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事例紹介

システム概要 導入目的 導入効果 将来の展望 お客様プロフィール      
 三井住友アセットマネジメント株式会社 様


  (旧社名・住友ライフ・インベストメント株式会社 様)

事例紹介
PC 計200台の重要データを保全しながら、オフィスの移転をすみやかに完了させるには・・・?
経済的な省スペースNAS製品「iStorage NS21P」が、この課題を解決。

システム概要

企業がオフィスを移転する際には、クライアントPCの重要データが何らかの事故やトラブルに巻き込まれ、消失してしまうリスクが必ずつきまとう。これに対処する方法しては、CD-RやMOなどの記録媒体を使った時間のかかる煩雑なデータ保全策が、一般的である。しかし、クライアントPCの台数が数百台規模で、しかも準備期間と予算が極めてタイトだという場合、果たしてどのような解決策があるのだろうか・・・? このような状況に直面したのが、三井・住友グループの資産運用会社5社の合併による新会社設立を2002年12月に控え、新オフィスへの移転準備に着手していた住友ライフ・インベストメント株式会社様(※1)である。ファイルサーバ専用機を新規導入するという選択肢を諦めざるを得ないほど追い込まれていた同社に福音をもたらしたのが、NECのNAS(※2)対応ストレージ製品「iStorage NS21P」である。手頃な価格と、既存のネットワークインフラを変更しなくてもよい容易な導入プロセス、そしてわかりやすい操作性が、データ消失の危機から同社を救った。確実に保全されたデータ資産は、移転先の新会社でファンドマネージャーらの日常業務に、継続して活かされている。

(※1) ・・・ 2002年11月時点の社名。現社名は三井住友アセットマネジメント株式会社様

(※2)・・・ Network Attached Storage。直訳すると「ネットワーク接続ストレージ」。略して「NAS(ナス)」と読む。LANなどの既存のネットワークに直接接続して、すぐに使用できるストレージ専用機器(ディスク)のこと。ファイルサービスに特化しており、ディスクの拡張性、コストパフォーマンス、統合運用性が高くなるように最適化されている。


■三井住友アセットマネジメント様(旧社名・住友ライフ・インベストメント株式会社様)の、
  ストレージシステム構成概略図

 ネットワーク図


導入目的
クライアントPC内の重要データを、移転時の消失リスクから守るために。

小西真氏
住生コンピュータ
サービス株式会社
東京システム第1部
小西 真氏
鶴田豊久氏
住生コンピュータ
サービス株式会社
東京営業部
マネージャー
鶴田 豊久氏

住友ライフ・インベストメント株式会社様は、おもに住友生命の「年金資産運用」「保険資産運用」を手がけてきた資産運用サービスのスペシャリスト集団である。株式、債券、為替などを組み合わせた資産運用を、約60名のファンドマネージャーが日々行っている。運用業務のために株や債権、国内外の金利などの値動きデータを取り込み、分析されたデータは各自がExcel形式でPCに保存していた。また投資顧問業法に基づいて個別の顧客ごとに提供するディスクロージャー(報告書)を作成する専門の要員が約20人おり、クライアントPCにはその基礎資料となるドキュメント類が置かれていた。さらに、人事部門や経理部門をはじめ、計100台以上の事務系PCにも、ネットワーク上に置かれた共有ファイルサーバに保管するには馴染まない機密性の高いデータが多く保管されていた。つまりエンドユーザに重要データをクライアントPCに保管してもらうケースが多かったのである。しかも全社的にバックアップの実施を徹底していたわけではなかった。これら約200台のクライアントPCに保管されている重要データが、もし消失したら・・・。同社がこの課題に直面したのは、2002年春の「三井・住友グループの資産運用会社5社の合併による新会社設立」というリリースに従って進めていた新オフィスへの移転準備作業が、そろそろ終盤を迎えようという、同年11月のことだった。
                    ●
情報システムの移転業務のなかでも、基幹サーバ群については優先してとりかかり、DATを使うなど、準備作業は円滑に進んだ。そして11月8日という移転日まであと1ヶ月を切るという段階で、クライアントPCにのみ保管されている重要データを、移転に伴う消失のリスクからいかに保護するかという課題に直面したのである。
移転業務の実務を担当されたのは、住友ライフ・インベストメント様からの委託で同社のシステム開発と運用管理を担ってきた住生コンピュータサービス株式会社様の、東京営業部 マネージャー 鶴田豊久氏と、住友ライフ・インベストメント様のIT部門に常駐されているネットワークのスペシャリスト 小西真氏である。「約200台のクライアントPCの総データ量が約480GBでしたので、既存の共有ファイルサーバに容量の余裕はありませんでした。かといって、新たに専用ファイルサーバを立ててネットワークを組むには、いかに移転に伴う緊急課題だとはいえ、予算が高額になりすぎますし、またその構築を行っている時間的余裕もなかったのです」(小西氏)。「もし、移転時にデータが壊れたら・・・という不安が頭をよぎりましたね。CD-RやMOなどの記録媒体を使ったデータ保全策も選択肢の一つとして考えたのですが、作業性や容量の問題に突き当たり、断念しました。サーバベンダ各社が扱っているファイルサーバはどれも高額で、それなりの導入期間と構築の手間がかかる機種ばかりでした」(鶴田氏)。そこで鶴田氏がインターネットで製品情報を検索し、探し当てたのがNECの「iStorage NS21P」である。NAS対応ストレージ製品なので、既存インフラを変更しないきわめて容易な導入が特長となっている。しかも80GBのハードディスクがミラーリング(二重化)され、1台あたり30万円を切る価格設定。容量や使用形態によってネットワークに容易に追加できる点も、同社の課題解決に直結しており、これらの特長が鶴田氏と小西氏から高く評価された。
両氏はこの「iStorage NS21P」を既存の社内ネットワーク上に置き、エンドユーザがクライアントPCに蓄積しているローカルデータのうち重要なファイル群を、このNAS製品を使ってバックアップを取ってもらうという解決策を決定。計7台の「iStorage NS21P」が導入されたのは同年10月18日。そして新オフィスへの移転の日が11月8日・・・。わずか20日間しかない状況の中で、クライアントのホスト名ごとにホルダーを作り、アクセス権を発行して、計7台のディスクスペースにデータを割り当てて保管する、容易かつ確実性の高いバックアップ作業が円滑に進められたのである。



導入効果
ラック型ファイルサーバ専用機の約3分の2という導入コストで、
ユーザ側のバックアップ環境整備と、そのためのシステム構築を短期に実現


iStorage

▲住友ライフ・インベストメント株式会社 様(旧社名・住友ライフ・インベストメント株式会社様)に導入された、7台の「iStorage NS21P」。

「事前に製品カタログで概要を把握していたとはいえ、マニュアルを見ながら、導入されたその日のうちにセットアップが完了した時には、すぐに使えるありがたさを実感しましたね。時間的な余裕のない緊急事態の中で、本当に頼れるNAS製品として、大きな力を発揮してくれました」(小西氏)
「私はこれまで、企業からの依頼を受けて、情報システム移転の業務を何度も経験してきましたが、従来はFDやMOの使いまわしで実行する方法が一般的でした。外付けのMOを購入して使いまわすにしても費用がかかりますし、そのために人手を割く余裕もまずありません。iStorage NS21Pは、ユーザ側のバックアップ環境と、そのためのシステム構築プロセスを大幅に短縮したかった今回の状況に、最適なソリューションを提供してくれた製品といえます。いままでこのようなコンセプトの製品は存在しなかったので、とてもいいものを見つけることができたという実感です。ネットワークの概念を持っておられる企業ユーザなら、どなたでも簡単に導入できるのではないでしょうか」(鶴田氏)。
エンドユーザへの負荷も最小限で済んでいる。社員にとっては、自分のPC内にデータを保存する感覚でバックアップを実行できる。したがって、ローカルデータをバックアップするための指示書はきわめて簡潔なもので「A4の用紙わずか1枚」(小西氏)だったという。
NASといえばラックマウント型のサーバが主流だが、ラック設置環境の確保や耐震環境工事などの経費がかかる。机の上にも置ける省スペーススリムタワーモデルとしてデザインされている「iStorage NS21P」は同社にとって、計7台の本体価格だけで済み、ラック型のファイルサーバ専用機を導入して同程度のディスクスペースを確保した場合の想定費用と比較して、およそ3分の1程度のコストで済んだという。


将来の展望
部門ごとのテンポラリー的なニーズに、そして
開発系業務の作業領域などにも、柔軟に活用。


確実に保全されたデータ資産は、移転先の新会社である三井住友アセットマネジメント株式会社様において、ファンドマネージャーらの日常業務に、継続して活かされている。そして今回導入された「iStorage NS21P」は今後、部門ごとにテンポラリー的に、データ保全やファイルサーバとして使える柔軟な機器としての活用を考えているという。
また、同社のシステム部門においては、新たなシステムを構築していくうえでの、開発系の作業領域として「iStorage NS21P」を活用し、これを検証用に用いて、その後本番にリリースすることも検討しているという。
オフィスの移転時における、クライアントPCの重要データ保全という使い方。そして移転後は、日常の業務レベルで自由度の高い運用ができるネットワークディスクとしての利用。「iStorage NS21P」は、資産運用の多様なニーズに応えるこの新会社において、その製品特長をうまく活かした、しかも投資効率を最大限に引き上げる活用がなされているのである。


お客様プロフィル 
社 名 三井住友アセットマネジメント株式会社 三井住友アセット様
▲三井住友アセットマネジメント様の本社(東京都港区)
本社所在地 〒105-6228東京都港区愛宕二丁目5番1号
愛宕グリーンヒルズMORIタワー 28階
代表取締役社長兼CEO 井上 恵介
会社設立 2002年(平成14年)12月1日
事業内容 (1) 有価証券等に関する投資顧問業務および投資一任契約に係る業務  
(2) 投資信託の委託会社としての業務
三井住友アセットマネジメント株式会社様 URL  http://www.smam-jp.com/ 

(取材日:2002年12月17日)