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                              Express5800シリーズ
        Express5800/MailWebServer(N8100-729)  Management Console Ver4.2-8
                              リリースノート
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                                                              日本電気株式会社
                                                                     2005年4月

【目次】
  1.ソフトの紹介
  2.対象機種
  3.インストール方法
  4.MD5 メッセージ・ダイジェスト情報
  5.使用方法
  6.注意・制限事項
  7.改版履歴
  8.添付ファイル
  9.商標および著作権
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1.ソフトの紹介
  本プログラムは、Express5800/MailWebServer(N8100-729)の設定管理ツール(Management Console)のアップデートモジュール Ver4.2-8です。

2.対象機種
  Express5800/MailWebServer(N8100-729)

3.インストール方法
  「Express5800/MailWebServerパッチ適用手順書第2版」を参照し、次のRPMをインストールして下さい。
    ・wbmcap-4.2-8.noarch.rpm

4.MD5 メッセージ・ダイジェスト情報
  リリースされる各モジュールの MD5 メッセージ・ダイジェスト情報は以下の通りです。

    ・wbmcap-4.2-8.noarch.rpm                  542899611dd93d89cfd4422718cb40c7

5.使用方法
  使用方法については、ヘルプ画面を参照してください。

6. 注意・制限事項
6.1 共通の注意・制限事項
  ・本アップデートモジュールをインストールする前に、Express5800/MailWebServer(N8100-729) ManagementConsole Ver4.2-2(wbmcap-4.2-2.noarch.rpm)

以降のバージョンの Management Console がインストールされている必要があります。
  ・適用時は、アップデートモジュール適用作業以外でのサーバへのアクセスは行わないようにして下さい。
  ・適用時は、スケジュールによるバックアップが動作しないことを確認してください。
  ・本アップデートモジュールの適用により、以下の設定が初期化される場合があります。
      □SNMPのコミュニティ
        本アップデートモジュール適用後、必要に応じて再設定を行って下さい。
      □Samba を利用したバックアップのローテートナンバー
        バージョン 4.2-2 以前のバージョンからのアップデートの場合、
        本アップデートモジュール適用後、バックアップのローテートナンバー
        がリセットされてバックアップファイル 1 から上書きになります。
  ・2GB 以上のバックアップ対象がバックアップ可能になりましたが、
    Management Console のバックアップ即実行ではバックアップ対象のサイズが
    大きい場合にバックアップ先の書き込み速度とバックアップ対象のサイズに
    よっては実行が正常に終了しない場合があります。
    (このような場合はスケジュールバックアップ機能を利用してください)
6.2 ロードバランスクラスタ構成での注意・制限事項
  ・マスタ、スレーブの順で、すべてのMailWebServerへ適用して下さい。
  ・マスタへの適用前に、マスタのManagement Consoleに接続し、
    システム>ロードバランス 画面にて、ミラーリング間隔に ”NO”を設定して下さい。
  ・適用前に、サービス画面の[停止]ボタンにて、各種サービスを停止して下さい。
    ※TELNET、FTPサービス以外のサービスについては、再起動によりもとの起動状態に
      戻ります。
  ・適用後に、サーバを再起動して下さい。
    ※スレーブの再起動は、マスタが起動した状態で行って下さい。
  ・すべてのMailWebServerへアップデートモジュールを適用後、システム>ロードバランス
    画面にて、ミラーリング間隔を設定して下さい。

6.3 フェイルオーバクラスタ構成での注意・制限事項
  ・すべてのMailWebServerについて稼動サーバに切り替えた状態で適用して下さい。

7.改版履歴
  2005.4.25  Ver4.2-8
    ○問題点対処
      (1)ユーザ管理
         ユーザ一括登録にて特定の文字が文字化けする問題に対処。

      (2)Web機能を使用の際、システム起動に時間がかかる問題を修正
        ・本件は、システム起動時の webalizer統計処理が原因。
        ・本物件の適用で、webalizerの起動時処理を設定できるように変更。
            デフォルト:OFF(起動時に処理しない)。
            起動時に webalizer処理が必要な場合は、設定を ON へ変更が必要。
        ・本物件の適用により、/etc/rc.d/init.d/wbmcinit が上書きされる。
            - 個別に webalizer 統計処理をOFFにしている場合は、再編集不要。
            - 上記以外で、個別対応の編集項目がある場合は再編集が必要。
        ・対象:Web機能利用ユーザ(メール機能のみ利用では影響なし)

  2004.7.22  Ver4.2-7
    ○問題点対処
      (1)パッケージ
         ・パッケージ一覧でパッケージ名に"+"が含まれているとパッケージ情報などが正しく
           表示されない問題に対処
         ・パッケージの手動インストールのURL指定でエラーとなる問題に対処
         ・オンラインアップデート時に、”ln:/etc/rc.d/rc0.d/K00a: File exists”、
           "ln: /etc/rc.d/rc6.d/K00a: File exists”のエラーとなる問題に対処

  2003.8.6  Ver4.2-6
    ○問題点対処
      (1)ログ
         ・セキュリティアップデート Rel 2.9を適用した場合に、ログ一覧のsambaのログ
           名の表示がログのパス名に変わってしまう問題に対処
         ・セキュリティアップデート Rel 2.9を適用した場合に、ログ一覧にsambaの不要
           なログが表示されてしまう問題に対処
         ・セキュリティアップデート Rel 2.4を適用した場合に、ログ一覧にpostgresqlの
           ログが表示されてしまう問題に対処
      (2)バックアップ/リストア
         ・sambaバックアップを中断すると、バックアップ先のディレクトリがアンマウント
           がされない問題に対処
         ・バックアップを中断すると、バックアップ先のディレクトリに
           バックアップファイル._split_aa というファイルが残る問題に対処
         ・sambaバックアップを中断すると、ローカルディレクトリに格納されているバック
           アップファイルが削除される問題に対処
         ・sambaで2GByteを超えるバックアップを作成し、バックアップファイルの一覧を
           表示させるとタイムアウトしてしまう問題に対処
         ・テープリストアのファイル一覧が表示できない問題に対処
         ・リストア後のディスク消費量が倍に見える問題に対処
      (3)パッケージ
         ・パッケージの手動インストールでURL指定の新規インストール時、PROXY、
           PORTを入力しても、正常に通信できない問題に対処
         ・パッケージの手動インストールでURL指定のアップデート時、PROXY、PORT
           を入力しても、正常に通信できない問題に対処
         ・シャットダウン/再起動 のタイミングに実行されるスクリプトが動作しない問題
           に対処
         ・シャットダウン/再起動 のタイミングに実行されるスクリプトによりエラーログ
           ファイルが出力される問題に対処
         ・オンラインアップデートのユーザ認証でプロキシを設定して、送信ボタンを押し
           たときタイムアウトが発生する問題に対処

  2003.1.15 Ver4.2-5
    ○問題点対処
      (1)バックアップ/リストア
         ・テープによるリストア実行時に、テープの長さによってブラウザがタイムアウト
           してしまう問題に対処
      (2)ログ
         ・システムログに fsck 実行を促すメッセージが表示される問題に対処

  2002.11.4 Ver4.2-4
    ○問題点対処
      (1)バックアップ/リストア
         ・Samba を利用したスケジュールバックアップが環境によって正常に動作しない
	   問題に対処

  2002.9.3 Ver4.2-3
    ○問題点対処
      (1)ユーザのメールスプールサイズ制限
         ・ドメイン情報において MAIL(一人分)格納ディスク容量に1023[KB]以下の設定ができない問題に対処
         ・ユーザ情報において ディスク上限(メールスプール用)に1023[KB]以下の設定ができない問題に対処
         ・ドメイン情報において MAIL(一人分)格納ディスク容量の最大値を102400[KB](メールデーモンが処理可能な最大値)に修正
         ・ユーザ情報において ディスク上限(メールスプール用)の最大値を102400[KB](メールデーモンが処理可能な最大値)に修正
      (2)バックアップ/リストア
         ・ローカルディスクの空き容量以上のバックアップができない
	   問題に対処
         ・バックアップファイルのサイズ(圧縮後)が2GBを超える場合の
           問題に対処
    ○機能改善
      (1)パッケージ管理
         ・サポートWEBからのアップデートパッケージ一覧の取得に対応

  2001.12.28 Ver4.2-2
    ○機能改善
      (1)メモリー使用量削減
        下記の処理実行時のメモリー使用量を削減した
          ・「システム > ログ管理 > 表示 > 表示結果」のダウンロード処理
          ・「システム > バックアップ/リストア > リストア > 表示」のダウンロード処理
          ・「サービス > メールサーバ(sendmail) > ドメイン選択 > メーリングリスト 
            > ログ表示 > 表示結果」のダウンロード処理
    ○問題点対処
      (1)ドメイン情報
        ・実ドメイン名変更後、再起動せずにWebMailを使用した場合、変更前のドメイン名
          に再変更できない問題に対処
        ・名前ベースの仮想ドメインでSSLを使用した場合、httpsでWebサーバに正しく接続
          できない問題に対処
      (2)ユーザ情報
        ・ホームディレクトリのindex.htmlを削除、またはrenameした場合、ユーザ情報画面
          のHP欄が消える問題に対処
      (3)ルーティング
        ・ルーティングテーブルの設定(ホストアドレス指定)において、サブネットマスク
          に255.255.255.255以外を指定した場合、設定に失敗する問題に対処
        ・ルーティングテーブルのルート情報が一部削除できない問題に対処
      (4)DNS
        ・DNSのSOA編集画面において、アンダーバーを含むメールアドレスが指定できない
          問題に対処
        ・管理者のメールアドレスに254文字以上を指定した場合、正しく処理できない問題
          に対処
      (5)SNMP
        ・SNMPのコミュニティ一覧にて、デフォルト値が誤って表示される問題に対処
    ○その他
      (1)HELP改善
        ・「システム > バックアップ/リストア > 編集」のWindowsマシン名の説明に注意
          事項を追加
        ・「ドメイン管理者 > Webサーバ」の仮想パス設定の説明に誤りがあったので訂正  
        ・「サービス > ネームサーバ(named) > Zoneファイル編集 > レコード追加」のPTR
          レコードの説明に誤りがあったので訂正  

  2001.09.05 Ver4.2-1
    ○機能強化
      (1) メール転送機能の使用可否指定機能
        ・メール転送機能の使用可否をドメイン単位に指定できる機能を追加
      (2)Loadbalancerヘルスチェック機能対応
        ・ロードバランスクラスタ形態時、実ホスト名・実IP に対してhttpアクセスを
          可能にした ( Loadbalancer のヘルスチェック機能に対応)
      (3)バックアップ/リストア
        ・メールサーバ(mail-httpd)の設定ファイル( /opt/nec/mail/abook.conf )を
          バックアップ/リストア機能の「システム全ファイル(ユーザ環境復旧)」、
          「システム、各種サーバの設定ファイル」の対象ファイルに追加
    ○機能改善
      (1) システム管理者の vacation 機能
        ・システム管理者の vacation 機能を管理者パスワード画面にて設定するように変更
          また、一般ユーザ用画面へのシステム管理者のログインを不可に変更
    ○問題点対処
      (1) ユーザ一括登録のHELPにおいて、パラメータ名「パスワード」のパラメータ形式に
          対する記述が不適切であった問題に対処
    ○その他
      (1) HELP改善
        ・ドメイン名変更時のサービス利用に関する注意点が不足していたので追加
          (メッセージおよびHELP画面の記述を追加)
        ・ドメイン情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加
        ・ユーザ情報において、MAIL(一人分)格納ディスク容量(KB)の最大値の記述を追加

  2001.08.24 Ver4.1-2
    ・ユーザ単位のDISK使用量に無制限が設定できない問題に対処

  2001.08.01 Ver4.1-1
    ○機能追加
      (1) テープバックアップのスケジュール機能
        ・テープバックアップの機能にスケジュール機能を追加
      (2) ホスト名変更機能
        ・ドメイン名を変更可能とした
      (3) バケーションの日本語ヘッダ対応
        ・バケーションの日本語ヘッダに対応
      (4)ディスクのraid情報表示
        ・ロードバランス形態時のディスクのraid情報を追加表示
    ○機能変更
      (1)ドメイン情報
        ・ディスク使用量の指定単位をMBからKBに変更
      (2)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
        ・メーリングリスト名にアンダーバーを指定可能とした
    ○問題点対処
      (1)ログ管理
        ・ログローテートのcronが重複設定される問題に対処
        ・スケジュールバックアップ失敗時のログファイルがローテート/表示されない
          問題に対処
        ・ログ履歴ファイル(ドメイン用でないWebサーバ用のアクセス/エラーログ)の
          全削除が不正になる問題に対処
      (2)バックアップ/リストア
        ・スケジュールバックアップを使用しない場合に、不正な時刻(70分など)が設定
          可能になる問題に対処
        ・/var/backup ディレクトリが存在しない場合にsambaによるリストアができない
          問題に対処
        ・マスタ切り替え後のシステムのバックアップ情報がミラーリングされる問題に
          対処
        ・Sambaのバックアップでファイル転送中断処理が不正となる問題に対処
      (3)パッケージ
        ・パッケージ適用に成功した際も適用失敗と表示する場合がある問題に対処
        ・パッケージアップデートにおいて、旧バージョンがアンインストールされない
          問題に対処
      (4)メールアドレス/メールエイリアス/メーリングリスト
        ・エイリアス名の先頭が"owner-"の場合、重複してエイリアスが登録される問題
          に対処
        ・実ドメインにて登録されたエイリアス名、メーリングリスト名の末尾が
          "_ドメイン名"の場合、仮想ドメインのエイリアス名と重複する問題に対処
        ・エイリアスの先頭が空白、カンマ、改行の場合、エイリアスメンバの先頭に
          カンマが付加される問題に対処
        ・発信者アドレスのエイリアスのスペースチェックが正しく行われない問題に対処
        ・エイリアス名に"_自ドメイン名"を複数設定した場合、最初の"_自ドメイン名"
          以降が正しく表示されない問題に対処
        ・実ドメインにてエイリアス名に0(ゼロ)が設定できない問題に対処
        ・エイリアス名、メーリングリスト名にドットが含まれた場合、重複チェックが
          正しく行われない問題に対処
        ・メーリングリストの登録に失敗した場合、不要なファイルが残る問題に対処
      (5)Webアクセス統計情報
        ・webalizerで編集したWebアクセス統計情報が一部欠落(日単位で欠落)する問題
          に対処
        ・httpsアクセスの統計情報が編集の対象とならない問題に対処
      (6)SNMP
        ・snmpd のログにエラー(bad prefix match parameter "0")が出力される問題に
          対処
      (7)その他
        ・HELP画面の日本語が一部文字化けする問題に対処
        ・文字列フィールドにドットが含まれる場合、重複チェックが正しく行われない
          問題に対処

8.添付ファイル
  ・wbmcap-4.2-8.noarch.rpm

9.商標および著作権
 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社が有しています。

 *その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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