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 事例紹介
システム概要 導入目的 導入効果 将来の展望 お客様プロフィール  

 新光重機株式会社様

事例紹介
建機レンタルの受付フロント業務を担うクライアントPCを
シンクライアント端末「TC-Station」に一新

 システム概要

基幹業務システムを、分散から集中管理へ――
そして業務端末は、PCからシンクライアントへ


TC-Station ▲新光重機様の全営業所において、受付フロント業務(写真)と、営業担当者用の業務端末に活用されているシンクライアント端末「TC-Station(ハイエンドモデル)」。端末本体にハードディスクを持たず、データの入力だけを行い、アプリケーションの実行やデータの管理はすべて本社に設置したサーバ上で行われている。

建設機械のレンタル事業を展開する新光重機株式会社様は、千葉県内10ヶ所の営業所に計2万台(400種類)もの機械設備を保有している、県内トップ企業である。メーカーの機械を、現場で働くオペレーターの目線で使いやすく改造し、加えて、ローコストオペレーションと卓越した機械管理のノウハウで、毎年安定して高い収益を確保されている。
同社は2006年春より、基幹業務システムの再構築に着手。同年11月には、Express5800シリーズをサーバプラットフォームに、画面転送型のシンクライアント方式を採用した新しいシステムの稼働を開始した。各営業所の業務端末は、PCからシンクライアント端末「TC-Station」に一新。
シンクライアント端末は物理的にハードディスクがなく、業務端末にデータの保存ができないため、情報漏えい対策などセキュリティへの対応が強化された。また、本社サーバでの集中管理方式のため、レンタル機械の在庫や出庫状況などの情報を全営業所で共有できるようになり、異なる営業所間のシームレスな伝票処理も実現されている。

 導入目的

継続して高い経常利益を確保していくために基幹業務システムの見直しは急務だった

中尾繁昭氏
新光重機株式会社

代表取締役社長
中尾繁昭氏
「たとえ減収になっても増益を維持できる、筋肉質の会社になる」「24%以上の売上高経常利益率を毎年、継続して出し続ける会社を目指す」。ここ10数年、新光重機株式会社様は、代表取締役社長 中尾繁昭氏が掲げるこの方針を、強力なリーダーシップのもと全社に浸透させてきた。実際、同社は90年代の建設不況期から増益を続けており、今世紀に入ってからは、その高付加価値路線にますます磨きがかかっている。
同社では、高収益確保の必須条件であるローコストオペレーションの柱として、お客様の目線でメーカーの機械を簡単に操作できるように改造する「MEF(Machine・Education・First class)システム」というしくみを独自に開発。その結果、レンタル機械へのクレームが激減し、故障や出張修理を未然に防げることで、メンテナンスコストの約30%もの抑制に成功している。また、年間売上の約10%を社員教育に投資して一人ひとりの業務処理能力を高めてきた。その成果、営業担当者のスキルアップはもちろん、受付フロント業務を担う社員が、受付業務と並行して各種レンタル機器の操作説明や技術的な問い合わせ対応を行うなど、配属部門/経験年数を問わず、全社員が主要なレンタル機械の構造・性能を熟知し、運転操作まで対応できるという強い組織となっている。
現在の社員数は、120名。取引先は約3,000社。そして年商が36億円。“活力ある中小企業”のお手本のような同社であるが、2005年ごろから、1%、1円刻みのきめ細かな収益管理を支えてきた基幹業務システムに、ほころびが目立ってきた。 「レンタル業独自の複雑な単価設定や、当社の管理会計上のしくみに合わせて、細かい作り込みをいろいろ施したオフコンベースのシステムだったのですが、構築して7年近くが経過し、改善すべき点がいろいろ出てきました。
MEFシステム ▲建設機械は、メーカーによって操作方法や操作手順が異なるうえ、最近では作業手順がいっそう複雑化し、日々違う機械を使う現場のオペレーターは戸惑うことが多い。かといって、操作に習熟するための時間はない。そこで新光重機様では、現場で働くオペレーターの皆様にとって使いやすく、誤動作の可能性が少なくなるよう、メーカーの機械を教育(改造)する「MEF(Machine・Education・First class)システム」というしくみを独自に開発。操作手順を記した同社オリジナルのシールを機械に貼って、作業を分かりやすくしている。その結果、レンタル機械へのクレームが激減し、顧客のリピート率が向上。しかも故障や出張修理を未然に防げることで、メンテナンスコストの約30%もの抑制に成功している。
まず、当時のシステムは営業所ごとに1台ずつサーバを設置しており、情報が分散していました。ですから、取引先ごとの請求処理の状況やレンタル機械の在庫状況、および稼働状況が、本社や他の営業所で把握しづらいという問題があったのです。いちいち電話で問い合わせるしか、方法がなかったのです」(営業部長 石丸明広氏)。
「各営業所のPCには社員が各自、さまざまなソフトをインストールし、それが業務効率を下げる原因にもなっていました。つまり会社としてのPCの管理が徹底できていなかったのです。また、フロント業務のPCは、お客様の利便性を考慮して屋外にかなり近い場所に設置しており、しかも現場の第一線で働く方々の出入りがひんぱんにあります。つまり、通常のオフィスよりも少々ホコリの多い環境なのです。そのため、ハードディスクなどの障害がときどき発生し、その度に当時のSIベンダに対応してもらっていました。OSやソフトの環境が復旧するまでにかなり時間がかかって、日常の業務に支障をきたすことも度々あったのです」(営業部次長 高松稔氏)。
このように、社内に基幹システム見直しの機運が高まっていたある日、社長の中尾氏が、あるレンタル業界誌に掲載されていた建機リース業向けパッケージソフトの広告に目を留めた。そして社長自らが、このソフトの開発元企業に電話でコンタクトをとり始めた。

 導入効果

停電や障害時にも、素早い復旧が可能な体制が整う
業務端末からの情報流出の危険性を、物理的に防ぐ


Express5800
▲本社のマシン室に導入された基幹サーバ群。左列が、全社端末の業務を処理している、ラック型の2Wayサーバ「Express5800/120Rf-1」7台。右列は給与サーバとして活用される「Express5800/120Rh-2」と、DBサーバとして活用されている「Express5800/140Re-4」。
中尾社長が注目したのは、株式会社アルタス情報システムの「レンタル百貨」という販売管理システム。「業界誌で見て、当社に合った良いパッケージだなということがすぐに理解できた。このパッケージをベースに、当社が蓄積してきた業務ノウハウを活かして機能強化を図れば、理想のシステムをつくることができるという確信がありました。だから、電話したんですよ。パッケージなので、初期投資額と月々のメンテナンス費用が、従来システムよりも低く抑えられるという計算も、もちろんありました」(中尾氏)。
アルタス情報システムは、中尾氏、および各部門、営業所へのヒアリングを行い、「分散処理から集中処理」「システム全体の管理工数の削減」、および「情報漏えい対策の強化」をテーマに据えた新システムを提案した。それは画面転送型のシンクライアント・システムで、ラック型の2Wayサーバ「Express5800/120Rf-1」7台をサーバプラットフォームとして本社のマシン室に集約。そして県内10ヶ所の営業所には、既存のPCに代わって、シンクライアント端末として「TC-Station」を3台ずつ、計30台を導入するというものだった。
「シンクライアント導入の検討を開始したそもそものきっかけは、アルタスさんから情報漏えい対策や障害時の復旧対応などにメリットが多いという提案をいただいたからです。
石丸明広氏
新光重機株式会社

営業部長
石丸明広氏
 高松稔氏
新光重機株式会社

営業部次長
高松稔氏
我々にとっては初めて耳にする新しい方式だったのですが、実際、営業所のPCに障害が発生した時にはフロント業務が停滞して深刻な影響が出ていましたから、検討に値する提案でした。一台あたりの導入コストこそPCを上回るものの、端末管理のしやすさなどに着目すると、長い目で見てメリットが大きいとも考えました」(石丸氏)。「ちょうどコンプライアンス経営を重視し始めた時でもあり、情報漏えい対策に有効なマシンとして、強い関心を持ちましたね。その気になれば社員が顧客データや取引情報を持ち出せてしまう業務環境に、物理的な規制をかけなければいけないという課題に、このマシンがまさに合致していたんですよ。」(中尾氏)。中尾氏には、NECの支社で実施したシンクライアント端末のデモにもご来社いただき、PCと変わらない快適なレスポンスを実感いただけたことで、正式に導入が決定された。
これを機に同社は、オフコンベースのアプリケーション資産と決別し、2006年5月よりアルタス社のパッケージとNECのサーバ Express5800シリーズ、そしてシンクライアント端末「TC-Station」を採用した全面的な基幹業務システムの再構築を開始。そして同年11月、新システムが本稼働を開始した。「本稼働から現在まで、とくに問題なく稼働しています。NECのシンクライアント端末については、ハードウェアトラブルに対する耐性の強さをとくに感じますね。万が一の停電やハードウエア障害時も素早い復旧が可能なので、安心感があります。一方、システム障害については、ヘルプデスクからのリモートメンテナンスで迅速に対応してもらえますし、ハード面とシステム面の両方から、安定した運用環境が整ったと思っています。」(高松氏)
ネットワーク環境については、従来は専用回線で構築されており、10分に1度の頻度でデータ更新をかけていた。同社の場合、全ての拠点が同一県内にあることから、新システムではコストメリットを重視し、NTT東日本が地域IP網を利用して提供しているVPNサービスの利用に変更。これにより、各営業所のシンクライアントと本社サーバ間のデータのやり取りは、光回線網を介して行うしくみとなり、ほぼリアルタイムで情報が共有化されることになった。レスポンスは以前の環境よりも速くなり、大容量ファイルのやりとりも安全な環境で行われているが、通信回線の費用は約5分の1に抑えられている。「本社に設置したサーバ側での集中管理方式のため、レンタル機械の在庫や出庫状況といったさまざまな情報を、どの営業所でもすぐに閲覧できるようになり、円滑に処理できるしくみが構築できました。当社の場合、ある営業所でレンタルの手続きをされた機械を、別の営業所でご返却いただくようなケースが多いのですが、貸出伝票も引き取りの伝票も全営業所で発行できるようになるなど、ひとつのお客様案件に対する伝票をシームレスに処理できるようになりました。この点は、社員の仕事を効率化するだけでなく、お客様満足度の向上にも確実につながっていると考えています」(石丸氏)。

■システム構成図
 

 システム構成図
▲新光重機株式会社様は、オフコンベースの分散処理システムから、基幹業務データの集中処理体制を実現するシステムを構築。その核となったのが、画面転送型のシンクライアント・システムと、建機レンタル会社向けのパッケージ「レンタル百貨」である。ラック型の2Wayサーバ「Express5800/120Rf-1」7台をサーバプラットフォームとして本社のマシン室に集約。そして県内10ヶ所の営業所には、既存のPCに代わって、シンクライアント端末として「TC-Station」を3台ずつ、計30台を導入された。

 将来の展望

高い利益率を、さらに高めるためのIT投資
ICタグへの対応も、構想中


サーバ側で処理した結果をシンクライアント端末の画面に転送し、端末側にはデータを保存しないしくみによって、新光重機株式会社様は基幹業務処理の快適な操作環境を維持しながら、耐障害性の向上と、情報漏えい対策を強化された。各営業所でなかなか徹底できなかった端末管理の問題も、ほぼ解決した。月末には、200〜300件に上る請求書の発行に約半日を要しだが、今回のシステムでサーバの処理性能が格段に向上し、しかもラインプリンタからレーザープリンタに更新したことで、発行時間を一気に短縮。客先指定の請求書に手書きしていたものもあったが、今回の一新を機にシステムの中にすべて組み込み、結果として通常の勤務時間内で処理が可能になっている。毎回数時間かかっていた月次処理も、ほんの数分で完了している。
また、今回構築されたシステムの、もうひとつの大きなポイントとなったアルタス情報システムの「レンタル百貨」は、新光重機様からの要望に応えるために新たな機能を搭載し、「レンタル百貨Ver.3」として発売されることになった。
「過度の値引き販売を抑制する機能や、レンタル機械の予約機能(2日間ルール)、納入場所などをドライバーに指示するための地図画像が素早く探し出せる「現場地図検索」など、
森井昭光氏
株式会社アルタス
情報システム

森井昭光氏
潜在的にレンタル業界にあったニーズを取り込めたことで、さらなる強化が図れ、またこの機能が決め手となり購入を決定されたレンタル業界の新たなお客様もおられます」(株式会社アルタス情報システム 森井昭光氏)。
最適なアプリケーションとの組み合わせで、お客様の要件を実現しつつあるシンクライアント・システムであるが、同社では新システムが稼働して丸1年を迎える2007年11月に、投資効率を軸に、評価を見極める考えである。「もともと同業他社に比べて高い利益率をさらに高めるために、適切な投資判断をしたと考えています」。中尾氏は今回のシステム構築をこのように振り返る。今後も新しい情報技術を積極的に取り入れ、ICタグを活用して計2万台の機械設備を単品管理する構想などを持っている。
「経常利益率24%」「レンタル機械の投資効率34%」など、高く掲げた数値目標にじわじわと近づきつつある新光重機様。顧客接点の最前線で活用されるシンクライアント端末「TC-Station」が、質の高い同社の業務とローコストオペレーションの一端を、これからも支えてゆく。

 お客様プロフィール

名 称 新光重機株式会社 オフィス新光重機株式会社様の本社社屋
 (千葉市中央区)
所在地 千葉県千葉市中央区塩田町239-9新光ビル2F
設 立 1974年1月
代表取締役 社長 中尾 繁昭
従業員数 120名
資本金 29,805万円
建設機械のレンタル事業を展開。千葉県内10ヶ所の営業所に計2万台(400種類)もの機械設備を保有している、県内トップ企業である。メーカーの機械を、現場で働くオペレーターの目線で使いやすく改造し、加えて、ローコストオペレーションと卓越した機械管理のノウハウで、毎年安定して高い収益を確保されている。
新光重機株式会社様 URL  http://www.shinko-juki.co.jp/