ディストリビューション |
Miracle Linux Standard Edition Version2.0
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本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。
なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。
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ALB機能を有効にするために、Miracle Linux Standard Edition Version2.0をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバをmakeして、評価を実施しました。
ALB(Adaptive Load Balancing)機能の説明については、
こちら
を参照してください。
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■評価対象NIC
No. |
機器名称
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型番 |
1 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-85 |
■ハードウェア構成/SW構成
■設定方法
詳細は上記URLのReadmeを参照ください。
- Intel(R)社のWEB(上記を参照)より最新のパッケージをダウンロードする
ここでは、上記「構成1」の例に説明する
- iANSパッケージ: ians-1.7.17.tar.gz
- e100ドライバ: e100-2.0.30.tar.gz
- 使用するNICに必要なドライバを展開する
- 100BASE-TXでは e100ドライバを使用
#tar xvzf e100-2.0.30.tar.gz
- すでにインストールされているドライバをrename する
- カーネルバージョンが 2.4.7-10 の場合
#cd /lib/modules/2.4.7-10/kernel/drivers/net
#mv e100.o e100.o.sav
- (2)で作成されたディレクトリのsrc ディレクトリに移動しドライバをmakeする
- e100 の場合
#cd e100-2.0.30/src
#make install
- ダウンロードしてきた iANS パッケージを展開し、インストールする
#tar xvzf ians-1.7.17.tar.gz
#cd iANS-1.7.17/src
#make install
- 起動しているネットワークデバイスをすべてダウンさせる
#ifconfig eth(0,1,2...) down
- ネットワークモジュールを組み込む
- e100ドライバを使用する場合、"eepro100"ドライバが組み込まれている場合は、
"e100"に変更する
#lsmod
#delmod eepro100
#insmod e100
- ians モジュールを組み込む
#insmod ians
- ALBの設定を行なう
- team の作成
#ianscfg -a -t <team_name> -M ALB
ex)team_name 「ALBTEAM」を作成する場合
#ianscfg -a -t ALBTEAM -M ALB
- team のモードの設定
#ianscfg -C -t <team_name> -M ALB
ex)team_name 「ALBTEAM」を作成する場合
#ianscfg -C -t ALBTEAM -M ALB
- team を構成するアダプタの設定
#ianscfg -a -t <team_name> -m <ethxxx> -p <primary|secondary>
ex)team_name 「ALBTEAM」をeth1をプライマリ、eth2をセカンダリで構成する場合
#ianscfg -a -t ALBTEAM -m eth1 -p primary
#ianscfg -a -t ALBTEAM -m eth2 -p secondary
- virtual adapter の作成
#ianscfg -a -t <team_name> -v <vadapter_name>
ex)team_name 「ALBTEAM」のvadapter_nameを「vad0」に設定する場合
#ianscfg -a -t ALBTEAM -v vad0
- team をアクティブにする
#ianscfg -c <team_name>
ex)team_name 「ALBTEAM」をアクティブにする場合
#ianscfg -c ALBTEAM
- virtual adapter の設定を行なう
#ifconfig <vadapter_name> <IPアドレス> netmask <netmask>
ex)vadapter_nameが「vad0」の設定を行なう場合
#ifconfig vad0 <IPアドレス> netmask <netmask>
- 設定の確認
#ianscfg -s
■確認項目
下記の各構成で32Kバイト単位のデータ送受信を行い、ALB非構成時とALB構成時のデータ転送速度を確認する。
- 送信
ALB構成マシンから2台の対抗マシンに対して各1Gバイト(1000BASE-TX機の場合は各10Gバイト)のデータを転送し、
ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定
ALBを構成しない場合と比較して、転送速度が向上している事を確認する
- 受信
ALB対象マシンに対して、2台の対抗マシンから各1Gバイト(1000BASE-TX機の場合は各10Gバイト)のデータを転送し、
ALB構成時と非構成時の転送に要した時間をそれぞれ測定
ALBを構成しない場合と比較して、同等以上の転送速度が得られる事を確認
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