ディストリビューション |
Red Hat Linux 7.3
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本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。
なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。
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ALB機能を有効にするために、Red Hat Linux 7.3 をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバをmakeして、評価を実施しました。 ALB(Adaptive Load Balancing)機能の説明については、
こちら
を参照してください。
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SW構成
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OFFICIAL Red Hat Linux 7.3
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e100 ドライバ(ver. 1.7.33a) *1
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ans ドライバ(ver 1.7.33a) *2
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iANS パッケージ(ver 1.7.33a) *1
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*1 Intel(R)社の Web(2002.8.16現在) より Download
http://appsr.intel.com/scripts-df/Detail_Desc.asp?ProductID=415&DwnldID=2895
(iANSパッケージ:iANS-1.7.33a.tar.gz)
http://appsr.intel.com/scripts-df/Detail_Desc.asp?ProductID=416&DwnldID=2896
(e100ドライバ:e100-1.7.33a.tar.gz)
*2 iANS パッケージに含まれる
*3評価時期によりドライババージョンが異なります。動作確認に使用したドライババージョンについては「Express5800 Linux動作確認情報」のモデルごとの動作確認情報を参照してください。
■設定方法
詳細は上記URLのReadmeを参照してください。
- Intel(R)社のWEB(上記を参照)より最新のパッケージをDownloadします
100BASE-TXの場合(N8104-80等)
- iANS パッケージ:iANS-1.7.33a.tar.gz - e100 ドライバ:e100-2.1.6.tar.gz
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使用するNICに必要なドライバを展開します
100BASE-TX(N8104-80)の場合
#tar xvzf e100-2.1.6.tar.gz
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すでにインストールされているドライバをrenameします
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2.で作成されたディレクトリのsrc ディレクトリに移動しドライバをmakeします
100BASE-TX(N8104-80等)の場合
#cd e100-2.1.6/src
#make install
- ダウンロードした iANS パッケージを展開し、インストールします
#tar xvzf ians-1.7.33a.tar.gz
#cd iANS-1.7.33a/src
#make install
- 起動しているネットワークデバイスをすべてダウンさせます
#ifconfig eth(0,1,2...) down
- ネットワークモジュールを組み込みます
- e100ドライバを使用する場合、"eepro100"ドライバが組み込まれている場合は、"e100"に変更します
#lsmod
#rmmod eepro100
#insmod e100
- ians モジュールを組み込みます
#insmod ians
- ALBの設定を行います
- team の作成
#ianscfg -a -t <team_name> -M
ALB
ex)team_name 「ALBTEAM」を作成する場合
#ianscfg -a -t
ALBTEAM -M ALB
- team のモードの設定
#ianscfg -C -t <team_name> -M ALB
ex)team_name 「ALBTEAM」を作成する場合
#ianscfg -C -t ALBTEAM -M
ALB
- team を構成するアダプタの設定
#ianscfg -a -t <team_name> -m <ethxxx> -p <primary|secondary>
ex)team_name 「ALBTEAM」をeth1をプライマリ、eth2をセカンダリで構成する場合
#ianscfg -a -t
ALBTEAM -m eth1 -p primary
#ianscfg -a -t
ALBTEAM -m
eth2 -p
secondary
- virtual adapter の作成
#ianscfg -a -t <team_name> -v <vadapter_name>
ex)team_name 「ALBTEAM」のvadapter_nameを「vad0」に設定する場合
#ianscfg -a -t
ALBTEAM -v vad0
- team をアクティブにします #ianscfg -c <team_name>
ex)team_name 「ALBTEAM」をアクティブにする場合
#ianscfg -c ALBTEAM
- virtual adapter の設定を行ないます
#ifconfig <vadapter_name> <IPアドレス> netmask <netmask>
ex)vadapter_nameが「vad0」の設定を行なう場合
#ifconfig
vad0 <IPアドレス> netmask <netmask>
- 設定の確認 #ianscfg -s
■自動起動の設定
- チーム設定の保存
iansのチームの設定をファイルに保存します。 以下の手順で保存してください。
#mkdir
/etc/ians #ianscfg -w -f /etc/ians/ians.conf ----------------------------------------------
TEAM ALBTEAM
TEAMING_MODE ALB
VLAN_MODE off
PROBE_ENABLE enabled
PROBE_ADDR_MODE broadcast
PROBE_CHECK_TIMEOUT 2
PROBE_SEND_TIME 20
PROBE_MAX_RETRY_COUNT 10
PROBE_RECEIVE_TIMEOUT 2
PROBE_RX_BACK_CYCLES 0
PROBE_BURST_SIZE 3
MEMBER eth1
PRIORITY primary
MEMBER eth2
PRIORITY secondary
VADAPTER vad0
----------------------------------------------
チーム名 :ALBTEAM
二重化の機能 :ALB
チームメンバー1 :eth1 (プライマリ)
チームメンバー2 :eth2 (セカンダリ)
- ネットワークアダプタの設定
チームを構成する個々のアダプタが起動時に有効にならないように設定します。
ディレクトリ/etc/sysconfig/network-scriptsにある各アダプタの設定ファイル、ifcfg-eth#を編集します。
チームを構成するアダプタの設定ファイルをすべて、確認してください。
#cd /etc/sysconfig/network-scripts
#vi ifcfg-eth1
#vi ifcfg-eth2
以下のように設定してください。
「ONBOOT=no」
- Virtual Adapterの設定
起動時にVirtual Adapterが有効になるように、設定ファイルをディレクトリ /etc/sysconfig/network-scriptsに追加します。
設定ファイル名は、ifcfg-<Virtual Adapter名>にします。
#cd /etc/sysconfig/network-scripts
#vi ifcfg-vad0
下記の内容でファイルを作成してください。
DEVICE=vad0 (←Virtual Adapter名)
BOOTPROTO="none"
ONBOOT="yes"
IPADDR="10.10.100.100" (←実際にVirtual Adapterに設定するIPアドレス)
NETMASK="255.255.255.0" (←実際のサブネットのマスクアドレス)
- ドライバのロード
起動時に使用するボートに対応したNICドライバがロードされるように、設定を行います。 /etc/modules.confを開いて、対応したNICドライバがロードされる設定にされているか確認してください。
#vi /etc/modules.conf
eth1、eth2のアダプタ用のドライバとして、e100ドライバを使用する場合は、
下記のような記述に設定します。
ex)
---------------------
alias eth1 e100
alias eth2 e100
---------------------
- 起動モジュールansファイルのコピー
iANSパッケージに各ディストリビューション毎のansファイルが含まれています。
対応したansファイルをディレクトリ/etc/rc.d/init.d/にコピーします。
#cd iANS-1.7.33a/install-scripts/RedHat/
#cp ans /etc/rc.d/init.d/
- 自動起動の設定
以下の手順で、ansのモジュールの起動を設定します。
#chkconfig --level 2345 ans on
以上で、再起動後も、設定したians機能が有効になります。
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確認項目
下記の各構成で32Kバイト単位のデータ送受信を行い、ALB非構成時とALB構成時のデータ転送速度を確認
- 送信
ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定
ALBを構成しない場合と比較して、転送速度が向上している事を確認
- 受信
ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定
ALBを構成しない場合と比較して、同等以上の転送速度が得られる事を確認
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