ページの先頭です。
本文へジャンプする。

本ウェブサイトでは、JavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。
お客さまがご使用のブラウザではスタイルが未適応のため、本来とは異なった表示になっておりますが、情報は問題なくご利用いただけます。

ここからサイト内共通メニューです。
サイト内共通メニューを読み飛ばす。
サイト内共通メニューここまで。
「Express5800シリーズ」事例一覧へ>>

 事例紹介
システム概要 導入目的 導入効果 将来の展望 お客様プロフィール  

 アイクス税理士法人様

事例紹介
情報漏えい対策、および中期的な成長戦略に適った
新しい業務インフラとして、「VirtualPCCenter」を導入

 システム概要

オールインワンセットモデルを核に、2種類のデスクトップ型シンクライアント端末を含む
60クライアントで、仮想PC型シンクライアントシステムを構築
US100 ▲アイクス税理士法人様の本社オフィスに導入されている手のひらサイズのシンクライアント端末「US100」。 通常のPCと同等の、スムーズな業務処理環境を実現している。

 静岡市を拠点に、静岡県全域へ機動力あふれる税務代理サービスを展開しているのが、アイクス税理士法人様である。税務・会計業務を主体に、近年は財務コンサルティングや顧問先企業の経営計画作成支援など、付加価値の高い業務にも強みを発揮している。

  同社は顧問先の重要機密データの保全、社内情報の共有、PCのフリーアドレス化の推進を目的に、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」を導入した。2007年春より、デスクトップ型シンクライアント端末「US100」+既設PC計20クライアントで試験的な運用を開始。同年11月には、デュアルディスプレイ対応が可能なデスクトップ型シンクライアント端末「TC-Station<ハイエンドモデル>」を追加導入し、計60クライアントで全社的な展開をスタートさせている。

 導入目的

顧問先の機密データ保全と 社内情報の共有化のための新たなしくみを模索

小長谷康氏
アイクスグループ 代表
小長谷康氏
山口高志氏
アイクス税理士法人
業務改革推進グループ
システム管理担当 
山口高志氏
 「税理士というのは、1対1で顧問先と相対する、きわめて属人的な仕事といえます」。アイクスグループ 代表の小長谷康氏は、税理士業界の特性をこのように述べる。「顧問先にお伺いし、会計資料や会計記録の適法性・正確性を確保しながら仕訳・入力をし、月次試算表をつくって報告する。決算期には申告業務をサポートし、次年度の経営計画立案のお手伝いをするという一連の流れを、個々の担当者がひとりで行っています。ですから、生産性や収益性の向上にはおのずと限界があるのですよ」(小長谷氏)。

 同社は現在、この限界を突破するべく、税理士業務の“製販分離”に挑戦している。試算表の作成と決算補助業務を行う“製造部隊”と、おもに営業とコンサルティングを展開する“販売部隊”の分業化である。2007年秋には中国・蘇州に合弁会社を設立し、“製造部隊”の業務をアウトソーシングすることに着手している。静岡での研修を修了した優秀な中国人社員が、入力から記帳代行〜決算補助業務までを、スピーディかつ高品質に蘇州のオフィスで遂行できる体制が、間もなく実現するという。

 一方、静岡市の本社と2つの支店では、お客様との窓口をひとりの担当者に固定せず、チームとして対応していく体制を構築中である。税務・会計処理担当、グループ企業の社労士、外部の司法書士といった専門家と連携し、経営の広範囲にわたって身近に相談できる“サービス業”を目指しているのである。

 分業化の推進と、チームとしての顧客接点強化には、社内での情報共有化や顧問先の機密データ保全が不可欠になる。機密データを保管したノートPCを顧問先に携行する機会が増えており、『データを持ち歩かずに外出先から機密データを閲覧できる』しくみの構築に着手する必要があった。また、本社と支店間を社員が行き来する機会も増えていた。

「本社と同じ環境のPCを支店にも設置して、業務を円滑に進められるようにするために、以前はリモートデスクトップを活用し、インターネットを介して外部からアクセスできるしくみを用意していました。しかしこの方式では、外部からアクセスしている間は、空いているPCを他の社員が利用することはできません。この状況を打開するため、当初はCitrixPresentationServer(旧称:MetaFrame)を検討していましたが、既存PCの環境をそのまま移行できないことがわかり、既存PC環境をそのまま移行できるVirtualPCCenterを導入したのです」。業務改革推進グループ システム管理担当の山口高志氏は、当時の状況をこのように述べる。

 既設PCのリース期間満了が迫っている中、障害が頻発していたことも、新しいクライアントシステムが必要な大きな理由だった。障害時の復旧が容易で、管理工数の負荷を減らせること、そして端末ごとに異なる業務環境を実現すること・・・。山口氏は、コンピュータベンダのホームページなどで情報収集を開始。NECの新仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」のリリース記事に目を留めたのは、それから間もなくのことだった。

 導入効果

強固な情報セキュリティ、PCのフリーアドレス化、障害時の迅速な復旧体制が整う

 NEC側では、アイクス税理士法人様からの問い合わせを受けて、まず地域ソリューションベンダである株式会社静岡情報処理センターが同社を訪問し、VirtualPCCenterの概要を紹介している。「VirtualPCCenterのしくみや考え方は、我々が目指していることと一致している点が多い。これを活用すれば、業務の分業化をさらに推し進めていけると考えました」(小長谷氏)。

  続いて、NECの「クラサバ市場 秋葉原店」に小長谷氏と山口氏をお招きし、実機を使ったデモを実施している。「予想以上にきびきびした動きで、通常のPCと何ら変わらない。これはいけると、確信しましたね」(山口氏)。「セキュアな環境で、時間と場所を選ばずに仕事ができますし、万が一PCが盗難に遭っても情報漏えいを防ぐことができるしくみだということが理解できました。当社にとって決して安くはないシステムですが、情報の適切な管理と共有化を進め、“製造”と“販売”の両輪で会社を成長させていくために不可欠な投資だと判断しました。それに現在の企業規模なら、この新しいしくみを一気に導入できます。今がチャンスだと考えたのです」(小長谷氏)。

  同社はまず、シンクライアント端末「US100」を導入し、既設PCを含む計20クライアントで、2007年春より試験的な運用を開始した。そして約半年間のテスト運用によって、以下のような効果が得られている。

モバイルノート型端末
▲機密データを保管していないモバイルノート型端末から、本社内に設置した仮想PCサーバへアクセスし、顧問先オフィスでプレゼンテーションを行っている。

Express5800
▲アイクス税理士法人様 本社オフィスのマシン室に導入された、オールインワンセットモデルの「Express5800/VPCC仮想PCサーバ」と、「Express5800/VPCC管理サーバ」。

●情報漏えいを防ぐ管理体制に、顧問先からも評価
  VirtualPCCenterの導入によって、情報漏えいのリスクが確実に回避できるようになっている。機密データを保管していないモバイルノート型端末から、本社内に設置した仮想PCサーバへアクセスし、顧問先オフィスでプレゼンテーションを行うことも、すでに日常的な風景となっている。「顧問先からも注目されますし、情報管理を徹底している税理士法人だという安心感を訴求できています」(小長谷氏)。
中国・蘇州の合弁会社とのデータのやり取りも一変した。新システム導入以前は、書類をスキャンしたデータや会計ファイルを、電子メールまたはファイル転送ソフトによって送信していた。現在では、静岡本社の仮想PCサーバへ中国側から直接アクセスしてもらい、会計ソフトの実行やデータの蓄積はすべてサーバ側で行う形態に変更。低コストでセキュリティ強化が図れ、同時に顧問先の不安や懸念を払しょくしている。

●障害時の迅速な復旧対応
 従来、OSなどに起因するPCの不調や故障が発生した際には、システム管理者の山口氏が1日以上を割いて復旧にあたっていた。会計ソフトについてはソフトメーカーに再セットアップを依頼せねばならず、2〜3日のタイムラグが発生していた。「VirtualPCCenterでは、スナップショットを取っておけば特定の状態に戻せますので、数時間あれば復旧できるようになりました」(山口氏)。なお、「US100」をはじめとするNEC製シンクライアント端末は、ハードディスクやファンが搭載されていないため故障のリスクが少なく、万が一の障害時にも代替機種と交換するだけで済む。

●PCのフリーアドレス化
 支店や外出先、そして自宅でも、オフィスと同じ環境で仕事ができる。「端末が空いていれば自分の業務環境を呼び出すことができますから、 仕事が停滞することがなくなりました」(山口氏)。「毎日上がってくる全社員からの日報を、帰宅後の夜や翌朝に自宅で目を通すことができ、すぐに決裁できるメリットは大きいですね。ちょっとした空き時間を有効に活用できます」(小長谷氏)。

●財務・会計ソフトの稼働率向上
 税理士事務所が使用する財務・会計ソフトは、1ライセンスあたりの費用が高額。しかしその稼働率は必ずしも高くない。同社ではVirtualPCCenterの導入によって、ライセンスを取得している仮想PCを、中国の合弁企業を含むどの拠点の端末からでも使用できるようになり、稼働率の向上につながっている。


■アイクス税理士法人様 仮想PC型シンクライアントシステム 構成概略図
 

 アイクス税理士法人様の、仮想PC型シンクライアント・システム 構成概略図

 将来の展望

バックアップストレージの強化と、BCP(事業継続計画)の策定を計画中
 

賤機孝氏
(株)静岡情報処理センター
システム販売事業部 営業部
課長 賤機孝氏

梅沢修一氏
(株)静岡情報処理センター
システム販売事業部 営業部

梅澤修一氏

  外出の機会が多い営業担当者、支店と中国のオフィス、在宅勤務、管理職、社内業務など、ロケーションや職種ごとに行ってきた約半年間のテスト運用期間を振り返って、山口氏はこう述べる。「業務に全く支障は出ておらず、社員は普通のPCだと思って使っています。既存の端末環境との違いは、USBメモリが使用できなくなったことぐらいでしょうか。仮想PC型シンクライアントシステムという新しいしくみが有効であることが、十分に検証できました」。

  2007年11月には、「Express5800/VPCC仮想PCサーバ」2台とシンクライアント端末「TC-Station<ハイエンドモデル>」15台を追加導入し、計60クライアントで全社的な展開をスタートさせている。TC-Station<ハイエンドモデル>導入のねらいは、グラフィックスボードを装着することでデュアルディスプレイでの業務を可能にし、同社が以前から推進してきたペーパーレス化をさらに徹底していくことが念頭にある。

  販売・導入支援を担当した、静岡情報処理センター システム販売事業部 営業部 課長 賤機孝氏は、次のように述べる。「仮想PC型シンクライアントシステムというと、何となく大企業向けというイメージがありますが、中堅・中小規模の事業所にも強いニーズがあることを、この案件によってあらためて再認識しました。今後は幅広い業種のお客様に普及していくのではないかと予想しています」。同 営業部 梅澤修一氏は「アイクス様と同様、外出先から社内のデータにアクセスしたいというご要望を、多くのお客様からいただきます。しかしこれまでは情報セキュリティなどがネックになり、実現に至らないケースがほとんどでした。今回、VirtualPCCenterの構築案件を経験できたことで、認証系のソリューションに加えて、お客様に提案できる解決策のバリエーションを増やすことができました」。

  セキュアで機動力に富む新しい業務環境が整ったアイクス税理士法人様は今後、IP電話(VOIP)の導入やバックアップストレージの強化、そして地震などの災害時にも業務継続が可能な体制づくりにも取り組んでいくという。

   

 お客様プロフィール

名 称 アイクス税理士法人 本社 ▲アイクス税理士法人様の本社社屋
  (静岡市駿河区)

所在地 静岡県静岡市駿河区池田3875−92
設 立 2004年
代 表 アイクスグループ 代表 小長谷 康
アイクス税理士法人 代表税理士 飯田昭夫
社員数 50名
資本金 600万円
  税理士事務所として、税務・決算・申告書作成、経営計画、資金計画、財務代理業務から開業支援、相続税申告業務などのサービスを展開。激変する環境下で正確な経営情報をいち早く提供することで、経営者の意思決定を支援している。
アイクス税理士法人様 URL  http://www.aiks-g.co.jp/

Copyright NEC Corporation. 1994- All rights reserved.