ディストリビューション |
Red Hat Linux 8.0
(KERNEL 2.4.18-14smp※)
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本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。
なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。
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記号の意味は以下の通りです。 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
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(※HiperThreading対応の評価を行っため、シングルCPU構成でもマルチプロセッサ動作となります。)
■インストール評価 |
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No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
Express5800/120Mf(ディスクレスモデル/Xeon 2.8BGHz/メモリ 256MB) |
N8100-867 |
1 |
○ |
CD-ROM Bootにてインストール(注1)(注2)
キーボード認識、動作を確認。
マウス認識、動作を確認。
内蔵LAN認識、動作を確認。
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2 |
増設用 18.1GB HDD |
N8150-161 |
1 |
3 |
109型キーボード |
N8570-09 |
1 |
4 |
マウス (2ボタン) |
N8170-09 |
1 |
- (注1)
- 「aic79xx」ドライバディスク作成、インストール手順
インストール時に、オンボードSCSIコントローラ(Adaptec 39320D)のドライバをフロッピーディスクから
ロードする必要があります。
・ドライバディスク作成方法
- 下記、Adaptec社のWebよりgz形式のファイルをダウンロードします。
URL:Adaptec社のWeb (2003.6.26現在)から下のようにたどります。
→Support →Downloads
→Ultra320 →Adaptec SCSI Card 39320D
→U320/ aic79xx Driver v1.1.0 for RedHat 8.0 on i686
(ファイル名:aic79xx-1.1.0-i686-rh80.img.gz)
- ダウンロードしたファイルを展開すると下記ファイルが作成されます。
dd.img-i686
- 展開したファイル dd.img-i686 を下記ファイル名にリネイムします。
dd.img
- フォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、
ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。
- D:\>rawrite (※rawrite.exeは インストール CD1の/dosutils に入っています。)
- Enter disk image source file name: dd.img [ENTER] ←ファイル名を入力
- Enter terget diskette drive: a [ENTER] ←フロッピードライブ名を入力
- Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-: ←押す
以上でドライバディスク作成は終了です。
・ドライバインストール方法
- インストールCDを入れ、起動させます。
- インストーラの初期画面で boot: と出ているところで linux dd
と入力しドライバアップデートモードでインストールを行う。
boot: linux dd (enter)
- Deviceの画面で以下の表示がされますので[Yes]を選択します。
Do you have a driver disk ?
  [Yes]   [No]
- 以下の画面のとき、上記で作成したドライバーディスクを入れ、[OK]を選択します。
Insert your driver disk and press "OK" to continue.
  [OK]   [Cancel]
- この後は通常のインストール手順を実行します。
- インストール終了後、再起動を行いドライバの確認を行います。
#dmesg | less
「scsi:2 : Adapte AIC79XX PCI-X SCSI HBA DRIVER, Rev XXX」のような文字列を探し、
ドライババージョンを確認します。
以上でドライバのインストールは完了です。
- (注2) SMPカーネルのインストール
- 物理CPUが1つの場合、upカーネルのみしかインストールされません。
HyperThreading動作を有効にするためには、インストール後にsmpカーネルの導入が必要です。
(物理CPUが2つの場合は必要ありません。)
rootでログインし、次を実施します。
- インストールCDからのsmpカーネルのインストール。
# mount /mnt/cdrom
# cd /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/
# rpm -ivh kernel-smp-2.4.18-14.i686.rpm
- ブートローダの設定(GRUBの場合)。
/etc/grub.conf をエディタで編集し、default=1 をdefault=0 に書き換える。
- システムを再起動する。
- uname -a で、カーネルがsmpであることを確認する。
■CPU |
|
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
増設CPUボード(Xeon 2.8BGHz) |
N8101-245 |
1 |
◎ |
マルチプロセッサ動作を確認。 HyperThreading対応なので 論理CPU x4 |
■LANボード |
|
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
1000BASE-SX接続ボード |
N8104-84 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認。 |
2 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-85 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認。 (注1) |
3 |
100BASE-TX接続ボード (2ポート) |
N8104-86 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認。 (注1) |
4 |
1000BASE-T接続ボード |
N8104-103 |
1 |
◎ |
telnet,FTPにて正常に動作することを確認。 |
- (注1)
- このモデルの評価では、デフォルト設定される eepro100 が正常に動作しない場合がある為、
e100 を使用しております。
このため、インストール後に手動で e100 ドライバを適用する必要があります。
尚、弊社にて実施した e100 ドライバへの置き換え手順を以下に提示します。
(eepro100 → e100 ドライバ置き換え手順)
- インストール後、システムを起動します。
- /etc/modules.conf を以下のようにNIC枚数分、変更します。
- (変更前) alias eth0 eepro100
- (変更後) alias eth0 e100
- システムを再起動します。
- 再起動後に lsmod コマンドで e100 ドライバがロードされているかを確認します。
■HDD |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
増設用 18.1GB(15krpm) HDD |
N8150-164 |
1 |
○ |
オンボードSCSIコントローラ配下に接続、
インストール評価 を参照 |
2 |
増設用 36.3GB(15krpm) HDD |
N8150-165 |
1 |
○ |
オンボードSCSIコントローラ配下に接続 |
2 |
増設用 146GB(10krpm) HDD |
N8150-171 |
1 |
○ |
オンボードSCSIコントローラ配下に接続 |
5 |
増設用 36.3GB(10krpm) HDD |
N8150-162 |
3 |
○ |
ディスクアレイコントローラ[N8103-81]配下に接続、
ディスクアレイの動作確認を参照 |
5 |
増設用 73.2GB(10krpm) HDD |
N8150-163 |
2 |
○ |
ディスクアレイコントローラ[N8103-81]配下に接続、
ディスクアレイの動作確認を参照 |
※約30MBのファイルのコピー/DIFFを30回繰り返すTPで確認。
■バックアップ装置 |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
内蔵DAT |
N8151-45 |
1 |
○ |
インストール時にオンボードSCSI配下に接続、
インストール確認の項参照。
約30MBのファイルのBackup/Restore,比較を30回繰り返すTPで確認。
|
2 |
SCSIコントローラ |
N8103-65 |
1 |
◎ |
内蔵DLT、内蔵LTOを接続し正常に動作することを確認 (注1) |
3 |
内蔵DLT |
N8151-17 |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続。
約30MBのファイルのBackup/Restore,比較を30回繰り返すTPで確認。 |
4 |
内蔵LTO |
N8151-37 |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続。
約30MBのファイルのBackup/Restore,比較を30回繰り返すTPで確認。 |
- (注1) a100u2wドライバのロード
- OSインストール後にSCSIコントローラ[N8103-65]を接続した場合、以下の手順でドライバをロードする必要があります。
- システム起動後以下のコマンドを実行します。
#modprobe a100u2w
- a100u2w ドライバがロードされているかを確認します。
#lsmod
- 起動時に自動でドライバをロードするため、
/etc/rc.d/rc.sysinit ファイルの最後に「 modprobe a100u2w」を追加します。
- 再起動後に lsmod コマンドで a100u2w ドライバがロードされているかを確認します。
■ディスクアレイの動作確認 |
|
■ハードウェア構成
構成1 |
Express5800 /120Mf |
 |
ディスクアレイ コントローラ (N8103-80) |
 |
73.2GB HDD(10k) (N8150-163) |
RAID1構成 (システム) |
|
 |
73.2GB HDD(10k) (N8150-163) |
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構成2 |
Express5800 /120Mf |
 |
ディスクアレイ コントローラ (N8103-81) |
 |
 |
36.3GB HDD(10k) (N8150-162) |
RAID5構成 (システム) |
|
 |
 |
36.3GB HDD(10k) (N8150-162) |
|
 |
 |
36.3GB HDD(10k) (N8150-162) |
|
 |
 |
73.2GB HDD(10k) (N8150-163) |
RAID1構成
|
|
 |
 |
73.2GB HDD(10k) (N8150-163) |
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構成3 |
Express5800 /120Mf |
 |
ディスクアレイ コントローラ (N8103-53A) |
 |
 |
36.3GB HDD(10k) (N8150-162) |
RAID5構成 (システム) |
|
 |
 |
36.3GB HDD(10k) (N8150-162) |
|
 |
 |
36.3GB HDD(10k) (N8150-162) |
|
 |
 |
73.2GB HDD(10k) (N8150-163) |
RAID1構成
|
|
 |
 |
73.2GB HDD(10k) (N8150-163) |
|
|
※ |
評価時、DACボード FW Rev. は最新で行っています。 |
|
AcceleRAID352 2ch (N8103-53A) |
FW Rev.:6.00-08 |
|
MegaRAIDU320 1ch (N8103-80) |
FW Rev.:1L26 |
|
MegaRAIDU320 2ch (N8103-81) |
FW Rev.:1L26 |
■OS基本インストール
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
OSのインストール |
○ |
○ |
◎ |
CD-ROM Boot インストール完了。 (注1)(注2) |
- (注1)
- AcceleRAID352 (N8103-53A)にOSインストールした場合は、
ブートローダ「Lilo」を使用します。
- (注2)
- 構成1・2「N8103-80/81」ドライバディスク作成、インストール手順
・ドライバディスク作成方法
- 下記、LSI LOGIC社のWebよりファイルをダウンロードします。
URL:
LSI LOGIC社のダウンロードサイト(2003.6.18現在)
(ファイル名:RH118h.tgz バージョン:1.18h)
- Select a file product → MegaRaid320-1 - [520-1Ch]を選択する。
- Select a file type → Drivers を選択する。
- Nextをクリックする。
- Drivers & Utilities のOS[Redhat 8.0] をクリックする。
- 注意事項をよく読み、同意した上で、I Agreeをクリックしてダウンロードする。
- ダウンロードした"RH118h.tgz"ファイルを展開します。
- 展開された Mega118h/RH80ディレクトリにある"dud-rh80-118h.gz"ファイルを展開すると、
下記ファイルが作成されます
dd.img-i686
- 展開したファイルを下記ファイル名に変更します。
dd.img
- フォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、
ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。
- D:\>rawrite (※rawrite.exeは インストール CD1の/dosutils に入っています。)
- Enter disk image source file name: dd.img [ENTER] ←ファイル名を入力
- Enter terget diskette drive: a [ENTER] ←フロッピードライブ名を入力
- Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-: ←押す
以上でドライバディスク作成は完了です。
・ドライバインストール方法
- インストールCDを入れ、起動させます。
- インストーラの初期画面で boot: と出ているところで linux dd
と入力しドライバアップデートモードでインストールを行う。
boot: linux dd (enter)
- Deviceの画面で以下の表示がされますので[Yes]を選択します。
Do you have a driver disk ?
  [Yes]   [No]
- 以下の画面のとき、上記で作成したドライバーディスクを入れ、[OK]を選択します。
Insert your driver disk and press "OK" to continue.
  [OK]   [Cancel]
- この後は通常のインストール手順を実行します。
- インストール終了後、再起動を行いドライバの確認を行います。
#dmesg | less
「megaraid XXX (Release Date: Thu Feb 6 17:25:43 EST 2003)」のような文字列を探し、
ドライババージョン(XXXの部分)を確認します。
以上でドライバのインストールは完了です。
■DACボード配下のDISKの使用
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
パーティション作成 |
◎ |
◎ |
◎ |
容量:4GBのパーティションを確保。動作した。 |
2 |
ファイルシステム作成, mount, umount |
◎ |
◎ |
◎ |
正常に動作した。 |
3 |
RAIDボード配下のDISKの使用可否 |
◎ |
◎ |
◎ |
データのコピー/Verifyを行い内容を確認。動作した。 |
4 |
DACボード配下のDISKがシステムドライブ時、2GB以上の領域へのデータのセーブ及び内容の確認
|
◎ |
◎ |
◎ |
データのコピー/Verifyを行い内容を確認。動作した。 |
■ DISK障害時の動作
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
DISK障害時(DEAD時)、AutoRebuild機能の動作を確認 |
◎ |
◎ |
◎ |
DEADになったDISKを運用中に交換しAutoRebuild機能が正常に動作した。
|
- ※ N8103-52/53A の状態監視について
- DACボード配下の各々のDISKの情報(online,Dead等)は、
以下のファイルの内容を見ることにより確認可能
(DACボード1枚でチャンネル0に接続している場合)。
/proc/rd/c0/current_status
- ※ N8103-80/81 の状態監視について
-
状態監視ソフト「Linux Monitor」を導入し運用します。
・インストールと実行
- LSI LOGIC社のWebよりファイルをダウンロードします。
URL:
LSI LOGIC社のダウンロードサイト(2003.6.18現在)
(ファイル名:LinxuMon3.0.zip バージョン:3.0 )
- アーカイブをLinux上で展開し、./install を実行し、インストールします。
- MegaCtrl -start を実行し、起動します。
- /var/log/megamonitor.log に、ステイタスが記録されているのを確認します。
- MegaCtrl の機能・操作の詳細は, MegaCtrl -help を実行して参照します。
■ 最大パーティション数
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
最大利用可能パーティション数 |
14 |
14 |
6 |
論理ディスク毎に利用可能なパーティション数
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■AFT(Adapter
Fault Tolerance)/ALB(Adaptive Load Balancing)動作確認 |
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No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
1000BASE-SX接続ボード |
N8104-84 |
2 |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認
|
2 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-85 |
2 |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認
|
3 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-86 |
1 |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認
|
4 |
1000BASE-T接続ボード |
N8104-103 |
2 |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認
|
- ※AFT設定方法、
ALB設定方法
についてはこちらを参照して下さい。
-
AFT/ALB機能を有効にするために、
Intel(R)社のWebより最新ドライバとiANSパッケージ(下記)をDownloadし、OSインストール後に適用して評価しました。
Intel(R)社のWebSite(Download) (2003.6.18現在)
- iANSパッケージ: ians-2.3.35.tar.gz.tar
- e100ドライバ: e100-2.3.13.tar.gz.tar
- e1000ドライバ: e1000-5.1.11.tar.gz.tar
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