ディストリビューション |
MIRACLE LINUX Standard Edition Version2.1 R2
(KERNEL 2.4.9-e.9.18mlsmp)
|
記号の意味は以下の通りです。 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
−…未サポート |
■インストール評価 |
|
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
Express5800/120Rd-1
(ディスクレスモデル/
Xeon 3.20GHz/メモリ 512MB) |
N8100-931 |
1 |
○ |
CD-ROM Bootにてインストール (注1)(注2)(注3)
キーボード認識、動作を確認
マウス認識、動作を確認
内蔵LAN認識、動作を確認 Hyper Threading ON での動作を確認(注4) |
2 |
増設用 36.3GB HDD |
N8150-162 |
1 |
3 |
ラックマウント用キーボード(W) |
N8170-13 |
1 |
4 |
マウス (2ボタン) |
N8170-05 |
1 |
- (注1)
-
内蔵SCSIに接続されている HDD にインストールする場合、ドライバディスクが必要となります。
「aic79xx」ドライバディスク作成、インストール手順
・ドライバディスク作成方法
- 下記、MIRACLE LINUX 社の Web よりファイルをダウンロードします。
MIRACLE LINUX社のWeb(2003.10.9現在) URL:http://www.miraclelinux.com/support/update/data/mlse21_drv.html
(ファイル名:ml21_drv_20030814.img バージョン:1.3.8)
- 1. でダウンロードしたファイルを下記ファイル名にリネームします。
dd.img
- DOSフォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。
D:\>rawrite (注1)
以下のメッセージに従い、ファイル名を入力します。 Enter disk image source file name:
dd.img [ENTER]
以下のメッセージに従い、フロッピーディスクドライブ名を入力します。
Enter terget diskette drive: a [ENTER]
以下のメッセージに従い、[ENTER]キーを押すとドライバディスクが作成されます。
Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-:
(注1) rawrite.exe ファイルは MIRACLE LINUX 2.1 Standard Edition Version2.1 の インストール CD1 /dosutils に入っています。
以上でドライバディスクの作成は終了です。
・ドライバインストール方法
- インストールCDを入れ、起動させます。
- インストーラの初期画面で boot: と出力されているところで linux dd
と入力しドライバアップデートモードでインストールを行います。
boot: linux dd (enter)
- 以下のメッセージが表示されますので[Yes]を選択します。
Do you have a driver disk ?
[Yes] [No]
- 以下のメッセージのとき、上記で作成したドライバーディスクを入れ、[OK]を選択します。
Insert your driver disk and press "OK" to continue.
[OK] [Cancel]
このメッセージ表示から後は通常のインストール画面になります。
- インストール終了後、再起動を行いドライバの確認を行います。
"dmesg"コマンドを実行します。
#dmesg | less
以下の表示でドライババージョンが Rev 1.3.8であることを確認します。
Adapte AIC79XX PCI-X SCSI HBA DRIVER, Rev 1.3.8
以上でドライバのインストールは完了です。
- (注2)
- MIRACLE LINUX Standard Edition Version2.1 インストール後、MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2 対応キットのインストールを行います。
MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2 対応キットのダウンロード及び、
インストール方法は以下のURLを参照願います。
URL:http://www.miraclelinux.com/support/update/data/mlkit-se21R2.html
- (注3)
- 「MIRACLE LINUX Oracle9i Release 2対応キット」追加インストール後の aic79xx ドライバでは動作しないため、MIRACLE LINUX Standard Edition Version2.1 R2 用の aic79xx ドライバをダウンロードし、評価を行いました。
aic79xx ドライバのインストール手順は以下の通りです。
- aic79xx(Version:1.3.5)のドライバを入手します。
MIRACLE LINUX Standard Edition Version2.1 R2 用の aic79xx(Version:1.3.5)のドライバは、 ここよりダウンロードできます。 (ファイル名:aic79xx_1.3.5_ml21r2.tar.gz バージョン:1.3.5)
- 1. で入手したファイルをシステムディレクトリにコピーします。
# cp aic79xx_1.3.5_ml21r2.tar.gz /
- システムディレクトリに移動し、コピーしたファイルを展開します。
# cd / # tar -zxvf aic79xx_1.3.5_ml21r2.tar.gz
下記のファイルが作成されます。
aic79xx_1.3.5_up.tar.gz aic79xx_1.3.5_smp.tar.gz
- 3. で作成されたファイルを展開します。
# tar -zxvf aic79xx_1.3.5_up.tar.gz
# tar -zxvf aic79xx_1.3.5_smp.tar.gz
- initrd を再作成します。
古い initrd をリネームします。
# mv /boot/initrd-2.4.9-e.9.18ml.img /boot/initrd-2.4.9-e.9.18ml.img.org
# mv /boot/initrd-2.4.9-e.9.18mlsmp.img /boot/initrd-2.4.9-e.9.18mlsmp.img.org
新しい initrd を再作成します。
# mkinitrd /boot/initrd-2.4.9-e.9.18ml.img 2.4.9-e.9.18ml
# mkinitrd /boot/initrd-2.4.9-e.9.18mlsmp.img 2.4.9-e.9.18mlsmp
- lilo を実行します。
# lilo
- マシンを再起動します。
- 起動後、ドライバの確認を行います。
"dmesg"コマンドを実行します。
# dmesg | less
以下の表示でドライババージョンが Rev 1.3.5 であることを確認します。
Adaptec AIC79XX PCI-X SCSI HBA DRIVER, Rev 1.3.5
以上でドライバのインストールは完了です。
- (注4)
- インストール後、システムを再起動し、プロセッサ数を確認しました。
■CPU |
|
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
増設CPUボード(Xeon 3.20GHz) |
N8101-275 |
1 |
◎ |
smp 動作を確認 |
■LANボード |
|
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
100BASE-TX接続ボード(2ch) |
N8104-86 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認 |
2 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-88 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認 |
3 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-111 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認 |
4 |
1000BASE-SX接続ボード |
N8104-84 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認 |
5 |
1000BASE-T接続ボード |
N8104-103 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認 |
6 |
1000BASE-T接続ボード(2ch) |
N8104-113 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認 |
■HDD |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
増設用 36.3GB HDD |
N8150-162 |
1 |
○ |
AIC7902配下に接続(注1) 約30MBのファイルのコピー,DIFFを 30回繰り返すTPで確認 |
2 |
増設用 73.2GB HDD |
N8150-163 |
1 |
○ |
AIC7902配下に接続(注1) 約30MBのファイルのコピー,DIFFを 30回繰り返すTPで確認
|
3 |
増設用 18.1GB HDD |
N8150-164 |
3 |
○ |
ディスクアレイコントローラ[N8103-80]
配下に接続(注2)
ディスクアレイの動作確認を参照 |
4 |
増設用 36.3GB HDD |
N8150-165 |
3 |
○ |
ディスクアレイコントローラ[N8103-81]
配下に接続(注2)
ディスクアレイの動作確認を参照 |
- (注1)
- 「インストール評価」(注1)(注2)(注3)を参照願います。
- (注2)
- 「OS基本インストール」(注1)を参照願います。
■バックアップ装置 |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
SCSIコントローラ |
N8103-65 |
1 |
◎ |
デバイス増設ユニットを接続し、
正常に動作することを確認(注1)
|
2 |
デバイス増設ユニット |
N8141-28A |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続
正常に動作することを確認 |
3 |
内蔵DAT |
N8151-12BC |
1 |
◎ |
デバイス増設ユニット[N8141-28A]配下に接続
約30MBのファイルのBackup/Restore,
DIFFを30回繰り返すTPで確認
|
- (注1)
- OSをインストール後にSCSIコントローラ[N8103-65]を接続し
再起動を行った場合は、
自動でドライバをロードしない場合があります。
その場合は、以下の手順でドライバをロードします。
・ドライバのロード方法
- システム起動後以下のコマンドを実行します。
- #modprobe a100u2w
- #lsmod
上記lsmod コマンドで a100u2w ドライバがロードされ
ているかを確認します。
・再起動後、自動でドライバをロードする方法
- /etc/rc.d/rc.sysinit ファイルの最後に『 modprobe a100u2w』
を追加します。
■無停電電源装置 (UPS) |
|
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
無停電電源装置 (ラックマウント用 / Smart-UPS相当 / 1400VA)[2U] |
N8142-15 |
1 |
○ |
ケーブルは[N8580-39]を使用
PowerChutePlus v.4.5.3を使用することにより、以下の動作を確認(注1)
- 電源異常時のshutdown(注2)
|
UPSインタフェースキット (Linux用) |
N8580-39 |
1 |
(注1)
- PowerChutePlus Version.4.5.3は以下のURLからダウンロードすることができます。
APC社のWeb(2003.10.9現在)
・URL:http://ss.apc.co.jp/download/
(ファイル名:PowerChutePlus-4.5.3-1.i386.rpm バージョン:4.5.3)
- 上記URLの"ソフトウェア製品"を選択して、[GO]をクリックする。
- 下記の項目をクリックして、"PowerChutePlus-4.5.3-1.i386.rpm"ファイルをダウンロードして下さい。
- "PowerChute plus v.4.5.3 for Linux on i386 (for glibc-based distributions ) RPM file"
-
・インストール方法
#rpm -ivh PowerChutePlus-4.5.3-1.i386.rpm
-
-
- (注2)
- 本機では、OS側から通常のシャットダウンを行った場合に、
シャットダウン後自動で電源OFFはしません。
ただし、シャットダウン後に自動的に無停電電源装置(以下 UPSとする)側から、
電源供給を停止することは可能です。
xpowerchuteのメニューからシャットダウンしてください。
- xpowerchuteを起動
# cd /usr/lib/powerchute
# ./xpowerchute
- xpowerchuteからマシンをシャットダウン
[System] ⇒ [Shutdown Server Now ...]
また停電発生時等、シャットダウン後に自動的にUPSからの電源供給を停止することも可能です。
この場合はあらかじめPowerChutePlusに以下のように設定を行います。
(例) シャットダウン開始遅延時間:30秒、電源OFF遅延時間:240秒とする場合。
- xpowerchuteを起動
# cd /usr/lib/powerchute
# ./xpowerchute
- シャットダウン開始遅延時間設定
[Configuration] ⇒ [Event Actions …] ⇒ [UPS On
Battery] ⇒[Shut Down Server] ⇒ [Options] ⇒ Begin
Shutdown Sequence In 30 Seconds
- 電源OFF遅延時間設定
[Configuration] ⇒ [UPS Shutdown Parameters] ⇒ UPS
Turn Off Delay 240
- マシンを再起動する
シャットダウン完了後に電源OFF動作となるように時間を設定してください。
シャットダウン中に電源がOFFされるとデータ等が壊れます。正しく設定してください。
なお、各UPSのバックアップ時間についてはシステム構成ガイドを参照してください。
■ディスクアレイの動作確認 |
|
■ハードウェア構成
構成1
(RAID5)
RAID5構成の環境にOSをインストール
|
Express5800 /120Rd-1
|
 |
ディスクアレイ
コントローラ
(N8103-80)
|
|
18.1GB HDD (N8150-164)
|
RAID5構成
|
|
|
18.1GB HDD (N8150-164)
|
|
 |
18.1GB HDD (N8150-164)
|
|
構成2
(RAID5)
RAID5構成の環境にOSをインストール
|
Express5800 /120Rd-1
|
 |
ディスクアレイ
コントローラ
(N8103-81)
|
|
36.3GB HDD (N8150-165)
|
RAID5構成
|
|
|
36.3GB HDD (N8150-165)
|
|
 |
36.3GB HDD (N8150-165)
|
|
※ |
構成1,2の差異は、RAIDボードの違いです。 |
|
※ |
評価時、RAIDボード FW Rev. は出荷時設定で行っています。
|
|
MegaRAID U320 CH1(N8103-80) |
:1L23 |
|
MegaRAID U320 CH2(N8103-81) |
:1L23 |
■OS基本インストール
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
1 |
OSのインストール |
○ |
○ |
CD-ROM Boot インストール完了。 (注1) |
- (注1)
- N8103-80、N8103-81 ディスクアレイコントローラに接続されている HDD にインストールする場合、ドライバディスクが必要となります。
構成1「N8103-80」、構成2「N8103-81」ドライバディスク作成、インストール手順
・ドライバディスク作成方法
- 下記、MIRACLE LINUX 社の Web よりファイルをダウンロードします。
MIRACLE LINUX社のWeb(2003.10.9現在)
URL:http://www.miraclelinux.com/support/update/data/mlse21_drv.html
(ファイル名:ml21_drv_20030814.img バージョン:1.18h)
- 1. でダウンロードしたファイルを下記ファイル名にリネームします。
dd.img
- DOSフォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、
ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。
D:\>rawrite (注1)
以下のメッセージに従い、ファイル名を入力します。
Enter disk image source file name: dd.img [ENTER]
以下のメッセージに従い、フロッピーディスクドライブ名を入力します。
Enter terget diskette drive: a [ENTER]
以下のメッセージに従い、[ENTER]キーを押すとドライバディスクが作成されます。
Please insert a formatted diskette into drive A: and press
-ENTER-:
- (注1)
- rawrite.exe ファイルは MIRACLE LINUX 2.1 Standard Edition Version2.1 のインストール CD1
/dosutils に入っています。
以上でドライバディスク作成は完了です。
・ドライバインストール方法
- インストールCDを入れ、起動させます。
- インストーラの初期画面で boot: と出力されているところで linux dd
と入力しドライバアップデートモードでインストールを行う。
boot: linux dd (enter)
- 以下のメッセージが表示されますので[Yes]を選択します。
Do you have a driver disk ?
  [Yes]   [No]
- 以下のメッセージのとき、上記で作成したドライバーディスクを入れ、[OK]を選択します。
Insert your driver disk and press "OK" to continue.
  [OK]   [Cancel]
このメッセージ表示から後は通常のインストール画面になります。
- 起動後、ドライバの確認を行います。
"dmesg"コマンドを実行します。
#dmesg | less
以下の表示でドライババージョンが v1.18h であることを確認します。
megaraid: v1.18h (Release Date: Thu Feb 6 17:25:43 EST 2003)
以上でドライバのインストールは完了です。
■RAIDボード配下のDISKの使用
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
1 |
パーティション作成 |
○ |
○ |
容量:4GBのパーティションを確保し、正常に動作することを確認。 |
2 |
ファイルシステム作成, mount, umount |
○ |
○ |
正常に動作することを確認。 |
3 |
RAIDボード配下のDISKの使用可否 |
○ |
○ |
データのコピー/Verifyを行い、正常に動作することを確認。 |
4 |
RAIDボード配下のDISKがシステムドライブ時、2GB以上の領域へのデータのセーブ及び内容の確認
|
○ |
○ |
データのコピー/Verifyを行い、正常に動作することを確認。 |
■ DISK障害時の動作
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
1 |
DISK障害時(DEAD時)、AutoRebuild機能の動作を確認 |
○ |
○ |
DISKがDEAD状態になった時、
AutoRebuild機能が
正常に動作することを確認。
|
■ 最大パーティション数
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
1 |
最大利用可能パーティション数 |
14 |
14 |
同時にmount可能なパーティション数
|
■AFT(Adapter
Fault Tolerance)/ALB(Adaptive Load Balancing)動作確認 |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
AFT |
ALB |
1 |
オンボード(1000BASE-T) |
N8100-931 |
2 |
○ |
− |
AFT機能が正常に動作することを確認。 (注1) |
2 |
100BASE-TX接続ボード(2ch) |
N8104-86 |
1 |
○ |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認。 (注2) |
3 |
1000BASE-T接続ボード(2ch) |
N8104-113 |
1 |
○ |
− |
AFT機能が正常に動作することを確認。 (注1) |
※
AFT設定方法、
ALB設定方法
についてはこちらを参照して下さい。
- (注1)
- AFT機能を有効にするために、OS をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバを適用して、評価を実施しました。
Intel(R)社の Web (2003.10.9現在)
- (注2)
- AFT/ALB機能を有効にするために、OS をインストール後に、Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバを適用して、評価を実施しました。
Intel(R)社の Web (2003.10.9現在)
|