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ホーム > 製品 > コンピュータプラットフォーム > Express5800シリーズポータル > Linux on Express5800 > Linux動作確認情報 一覧 > Linux動作確認情報 詳細
2012年7月26日
Express5800/E120d-M
ディストリビューション Debian GNU/Linux 6.0.5 (i386/amd64)
( KERNEL 2.6.32-5 )

      本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
      ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。


      なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。

記号の意味
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
−…未サポート
空欄…未確認
製品情報 / インストール確認 / 共通動作確認 / ハードウェア増設 / バックアップ動作

■製品情報 UP

型番 装置名称

N8100-1898Y
N8100-1899Y
N8100-1900Y
N8100-1901Y
N8100-1902Y
N8100-1903Y
N8100-1904Y
N8100-1905Y
N8100-1906Y
N8100-1907Y
Express5800/E120d-M
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2407 (2.20GHz,4C/4T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2407 (2.20GHz,4C/4T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430 (2.20GHz,6C/12T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430 (2.20GHz,6C/12T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430L (2GHz,6C/12T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430L (2GHz,6C/12T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2450L (1.80GHz,8C/16T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2450L (1.80GHz,8C/16T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2470 (2.30GHz,8C/16T)
インテル® Xeon® プロセッサー E5-2470 (2.30GHz,8C/16T)

■インストール確認 UP

ハードウェア構成

構成 ドライブ 構成概要
1 LSI RAID
2.5型ドライブ
N8103-149 RAIDコントローラ(512MB, RAID0/1)
増設用 HDD
2 LSI RAID
2.5型ドライブ
N8103-150 RAIDコントローラ(512MB, RAID0/1/5/6)
増設用 HDD
3 LSI RAID
2.5型ドライブ
N8103-151 RAIDコントローラ(1GB, RAID0/1/5/6)
増設用 HDD
4 単体接続
2.5型ドライブ
増設用 HDD

動作確認

評価項目 結果 コメント
構成1,2,3 構成4
OSのインストール
(注1,2)

(注3)
ディストリビューションのCD/DVDメディアから起動してインストール。
作成パーティション数 14 14 ドライブ全領域を使用。
ハードドライブ ファイルのコピー/比較動作を確認。
RAIDドライブの縮退動作 I/Oアクセス、rebootを実施
RAIDドライブの再構築 I/Oアクセス、rebootを実施
負荷ランニング 12h 12h 各ドライブ、ネットワークへの連続負荷時間。
再起動 10
(注4)
10
(注4)
繰り返し回数。
(注1)
i386(32bit)版を、4GB以上のメモリを搭載している装置にインストールすると、自動的にamd64(64bit)版のカーネルがインストールされます。メモリ容量を正しく認識させるため bigmemカーネルを適用してください。適用方法は後述の(注2)を参照してください。

(注2)
別の開発環境にて予めRAIDドライバを作成しておき、インストール時に更新する必要があります。
・64bit版の場合は、amd64 の開発環境で作成したRAIDドライバを準備します。
・32bit版(bigmem)の場合は、486, amd64, bigmem の開発環境で作成したRAIDドライバ(3種類)を準備します。

■ドライバの準備
下記の手順にて作成したドライバはこちらです。
  1. LSI社から、ドライバパッケージ Ubuntu_10.04_LTS_05.30.zip を 入手し、megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz を取り出します。
  2. ドライバを作成するための Debian GNU/Linux6.0.5(2.6.32-5) 開発環境 を構築します。
    ◆amd64の場合
    (1) Debian GNU/Linux 6.0.5(amd64版)をインストールします。
    (2) インストールメディアにマウントし、次を順に行います。
      # apt-get install linux-headers-2.6.32-5-amd64
      # apt-get install make

    ◆i386(bigmem)の場合
    (1) Debian GNU/Linux 6.0.5(i386版)をインストールします。
    (2) Debian GNU/Linuxのサイトから、以下のパッケージをダウンロードし、486 および bigmem の開発環境を構築します。

    ・486 開発環境の構築
      imageファイル :linux-image-2.6.32-5-486 (2.6.32-45)
      headerファイル:linux-headers-2.6.32-5-486 (2.6.32-45)

      1) 486 のimageファイルをインストールします。
          # dpkg -i linux-image-2.6.32-5-486_2.6.32-45_i386.deb
      2) システムを再起動し、「2.6.32-5-486」でOSを起動します。
      3) Debian GNU/Linux 6.0.5(i386版)のインストールメディアにマウントし、次を順に行います。
          # apt-get -f install
          # apt-get install make
      4) 486 のheaderファイルをインストールします。
          # dpkg -i linux-headers-2.6.32-5-486_2.6.32-45_i386.deb

    ・bigmem 開発環境の構築
      imageファイル :linux-image-2.6.32-5-686-bigmem (2.6.32-45)
      headerファイル:linux-headers-2.6.32-5-686-bigmem (2.6.32-45)

      1) bigmem のimageファイルをインストールします。
          # dpkg -i linux-image-2.6.32-5-686-bigmem_2.6.32-45_i386.deb
      2) システムを再起動し、「2.6.32-5-686-bigmem」でOSを起動します。
      3) Debian GNU/Linux 6.0.5(i386版)のインストールメディアにマウントし、次を順に行います。
          # apt-get -f install
          # apt-get install make
      4) bigmem のheaderファイルをインストールします。
          # dpkg -i linux-headers-2.6.32-5-686-bigmem_2.6.32-45_i386.deb

  3. 上記の開発環境でドライバを作成します。
    [amd64の場合]
    # tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
    # cd megaraid-sas-v00.00.05.30
    # make -C /lib/modules/2.6.32-5-amd64/build/ M=`pwd`

    [486の場合]
    # tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
    # cd megaraid-sas-v00.00.05.30
    # make -C /lib/modules/2.6.32-5-486/build/ M=`pwd`

    [i386(bigmem)の場合]
    # tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
    # cd megaraid-sas-v00.00.05.30
    # make -C /lib/modules/2.6.32-5-686-bigmem/build/ M=`pwd`
  4. megaraid_sas.ko が作成されますので、USBストレージに格納します。
■インストール(amd64の場合)
  1. Debian GNU/Linux.6.0.5 のインストールを開始すると、「ディスクの検出」で「ディスクドライブが検出されませんでした。・・・」と表示されますので、ALT+F2 を押してコンソールに移動します。
  2. mountコマンドで、接続中のインストールメディアのドライブ名(/dev/sr0 など)とマウントポイント(/cdrom など)を確認します。
    以下、ドライブ名:/dev/sr0, マウントポイント:/cdromとして説明します。
  3. インストールメディアを一旦切り離します。
    # umount /cdrom
  4. amd64環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名 (/dev/sdd など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
  5. 下記を順に実施します。
    # mount /dev/sdd /mnt
    # cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # modprobe megaraid_sas
    # umount /mnt
  6. USBストレージを取り除いて、インストールメディアを接続し、以下を実行します。
    # mount /dev/sr0 /cdrom
  7. ALT+F1 を押してインストーラに戻り、「ディスクの検出」のところ(1つ前の画面に戻ります)からインストールを再開します。
  8. 「インストールの完了」と表示されたら再起動はせず、ALT+F2 で再びコンソールに移動してください。
  9. 下記を順に実施します。
    # cd /lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # cp -f megaraid_sas.ko /target/lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # chroot /target
    # cd /boot
    # mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-5-amd64
  10. ALT+F1 を押して、インストーラに戻り、システムを再起動します。
■インストール(i386(bigmem)の場合)
  1. Debian GNU/Linux.6.0.5 のインストールを開始すると、「ディスクの検出」で「ディスクドライブが検出されませんでした。・・・」と表示されますので、ALT+F2 を押してコンソールに移動します。
  2. mountコマンドで、接続中のインストールメディアのドライブ名(/dev/sr0 など)とマウントポイント(/cdrom など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sr0, マウントポイント:/cdromとして説明します。
  3. インストールメディアを一旦切り離します。
    # umount /cdrom
  4. 486環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名 (/dev/sdd など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
  5. 下記を順に実施します。
    # mount /dev/sdd /mnt
    # cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-5-486/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # modprobe megaraid_sas
    # umount /mnt
  6. USBストレージを取り除いて、インストールメディアを接続し、以下を実行します。
    # mount /dev/sr0 /cdrom
  7. ALT+F1 を押してインストーラに戻り、「ディスクの検出」のところ(1つ前の画面に戻ります)からインストールを再開します。
  8. 「インストールの完了」と表示されたら再起動はせず、ALT+F2 で再びコンソールに移動してください。
  9. amd64環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名 (/dev/sdd など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
  10. 以下を順に実施します。
    # mount /dev/sdd /mnt
    # cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /target/lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # chroot /target
    # cd /boot
    # mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-5-amd64 2.6.32-5-amd64
    # umount /mnt
  11. USBストレージを取り外し、ALT+F1 を押してインストーラに戻り、操作を続行します。
  12. システムを再起動し、「2.6.32-5-amd64」でOSを起動します。
  13. apt-get updateを実行し、bigmem kernelをインストールします。
    # apt-get update
    # apt-get install linux-image-2.6.32-5-686-bigmem
  14. bigmem環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名(/dev/sdd など)を 確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
  15. 下記を順に実施します。
    # mount /dev/sdd /mnt
    # cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-5-686-bigmem/kernel/drivers/scsi/megaraid/
    # cd /boot
    # mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-5-686-bigmem 2.6.32-5-686-bigmem
    # umount /mnt
  16. システムを再起動し、「2.6.32-5-686-bigmem」でOSを起動します。
(注3)
単体接続時は、SATAモードを"AHCI"にを変更する必要があります。
  1. 装置を起動し、POSTでF2キーを押してBIOS SETUPを起動します。
  2. [Advenced]-[Storage Configuration]の[SATA Mode]を"AHCI Mode"に変更します。
(注4)
起動ごとに下記のようなメッセージが syslog に登録されます。
ACPI Error: No handler for region [OEM2](ffff88007f33b090) [IPMI](20090903/evregion-319)
ACPI Error: Region IPMI(7) has no handler (20090903/exfldio-295)
ACPI Error: (psparse-0537): Method parse/execution failed [\_SB_.PMI0._PMM] (Node ffff88007f33a500),AE_NOT_EXIST

■共通動作確認 UP

評価項目 結果 コメント
X Window System の動作 解像度 1024x768 が表示される。
インストール直後の設定が適切でない場合は、設定しなおしてください。
マウス・キーボード X Window System における動作を確認。
標準LANポート sshでログインできる、ftpで100MBのファイルが転送できる。
CPUの認識 cat /proc/cpuinfo にて、動作周波数、論理CPU数を確認。
メモリの認識
(注1)
cat /proc/meminfo にて総容量を確認。
光ディスクドライブ ファイルのコピー/比較動作を確認。
Flash FDD (USB)
シリアル・ポート 設定を行うことで、コンソール出力が表示され、ログインできる。
EXPRESSSCOPEエンジン3
リモートKVM/リモートメディア
・リモートKVMでの解像度 1024x768 の表示
・リモートメディア(DVD/FDD)の認識・使用
・リモートKVM/リモートメディアを使用したインストール
ご使用には、N8115-04「リモートマネージメント拡張ライセンス」の購入が必要です。
当ライセンスを登録すると、ドライブのデバイスファイル名が変化します。詳しくはEXPRESSSCOPEエンジン3の説明書を参照してください。
(注1)
i386(32bit)版で 4GB以上のメモリを使用する場合は、bigmemカーネルを使用します。i386(32bit)版では、16GBまでの動作確認を行っています。

■ハードウェア増設 UP
増設可能なオプションは、本体に接続定義されている製品となります。

機器名称 結果
ハードディスクドライブ 2.5型SAS/SATA HDD
2.5型SAS/SATA SSD
バックアップ装置 (注1)
増設LANボード (注1)
(注1)
バックアップ装置/増設LANボードについては、オプションの動作確認ページ (こちら) を参照してください。

■バックアップ動作 UP
バックアップ装置を接続した場合の本体装置の動作確認です。

ハードウェア構成

接続 型番 機器名称 ドライバ
接続1 - オンボード USBコントローラ (USB2.0) -
接続2 N8103-142 増設ボード SASコントローラ (PCIe x16) mptsas

動作確認

評価項目 結果 コメント
接続1 接続2
バックアップ、リストア   tar コマンドの簡易動作。
再起動   5 繰り返し回数。

戻る UP

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