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2003年7月14日現在

ALB (Adaptive Load Balancing) 機能動作確認結果

ディストリビューション

Red Hat Enterprise Linux AS Ver2.1



      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

ALB機能を有効にするために、Red Hat Enterprise Linux AS Ver2.1をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバをmakeして、評価を実施しました。
ALB(Adaptive Load Balancing)機能の説明については、 こちら を参照してください。


本ページはPDFファイルを含んでいます。
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SW構成 / 設定方法 / 自動起動の設定 / 確認項目 





SW構成

  • Red Hat Enterprise Linux AS Ver2.1

  • e100 ドライバ(ver. 2.3.13) *1

  • ans ドライバ(ver 2.3.35) *2

  • iANS パッケージ(ver 2.3.35) *1

*1 Intel(R)社の Web(2002.9.6現在) より Download

    http://downloadfinder.intel.com/scripts-df/Detail_Desc.asp?agr=Y&Inst=Yes&ProductID=61&DwnldID=5600
(iANSパッケージ:iANS-2.3.35.tar.gz)

   http://appsr.intel.com/scripts-df/Detail_Desc.asp?ProductID=416&DwnldID=2896
(e100ドライバ:e100-2.3.13.tar.gz)

*2 iANS パッケージに含まれる

*3評価時期によりドライババージョンが異なります。動作確認に使 用したドライババージョンについては 「Express5800 Linux動作確認情報」 のモデルごとの動作確認情報を参照してください。



設定方法

詳細は上記URLのReadme を参照してください。

  1. Intel(R)社のWEB(上記を参照)より以下をDownloadします
    100BASE-TXの場合(N8104-86等)
    - iANS パッケージ:iANS-2.3.35.tar.gz
    - e100 ドライバ:e100-2.3.13.tar.gz

  2. 使用するNICに必要なドライバを展開します
    100BASE-TX(N8104-86)の場合
    #tar xvzf e100-2.3.13.tar.gz

  3. すでにインストールされているドライバをrename します
    - カーネルバージョンが 2.4.9-e.3smpの場合
    100BASE-TX(N8104-86)の場合
    #cd /lib/modules/2.4.9-e.3smp/kernel/drivers/addon/e100
    #mv e100.o e100.o.sav

  4. 2.で作成されたディレクトリのsrcディレクトリに移動しドライバ をmakeします
    100BASE-TX(N8104-86等)の場合
    #cd e100-2.3.13/src
    #make install

  5. ダウンロードしたiANS パッケージを展開し、インストール します
    #tar xvzf iANS-2.3.35.tar.gz
    #cd ians-2.3.35/src
    #make install

  6. 起動しているネットワークデバイスをすべてダウンさせます
    #ifconfig eth(0,1,2...) down

  7. ネットワークモジュールを組み込みます
    - e100ドライバを使用する場合、"e100"以外のドライバが組み込まれて いれば、"e100"に変更します

    (例)
    #lsmod
    #rmmod eepro100
    #insmod e100

  8. ians モジュールを組み込みます
     #insmod ians

  9. チーム設定、設定の保存
    以下の手順でansのモジュールの起動を設定します。

    
      #cd iANS-2.3.42/bin/
        #./ianstool
    
    	指示に従って、設定を行います。
    
    	(例)
    	・Select menu option     :1
    	・Enter team name        :TEAM
    	・Select teaming mode    :ALB
    	・Do you want RLB to be enabled?  :y
    	・Select VLAN mode       :none
    	・Enter member name      :eth0
    	・Select mebmer priority :primary
    	・Enter member name      :eth1
    	・Select member priority :secondary
    	・Select menu option     :5
    	・[Enter]で設定を終了します。
    	・Enter file name to save to  :vadat
    	・Do you want to save the topology across boots?  :y
    	・Select menu option     :6
    


  10. ネットワークの設定 (ネットワークの設定はVirtual Adapterに対して 行います)

    
       上記 "9.チーム設定、設定の保存"を実行後、/etc/sysconfig/network-scripts下
       に ifcfg-vadatファイルができます。
    
       #vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-vadat
    
       を実行し、必要な情報を追加してください。
    
    	DEVICE=vadat     (←Virtual Adapter名)
    	BOOTPROTO=static
    	ONBOOT=yes
    	IPADDR=10.10.100.100  (←実際にVirtual Adapterに設定するIPアドレス)
    	NETMASK=255.255.255.0 (←実際のサブネットのマスクアドレス)
    
    以上で、再起動後も設定したALB機能が有効になります。


自動起動の設定

上記 "設定方法 9.チーム設定、設定の保存"を行うことで自 動起動設定ができます。


確認項目
    下記の各構成で32Kバイト単位のデータ送受信を行い、ALB非構成時とALB構成時のデータ転送速度を確認

  1. 送信
    ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定しました
    ALBを構成しない場合と比較して、転送速度が向上している事を確認

  2. 受信
    ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定しました
    ALBを構成しない場合と比較して、同等以上の転送速度が得られる事を確認
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