Express5800/E120d-M | |
ディストリビューション | Debian GNU/Linux 6.0.5 (i386/amd64) ( KERNEL 2.6.32-5 ) |
本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。 なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。 |
記号の意味 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可 −…未サポート 空欄…未確認 |
製品情報 / インストール確認 / 共通動作確認 / ハードウェア増設 / バックアップ動作 |
■製品情報 | UP |
型番 | 装置名称 |
---|---|
N8100-1898Y N8100-1899Y N8100-1900Y N8100-1901Y N8100-1902Y N8100-1903Y N8100-1904Y N8100-1905Y N8100-1906Y N8100-1907Y |
Express5800/E120d-M インテル® Xeon® プロセッサー E5-2407 (2.20GHz,4C/4T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2407 (2.20GHz,4C/4T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430 (2.20GHz,6C/12T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430 (2.20GHz,6C/12T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430L (2GHz,6C/12T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2430L (2GHz,6C/12T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2450L (1.80GHz,8C/16T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2450L (1.80GHz,8C/16T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2470 (2.30GHz,8C/16T) インテル® Xeon® プロセッサー E5-2470 (2.30GHz,8C/16T) |
■インストール確認 | UP |
■ハードウェア構成
構成 | ドライブ | 構成概要 |
---|---|---|
1 | LSI RAID 2.5型ドライブ |
N8103-149 RAIDコントローラ(512MB, RAID0/1) 増設用 HDD |
2 | LSI RAID 2.5型ドライブ |
N8103-150 RAIDコントローラ(512MB, RAID0/1/5/6) 増設用 HDD |
3 | LSI RAID 2.5型ドライブ |
N8103-151 RAIDコントローラ(1GB, RAID0/1/5/6) 増設用 HDD |
4 | 単体接続 2.5型ドライブ |
増設用 HDD |
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント | |
---|---|---|---|
構成1,2,3 | 構成4 | ||
OSのインストール | ○ (注1,2) |
◎ (注3) |
ディストリビューションのCD/DVDメディアから起動してインストール。 |
作成パーティション数 | 14 | 14 | ドライブ全領域を使用。 |
ハードドライブ | ◎ | ◎ | ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
RAIDドライブの縮退動作 | ◎ | − | I/Oアクセス、rebootを実施 |
RAIDドライブの再構築 | ◎ | − | I/Oアクセス、rebootを実施 |
負荷ランニング | 12h | 12h | 各ドライブ、ネットワークへの連続負荷時間。 |
再起動 | 10 (注4) |
10 (注4) |
繰り返し回数。 |
(注1)
i386(32bit)版を、4GB以上のメモリを搭載している装置にインストールすると、自動的にamd64(64bit)版のカーネルがインストールされます。メモリ容量を正しく認識させるため bigmemカーネルを適用してください。適用方法は後述の(注2)を参照してください。
(注2)
別の開発環境にて予めRAIDドライバを作成しておき、インストール時に更新する必要があります。
・64bit版の場合は、amd64 の開発環境で作成したRAIDドライバを準備します。
・32bit版(bigmem)の場合は、486, amd64, bigmem の開発環境で作成したRAIDドライバ(3種類)を準備します。
■ドライバの準備
※下記の手順にて作成したドライバはこちらです。■インストール(amd64の場合)
- LSI社から、ドライバパッケージ Ubuntu_10.04_LTS_05.30.zip を 入手し、megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz を取り出します。
- ドライバを作成するための Debian GNU/Linux6.0.5(2.6.32-5) 開発環境 を構築します。
◆amd64の場合
(1) Debian GNU/Linux 6.0.5(amd64版)をインストールします。
(2) インストールメディアにマウントし、次を順に行います。
# apt-get install linux-headers-2.6.32-5-amd64
# apt-get install make
◆i386(bigmem)の場合
(1) Debian GNU/Linux 6.0.5(i386版)をインストールします。
(2) Debian GNU/Linuxのサイトから、以下のパッケージをダウンロードし、486 および bigmem の開発環境を構築します。
・486 開発環境の構築
imageファイル :linux-image-2.6.32-5-486 (2.6.32-45)
headerファイル:linux-headers-2.6.32-5-486 (2.6.32-45)
1) 486 のimageファイルをインストールします。
# dpkg -i linux-image-2.6.32-5-486_2.6.32-45_i386.deb
2) システムを再起動し、「2.6.32-5-486」でOSを起動します。
3) Debian GNU/Linux 6.0.5(i386版)のインストールメディアにマウントし、次を順に行います。
# apt-get -f install
# apt-get install make
4) 486 のheaderファイルをインストールします。
# dpkg -i linux-headers-2.6.32-5-486_2.6.32-45_i386.deb
・bigmem 開発環境の構築
imageファイル :linux-image-2.6.32-5-686-bigmem (2.6.32-45)
headerファイル:linux-headers-2.6.32-5-686-bigmem (2.6.32-45)
1) bigmem のimageファイルをインストールします。
# dpkg -i linux-image-2.6.32-5-686-bigmem_2.6.32-45_i386.deb
2) システムを再起動し、「2.6.32-5-686-bigmem」でOSを起動します。
3) Debian GNU/Linux 6.0.5(i386版)のインストールメディアにマウントし、次を順に行います。
# apt-get -f install
# apt-get install make
4) bigmem のheaderファイルをインストールします。
# dpkg -i linux-headers-2.6.32-5-686-bigmem_2.6.32-45_i386.deb
- 上記の開発環境でドライバを作成します。
[amd64の場合]
# tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
# cd megaraid-sas-v00.00.05.30
# make -C /lib/modules/2.6.32-5-amd64/build/ M=`pwd`
[486の場合]
# tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
# cd megaraid-sas-v00.00.05.30
# make -C /lib/modules/2.6.32-5-486/build/ M=`pwd`
[i386(bigmem)の場合]
# tar zxvf megaraid_sas-v00.00.05.30-src.tgz
# cd megaraid-sas-v00.00.05.30
# make -C /lib/modules/2.6.32-5-686-bigmem/build/ M=`pwd`- megaraid_sas.ko が作成されますので、USBストレージに格納します。
■インストール(i386(bigmem)の場合)
- Debian GNU/Linux.6.0.5 のインストールを開始すると、「ディスクの検出」で「ディスクドライブが検出されませんでした。・・・」と表示されますので、ALT+F2 を押してコンソールに移動します。
- mountコマンドで、接続中のインストールメディアのドライブ名(/dev/sr0 など)とマウントポイント(/cdrom など)を確認します。
以下、ドライブ名:/dev/sr0, マウントポイント:/cdromとして説明します。- インストールメディアを一旦切り離します。
# umount /cdrom- amd64環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名 (/dev/sdd など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
- 下記を順に実施します。
# mount /dev/sdd /mnt
# cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
# modprobe megaraid_sas
# umount /mnt- USBストレージを取り除いて、インストールメディアを接続し、以下を実行します。
# mount /dev/sr0 /cdrom- ALT+F1 を押してインストーラに戻り、「ディスクの検出」のところ(1つ前の画面に戻ります)からインストールを再開します。
- 「インストールの完了」と表示されたら再起動はせず、ALT+F2 で再びコンソールに移動してください。
- 下記を順に実施します。
# cd /lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
# cp -f megaraid_sas.ko /target/lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
# chroot /target
# cd /boot
# mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-5-amd64- ALT+F1 を押して、インストーラに戻り、システムを再起動します。
(注3)
- Debian GNU/Linux.6.0.5 のインストールを開始すると、「ディスクの検出」で「ディスクドライブが検出されませんでした。・・・」と表示されますので、ALT+F2 を押してコンソールに移動します。
- mountコマンドで、接続中のインストールメディアのドライブ名(/dev/sr0 など)とマウントポイント(/cdrom など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sr0, マウントポイント:/cdromとして説明します。
- インストールメディアを一旦切り離します。
# umount /cdrom- 486環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名 (/dev/sdd など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
- 下記を順に実施します。
# mount /dev/sdd /mnt
# cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-5-486/kernel/drivers/scsi/megaraid/
# modprobe megaraid_sas
# umount /mnt- USBストレージを取り除いて、インストールメディアを接続し、以下を実行します。
# mount /dev/sr0 /cdrom- ALT+F1 を押してインストーラに戻り、「ディスクの検出」のところ(1つ前の画面に戻ります)からインストールを再開します。
- 「インストールの完了」と表示されたら再起動はせず、ALT+F2 で再びコンソールに移動してください。
- amd64環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名 (/dev/sdd など)を確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
- 以下を順に実施します。
# mount /dev/sdd /mnt
# cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /target/lib/modules/2.6.32-5-amd64/kernel/drivers/scsi/megaraid/
# chroot /target
# cd /boot
# mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-5-amd64 2.6.32-5-amd64
# umount /mnt- USBストレージを取り外し、ALT+F1 を押してインストーラに戻り、操作を続行します。
- システムを再起動し、「2.6.32-5-amd64」でOSを起動します。
- apt-get updateを実行し、bigmem kernelをインストールします。
# apt-get update
# apt-get install linux-image-2.6.32-5-686-bigmem- bigmem環境で作成の megaraid_sas.ko を格納したUSBストレージを接続し、dmesgコマンドでUSBストレージのドライブ名(/dev/sdd など)を 確認します。以下、ドライブ名:/dev/sddとして説明します。
- 下記を順に実施します。
# mount /dev/sdd /mnt
# cp -f /mnt/megaraid_sas.ko /lib/modules/2.6.32-5-686-bigmem/kernel/drivers/scsi/megaraid/
# cd /boot
# mkinitramfs -k -o initrd.img-2.6.32-5-686-bigmem 2.6.32-5-686-bigmem
# umount /mnt- システムを再起動し、「2.6.32-5-686-bigmem」でOSを起動します。
単体接続時は、SATAモードを"AHCI"にを変更する必要があります。(注4)
- 装置を起動し、POSTでF2キーを押してBIOS SETUPを起動します。
- [Advenced]-[Storage Configuration]の[SATA Mode]を"AHCI Mode"に変更します。
起動ごとに下記のようなメッセージが syslog に登録されます。
ACPI Error: No handler for region [OEM2](ffff88007f33b090) [IPMI](20090903/evregion-319)
ACPI Error: Region IPMI(7) has no handler (20090903/exfldio-295)
ACPI Error: (psparse-0537): Method parse/execution failed [\_SB_.PMI0._PMM] (Node ffff88007f33a500),AE_NOT_EXIST
■共通動作確認 | UP |
評価項目 | 結果 | コメント |
---|---|---|
X Window System の動作 | ◎ | 解像度 1024x768 が表示される。 インストール直後の設定が適切でない場合は、設定しなおしてください。 |
マウス・キーボード | ◎ | X Window System における動作を確認。 |
標準LANポート | ◎ | sshでログインできる、ftpで100MBのファイルが転送できる。 |
CPUの認識 | ◎ | cat /proc/cpuinfo にて、動作周波数、論理CPU数を確認。 |
メモリの認識 | ◎ (注1) |
cat /proc/meminfo にて総容量を確認。 |
光ディスクドライブ | ◎ | ファイルのコピー/比較動作を確認。 |
Flash FDD (USB) | ◎ | |
シリアル・ポート | ◎ | 設定を行うことで、コンソール出力が表示され、ログインできる。 |
EXPRESSSCOPEエンジン3 リモートKVM/リモートメディア |
◎ | ・リモートKVMでの解像度 1024x768 の表示 ・リモートメディア(DVD/FDD)の認識・使用 ・リモートKVM/リモートメディアを使用したインストール ※ご使用には、N8115-04「リモートマネージメント拡張ライセンス」の購入が必要です。 ※当ライセンスを登録すると、ドライブのデバイスファイル名が変化します。詳しくはEXPRESSSCOPEエンジン3の説明書を参照してください。 |
(注1)
i386(32bit)版で 4GB以上のメモリを使用する場合は、bigmemカーネルを使用します。i386(32bit)版では、16GBまでの動作確認を行っています。
■ハードウェア増設 | UP |
機器名称 | 結果 | |
---|---|---|
ハードディスクドライブ | 2.5型SAS/SATA HDD | ◎ |
2.5型SAS/SATA SSD | ◎ | |
バックアップ装置 | (注1) | |
増設LANボード | (注1) |
(注1)
バックアップ装置/増設LANボードについては、オプションの動作確認ページ (こちら) を参照してください。
■バックアップ動作 | UP |
■ハードウェア構成
接続 | 型番 | 機器名称 | ドライバ |
---|---|---|---|
接続1 | - | オンボード USBコントローラ (USB2.0) | - |
接続2 | N8103-142 | 増設ボード SASコントローラ (PCIe x16) | mptsas |
■動作確認
評価項目 | 結果 | コメント | |
---|---|---|---|
接続1 | 接続2 | ||
バックアップ、リストア | ◎ | tar コマンドの簡易動作。 | |
再起動 | 5 | 繰り返し回数。 |
戻る | UP |
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