ディストリビューション
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Red Hat Linux 8.0
(KERNEL
2.4.18-14) |
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本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。
ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。
なお、ハードウェアの導入・購入に関するご相談はこちらからお問い合わせ下さい。
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記号の意味は以下の通りです。 |
◎…当該ディストリビューションで動作可能 ○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能 ×…動作不可
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■インストール評価 |
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No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
Express5800/110Rd-1(ディスクレスモデル/Pentium4 2AGHz/メモリ 128MB) |
N8100-842 |
1 |
◎ |
CD-ROM Bootにてインストール (注1)
キーボード認識、動作を確認。
マウス認識、動作を確認。
内蔵LAN認識、動作を確認。
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2 |
増設用 40GB HDD |
N8150-180(F) |
1 |
3 |
ラックマウント用キーボード(W) |
N8170-13 |
1 |
4 |
マウス (2ボタン) |
N8170-05 |
1 |
- (注1)
- CD-ROMについては、DMAモードをOFFにして使用します。
インストール後に、/etc/rc.sysinitに以下の記述を追加し、再起動を行ってください。
# disable ide-cd DMA
for i in /proc/ide/hd[a-z]
do
MEDIA=`cat ${i}/media`
if [ ${MEDIA} = "cdrom" ]
then
/sbin/hdparm -d0 /dev/`basename ${i}`
fi
done
本設定はシステム起動時に実行され、再起動後に有効となります。
また、本設定はCD-ROMのみを対象とするため、HDDには影響ありません。
■LANボード |
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No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-85 |
1 |
◎ |
telnetにて正常に動作することを確認。 (注1) |
2 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-86 |
1 |
◎ |
telnetにて正常に動作することを確認。 (注1) |
3 |
1000BASE-SX接続ボード |
N8104-84 |
1 |
◎ |
telnetにて正常に動作することを確認。 |
4 |
1000BASE-T接続ボード |
N8104-103 |
1 |
◎ |
telnetにて正常に動作することを確認。 |
- (注1)
- このモデルの評価では、デフォルト設定される eepro100 が正常に動作しない場合がある為、
e100 を使用しております。
このため、インストール後に手動で e100 ドライバを適用する必要があります。
尚、弊社にて実施した e100 ドライバへの置き換え手順を以下に提示します。
(eepro100 → e100 ドライバ置き換え手順)
- インストール後、システムを起動します。
- /etc/modules.conf を以下のようにNIC枚数分、変更します。
- (変更前) alias eth0 eepro100
- (変更後) alias eth0 e100
- システムを再起動します。
- 再起動後に lsmod コマンドで e100 ドライバがロードされているかを確認します。
■HDD |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
増設用 40GB HDD(IDE) |
N8150-180(F) |
1 |
◎ |
オンボードIDE配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
2 |
増設用 60GB HDD(IDE) |
N8150-122(F) |
1 |
◎ |
オンボードIDE配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
3 |
増設用 80GB HDD(IDE) |
N8150-181(F) |
1 |
◎ |
オンボードIDE配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
4 |
増設用 120GB HDD(IDE) |
N8150-168(F) |
1 |
◎ |
オンボードIDE配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
5 |
SCSIコントローラ(HDD増設用) |
N8103-56 |
1 |
◎ |
N8150-156、N8150-158、N8150-159、N8150-160を接続し正常に動作することを確認 |
6 |
増設用 18.1GB HDD |
N8150-156(F) |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-56]配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
7 |
増設用 73.2GB HDD |
N8150-158(F) |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-56]配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
8 |
増設用 18.1GB HDD |
N8150-159(F) |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-56]配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
9 |
増設用 36.3GB HDD |
N8150-160(F) |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-56]配下に接続
約30MBのファイルのコピー,DIFFを30回繰り返すTPで確認 |
10 |
増設用 18.1GB HDD |
N8150-159(F) |
2 |
◎ |
ディスクアレイコントローラ[N8103-52]配下に接続
ディスクアレイの動作確認を参照 |
11 |
増設用 60GB HDD(IDE) |
N8150-122(F) |
2 |
◎ |
ディスクミラーリングコントローラ[N8103-74]配下に接続
ディスクアレイの動作確認を参照 |
■バックアップ装置 |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
SCSIコントローラ |
N8103-65 |
1 |
◎ |
内蔵DAT、内蔵DLT、内蔵LTOを接続し正常に動作することを確認 (注1) |
2 |
内蔵DAT |
N8151-26 |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続。
約30MBのファイルのBackup/Restore,DIFFを30回繰り返すTPで確認。
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3 |
内蔵DLT |
N8151-17 |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続。
約30MBのファイルのBackup/Restore,DIFFを30回繰り返すTPで確認。
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4 |
内蔵LTO |
N8151-49(F) |
1 |
◎ |
SCSIコントローラ[N8103-65]配下に接続。
約30MBのファイルのBackup/Restore,DIFFを30回繰り返すTPで確認。
|
- (注1)
-
OSをインストール後にSCSIコントローラ[N8103-65]を接続し
再起動を行った場合は、
自動でドライバをロードしない場合があります。
その場合は、以下の手順でドライバをロードします。
・ドライバのロード方法
- システム起動後以下のコマンドを実行します。
- #modprobe a100u2w
- #lsmod
上記lsmod コマンドで a100u2w ドライバがロードされているかを確認します。
・再起動後、自動でドライバをロードする方法
- /etc/rc.d/rc.sysinit ファイルの最後に『 modprobe a100u2w』
を追加します。
■ディスクアレイの動作確認 |
 | ■ハードウェア構成
構成1
(RAID1) RAID1構成の環境にOSをインストール
|
Express5800 /110Rd-1 |
 |
ディスクアレイ コントローラ (N8103-52(F)) |
 |
18.1GB
HDD (N8150-159) |
RAID1構成
|
|
 |
18.1GB
HDD (N8150-159)
| |
構成2
(RAID1) RAID1構成の環境にOSをインストール
|
Express5800 /110Rd-1 |
 |
ディスクミラーリング コントローラ (N8103-74(F)) |
 |
60GB
HDD (N8150-122) |
RAID1構成
|
|
 |
60GB
HDD (N8150-122)
| |
構成3
(RAID1) RAID1構成の環境にOSをインストール
|
Express5800 /110Rd-1 |
 |
ディスクアレイ コントローラ (N8103-80) |
 |
18.1GB
HDD (N8150-159) |
RAID1構成
|
|
 |
18.1GB
HDD (N8150-159)
| |
※: |
構成1,2,3の差異は、RAIDボード、HDDの違いです。 |
※: |
評価時、DACボード FW Rev. は出荷時設定で行っています。 |
|
FastTrak100 LP (N8103-74(F)) |
:2.00.0070.06 |
|
AcceleRAID160 (N8103-52(F)) |
:6.00-42 |
|
MegaRAID U320(N8103-80) |
:1L23 |
■
OS基本インストール
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
OSのインストール |
◎ (注1) |
○ (注2) |
○ (注3) |
CD-ROM Boot インストール完了。 |
- (注1)
- ディスクアレイコントローラ[N8103-52]の評価ではブートローダに「lilo」を使用しました。
- (注2)
- 構成1「N8103-74」ドライバディスク作成、インストール手順
・ドライバディスク作成方法
- 下記、Promise社のWebよりファイルをダウンロードします。
Promise社のWeb(2003.4.8現在)
URL: http://www.promise.com/support/download/download_eng.asp
(ファイル名:2_ptift-rhupb25.zip バージョン:1.02.0.25)
- Select Productの項目で下記を選択します。
FastTrak100 LP
- Select Categoryの項目で下記を選択します。
Driver
- Select OSの項目で下記を選択します。
RedHat
- GOをクリックします。
- FastTrak TX/LP Series RedHat Driverをクリックし、ドライバをダウンロードします。
- ダウンロードした2_ptift-rhupb25.zipをFATフォーマット済みの1.44MBフロッピーディスクに展開します。
以上でドライバディスク作成は完了です。
・ドライバインストール方法
- インストールCDを入れ、起動させます。
- インストーラの初期画面で boot: と出ているところで以下のパラメータを指定します。
boot: linux ide0=0x1f0,0x3f6,14 ide1=0x170,0x376,15 ide2=0 ide3=0
ide4=0 ide5=0 ide6=0 ide7=0 ide8=0 ide9=0 expert
- Deviceの画面で以下の表示がされますので[Yes]を選択します。
Do you have a driver disk ?
  [Yes]   [No]
- 以下の画面のとき、上記で作成したドライバディスクを入れ、[OK]を選択します。
Insert your driver disk and press "OK" to continue.
  [OK]   [Cancel]
この表示から後は通常のインストール画面になります。
- ブートローダ−の設定画面で「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れ、
「次」をクリックします。
- 一般カーネルパラメータの欄に以下のパラメータを指定します。
ide0=0x1f0,0x3f6,14 ide1=0x170,0x376,15 ide2=0 ide3=0 ide4=0 ide5=0
ide6=0 ide7=0 ide8=0 ide9=0
- "Congratualations"または"おめでとうございます"画面で、Ctrl-Alt-F2を
押下しドライバのインストールを行います。
ドライバディスクを挿入し、下記コマンドを実行してください。
#umount /tmp/fd0
#chroot /mnt/sysimage
#mount /dev/fd0 /mnt
#cd /mnt
#sh setup-ft
#cd /tmp
#cp /mnt/modules.cgz .
#zcat modules.cgz | cpio -idv
#cp -f 2.4.18-14/FastTrak.o /lib/modules/2.4.18-14/kernel/drivers/scsi/
#cd /boot
#/sbin/mkinitrd -f /boot/initrd-2.4.18-14.img 2.4.18-14
- ご使用のブートローダに応じて下記手順を行ってください。
[GRUBの場合]
- /boot/grub/grub.confを修正します。
#vi /boot/grub/grub.conf
- initrd行を追加します。
title Red Hat Linux (2.4.18-14)
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.4.18-14 ro root=/dev/sda1 ide0=0x1f0,0x3f6,14 ide1=0x170,0x376,15 ide2=0 ide3=0 ide4=0 ide5=0 ide6=0 ide7=0 ide8=0 ide9=0
initrd /boot/initrd-2.4.18-14.img <=追加
以降は手順9に進んでください。
[LILOの場合]
- /etc/lilo.confを修正します。
#vi /etc/lilo.conf
- initrd行を追加します。
image=/boot/vmlinuz-2.4.18-14
label=linux
read-only
root=/dev/sda1
append="ide0=0x1f0,0x3f6,14 ide1=0x170,0x376,15 ide2=0 ide3=0 ide4=0 ide5=0 ide6=0 ide7=0 ide8=0 ide9=0"
initrd=/boot/initrd-2.4.18-14.img <=追加
- liloを実行します。
#lilo
以降は手順9に進んでください。
- 下記コマンドを実行します。
#cd /
#umount /mnt
#exit
- インストールの終了
Ctrl-Alt-F7を押下し、"Exit"または"終了"を選択
再起動後ドライバは自動でロードされます。
以上でドライバのインストールは完了です。
- (注3)
- 構成3「N8103-80」ドライバディスク作成、インストール手順
・ドライバディスク作成方法
- 下記、LSI LOGIC社のWebよりファイルをダウンロードします。
LSI LOGIC社のWeb(2003.6.18現在)
URL:http://support.megaraid.com/support/dlresult.cfm
(ファイル名:RH118h.tgz バージョン:1.18h)
- Select a file productの項目で下記を選択します。
MegaRaid320-1 - [520-1Ch]
- Select a file typeの項目で下記を選択します。
Drivers
- Nextをクリックします。
- Drivers & Utilities のOS[Redhat 8.0] をクリックします。
- 注意事項をよく読み、同意した上で、I Agreeをクリックしてファイルをダウンロードしてください。
- ダウンロードした"RH118h.tgz"ファイルを展開します。
- 展開されたMega118h/RH80ディレクトリにある"dud-rh80-118h.gz"ファイルを展開します。
下記ファイルが作成されます
dd.img-i686
- 展開したファイルを下記ファイル名にリネイムします。
dd.img
- DOSフォーマットされたフロッピーディスクをディスクドライブに入れて、ウィンドウズ上のコマンドプロンプトより下記コマンドを実行します。
D:\>rawrite (注1)
下記表示が出ますのでファイル名を入力します。
Enter disk image source file name: dd.img [ENTER]
下記表示が出ますのでフロッピーディスクドライブ名を入力します。
Enter terget diskette drive: a [ENTER]
下記表示のとき [ENTER]キーを押すとドライバディスクが作成されます。
Please insert a formatted diskette into drive A: and press -ENTER-:
(注1) rawrite.exe ファイルは OFFICIAL Red Hat Linux 8.0 のインストール CD1
/dosutils に入っています。
以上でドライバディスク作成は完了です。
・ドライバインストール方法
- インストールCDを入れ、起動させます。
- インストーラの初期画面で boot: と出ているところで linux dd
と入力しドライバアップデートモードでインストールを行う。
boot: linux dd (enter)
- Deviceの画面で以下の表示がされますので[Yes]を選択します。
Do you have a driver disk ?
  [Yes]   [No]
- 以下の画面のとき、上記で作成したドライバディスクを入れ、[OK]を選択します。
Insert your driver disk and press "OK" to continue.
  [OK]   [Cancel]
この表示から後は通常のインストール画面になります。
- インストール終了後、再起動を行いドライバの確認を行います。
"dmesg"コマンドを実行します。
#dmesg | less
以下の表示でドライババージョンがv1.18hであることを確認します。
megaraid 1.18h (Release Date: Thu Feb 6 17:25:43 EST 2003)
以上でドライバのインストールは完了です。
■DACボード配下のDISKの使用
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
パーティション作成 |
◎ |
◎ |
◎ |
容量:4GBのパーティションを確保。動作した。 |
2 |
ファイルシステム作成, mount, umount |
◎ |
◎ |
◎ |
正常に動作した。 |
3 |
RAIDボード配下のDISKの使用可否 |
◎ |
◎ |
◎ |
データのコピー/Verifyを行い内容を確認。動作した。 |
4 |
DACボード配下のDISKがシステムドライブ時、2GB以上の領域へのデータのセーブ及び内容の確認
|
◎ |
◎ |
◎ |
データのコピー/Verifyを行い内容を確認。動作した。 |
■ DISK障害時の動作
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
DISK障害時(DEAD時)、AutoRebuild機能の動作を確認 |
◎ |
◎ |
◎ |
DISKがDEAD状態になった時、DEADになったDISKを交換しAutoRebuild機能が正常に動作した。
|
備考:N8103-52について
- DACボード配下の各々のDISKの情報(online,Dead等)は、以下のファイルの内容を見ることにより確認可能(DACボード1枚でチャンネル0に接続している場合)
/proc/rd/c0/current_status
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■ 最大パーティション数
No. |
評価項目 |
結果 |
コメント |
構成1 |
構成2 |
構成3 |
1 |
最大利用可能パーティション数 |
6 |
14 |
14 |
Linuxファイルシステム、swap領域として利用。
|
■AFT(Adapter
Fault Tolerance)/ALB(Adaptive Load Balancing)動作確認 |
 |
No. |
機器名称 |
型番 |
数 |
結果 |
評価概要 |
1 |
オンボード(100BASE-TX) |
N8100-842 |
2 |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認 (注1)
|
2 |
100BASE-TX接続ボード |
N8104-86 |
1 |
○ |
AFT/ALB機能が正常に動作することを確認 (注1)
|
AFT設定方法、
ALB設定方法についてはこちらを参照して下さい。
- (注1)
- AFT/ALB機能を有効にするために、OS をインストール後に、
Intel(R)社のWebよりDownloadしたドライバを適用して、
評価を実施しました。
Intel(R)社のWebSite(Download) (2003.6.18現在)
- iANSパッケージ: ians-2.3.35.tar.gz.tar
- e100ドライバ: e100-2.3.13.tar.gz.tar
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