/powerchute
    # ./xpowerchute

  2. シャットダウン開始遅延時間設定
    [Configuration] ⇒ [Event Actions …] ⇒ [UPS On Battery] ⇒[Shut Down Server] ⇒ [Options] ⇒ Begin Shutdown Sequence In 30 Seconds

  3. 電源OFF遅延時間設定
    [Configuration] ⇒ [UPS Shutdown Parameters] ⇒ UPS Turn Off Delay 300

  4. マシンを再起動する

シャットダウン完了後に電源OFF動作となるように時間を設定してください。 シャットダウン中に電源がOFFされるとデータ等が壊れます。正しく設定してください。
なお、各UPSのバックアップ時間についてはシステム構成ガイドを参照してください。


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