Express5800/S70 | |
ディストリビューション | Debian 4.0r3 (x86) ( KERNEL 2.6.18-6-686 ) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 |
記号の意味 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート 空欄…未確認 |
製品情報 / インストール確認 / 共通動作確認 |
■製品情報 | UP |
■対象本体モデル
型番 | 装置名称 |
---|---|
NP8100-9020PS02 | Express5800/S70 (ディスクレスモデル) CPU:Pentium DC E2160 (1.8GHz/800/1M) メモリ:512MB (DDR2-800 Unbuffered ECC) |
■インストール確認 | UP |
■ハードウェア構成
構成 | ドライブ | 構成概要 | 数 |
---|---|---|---|
1 | SATA | 増設用 HDD | 1〜3 |
※オンボードディスクアレイ機能 (LSI Logic Embedded MegaRAID) は使用できません。
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|
構成1 | ||
OSのインストール | ◎ (注1) |
ディストリビューションの CD-ROM から起動してインストール。 |
作成パーティション数 | 14 | ドライブ全領域を使用。 |
ハードドライブ | ◎ | ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
負荷ランニング | 12h (注2) |
各ドライブ、ネットワークへの連続負荷時間。 |
再起動 | 10 | 繰り返し回数。 |
(注1)
SATA HDDをDMA動作させるために、下記の手順でBIOS設定を変更してください。 インストール後に行うとOSがドライブを認識できず起動できなくなりますので、インストールの前に行ってください。
[変更手順]
POST画面でF2キーを押してBIOSセットアップ画面を表示させ、以下の項目を設定します。
[Advanced - Peripheral Configuration ]
Native Mode Option : Serial ATA
(注2)
IDE接続のCDROMドライバ(idecd)の問題により、高負荷な状態が連続する場合、まれにシステムがハングする可能性があります。インストール終了後、BIOSの設定を変更することにより、この問題を防ぐことができます。ただしこの処置により、標準の内蔵光ディスク装置が使用できなくなります。再び使用するには、下記の設定を Enabled に戻してください。
[変更手順]
POST画面でF2キーを押してBIOSセットアップ画面を表示させ、以下の項目を設定します。
[Advanced - Peripheral Configuration ]
Parallel ATA: Disabled
■共通動作確認 | UP |
評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|
X Window System の動作 | ◎ (注1) |
解像度 1024x768、色数 16bit が表示される。 インストール直後の設定が適切でない場合は、設定しなおしてください。 |
PS/2 マウス・キーボード | ◎ | X Window System における動作を確認。 |
標準LANポート | ○ (注2) |
sshでログインできる、ftpで100MBのファイルが転送できる。 |
CPUの認識 | ◎ | cat /proc/cpuinfo にて、動作周波数、論理CPU数を確認。 |
メモリの認識 | ◎ | cat /proc/meminfo にて総容量を確認。 |
最大メモリ実装 | 8 (注3) |
(GB) 物理メモリ総容量 |
光ディスクドライブ | ◎ (注4) |
ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
フロッピードライブ | ◎ | |
シリアル・ポート | ◎ (注5) |
設定を行うことで、コンソール出力が表示され、ログインできる。 |
(注1)
インストール直後は X Window System の起動に失敗しますので、次の処置を行います。
/etc/X11/xorg.conf を編集し、「Driver "nv"」とある行を「Driver "vesa"」と変更して保存し、システムを再起動してください。
(注2)
標準ドライバ(e1000 7.3.20-k2-NAPI)では標準LANポートが認識されないため、LANドライバのアップデートが必要です。intel社サイト または こちら からLANドライバを入手し以下の手順でアップデートしてください。使用したドライバパッケージは e1000-7.6.15.4.tar.gz です。(注3)
- linux-headers のインストール
インストールCDメディアをマウントし、次を行う。
# apt-get install linux-headers-2.6.18-6-686- gcc の設定
# ln -s /usr/bin/gcc-4.1 /usr/bin/gcc- e1000ドライバソースの展開
# tar zxvf e1000-7.6.15.4.tar.gz- 以下を実施し、ドライバをmakeする。
# cd e1000-7.6.15.4/src
# make clean
# make install- ドライバの組込み確認
# modprobe -r e1000
# modprobe e1000- "lsmod"で組み込みを確認する。
- ネットワークの設定を行なう。("/etc/network/interface"の編集)
例)
auto lo
iface lo inet loopback
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.0.10
network 192.168.0.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.0.1- ネットワークの再起動
# /etc/init.d/networking restart- 以上に問題なければinitrd に組み込む
例)
# mkinitramfs -o /boot/initrd.img -2.6.18-6-686- ネットワークで apt-get ができるように設定し、次を実施
( atp-get については debian GNU/Linux のドキュメントを参照してください)
# apt-get update- システムメモリが4GB以上で bigmem カーネルを使用の場合次を行う。
- カーネルと headers をインストールする。
# apt-get install linux-image-2.6.18-6-686-bigmem
# apt-get install linux-headers-2.6.18-6-686-bigmem- bigmemカーネルでシステム再起動後に 4. から 9. を再度行う。
4GB以上のメモリを使用する場合は、bigmemカーネルを使用します。 インターネットに接続する設定を行ってから、次のコマンドでネットワークからインストールしてください。(atp-get については debian GNU/Linux のドキュメントを参照してください)
apt-get install linux-image-2.6.18-6-686-bigmem
(注4)
インストール確認の項の(注2)を参照してください。
(注5)
シリアルコンソール出力を行うカーネルパラメータを設定すると、グラフィカルなログイン画面で、キーボードが使用できなくなる場合があります。この問題が発生した場合は、シリアルコンソールからログインし、X window system のプロセスを再起動してください。
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