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ホーム > 製品 > コンピュータプラットフォーム > Express5800シリーズポータル > Linux on Express5800 > Linux動作確認情報 一覧 > Linux動作確認情報 詳細
2012年4月2日
Express5800/R110d-1M
ディストリビューション Ubuntu 10.04.4 LTS (amd64)
( KERNEL 2.6.32-38 )

      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
−…未サポート
空欄…未確認
製品情報 / インストール確認 / 共通動作確認 / ハードウェア増設 / バックアップ動作

■製品情報 UP

型番 装置名称

N8100-1806Y
N8100-1807Y
N8100-1808Y
Express5800/R110d-1M
インテル® Pentium® プロセッサー 1403 (2.60GHz 2C/2T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2403 (1.80GHz,4C/4T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2420 (1.90GHz,6C/12T)

■インストール確認 UP

ハードウェア構成

構成 ドライブ 構成概要
1 LSI RAID
2.5型ドライブ
N8103-149 RAIDコントローラ(512MB, RAID0/1)
増設用 HDD
2 LSI RAID
2.5型ドライブ
N8103-150 RAIDコントローラ(512MB, RAID0/1/5/6)
増設用 HDD
3 LSI RAID
2.5型ドライブ
N8103-151 RAIDコントローラ(1GB, RAID0/1/5/6)
増設用 HDD

動作確認

評価項目 結果 コメント
構成1,2,3
OSのインストール
(注1,2)
ディストリビューションのCD/DVDメディアから起動してインストール。
作成パーティション数 14 ドライブ全領域を使用。
ハードドライブ ファイルのコピー/比較動作を確認。
RAIDドライブの縮退動作 I/Oアクセス、reboot実施
RAIDドライブの再構築 I/Oアクセス、reboot実施
負荷ランニング 12h
(注3)
各ドライブ、ネットワークへの連続負荷時間。
再起動 10
(注4,5)
繰り返し回数。
(注1)
別の開発環境にて予めRAIDドライバを作成しておき、インストール時に更新する必要があります。
server版の場合は、generic kernel用のドライバとserver kernel用のkernelの2つをそれぞれ作成する必要があります。 desktop版の場合は、generic kernel用のドライバのみ必要です。

ドライバの作成 下の手順にて作成したドライバはこちら
  1. LSI社からドライバパッケージ Ubuntu_10.04_LTS_05.30.zip を入手します。
  2. ドライバパッケージから megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz を取り出します。
  3. 2.6.32-38-generic 開発環境で次を順に実施。megaraid_sas.ko が作成されます。
    $ sudo -s
    # cd /usr/src
    # ln -s linux-headers-2.6.32-38 linux
    # tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
    # cd megaraid-sas-v00.00.05.30
    # make -C /lib/modules/2.6.32-38-generic/build/ M=`pwd`
  4. server版の場合は 2.6.32-38-server 開発環境で上記を行い、server版用の megaraid_sas.ko を作成します。上記の generic は server に読み替えます。
  5. megaraid_sas.ko を USBストレージに格納します。
    以下、generic kernel用ドライバを generic/megaraid_sas.ko、server kernel用ドライバをserver/megaraid_sas.ko に格納したとします。
インストール
  1. Ubuntu 10.04.4 インストーラが起動したら Ctrl+ALT+F2 を押してコンソールに移動。
  2. グラフィカルモードの場合、次のコマンドを実施。
    $ sudo -s
  3. 日本語を選択している場合、次のコマンドを実施。
    # unset LANG
  4. megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、fdisk -l コマンドで USBストレージのドライブ名(/dev/sdeなど)を確認します。以下、/dev/sde として説明します。
  5. generic kernel用ドライバを適用します。
    # mount -t vfat /dev/sde1 /mnt
    # cp -f /mnt/generic/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-38-generic/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # modprobe megaraid_sas
  6. server版の場合、さらに server kernel用ドライバをコピーします。
    # mkdir -p /lib/modules/2.6.32-38-server/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # cp -f /mnt/server/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-38-server/kernel/drivers/scsi/megaraid/
  7. 次のコマンドを実施後にUSBストレージを取り除きます。
    # umount /mnt
  8. ALT+F7かAlt-F1 を押してインストーラに戻り、インストールを続行します。「インストールが完了ました」と表示されたら再起動はせず、Ctrl+ALT+F2 で再びコンソールに移動してください。
  9. desktop版の場合、下記を順に実施します。
    # cd /lib/modules/2.6.32-38-generic/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # cp -f megaraid_sas.ko /target/lib/modules/2.6.32-38-generic/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # cd /target/boot
    # mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-38-generic
  10. server版の場合、下記を順に実施します。
    # cd /lib/modules/2.6.32-38-server/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # cp -f megaraid_sas.ko /target/lib/modules/2.6.32-38-server/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # chroot /target
    # cd /boot
    # mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-38-server 2.6.32-38-server
  11. ALT+F7かAlt+F1 を押して、インストーラに戻り、システムを再起動します。
(注2)
LANドライバの更新が必要です。

標準LAN ( tg3: → 3.122n )
  1. Broadcom社からBCM5718用ドライバパッケージ linux-3.122n.zip を入手します。
  2. 上記ドライバパッケージを /tmp にコピーします。
  3. 次を順に実施します。
    # cd /tmp
    # unzip linux-3.122n.zip
    # cd Server/Linux/Driver
    # tar zxvf tg3-3.122n.tar.gz
    # cd tg3-3.122n/
    # make
    # make install
    # modprobe -r tg3
    # modprobe tg3
  4. initrd イメージを更新します。イメージ名は環境によって異なります。
    例)# mkinitramfs -o /boot/initrd.img-2.6.32-38-generic
  5. システム再起動し、ネットワークの設定を行います。
(注3)
メモリ搭載量に対してI/O負荷が非常に高い場合などに、syslog に Call Trace が記録されることがあります。

(注4)
起動ごとに下記のメッセージが syslog に登録されます。
Not enabling x2apic, Intr-remapping init failed.
ACPI Error: No handler for Region [OEM2] (f74172d0) [IPMI] (20090903/evregion-319)
ACPI Error: Region IPMI(7) has no handler (20090903/exfldio-295)
ACPI Error (psparse-0537): Method parse/execution failed [\_SB_.PMI0._PMM] (Node f7416ba0), AE_NOT_EXIST


(注5)
構成によっては起動時に間歇的に、下記のような表示で停止することが確認されています。復旧にはDCボタンによる電源操作が必要です。
run-init: nuking initarmfs contents: Directory not empty
[ X.XXXXXX ] kernel panic -not syncing: Attempted to kill init!

■共通動作確認 UP

評価項目 結果 コメント
X Window System の動作 解像度 1024x768 が表示される。
インストール直後の設定が適切でない場合は、設定しなおしてください。
標準LANポート sshでログインできる、ftpで100MBのファイルが転送できる。
CPUの認識 cat /proc/cpuinfo にて、動作周波数、論理CPU数を確認。
メモリの認識 cat /proc/meminfo にて総容量を確認。
光ディスクドライブ ファイルのコピー/比較動作を確認。
フロッピードライブ
シリアル・ポート 設定を行うことで、コンソール出力が表示され、ログインできる。
EXPRESSSCOPEエンジン2
リモートKVM/リモートメディア
  ・リモートKVMでの解像度 1024x768 の表示
・リモートメディア(DVD/FDD)の認識・使用
・リモートKVM/リモートメディアを使用したインストール
ご使用には、N8115-04「リモートマネージメント拡張ライセンス」の購入が必要です。
当ライセンスを登録すると、ドライブのデバイスファイル名が変化します。
詳しくはEXPRESSSCOPEエンジン3の説明書を参照してください。

■ハードウェア増設 UP
増設可能なオプションは、本体に接続定義されている製品となります。

機器名称 結果
ハードディスクドライブ 2.5型SAS/SATA HDD
2.5型SAS/SATA SSD
3.5型SATA HDD
バックアップ装置 (注1)
増設LANボード (注1)
(注1)
バックアップ装置/増設LANボードについては、オプションの動作確認ページ (こちら) を参照してください。

■バックアップ動作 UP
バックアップ装置を接続した場合の本体装置の動作確認です。

ハードウェア構成

接続 型番 機器名称 ドライバ
接続1 N8103-107 増設ボード SCSIコントローラ (U320) aic79xx
接続2 - オンボード USBコントローラ (USB2.0) -
接続3 N8103-104A 増設ボード SASコントローラ (PCIe x8) mptsas

動作確認

評価項目 結果 コメント
接続1 接続2 接続3
バックアップ、リストア     tar コマンドの簡易動作。
再起動   5   繰り返し回数。

戻る UP

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